【2021年版】景色が綺麗に撮影出来るおすすめドライブレコーダー

2021年11月4日更新:2021年版の比較テストを行いました。

こんにちは!Omiです。

昨年は景色が綺麗に撮影できるドライブレコーダーとして、800万画素センサーで4K/30fps録画を行う製品にスポットを当ててご紹介しましたが、個人的にはある程度以上の解像度になると、解像度よりもフレームレートを上げた方が景色が綺麗に見えると考えています。

それはこちらの動画を見て頂けると、伝わり易いかと思います。

そこで今回は2.5K/60fps撮影が可能なドライブレコーダーを4機種並べて、秋の紅葉を撮影してみました。

今回比較した4機種

今回比較に選んだのはこちらの4機種になります。

・VIOFO A129 Plus
・VIOFO A139
・VIOFO A129 Pro
・VANTRUE X4

※いずれも1CHのみでの録画テストです。A129 Plus、A139は2CH以上の録画時には2.5K/60fpsモードは選択出来ません。

それぞれの録画画質に関わるハードウェア、ソフトウェアの仕様はこちらの通りです。

型番A129 PlusA139X4A129 Pro
センサー
IMX335IMX335IMX317IMX317
画素数5M5M8M8M
SoCNT96670NT96670 Ambarella A12NT96685
ビットレート26.6Mbps40.6Mbp43.1Mbps52.4Mbps
GB/1時間12GB18GB19GB23GB

今回は「2560×1440」の367万画素相当での録画を行いますので、ダイナミックレンジなどの面では500万画素のIMX335を採用した「A129 Plus」「A139」が有利になります。

ただし、高解像度・高フレームレートではデータサイズを決めるビットレートの方がより重要になりますので、やはり本命は「A129 Pro」です。

因みに「A139」の2.5K/60fpsモードもかなり綺麗に撮影できる事は事前のテストで確認済みです。

取り付け環境

今回選んだドラレコには偏光フィルターなどのOPが用意されてるものもありますが、付属品の構成は以下の通りとしました。

・A129 Plus:偏光フィルターなし
・A139:偏光フィルターあり
・A129 Pro:偏光フィルターあり
・X4:偏光フィルターなし、両面テープマウント

なお、昨年のテスト時に「X4」は吸盤マウントを使用した為に、振動で映像がブレブレになってしまった教訓を生かして、今回は両面テープマウントを使用しました。

その他のVIOFOの3機種は振動に強い板状ステーです。

シチュエーションによっては大きな差は出ないが…

これらの製品はどれも一般的なドラレコと比べると景色撮影に振った特性になっている事から、動きや明暗差の少ないコンディションでの見え方の差は少なく、ぱっと見はどれも非常に綺麗に見えます。

ただし、動きや明暗差が大きいシビアコンディションになってくると見え方が大きく変わっていますので、今回はそれぞれの製品の画質についてこちらの6つの観点から比較しました。

・ブレの少なさ
・コントラストの強さ
・色の階調の豊かさ
・ダイナミックレンジの広さ
・シャープネスの強さ
・処理の安定度

ブレの少なさ

今回は足回りの固いランエボ10でのテストとなりましたが、VANTRUEの「X4」は両面テープマウントに変えた事でブレが抑えられるかと思いきや、前回よりも多少マシにはなったものの、相変わらずブレが目立つ状況でした。

このブレの多さは致命的と言えます。

一方でVIOFOの3機種は全て板状のマウントを採用している為、ブレは最小限に抑えられています。

コントラストの強さ

次にコントラストの強さについてですが、景色の撮影においては画面内の明るい部分、暗い部分にメリハリがあった方が自然で綺麗に見えると言われています。

こちらはVANTRUEの「X4」が最も強く、次いで「A139」、残りの「A129 Pro」と「A129 Plus」は同レベルと言った印象です。

色の階調の豊かさ

こちらは同系統の色の中で、微妙な色の違いを表現できるかどうか?と言った観点で評価していますが、こちらは「A129 Pro」と「A129 Plus」の2機種が最も高く、次いで「A139」、「X4」は鮮烈な色の表現は得意ではあるものの、繊細さに欠ける大味な色味が特徴です。

ダイナミックレンジの広さ

一見すると景色撮影にダイナミックレンジの広さは必要ない様に思えますが、このように樹木によって日光が遮られた林道の切れ間から、空や遠方の山塊が見えるシチュエーションでは、昼間の露出が解放されている機種では白飛びが出易く、露出が絞られていると日陰が黒く潰れやすくなります。

全体のバランスを考えた場合、最新の「A139」が最もこのようなシチュエーションでの処理に優れており、日陰の部分は黒潰れの手前で抑えた明るさ、空や遠方の山塊はこの4機種では本来の色が表現されるタイミングが最も早くなっています。

