※2018年6月19日更新~実機を購入しましたので、テストを開始しました。

先日、4Kの解像度でSTARVIS対応のクラウドモデル、「DR900S」についてご紹介しましたが、現在日本向けにローカライズされている BLACKVUEのクラウド対応モデルには「DR750S」という型番の製品があります。

「DR750S」はスタンダードなフルハイビジョンの解像度ではあるものの、STARVIS対応で2カメラセットモデルも存在しています。

個人的には超絶ハイエンドモデルの「DR900S」に強い興味を抱いているのですが、日本向けのローカライズが施された日本版モデルの販売までには半年以上は掛かると思いますし、4Kの解像度が実用レベルで必要かどうかという問題もあり、コストを考えると「DR750S」の方がおすすめし易いモデルである事は確かです。

という訳で、5~6月中にテストを行う予定ですが、テスト前にざっと「DR750S」のスペックや機能についてまとめておきます。

■ BLACKVUE公式サイト

BLACKVUE「DR750S」のスペック

「DR750S」には1CH、2CHモデルがあり、スペックは以下の通りとなります。

BLACKVUE
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
DR750S-1CH
DR750S-2CH
18.0?発売
参考価格 18.05.21
35,640円54,000円
amazon
楽天市場
Yahoo!
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楽天市場
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Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080/58fps
フロント:1920×1080/58fps
リア:1920×1080/29fps
LED信号対応
視野角:水平116°(レンズ)視野角:フロント 水平116°(レンズ)
リア:不明 水平116°(レンズ)
付属16GB付属32GB(経由する代理店により16GBの場合もあり)
最大128GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS内蔵
WiFi+クラウド
安全運転支援
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動起動?
専用ケーブルバッテリー
B-112
B-124
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

※フレームレートはグローバルモデルが60/30fpsですが、日本版は58/29fpsとなっています。

■ INBYTE 製品紹介ページ

BLACKVUEの公式サイトでは、フロント・リアともにSTARVIS対応との記述が見られますので、この手の2CHドラレコとしては最高の夜間認識能力を誇ると考えられます。

 

フロント・リアともに水平116°のレンズ視野角との表記がある為、おそらく2カメラドラレコとしては録画視野角もそこそこ広いものとなるでしょう。

クラウドサービスで出来る事

「DR750S」はスマホのテザリングや、モバイルルーター、家庭内WiFiなどを使用してクラウドサーバーとの接続が可能です。(simは搭載しない)

INBYTENの日本版モデルの製品紹介ページには以下の記述が見られます。

ライブビュー機能~ドラレコのリアルタイム映像を遠隔地から視聴(スマホとパソコンで可能ですが、パソコンの場合には有料プラン加入が前提)

  • 双方向の音声通話機能~ドライブレコーダーのマイクを通してスマホと音声通話
  • 緊急アラーム~事前に設定した衝撃感度を超えると、スマホにアラームを通知
  • 動画のクラウドへのバックアップ~手動でクラウドサーバーに動画をバックアップ
  • スマホで車の位置確認~リアルタイムの車の走行位置や経路をスマホで閲覧
  • 動画のリモート再生~遠隔地からドラレコのmicroSDカードの動画を再生

趣味的な利用では面白そうな機能が多いですが、最も実用性の面で注目しているのが「緊急アラーム」機能です。

おそらく、駐車監視時に一定以上の衝撃を検知するとスマホアプリでアラームが鳴る仕様かと思います。

※アラーム受信の時点で遠隔地からライブビューに切り替える事が出来るかどうかは未確認です。

アラーム発動の感度次第では当て逃げだけでなくイタズラや車上荒らし、車両盗難に対する防衛効果も高くなりそうです。

なお、ライブビューの視聴時間やクラウドサーバーへのデータ保存の容量上限んついては、プランごとに異なり、無料アカウントでは趣味的な用途は限られます。

駐車監視は専用バッテリーを使用する

駐車監視についてはスタンダードな3芯ケーブルではなく、専用のバッテリー「B-112」「B-124」を使用して運用する事になりますが、日本の通販サイトでは正規代理店経由のものが少なく、並行輸入品が多くなっています。

