※2019年11月16日更新~実機レビューを追記しました。

こんにちは!Omiです。

VIOFOのドライブレコーダーはハイスペックで価格もお手頃、信頼性も高く、中華ドラレコメーカーの中ではかなりの注目メーカーになってきました。

2年くらい前からこのメーカーの製品は海外サイトなどで高評価を得ていた事は知っていたのですが、WiFi対応モデルが多かった上に日本国内でのWiFi使用に必要な技適認証を得られていなかっ為、あえてレビューは避けて来ました。

同社製品については数か月前にVIOFOさんからレビューの依頼を頂いていたのですが、今回いくつかの2カメラモデルの認証が得られたようですので、随時レビューを行う予定です。

今回ご紹介する「A129 PRO DUO」はその中でも最もハイエンドに位置するモデルで、フロントカメラに800万画素のSONYのIMX317センサー、リアにIMX291の夜間特化型STARVISセンサーを搭載しているのが特徴です。

「A129 PRO DUO」のスペック

「A129 PRO DUO」のスペックは以下の表の通りです。

A129 PRO DUO

■ 楽天市場「A119V3」
■ Yahoo!ショッピング「A119V3」
19.05発売
フロント:3840×2160/30fps
2560×1440/60fps
リア:1920×1080/30fps
録画視野角
フロント:対角130°
リア:対角140°
LED信号対応不明
microSD付属なし
microSD最大256GB
GPSマウント内蔵
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
タイムラプス+衝撃検知
手動起動
専用ケーブルはOP
WiFi対応
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

フロントのIMX317センサーはVANTUREの「X4」に搭載されているものと同様ですが、夜間の明るさは通常クラスでナンバー認識に超特化した特性でした。

ナンバー読み取り能力抜群!VANTRUE リアル4Kドライブレコーダー「X4」のレビュー、評価

リアのIMX291は200万画素ではありますが、STARVIS技術に対応した夜間特化型のセンサーとなっています。

■ SONY防犯カメラ用センサー

一番左の「SNR1s value」と言う項目が最低照度の目安になりますが、モデル的にやや古い為かIMX291はこの表に記載がありません。

SONYのデータシートを見ると0.08lxでカラー映像がしっかり映っており、海外サイトなどでは最低照度0.08lxとして扱っているところも見受けられました。(レンズF値は1.4のもの)

と言う事ですのでリアカメラの暗視能力には期待しても良さそうです。

セット内容とデザイン

VIOFOさんよりサンプルをご提供頂いたのでレビューを追記します。

なお、こちらの動画でも概要をレビューしています。

セット内容については以下の通りとなります。

①フロントカメラ筐体

②リアカメラ

③カメラ接続ケーブル(デジタルminiUSB 6m)

④miniUSB電源ケーブル

⑤PC接続用USBケーブル

⑥2ポートシガーチャージャー

⑦GPSアンテナ内蔵のマウント

⑧カードリーダー

⑨取扱説明書(英語版)日本語版はこちら

⑩その他取付用品

なお、日本語の説明書にはGPSマウントとリアカメラ、ケーブル類がOP扱いになっていますが、日本仕様だとセット内容に含まれます。

以下の偏光フィルターと駐車監視ケーブルは日本でもOP扱いです。

フロント筐体

フロント筐体のデザインはコンパクトな平型タイプで、板型のGPSマウントの脱着が可能です。

液晶は2.0型、5つの操作ボタンにしっかり見易い色で役割が印字されているのは、同社の他のモデルと同様です。

写真では分かりにくいですが、手のひらサイズのコンパクトです。

レンズ部分は上下のみの可動範囲になっています。フロントカメラ同様にマウント部はスライドして脱着可能です。

 

右側面にはminiUSB電源ポートとアナログAV出力端子、リアカメラ端子

左側面にはmicroSDカードスロットが配置されています。

GPSマウントには上部に電源ポートが装備されています。

リアカメラ

リアカメラは一般的な2カメラドライブレコーダーと比べると高さがあるタイプです。こちらもフロントカメラ同様にレンズ部分は上下のみに動きます。

リアカメラの接続ケーブルはフロント側がL字、リア側はストレートですのでリアガラスのてっぺんから少しスペースが必要になります。

ケーブルも太く硬めなので、リア周りの配線処理はちょっと難しい部類に入ります。

ケーブルの長さは6mですので、ミニバンなどでは配線を上から這わせる必要があります。

電源ケーブル

電源ケーブルは2ポートのシガーチャージャーとminiUSBケーブルを組み合わせて接続します。

今回はこちらのOPの駐車監視ケーブルを使用しました。

このケーブルではカットオフ電圧の調整のみ可能です。

フェライトコアが嫌らしい位置についてますが…。

リーフでは問題なくルーフパネルに押し込めました。

インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は10秒と2カメラドライブレコーダーとしてはやや遅めです。

