※2020年5月4日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

2018年以降のドライブレコーダーの人気は車の前後が録画できるセパレートの2カメラタイプに移行しており、2019年末から2020年春に掛けて国内の主力メーカーのほとんどが2カメラドラレコのフルモデルチェンジを行っています。

2カメラドライブレコーダーのうち、日本製の製品もいくつかが直近のモデルチェンジに引っ掛かっており、過去の製品と比べると大幅に画質が向上している事を確認する事が出来ました。

この記事では企画・生産を日本のメーカーが日本国内で行っている「日本製」の2カメラドライブレコーダーと、「日本製」だと勘違いされがちな大手日本メーカーの「中国製」の2カメラドライブレコーダーについて、2020年向けに4月時点での最新モデルをいくつかご紹介します。

日本製のメリットが大きいセルスターのフラッグシップ「CS-91FH」

セルスターはほぼ全ての製品を国内の自社工場で生産しており、ドライブレコーダーに関しては教習所やタクシーなどの法人向けのラインナップが多いメーカーです。

また、ここ2年くらいの間にトヨタ系列の部品会社のブランドの製品をODM生産するようになっています。

トヨタ系列のブランド TZの2カメラドライブレコーダー「TZ-D205W」の正体

これらは量販店向けの製品をベースとして「TZ」のブランドを付けてディーラーで販売されていますが、このような事情からかベースモデルの方もディーラーモデルに合わせて価格が高止まりする傾向が強く見られます。

また、画質よりも扱い易さや品質を重視するような印象が強く、過去にテストした製品は「画質をもうちょっと頑張ってくれ!」と感じるものが多かったのですが、2019年11月に発売された「CS-91FH」では他社に先駆けて最新上位のSONYセンサーを搭載する事で大幅に画質が向上してます。(特に夜間の画質は現行最高)

また、ユーザーの年齢層が高いディーラーでの販売を前提として商品開発を継続している事もあり、ボタンを使用しない分かり易い液晶タッチパネル操作、本来は2週間に一度程度の頻度で要求されるmicroSDカードのフォーマット作業の不要化、各種安全運転警報の搭載など、業界随一の高画質な多機能モデルに仕上がっています。

また、価格は高いのですが日本製で3年保証と言う付加価値も魅力です。(他社は1年)

※セルスターの製品は過去にディスっているものが多いのですが、この商品はセルスターのドラレコとしては初めて「すごく良い!」と感じています。

価格以外の唯一の弱点は駐車監視向けではない点です。

実機レビュー セルスター夜間最強のSTARVIS2カメラドラレコ「CS-91FH」の評価

総合力ではNo.1のコムテック「ZDR025」

コムテックはスタンダード~ハイエンドクラス商品を国内、エントリークラスの商品を中国で生産するなど、製品によって工場を使い分けていますが、そのうち2019年12月に発売されているスタンダードクラスの最新モデル「ZDR025」は日本製となっています。

ドライブレコーダーを選ぶ際に優先した録画視野角の広さは現行2カメラ機としては最高となっており、フロント・リアともに強烈なHDR補正を入れて白飛びや黒潰れにめっぽう強い高バランス型の特徴となっています。

リアカメラの明るさも前述の「CS-91FH」と同等となっていますが、フロントカメラの夜間撮影能力は一般的なドライブレコーダーと変わりません。

価格もそれほど高くはなく、2カメラドラレコでダントツの売上一位を維持してきた同社の「ZDR-015」を大幅に改善した純後継モデルと言う事もあり、2カメラドラレコを検討する場合には第一候補に据えたい製品です。

ナンバー認識精度では、同社のハイエンドモデル「ZDR026」よりも落ちますが、駐車監視の利便性も非常に高いので「バランスを重視しながら駐車監視も」と考えるなら「ZDR025」を選んだ方が良いかも知れません。

なお、コムテックの日本製のドラレコの保証期間は1年/3年の2つのパターンがあり、本機に関しては1年ですので保証期間の面でのメリットは中国製と変わりません。

やはり最強だった! コムテック2カメラドラレコ「ZDR025」の実機レビューと評価

ナンバー認識が得意、駐車監視特化の「ZDR026」

「ZDR026」は2019年1月に発売された、前後に500万画素の夜間特化型STARVIS対応のイメージセンサーを搭載したハイエンド2カメラドライブレコーダーです。