価格的には12.8V/6,000mAh/76.8Whである「B-124」が330$程度、12.8V/3,000mAh/38.4Whである「B-112」が159$ですが、日本ではこの価格では手に入りません。

「B-112」と「B-124」のセット内容もイマイチ不明ですが、通常のドラレコの電力量は2~3Wh程度ですので、「B-112」では12時間の駆動、「B-124」では24時間の駆動が可能との事です。

また、仕様上の充電時間は「B-112」が最大9Aまでの入力で1時間、「B-124」も最大9Aまでの入力で40分となっています。

急速充電には付属のヒューズ付ケーブルを使用し、シガープラグからの充電だと5Aまでとなります。

結構大きい電流が流れるので、他の電装品で電流を流さないヒューズを選ぶ必要がありそうです。

 

何れにしてもBLACKVUEは日本のメーカーがやらないところを積極的に仕掛けていますので、数は売れないにしても話題性の高いメーカーかと思いますね。

セット内容とデザイン

セット内容は①フロントカメラ、②リアカメラ、③前後接続の同軸ケーブル、④シガーケーブル、⑤microSDカード(今回は32GB)、⑥内張剥がし、⑦配線止め、⑧USBカードリーダー、⑨両面テープとなります。

デザイン的にはスタンダードな円筒タイプですが、質感的にはなかなか高級感のある印象です。

フロントカメラの側面にはDC電源ポート、WiFi/フォーマットボタン、カメラ連結ポート、microSDスロットが装備されています。

WiFi接続からクラウド接続までのざっくりとした流れ

接続関係の流れは、通常のWiFi対応のIPカメラとほぼ同様ですが、おそらく初めての方には分かりにくいと思いますので軽く仕組みと手順を説明しておきます。

「DR750S」のWiFi接続は、他のドライブレコーダーと同様に、ドライブレコーダーが親機・スマホが子機の扱いとなる1対1の通信を行います。

従ってWiFi接続中にはスマホはネットには繋がりません。

一方でクラウド接続中のデータの流れは以下の図のようになります。

ドラレコのアクセスポイントには、家庭内で使用する無線LANルーターや中継器、モバイルルーター、テザリング可能なスマホなどが設定出来ます。

 

ざっくりとした流れとしては、最初に①WiFi接続を行ってドラレコにクラウド接続時のアクセスポイントを設定、以後は起動時に自動でアクセスポイントに接続される為(近くにあれば)、クラウド経由での動画ファイルやリアルタイム視聴が可能になります。

WiFi接続の手順

WiFi接続前に専用のアプリをインストールします。説明書にQRコードもありますが、「BlackVue」でアプリ検索を掛けるとすぐに見つかりました。

以下のリンクからもインストール出来ると思います。

■ iOS用「BlackVue」アプリ

■ Android用「BlackVue」アプリ

 

WiFi接続にはパスワードの入力が必要となりますが、パスワードはフロントカメラのマウントを外さないと見えない位置にシールが貼られていますので、電源を入れる前にマウントを外します。(ケーブル類は抜かないと外れません)

電源を入れると自動的にWiFi接続ポートが解放されますので、スマホのWiFiをオンにして「DR750S」に接続し、パスワードを入力します。(初回は自動でmicroSDカードのフォーマットが開始されるかと思います)

 

WiFiが接続された状態でアプリを起動すると以下のメニューが表示されますので、「BlackVue WI-FI」をタップします。

WiFiメニューの操作方法は以下の通りです。

クラウド接続の手順

クラウド接続を行うにはWiFi接続状態で、「DR750S」の設定画面からアクセスポイントを登録する必要があります。

先程の画面の右上の歯車をタップし、アクセスポイントを設定します。(最大3つまで可能)