インターフェイスについてはデフォルトが英語設定で、GPS時刻も世界標準時になっていますので、設定から「日本語」、GMT+9を選択します。

インターフェイスはよくある中華ドラレコに近いのですが、メニューツリーは1本化されており、RECボタンで一度録画を解除した後にMENUでツリーを呼び出す事が出来ます。

メニューから抜けた後に自動で録画が開始されたり、録画を手動で停止すると警告音が鳴ったりと中華ドラレコの中では使いやすい部類に入るかと思います。

なお、一定時間で画面がOFFになるスクリーンセイバー機能ですが、最大3分でOFFにする事は出来ません。

WiFiアプリについて

WiFi通信については2.4/5GHz帯の選択式ですが、日本国内での5GHz帯の屋外使用は法令で禁じられていますので、2.4GHz帯を使用します。

 

車内は屋外の扱いだそうです。

■ NECユーザーズマニュアル

駅のホームや自動車や電車など乗り物の中は屋外の扱いとなりますので注意してください。

WiFi機能については一番右のボタン長押しで、アクティブ/OFFの切り替えが可能です。

※アプリはこちらからダウンロード

■ iOS VIOFOアプリ

■ Android VIOFOアプリ

 

なお、WiFi接続を行うと本体側からの操作を一切受け付けなくなり、以下のように画面が真っ暗になります。

アプリの使い勝手に関して某国内の大手メーカー、P社のWiFiモデルとは異なり、ほぼ全ての設定をWiFiアプリから行う事が出来ますので便利ですが、英語表記なので苦手な方もいるかも知れません。

日本で数を売ろうと思った場合、あらゆる人がストレスなく使えるようにする必要があるので日本語訳も作った方が良いでしょう。(ドラレコに詳しくない一般の方には何かの暗号にしか見えない可能性アリ)

アプリの操作感は悪くはないですが、設定メニューを開いている間、「録画開始ボタンを押せ」の警告音が鳴り続けるのはうるさいのが気になりますが(笑)

ライブビューについては初期設定ではフロント大にリア小ですが、メニュー内から以下の4つが選択できます。

①フロント大+リア小

②フロント小+リア大

③フロントのみ

④リアのみ

実際の使用感は以下動画で解説しています。

車内への取付けについて

今回は初期型のリーフに「A129 Pro Duo 」の取り付けを行いました。

ミラー裏に簡単に隠せますが、なるべくレンズが車の真ん中にくるように設置したいところです。

リアカメラの配線は処理していません。

ドライブレコーダーとしての画質について

画質については次の3つの2カメラドライブレコーダーと前後の映像を比較しました。

①コムテック「ZDR026」~前後「2560×1440」STARVIS

②ユピテル「DRY-TW9100d」~前後「1920×1080」リアのみSTARVIS

③ケンウッド「DRV-MR740」~前後「1920×1080」

フロントカメラはOPの偏光フィルターを取り付けた状態です。

比較ポイントは以下の通りです。

①録画視野角

②ナンバー認識精度

③逆光補正能力

④夜間のナンバー認識精度

⑤夜間の明るさ

録画視野角について

フロントカメラの録画視野角はドライブレコーダーとしては概ね標準的な水平107°程度でした。

リアカメラはやや狭めの水平101°程度です。

これら4つのモデルの前後合わせた録画視野角を広い順番に並べると次のようになります。

①ユピテル「DRY-TW9100d」~前:水平117°+後:127°=244°

②コムテック「ZDR026」~前:水平112°+後:112°=224°

③VIOFO 「129 PRO DUO」~前:水平107°+後:101°=208°

④ケンウッド「DRV-MR740」~前:水平100°+後:100°=200°

「129 PRO DUO」は、2カメラドラレコ全体としてはやや狭めの視野角と言えます。

ナンバー読み取り精度について

「129 PRO DUO」の最大のセールスポイントは4K解像度によるフロントカメラのナンバー認識精度になります。

フルハイビジョンのユピテル・ケンウッドのモデルとコムテック「ZDR026」との差よりも、「ZDR026」と「A129 PRO DUO」との差の方が大きく感じます。

