ドライブレコーダーを選ぶ上で日本製にこだわっている方もいらっしゃると思います。

私自身は業界の裏側をそこそこ知っている為、日本製であることにさしたる魅力は感じていません。

今の中国工場は品質的には随分良くなっている

そもそも、キャノンやニコンなどの大手カメラメーカーの工場も中国やタイなどにかなり前から移動が始まっており、最近ではその流れが一巡し、中国の工場の精度や人件費が高くなった事やデジカメ全体の市場規模が縮小した事で中国からの撤退が始まっています。

日本工場への回帰という流れもありますが、これは中国の工場の品質の問題ではなく、コストが合わなくなってしまった為で、新しく作られる日本の工場は精度と言うよりも自動化に主眼を置いた高効率という点で差別化されているようです。

日本や欧米などのメーカーが中国工場から撤退した為に、空いた工場ではそれらのメーカーの技術を残したまま自社ブランドのドライブレコーダーなどが生産されていたり、日本の大手メーカーのドライブレコーダーを生産しているところもあります。

ドライブレコーダーはパソコンなどの電子機器と同様に、基盤(マザーボード)の上にCPU(演算装置)、メモリ(一時的にデータを保存する装置)、イメージセンサー(映像を取り込む装置)、レンズなどが組み合わさって作られています。

もっと詳しく知りたい人は以下の記事を参照してください。

■ ドライブレコーダーの仕組みと画素数、解像度のお話

工場でやる事はパーツの組み付け

先ほど説明したマザーボードやCPUなどの組み合わせはチップセットなどど呼ばれていますが、これらはさほど多くのメーカーがある訳ではなく、イメージセンサー、レンズなども同様です。

従ってある程度のカスタマイズは行いますが、使用されている核となるパーツは一から作り込む訳ではなく、市場で出回っているものを組み合わせてドライブレコーダーを作ります。

工場にこれらのパーツが集まって組み付けを行う訳ですね。

そこにははんだ付けやネジ締めなどの作業が発生しますし、ズレてしまうと画質に影響が出る事もありますので、工場の管理精度や工員さんの熟練度はもちろんドライブレコーダーの品質に大きな影響を及ぼすものではあります。

ただし、中国の工場の中でも日本や欧米のメーカーの製品を作り続けてきたところもありますし、そのような工場は既に高品質な物作りの仕組みが出来上がっています。

従って中国の工場で作られたドライブレコーダーの品質が、日本製のものよりも100%劣るとは言えません。

とは言え、工員さんに支払う給料が安かったり管理・教育制度が確立していない事で工員さんの練度が低い工場も中にはあります。

そういう工場にオーダーを入れると安くはなりますが、品質が安定せずに不良品の発生率が上がる事もありますので、日本と中国の工場の品質の平均値を考えると当然日本製である事の安心感はありますね。

日本製のドライブレコーダーはセルスターのみか?

コムテックとセルスターは安心の日本製であることを製品に謳っていますが、それ以外の大手メジャーどころは基本は中国製です。

※最近はコムテックも韓国製などのモデルも出てきているようです。

ケンウッドやパイオニア、ユピテルも以下の通りです。

ドライブレコーダは中国製・韓国製・台湾製が多く、中国だからダメと言う図式は成り立ちませんが(ドライブレコーダーだけでなく、エレクトロニクス関係の組み立て工場はあまり日本に残っていない)、日本製の安心感を信じる気持ちも分かりますのでここでは日本製のコムテック・セルスター中から2カメラモデルを紹介します。

※ユピテルは2カメラではありませんが「DRY-ST6000d」など単品によっては国内で生産しているものもあります。

■ ユピテル「DRY-ST6000d」のレビュー、評価

その他のメーカーで「これは日本製と書いてあるよ」と言うものがあればご指摘頂けると幸いです。

コムテック2カメラモデル「HDR-951GW」

コムテックの「HDR-951GW」は2018年4月に発売されたリアカメラがセパレートタイプの2カメラドライブレコーダーです。

 

リアカメラのに関してはフロントガラスに内向きに設置する前提のようで、どうも車内撮影の用途を重視しているような記述が見られます。

HDR系なので他の同系列のモデルと同じような強烈な逆光補正と夜間の明るさがあればなかなか実用性は高いと思いますが、今のところその実力は未知数です。

■ コムテックドライブレコーダー2018年モデル第二弾「HDR-951GW」発表

セルスター2カメラモデル「CDS-690FHR」

セルスターのCSD-690FHRは最近発表されたばかりの1台のドライブレコーダーの前後に各1つずつのカメラが付いたモデルです。

 

CMOSイメージセンサーにSONYの裏面照射型「Exmor R」を搭載した高画質であろうモデルで、リア用のカメラ用に赤外線を照射し、夜間でも暗い車内を鮮明に撮影する事が可能です。

リアカメラによる車外や後方の認識精度は今のところ未知数で、駐車監視の解像度も640×480固定の為駐車監視よりもドライブ動画撮影向けの特性であると言えそうです。

■ セルスター2カメラドライブレコーダー「CSD-690FHR」発表

日本製の2カメラドライブレコーダーのまとめ

まとめと言っても日本製が2メーカーしかないのでイマイチな内容ですが、この2モデルであれば走行中の状況証拠を考えると「ZDR-015」の方が威力を発揮しそうな気がします。

駐車監視を視野にいれるなら「ZDR-015」一択一で良いかなと思いますね。

日本製にこだわらないのであれば他のメーカーからも2カメラモデルは発売されていますのでこちらの記事をご参照下さい。

■ リア用 後方におすすめのドライブレコーダー8選

■ フロントとリアを録画できるドライブレコーダー

■ バックカメラと兼用のドライブレコーダー4選

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ドライブレコーダー メニュー

■ 最新版 おすすめドライブレコーダーのまとめ

■ ドライブレコーダー人気ランキング

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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