逆に「X4」は最も白飛び、黒潰れが出易い機種です。

シャープネス

ある程度以上の解像度になると、シャープネスが高すぎるとザラついた印象が強くなりますので、シャープネスは高ければ良いと言う物でもありませんが、2.5K程度の解像度であればシャープネスが高い方が綺麗に見える傾向が強いと感じます。

この4機種ではVIOFOの3機種がシャープネスが高く、「X4」は滲みが強く出るシチュエーションが多いと感じました。

処理の安定度

明暗が激しく切り替わり、多彩な色を表現しなければならないシビアコンディションでは、高性能のチップセットで圧縮率を下げた容量の大きいファイルで保存しなければ、動画がモザイク状に崩れてしまいます。

ファイルの容量の大きさ=ビットレートで表す事が出来ますが、ビットレートが一番低い「A129 Plus」は、シビアコンディションでは最も映像の崩れが大きく、見るに堪えない映像になってしまいます。

一方で最も安定しているのがビットレートが最高、処理チップの性能も高い「A129 Pro」でした。

「A129 Plus」の2倍のデータサイズで同じシチュエーションを表現していますので、これは当たり前ではありますが、その8割程度の「A139」、「X4」もそれほど動画崩れは目立ちません。

総合評価

総合評価はこちらの通り、ハードウェアのグレードとビットレートが最も高い「A129 Pro」と、最新のバランスの良いチューニングで明暗の表現に優れた「A139」が同点で1位になっています。

2.5K/60fpsA139A129 ProA129 PlusX4
ブレ防止★★★★★★★★★★★★
コントラスト★★★★★★★★★★★★★★★
色の階調★★★★★★★★★★★★★★★★★
ダイナミックレンジ★★★★★★★
シャープネス★★★★★★★★★★★★★★
処理の安定度★★★★★★★★★★
22点22点19点15点

100点満点があるとすれば、これらの2機種はまだ70点くらいのレベルではあるもものの、おそらく車載のフロントガラス固定と言う条件であれば、GoProなどのハイエンドなアクションカメラに引けを取らない高画質であろうと思います。

私は「A139」の見え方が一番好きです。ただし、本来3CHのモデルを1CH録画で使うと言う贅沢極まりない使い方ですので、使用のハードルは限りなく高い製品とも言えます。

実機レビュー「A139 3CH」 VIOFO3カメラドラレコの評価
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最後に今回比較した製品の個別評価です。

VIOFO「A139」

VIOFO「A139」の動画の特徴はこちらの通りです。

・ステーが板状タイプの為、ブレに強い
・明暗のコントラストが強く広い為色の階調が豊かである。ダイナミックレンジ広い為、林道などの明暗差が大きいシチュエーションでは空が白飛びしにくいが、影の部分はやや黒潰れし易い。
・シャープネスが高めで、樹木などの細部もクッキリ映り易い
・自然な色味で同系色での段階的な色差の表現は得意
・ビットレートはそこそこ高いので、色数が多く明暗の切り替わりが頻繁なシーンでも処理落ちによるモザイク状の崩れは少ない
実機レビュー「A139 3CH」 VIOFO3カメラドラレコの評価
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VIOFO「A129 Pro」

VIOFO「A129 Pro」の動画の特徴はこちらの通りです。

・ステーが板状タイプの為、ブレに強い
・明暗のコントラストはそれほど強くはないが、色の階調が豊かである。昼間でも明るめのチューニングなので林道などの明暗差が大きいシチュエーションでは空が白飛びし易いが、影の部分は黒潰れしにくい。
・シャープネスが高めで、樹木などの細部もクッキリ映り易い
・自然な色味で同系色での段階的な色差の表現は得意
・ビットレートが最も高く、色数が多く明暗の切り替わりが頻繁なシーンでも処理落ちによるモザイク状の崩れは最も少ない
実機レビュー 4Kドライブレコーダー VIOFO「A129 Pro」の評価
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VIOFO「A129 Plus」

VIOFO「A129 Plus」の動画の特徴はこちらの通りです。

・ステーが板状タイプの為、ブレに強い
・明暗のコントラストはそれほど強くはないが、色の階調が豊かである。昼間でも明るめのチューニングなので林道などの明暗差が大きいシチュエーションでは空が白飛びし易いが、影の部分は黒潰れしにくい。
・シャープネスが高めで、樹木などの細部もクッキリ映り易い
・自然な色味で同系色での段階的な色差の表現は得意
・ビットレートが2.5K/60fpsとしては低く、色数が多く明暗の切り替わりが頻繁なシーンでも処理落ちによるモザイク状の崩れが多い
実機レビュー 500万画素STARVISセンサー搭載 WiFi対応2カメラドラレコ VIOFO「A129 Plus Duo」の評価
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VANTRUE「X4」