リアについては「ZDR026」以外はフルハイビジョンですが、視野角の狭さもあり、「A129 PRO DUO」と「ZDR026」との差はそれほどないように見えます。

逆光補正能力について

この3つのモデルのうち「A129PRO DUO」だけがWDR、その他は全てHDR補正に対応しており、トンネル出口での逆光補正能力にはそれなりの差が出ています。

特にコムテックの「ZDR026」、ケンウッドの「DRV-MR740」の2つは補正重視で暗めの映像特性のモデルですので、ほとんど白飛びが出ていません。

因みに「A129PRO DUO」のみ偏光フィルターを装着していますが、ほぼレンズ位置が同じになるように設置した、隣の「ZDR026」と比べると車内の映り込みが随分軽減されている事が分かります。

リアについてはどれもそれほど白飛びしていませんのであまり気にしなくても良いでしょう。

夜間のナンバー読み取り精度について

夜のヘッドライトが強く反射した状態のナンバープレートの読み取り精度は「ZDR026」が最も高く、次いで「DRV-MR740」、「A129 PRO DUO」「DRY-TW9100d」は読み取り不可となっています。

※2カメラドラレコでは「ZDR026」と同水準以上のモデルは「ZDR-015」しかない

リアカメラにいては後続車のヘッドライトが点灯した状態でも若干絞りが効いている為か、最も読み取り精度が高くなっています。

夜間の明るさについて

夜の明るさについては市街地ではフロントは「A129 PRO DUO」「DRY-TW9100d」が非常に明るく、「ZDR026」「DRV-MR740」は暗めです。

リアについてはそれほど大きな差は出ていません。

街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時には「A129 PRO DUO」「DRY-TW9100d」が非常に明るく、「ZDR026」「DRV-MR740」は暗めで、特にヘッドライトの端っこ辺りが見えにくくなっています。

リアについては街灯が20mくらいの位置に1本でもある場所であれば「A129 PRO DUO」が最も明るく映っています。

暗視能力については「DRY-TW9100d」が最も高めで、他はほとんどありません。

【フロント】

【リア】

「A129 PRO DUO」が最も力を発揮するのは20~30m以内に街灯が存在するような薄明かりの状況と言えるでしょう。

西日本LED信号の見え方について

現状のファームウェアでは30fps出力となっていますので西日本エリアではLED信号が同期する可能性あります。

※別モデルの「A119V3」では先行して27.5fps化のファームウェアが実装されていますので、おそらく今後対応すると思われる

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ

駐車監視について

駐車監視については専用ケーブルを使用する事で、エンジンに連動して以下のモードを起動させる事が出来ます。

 

①動体検知+衝撃検知

②タイムラプス(1/3/5/10fps)+衝撃検知

③低ビットレートの常時録画+衝撃検知

※衝撃感度は走行時とは別に設定が可能

中国メーカーとしては最も使い勝手が良い部類に入りますね。フロントが4Kですのでナンバー認識精度はかなり強力なものとなるでしょう。

 

なお、「駐車監視モード」として扱われているこれらのモードは、専用ケーブルを使用してエンジンのON/OFFに連動させる事が出来ますが、専用ケーブルを使用しなくても「動体検知」「タイムラプス」「低ビットレート録画」は手動で起動させる事が出来ます。

少しややこしいですが手動駐車監視については、メニューのトップツリー直下の「動体検知」が動体検知モード、「インターバル録画」がタイムラプスモード、「ビットレート」が「低ビットレート録画」となります。

外部電源を使用した駐車監視について

ドラレコ用の外部バッテリー「UPS400」を使用しての駐車監視については、10fpsのタイムラプス+衝撃検知で5.5時間の録画が可能でした。

その他の外部バッテリーでの駆動時間の予測は以下の通りです。(駆動の可否のみ確認)

型番UPS300/UPS400UPS500EN6000EN12000
容量28.8Wh115.4Wh76Wh153Wh
駆動時間5.5時間22時間13.8時間27.6時間
満充電180分240分50分100分