クラウドサービスの有効化は最初からオンだったかどうかは忘れましたが、とにかくオンにします。

設定画面を抜けると、おそらく自動で再起動が掛かったかと思いますので、パスワードが間違っていなければ起動時に「DR750S」がアクセスポイントに自動で接続するかと思います。

 

ただし、この状態ではスマホなどの遠隔操作デバイスの方がクラウド閲覧に対応していませんので、アカウントの作成とカメラの登録を行う必要があります。

アカウント作成

一旦、スマホと「DR750S」のWiFi接続を解除し、スマホをネットに接続した状態でアプリ初期画面で左上のメニューをタップします。

「アカウントの作成」をタップします。

メールアドレスと任意のパスワードを入力し、次に進みます。

認証メールが登録メールアドレスに送られてきますので、認証用のリンクをタップします。

以下のページが表示されれば、アカウント登録は完了です。

カメラの登録

カメラを登録しないと接続が出来ませんので、カメラを登録します。

スマホがネットに接続された状態でアプリメニューから「BLACK VUE CLOUD」をタップします。

右上の「ログイン」をタップし、先程登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

余談ですが、ログインしなくても世界中のBLACK VUEのドライブレコーダーでクラウド接続されているものの分布を見る事が出来ますので、なかなか面白いです。

どうもニッチなところを狙った製品なので、韓国ではあまり人気がなく、グローバル市場で成功しているビジネスモデルのようですね。(色々優秀なメーカーだと思います)

こう言った分野では開発コストなどの問題から、グローバル展開しないと採算が合わなそうですし、日本のメーカーにはちょっと無理なのかな?と言う気がしますね。(色々ガラパゴスな事が多いですし、ITの分野では世界的に物凄く遅れており、その差は増々開いています)

 

本題に戻りますが、ログインするとカメラリストが表示されますので、カメラを登録します。

「Cloud code」を入力しても構いませんが、本体にQRコードが貼られていますので、そちらから登録するのが簡単です。

クラウド経由でのカメラの操作

おそらく、カメラの登録が完了した段階でクラウド経由でのカメラとの接続が可能になるかと記憶していますが、接続に成功するとカメラ番号が表示されます。

青い車のアイコンをタップすると、カメラとの接続が開始されます。本体の録画ファイルの一覧を見るには以下の▼をタップします。

 

動画のサムネイルをタップすると、ストリーミング再生が始まりますが、画質を落として読み込み速度を上げる設定も選択する事が可能です。

オリジナルファイルの場合には、読み込みにかなり時間が掛かり、家庭内の無線LANルーター経由でも1分の動画のストリーミングに2~3分掛かりました。

※クイックだと20秒くらいかと思いますので、動画の再生が止まる事はありません。

おそらく「DR750S」側のアップロード速度がボトルネックになっていると思いますが、モバイルルーターや低速のsimなどを使用した場合には更に遅くなる可能性はありますね。(最新のスマホでテザリングアップロードするなら、「DR750S」側の通信速度がボトルネックになると思います)

ライブビュー動画の視聴と公開設定

ライブビュー動画に関しては以下のカメラのアイコンから視聴が可能です。

ライビューを視聴すると、カメラの方にはライブ送信が開始された旨のアナウンスが流れ、リアルタイムの動画と音声を視聴する事が可能になります。

 

この画面で下のアイコンから前後カメラ切り替え、横向き画像、衛星写真への切り替えも出来ます。

音声の送受信に関しては双方向同時ではなく、トランシーバーのように「聴くだけ」と「話すだけ」になり、ライブビュー視聴の際には音声の受信も可能ですが、以下のマイクボタンをタップして入力状態の時には音声は聞こえません。(数秒で入力状態は解除されます)

※まだ使い込んでないのですが、音声の送信がどうも気まぐれの時があるような?