録画解像度は「2560×1440」、録画視野角は標準的な広さですので走行中・駐車中のナンバー認識精度はフルハイビジョンモデルを凌駕します。

「ZDR025」と同様にフロントカメラは強烈なHDR補正で白飛びには強いチューニングとなっていますが、リアカメラは白飛びし易く、また前後とも夜間特化型のSTARVISセンサーを搭載してはいるものの、明るさを絞るチューニングとなっていますので、バランスは悪く駐車監視特化モデルと言えるでしょう。

なお、本機に関しても「日本製」ではありますが、保証期間は短めの1年となっています。

実機レビュー コムテック STARVIS対応 前後370画素2カメラドライブレコーダー「ZDR026」の評価

実力未知数のコムテックのフラッグシップ「HDR963GW」

「HDR963GW」は2020年4月に発表されたコムテックの最新2カメラ最上位モデルです。

発売時期がスタンダードクラスの「ZDR025」と非常に近く、仕様的には前後フルハイビジョンHDRと月並みなもので、STARVIS対応機ではないようです。

画質面はなんとも言えませんが、現時点ではシングルモデルの最上位「HDR852G」に近いものと予測しており、「HDR852G」と同様にGPS警報、オービス警報、各種安全運転支援機能などの付加機能が充実しているのが特徴ですので、この部分ではセルスターの「CS-91FH」とコンセプトが似ています。

また、前述の同社2モデルが1年保証の日本製となっているのに対して、本機に関しては3年保証の日本製ですので、保証の面でもメリットがあります。

コムテックからまさかの最上位2カメラドライブレコーダー「HDR963GW」発表

リアスモークシースルーのケンウッド「DRV-MR745」

ここから先は日本メーカー企画の中国生産品になります。

ケンウッドのドライブレコーダーは全てのモデルが中国製となっており、2019年11月に発売された「DRV-MR745」は同社のスタンドアローンタイプのドライブレコーダーしては最上位モデルに当たります。

本機はベースモデルが2018年に発売された「DRV-MR740」となっており、この製品のフロントカメラの録画視野角を広げ、リアカメラをスモークシースルーとしています。

画質の面ではハードウェアスペックが不足しているのか、暗めの調整の割にそこまで飛びに強い訳ではなく過去のケンウッドの製品と同様にネームバリューを使って量販店を主な戦場として戦っている製品なので、他社同クラスの製品と比べると画質・機能面で見劣りしています。

本機は中国製ですので保証期間はスタンダードな一年となります。

人気のリアガラスのスモークシースルーのドラレコ ケンウッド「DRV-MR745」の本当の実力

パイオニアのフラッグシップモデル「VREC-DZ700DLC」

パイオニアの「VREC-DZ700DLC」は2019年7月に発売された同社としては初の本格的な2カメラモデルです。

パイオニアのドライブレコーダーは本機も含めて生産国は中国で保証期間年は1年です。

パイオニアはドライブレコーダー市場への参入がケンウッドよりも1年遅く、ケンウッドのパクリのような印象の製品が多かったのですが、2019年の夏以降は完全自社企画と見受けられる独自性の強いドライブレコーダーを展開しています。

それらのモデルのうち、フラッグシップの位置づけになるのこの「VREC-DZ700DLC」です。

フルハイビジョンの解像度ながら、前後にSTRVIS対応のイメージセンサーを搭載、スタイリッシュでオリジナリティに富んだデザインのWiFi対応機です。

画質は明るさ重視のチューニングとなっており、前後カメラとも夜間の撮影能力に特化していますが、白飛び・黒潰れの処理を苦手としており、ソフトウェアによるの画質調整技術の面で課題が残っています。

パイオニア STARVIS対応2カメラドラレコ「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の実機レビューと評価

