※2018年11月18日更新~現状に合わせて内容を見直しました。

ケンウッドは他の大手カーナビメーカーに比べるとドライブレコーダー市場への参入が最も早く、2014年後半からスタンダードモデルを当時としてはかなり低価格で大量投入していました。

そのお陰で2014~2015年にかけてのドライブレコーダー市場拡大の最大の立役者となり、2016年半ばまでは先行者利益を最大限に享受し、人気モデルの上位を独占していたメーカーです。

従来まで市場のトップシェアを誇っていたユピテルやコムテックなどの小型カーエレクトロニクスメーカーはケンウッドの市場参入の影響で一時的にかなりのシェアを落としたと見受けられます。

2017年以降は横綱相撲のケンウッドに対して、各社ともにユーザのニーズを細分化して新たに開発したモデルが人気となり、ケンウッドが2016年3月のハイエンドモデル・9月のスタンダードモデル以降に新たなモデルを発表していなかった事も影響し、市場のシェアは3番手くらいに落ちて来たかな?と言う印象を受けています。

ドラレコがメジャーになりつつあった2014~2015年頃には、競合も少ない中でスタンダードなバランス型のモデルをそのブランド力を活かして大量販売していましたが、コムテックやユピテルが細かいユーザーのニーズに合わせたモデルを多品種展開する流れの中で、2016年以降は業界3~4番手の位置に甘んじている状況かと思います。

ケンウッドドライブレコーダー2018年時点の現行モデル

2018年時点でのケンウッドのドライブレコーダーの現行品は、①フルハイビジョンのエントリー~スタンダードグレード、②高解像度のハイエンドグレード、③前後2カメラモデル、④カーナビ連動モデルの4つのカテゴリーに分類されます。

ここでは各カテゴリーごとにその特徴をご説明します。

フルハイビジョンのエントリー~スタンダードドライブレコーダー

フルハイビジョンの出力解像度のエントリー~スタンダードグレードに当たるのが、以下の「DRV-230/320/325」の3つのモデルです。

DRV-230DRV-320DRV-325
18.02発売16.09発売16.09発売
1920×1080/27.5fps
録画視野角 水平100°
HDR
microSD付属16GB付属8GB付属32GB
microSD最大32GB
GPS非対応GPS内蔵
駐車監視機能
衝撃検知+動体検知
自動起動
内蔵バッテリー25分
専用ケーブル
CA-DR150
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

これらの3モデルの違いは以下の通りです。

・「DRV-230」~GPS非対応・16GBのmicroSDカードが付属

・「DRV-320」~GPS内蔵・8GBのmicroSDカードが付属

・「DRV-325」~GPS内蔵・32GBのmicroSDカードが付属

 

このグレードは2016年9月にGPS内蔵モデルの「DRV-320/325」が発売され、2018年2月にGPS非対応の廉価モデル「DRV-230」が追加されています。

別売の専用ケーブルや内蔵バッテリーを使用する事で短時間~長時間の動体検知+衝撃検知による駐車監視に対応し、2016年9月時点ではまずまずスタンダードなスペックでした。

ただし、この系統のモデルは最近の同価格帯のモデルと比較した結果、録画視野角が水平100°と狭く、ナンバー認識精度も現時点ではイマイチ、夜間の明るさもイマイチ、とあまり良いところがありません。

以下、1万円程度のコスパの高いドラレコ8モデルの画質をガチで比較した記事です。

■ 1万円程度のコスパが高いドライブレコーダー おすすめ8選

 

従ってスペックや仕様面ではあまりおすすめ出来ませんが、ブランドにこだわり、ケンウッドのドラレコを安価で購入したいと考えている方のみにおすすめのモデルとなります。

ケンウッド エントリークラスドライブレコーダー「DRV-230/320/325」のレビュー・評価

高解像度のハイエンドドライブレコーダー

ケンウッドドライブレコーダーのハイエンドクラスは以下の3モデルとなっています。

DRV-630DRV-W630DRV-830
17.10発売
2560×1440/27fps/HDR
LED信号対応
水平102°水平132°
microSD付属16GBmicroSD付属16GB
microSD最大32GBmicroSD最大128GB
GPS内蔵
-WiFi-
安全運転支援機能
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知衝撃検知
自動起動
専用ケーブル
CA-DR150
専用ケーブル
CAD-DR100
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「DRV-630」「DRV-W630」

「DRV-630」「DRV-W630」は同一の筐体を使用したWiFi通信機能の有無で差別化されたグレードで、「2560×1440」の超高解像度の録画に対応している点が最大のポイントです。

駐車監視の機能面やインターフェイスの部分ではほぼ下位グレードの「DRV-230/320/325」と同様ですが、内蔵バッテリーについては設定の保持用に搭載されているものとなりますので、駐車監視には別売の専用ケーブルが必須となっています。

比較的バランスの取れた構成ではありますが、録画視野角がこのグレードとしては水平105°と狭く、事故の際の幅広い状況証拠の把握は苦手としています。

なお、更に上位のモデルである「DRV-830」は録画視野角は広いものの、駐車監視の録画方式が衝撃検知のみで、衝突前の録画はされませんので、ケンウッドのブランドにこだわりがあり、長時間の駐車監視をしたい方におすすめのモデルとなります。