 

また、ライブビュー動画に関しては、他のアカウント保持者に公開/非公開の設定があります。

デフォルトは非公開設定ですが、カメラの一覧から右側のメニューから「カメラの設定」→「プライバシー設定」を行う事で、第三者がライブビュー動画を閲覧する事が可能になります。

 

なお、非公開設定にしていてもカメラの位置や走行・駐車の状態については公開されている模様です。

動画の公開設定の車が緑色、非公開の車は黄色で表示されているようですね。

なお、製品を購入していなくてもアプリをインストールしてアカウントを作成すれば、公開されている車のライブビューは視聴可能なようです。興味がある方は試してみては如何でしょうか?

■ iOS用「BlackVue」アプリ

■ Android用「BlackVue」アプリ

 

プライバシーの問題もありそうなので、GPSデータも非表示にする設定もあっても良さそうですが、今のところクラウド接続をオフにするしかないのかな?と言う気がします。

まあ、監視されているのが分かっていてイタズラしようと言う物好きはあまりいないかも知れませんが…。

因みに以下はイギリスで公開設定している車のライブビュー動画です。

映像だけで流石に音声は共有されないようですね。(笑)

なお、音声に関しても特定のユーザー間で登録を行えば共有できるようです。

カメラ本体の各種設定項目

カメラの設定に関してはWiFi経由、クラウド経由でのどちらからでも可能です。

WiFi経由であれば、以下の右側の「歯車のアイコン」→「ファームウェアの設定」を押します。

クラウド経由からだとカメラアイコンの横のメニューから、「カメラの設定」→「ファームウェアの設定」に進みます。

すると以下のようなメニュー一覧が表示されます。

基本設定

基本設定で変更可能な項目は、以下の通りです。

①時間設定~日時の設定については、最初にタイムゾーンをGMT(世界標準時)+9:00に手動で設定します。

②ビデオ設定~録画の画質・解像度・明るさ(前後個別)・ナイトビジョンのオン/オフ

解像度については以下の5通りから選択が可能です。(Extreme)が最高画質だと思います。

③録画設定~以下の通りの設定項目です。(見ればわかるレベルかと)

感度設定

感度設定については①走行中の衝撃、②駐車監視中の衝撃、③動体検知の3つの感度の変更が可能です。

衝撃感度は前後・左右・上下の3軸で10段階、動体検知は5段階となります。

システム設定

システム設定では以下の項目が変更可能です。

①LEDの点灯状態~ロックが掛かっていて、録画状態のみの点灯から変更出来ませんでした。

②近接センサー~謎の機能です。

③音声ガイド~各種音声案内のオンオフの設定が可能です。

設定項目は、電源オン・通常録画開始・イベント録画開始・録画モード変更・電源オフ・速度アラート・クラウド関連・駐車モード中のイベント録画告知の8種類となります。

④音量~音声ガイドの音量かと思います。(最大でもやや小さいと感じる)

⑤予定した再起動~連続駐車監視の際の本体保護の為の再起動かと思います。0~24時間で設定。

⑥速度アラート設定~うっかりスピード違反防止の為の警報の発生速度。0~300kmで設定。

Wi-Fi設定

WiFi設定についてはSSID以外の項目がロックが掛かって変更できませんでした。

なお、デフォルトで自動起動がオフ、自動解除がオンになっていますが、使用している限りは全く逆の動作で自動起動がオン、自動解除がオフになっているような気がします…。

電源オンで勝手に待機状態になっている感じですし、自動で接続が切れたりはしません、今のところ。

CLOUD設定

クラウド設定ではクラウド機能のオン/オフと、スマホへの各種通知のオン/オフの設定が可能です。

 

通知の設定が可能な項目は、マニュアル録画・動体検知(駐車モード)・イベント録画(駐車モード)・イベント録画(通常モード)・速度超過(通常モード)・駐車モードの出入り・高温警告となります。

 

今のところ、屋内でのテストしか実施していませんので車載での使用感や画質に関しての所感は後日追記を行います。

(編集長 Omi)

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