ユピテルの指定店向け超広角WiFiモデル「SN-TW80d」

ユピテルの「SN-TW80d」は2018年8月に発売された指定店舗専売モデルで、年式はやや古いものの2020年時点での最上位グレードとなります。

ユピテルのドライブレコーダーはごく一部に日本製のものがありますが、本機も含めてほとんどが中国製となっていますが、本機に関してはなぜか中国製ながら保証期間は3年となっています。

created by Rinker
ユピテル(YUPITERU)
¥37,800 (2020/09/18 17:15:11時点 Amazon調べ-詳細)

本機は前後カメラともに超広角レンズを採用、夜間特化型STARVISイメージセンサーの搭載したWiFi対応の液晶なしの円筒型モデルです。

2カメラSTARVIS機としては黎明期の発売ですが、超広角の録画視野角と夜間の明るさに優れており事故の際の状況認識を得意としています。

一方で広い視野角と引き換えにナンバー認識を苦手としており、駐車監視モードも1秒に1コマ撮影のタイムラプスですので、駐車監視には向いていません。

また、録画フレームレートが30fps撮影、30fps出力となっており、西日本エリアでのLED信号の同期が確認されていますので、東日本での使用を前提としたユーザーにおすすめのモデルです。

実機レビュー ユピテル STARVIS対応2カメラドライブレコーダー「SN-TW80d」の評価

ユピテルの一般販路向けハイエンド「DRY-TW9100d」

ユピテルの「DRY-TW9100d」は、前述の「SN-TW80d」の一般販路向けデチューンモデルです。

「SN-TW80d」のフロントカメラの視野角を狭め、センサーをSTARVISから一般センサーに変更しています。

また、同様に中国製ではありますが保証期間は「SN-TW80d」とは異なり、1年となっています。

フロントカメラの暗視能力は高くありませんが、夜間のヘッドライト点灯時には非常に明るく映るようにチューニングされており、「SN-TW80d」とは撮影フレームが異なる為、西日本エリアでのLED信号も0.3~0.5秒間隔で点滅して映りました。

走行中の状況証拠の把握能力は高いので、ユピテルのWiFiモデルであれば西日本エリアユーザーにはこちらの方がおすすめです。

 

実機レビュー ユピテル2カメラドライブレコーダー「DRY-TW9100d」の評価

ユピテルの最新STARVISモデル「SN-TW9500d/9500dp」「SN-TW79d」

2019年12月発売されている「SN-TW9500d/9500dp」「SN-TW79d」は、2018年モデルの「SN-TW80d」の一つ下のグレードに当たる同社のアッパーミドルクラスの最新2カメラモデルです。

「9500d」が一般店舗向けの箱型フロント筐体、「9500dp」はそのWEB専売版、「TW79d」は液晶なしのWiFiタイプで指定店舗向けとなっています。

画質の面では2018年モデルの「TW80d」と比べると逆光には強めとなっていますが、リアカメラがSTARVISモデルとしては致命的に暗いので、この系統を選ぶならセルスターの「CS-91FH」やパイオニアの「VREC-DZ700DLC」の方が良さそうな気がしますね。

こちらも中国製ではありますが保証期間は「SN-TW80d」とは同じく、3年となっています。

実機レビュー ユピテル 最新STARVIS 2カメラドラレコ「SN-TW9500d」「SN-TW9500dP」の評価

日本製の2カメラドライブレコーダーのまとめ

以上、日本製の2カメラドライブレコーダーについて解説しました。

条件なしの本命はコムテックの「ZDR025」、夜間画質重視ならセルスター「CS-91FH」と言ったところでしょうか。

やはり最強だった! コムテック2カメラドラレコ「ZDR025」の実機レビューと評価

実機レビュー セルスター夜間最強のSTARVIS2カメラドラレコ「CS-91FH」の評価

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ 完全版!ドライブレコーダー メニュー入口

■ 初心者必見!ドライブレコーダーを選ぶ上で押さえておきたい7つの重要なポイント

電装品の持ち込み店舗はこう探せ!

SNSでフォロー

毎日更新! クルマの最新ニュースから雑学までLaBoon!!はどこよりも詳しく紹介!
フォローお願いします!