ケンウッド 「2560×1440」の超高解像度ドライブレコーダー「DRV-630」「DRV-W630」発表

ケンウッドのブランドにこだわりがなく、駐車監視を優先で考えるなら他社のモデルを選んだ方が良いと思います。

■ 駐車監視に特化したおすすめドライブレコーダー

「DRV-830」

前述のようにケンウッドのドライブレコーダーは、他社の同クラスのモデルとガチで画質や機能を比較すると厳しいモデルが多いですが、「DRV-830」だけは非常に良い線を行っていると感じるモデルです。

録画解像度は「2560×1440」で録画視野角は水平132°、HDR補正と夜間もヘッドライトが当たらない部分が比較的明るく映る様なコントラスト調整が図られており、走行中の状況証拠は抜群の高さを誇るドライブレコーダーのうちの一つです。

反面、録画視野角の広さ、コントラストが弱めでHDR補正によるデメリットなどもあり、ナンバーがややぼやけて映る特徴があり、駐車監視についても衝撃後からの録画になりますので、ガチで駐車監視を行う方向けではありません。

なお、当機はインターフェイスも機械音痴の方向けに分かり易い作りとなっていますので、年配の方でも比較的操作が容易である点もポイントです。

ケンウッド 水平視野角132°の超広角ドライブレコーダー「DRV-830」のレビュー、評価

前後2カメラドライブレコーダー

2017年末から2018年に掛けては、前後2カメラタイプのドライブレコーダーが人気となっていますが、ケンウッドからは2018年10月に以下の2つのモデルが発売されています。

DRV-MR740DRV-MP740
18.10発売
フロント:1920×1080/27.5fps
リア:1920×1080/27.5fps
LED信号対応
フロント録画視野角:水平100°
リア録画視野角:水平100°
HDR
付属16GB
最大32GB
GPS内蔵
安全運転支援
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動起動
専用ケーブル
CA-DR150
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「DRV-MR740」はサブカメラをリアガラスに設置する後方車外撮影モデル、「DRV-MP740」については赤外線ライトを搭載した車内撮影用カメラが付属するモデルで、特別な事情がなければ個人向けとしては後方撮影用の「DRV-MR740」がおすすめとなります。

「DRV-MR740」の2カメラモデルとしての特徴は、録画視野角が前後ともに水平100°と狭い事もあり、ナンバー認識精度に関しては他社のモデルと比べても高めです。

ただし、最近の2カメラドライブレコーダーの中では夜間の明るさも録画視野角もイマイチで、走行中の幅広い状況証拠を記録するには不向きです。

また、駐車監視については動体検知+衝撃検知による録画に対応していますが、運用の利便性は洗練された他社モデルに劣りますので、やはりケンウッドのブランドにこだわりがある方向けのモデルと言えるでしょう。

ケンウッド2カメラドライブレコーダー「DRV-MR740」「DRV-MP740」のレビュー、評価

カーナビ連動ドライブレコーダー

最後はケンウッドの彩速ナビ連動型のドライブレコーダーです。

以下の2モデルはフロント用が「DRV-N530」、リア用が「DRV-R530」となっており、2台のドライブレコーダーの管理がカーナビから可能となります。

DRV-N530DRV-R530
17.10発売?
2304×1296/27fps/HDR
LED信号対応
水平117°
microSD付属8GB
microSD最大32GB
GPSはカーナビ吸出し
安全運転支援機能
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

カーナビ連動モデルは取り付けにはカーナビの脱着が必要ですし、競合するのは他社のカーナビ連動モデルとなろうかと思います。

この2モデルは「DRV-N530」フロント、「DRV-R530」リアのそれぞれ専用モデルとなっていますが、解像度・視野角などの基本性能では比較的良い線を行っており、無難な選択であろうかと思います。

ただし、それ以上の先進機能があるかと聞かれると微妙かな?とも…なにせセールスポイントの一つが安全運転支援機能なのですが精度が未知数なものですから、下手をするとうるさいだけの無意味な機能になる可能性があります。

■ ドライブレコーダーの安全運転支援機能の比較

そう言った点を勘案すると、同じカーナビ連動モデルのイクリプスのセットはバックカメラの映像入力方式ですので確実に実用的なポイントが付加されていると言えそうです。

■ カーナビと連動するドライブレコーダー

ケンウッド カーナビ連動 前後ドライブレコーダー「DRV-N530」「DRV-R530」発表

ケンウッドのドライブレコーダーのまとめ

一時期は一世を風靡した感があるケンウッドのドライブレコーダーですが、その後の市場の成熟でユーザのニーズが多様化し、それに合わせて様々なモデルを開発してきた他のメーカーのモデルが細かい需要を拾っている為、従来のように横綱相撲という訳にはいかないようです。

ケンウッドのブランドにこだわりがある場合や、カーナビを軸として考えるのであれば、連動モデルなどを検討しても良いよ思いますが、「DRV-830」以外の各モデルについては、他社の同クラス・カテゴリーのモデルと比べると、ユーザビリティや性能面でイマイチかな?と感じる部分が多々あります。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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