VANTRUE「X4」の動画の特徴はこちらの通りです。

・両面テープタイプのマウントであっても、マウントのバーの長さ、本体の重量などの問題で、足回りの固い車では映像が上下にブレ易い
・明暗のコントラストが強いのは良い事だがその割にダイナミックレンジが狭いので、林道などの明暗差が大きいシチュエーションでは、空が白飛びし易く、影の部分が黒潰れし易い
・シャープネスが低すぎて樹木などの細部がボンヤリ滲んでしまう事がある
・全体的に色味が強く紅葉などは鮮烈な赤に映るが、同系色での段階的な色差の表現が苦手
・ビットレートはそこそこ高いので、色数が多く明暗の切り替わりが頻繁なシーンでも処理落ちによるモザイク状の崩れは少ない
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コメント

  1. まーくん より:

    同じく4k撮影ができるMAXWINのDVR-D019と比較すると、やはりビットレートの関係でA129proが綺麗に映るのでしょうか。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      まーくん様
      D019とは比較していないですが、A129 Proが特別な気がします。
      VIOFOというメーカー自体がドラレコ専業で、欧米では結構知名度高いんですよね。
      グローバルでは年間30万台の売上だそうで、日本の年間売上が177万台である事を考えても結構大手です。

      MAXWINは基本工場提案のOEMモデルなので自社企画じゃないのドラレコが多いです。
      DVR-D019はH265での録画も可能なのですが、このコーデック自体が互換性の面でやや難ありで、私の環境では編集も出来ません。

  2. でんどろ より:

    現在はコムテックのHDR-751Gを使用しているのですが(ちなみにこちらも比較記事を参考にさせていただいて購入しました)、もっと高画質なドラレコが欲しいと思っていたところなので、大変参考になりました。
    ちなみに、YouTubeなどを観ていると夜間撮影ではA129 ProよりもA119V3の方がくっきりとしている印象を受けるのですが、2.5Kで使うのであればやはりそちらがオススメですかね?。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      でんどろ様
      ドラレコはコンセプトによって画質が大きく変わりますので、事故対策(状況証拠)を捉えると言う面で考えるとHDR-751Gの方が優れていますよ。

      こちらの表を参照して頂きたいのですが
      https://car-accessory-news.com/hdr752g/#HDR752G-6

      HDR-751Gの画質は後継のHDR752Gと同じですので、総合評価は23.0点、A129 Proは16.5点です。
      ただし、景色が綺麗に撮影できる事を目的とするならA129 Proがダントツトップなわけです。

      因みに景色が綺麗=コントラストが強い=白黒はっきりしている=白飛び・黒つぶれが出やすい、という事になります。
      特性としては事故の際の状況認識に重きを置いた機種と景色撮影に優れた機種では真逆になります。

      コムテックのドラレコは強烈なHDR補正を入れています。
      HDR補正などは全体を見やすくする技術ですが、これを使うと色の階調も彩度も死にます。
      https://car-accessory-news.com/drive-recorder-hdr/

      景色撮影能力はドラレコを選ぶ優先順位としては低く、表の評価項目には入れてません。(過去にその手の記事も書いてましたが、ほとんど読まれていなかったのでニッチ分野という事で評価項目から外しています)

      A129 ProとA119V3だとハードウェアのグレードにかなり差があります。(ハードウェアの処理性能は3倍くらい違います)
      どちらかと言うとA119V3は価格面・事故/景色撮影のバランス型、A129 Proは景色撮影特化といった感じではないかと思います。
      何に重きを置くかですね。

      景色撮影ならA129 Pro、事故の際の状況認識ならHDR-751G、その中間がA119V3と言った感じです。
      景色撮影についてはA119V3は2.5Kだと30fps止まりなのでどうかなってとこですね。
      まあ、フルハイビジョンで60fpsでも充分綺麗ですし、再生するガジェットの解像度の問題もありますからね。

      • でんどろ より:

        ご返信ありがとうございます。やはりどの機能に重きを置くかで評価が変わってくるのですね。とりあえず初ドラレコでHDR-751Gを選んだのは間違いで無かったようで安心しました(笑)。
        画質的にはHDR-751Gもそこそこなのですが、純正の再生ソフトで画面の大きさが変えられないのだけはなんとか改善して欲しいですねえ。

        • 管理人Omi 管理人Omi より:

          でんどろ様
          確かにコムテックの再生ソフトはそう言うのが多いですね。
          こだわらないところにはとことんこだわらないと言う(笑)

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