動画ファイルの再生方法について

動画の再生については以下の4つの方法をテストしました。

①スマホアプリでの再生

②ドラレコ本体での再生

③PC専用ビュワーでの再生

④PC汎用ビュワーでの再生

スマホアプリでの再生について

スマホアプリでの再生についてはストリーミングとスマホのアプリ内、またはアルバムにダウンロードしてから再生する方法があります。

フロントカメラは4Kですので普通のドラレコと比べると非常にデータサイズが大きくなります。

1分当たり430MB程度のファイルの大きさですが、ストリーミング再生を行うと4秒再生されて6秒ダウンロードのような動きになり、完全ダウンロードを行った場合にはダウンロードに1分30秒くらい掛かります。

因みにフルハイビジョンでもこれくらいのダウンロード時間のものもありますので、4Kでこのダウンロード速度は悪くないと思います。

※実際の再生の様子は動画で解説しています。

ドラレコ液晶での再生について

ドラレコ本体での動画の再生は、液晶サイズが2.0型で液晶部分がフロントガラスの角度とほぼ平行になる為、スタンダードの箱型ドラレコと比べると画面がやや見にくくなります。

PC専用ビュワーでの再生について

PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード出来ました。

■ A129ビュワー

このビュワーは専用ソフトではないようで、課金モードと無料モードがあり、無料モードでは一度に読み込めるファイル数が2つまでに制限されています。

英語版なのでハッキリ言って扱いにくいのですが、機能的には非常に充実してたりします。

①前後同期再生

②映像の拡大縮小

③地図への走行軌跡の表示

④速度の表示

⑤方位計の表示

⑥Gセンサーグラフの表示

⑦1/32~5倍速の間での再生速度調整

⑧明るさの調整

※実際の再生の様子は動画で解説しています。

PC汎用ビュワーでの再生について

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

microSDでの録画時間について

「A129 Pro」は画質を落とさないで保存する4Kモデルですので、データサイズもかなり大きめです。(ビットレートは下げられますが画質も落ちます)

①常時録画~1分当たりフロント431MB+リア115MB=546MB、一時間当たり32.8GB

②タイムラプス10fps~常時録画の1/3で1分当たり182MB、一時間当たり11GB

microSDカードは4K対応のU3クラスを使用した方が良いでしょう。

以下のカードは問題なく使用が可能でした。

■ サムスン256GB U3

■ 上海問屋256GB U3

 地デジへのノイズの影響について

地デジへのノイズの影響については、似たようなminiUSBのカメラ接続ケーブルを使用したパパゴ「S36GS1」「M790」辺りと全く同様で以下のような結果となりました。

①初期型リーフ+純正EVナビ~フルセグ全く映らず

②ランエボ10+2015彩速ナビ~フルセグ映るが場所によってはアンテナ1本減

③30系アルファード+2016サイバーナビ~フルセグ映るが場所によってはアンテナ1本減

リーフに関してはドラレコのノイズで地デジが映らなくなり易いのですが、2カメラモデルでもコムテック・ユピテル・ケンウッド・セルスター・韓国系メーカーの製品では影響は見られません。

※中国系のデジタル接続2カメラはかなりの確率でフルセグが映らなくなります。

「A129 PRO DUO」の総評

「A129 PRO DUO」の各比較項目をまとめると以下の通りとなります。(5段階評価)

①録画視野角:2カメラモデルとしてはやや狭めの水平107°+101°~★★

②ナンバー認識精度:フロントは最高、リアは非常に高い~★★★★★

③逆光補正:逆光補正能力は低い~

④夜間のナンバー認識精度:フロントは白飛びするが、リアは非常に高い~★★☆

⑤夜間の明るさ~街灯が20m程度の範囲にある場所までなら最も明るい部類だが、真っ暗に近い状態での暗視能力はそれほど高くない~★★★★

全体としては4Kモデルだけあってナンバー認識精度は非常に高く、煽り運転に遭った場合や駐車監視の際のナンバー認識精度は、前後の総合力で考えると現行機ではNo.1ではないかと考えられます。

特に駐車監視については、フレームレートが(1/3/5/10fps)と細かく刻まれているのでmicroSDカードの容量に合わせて調整出来ますし、非常に良いと感じました。

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■ 楽天市場「VIOFO駐車監視ケーブル」

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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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