※2018年11月23日更新~最新の情勢に合わせて記述を見直しました。

パパゴは台湾のグローバル企業でナビゲーションシステムやアプリを開発しているソフトウェアのイメージが強かった会社ですが、4つある事業の柱の1本としてドライブレコーダーの開発事業があります。

数年前のドライブレコーダー黎明期から、ドライブレコーダーの開発に着手していますので、現在ではアジアや北米を中心に、非常に人気の高いドライブレコーダーメーカーとなっています。

また、パパゴのドライブレコーダー販売台数は、世界市場で100万台程度と、アジアと北米ではかなりのシェアを誇っています。

従来は日本国内での知名度はあまり高くなかったのですが、2016年以降は日本国内での知名度やメディアの露出も急激に上昇しているようです。

私自身、何台もドライブレコーダーを使用してきましたが、パパゴのドライブレコーダーはどのモデルも同クラスの他社モデルと比べて画質のクオリティが高いという印象を持っています。

※ケンウッドやコムテックなどは強烈なHDR補正やコントラスト、明るさ、ガンマ値の調整などを入れて状況の認識能力を上げていますが、パパゴはハードウェアの特性を生かした弱めのHDRとWDRモデルが中心で、自然な色味が特徴です。

パパゴのドライブレコーダーの特徴

パパゴのドライブレコーダーの特徴は以下の通りです。

  • 国内メーカーとは異なり、強い補正を入れていない分、動画がクリアでナンバー読みとり精度が高いモデルが多い
  • 速度標識の読み取り警告や、発進遅延警告など、安全運転支援機能が充実している
  • 駐車監視に標準のモーションセンサー(動体検知)によるものと、フレームレートを1fpsに落として録画するタイムラプスモードを搭載している製品が多い

現行モデルに関しては、ほとんどのモデルで速度超過や路線情報の表示、衝突防止警報などの「安全運転支援機能」が搭載されています。

また、GPS対応モデルでは速度制限標識を読み取った際にGPSで検知した車速が制限速度を上回っている場合、スピードオーバー警報も合わせて発します。

一方で駐車監視の仕様についても全モデルでほぼ共通の仕様となっており、電圧管理のみでタイマーなしの専用常時電源ケーブルで車のバッテリーから駐車時にも継続して電源を供給し、手動で動体検知かタイムラプスモードを選択、復帰時には手動でこれらの設定をキャンセルする事が求められます。

この部分に関しては国内メーカーのほとんどがエンジンオフで自動で駐車監視→エンジンオンで自動で常時録画に復帰となっている為、利便性の観点では国内メーカーには劣ります。

エントリー~スタンダードクラス

パパゴのドライブレコーダーのエントリー~スタンダードクラスの現行モデルは以下の3モデルです。

GoSafe 130GoSafe D11/D11GPSGoSafe 388mini
16.09発売17.04発売16.08発売
1920×1080/30fps/HDR
LED信号対応
録画視野角 水平90°録画視野角 水平90°録画視野角 水平108°
microSD付属16GBmicroSD付属16GBmicroSD付属16GB
microSD最大64GBmicroSD最大64GBmicroSD最大64GB
GPS非対応GPSなし/付属OP
安全運転支援
駐車監視モード
動体検知orタイムラプス
手動起動
専用ケーブル
A-JP-RVC-1
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「GoSafe 130」

「GoSafe 130」はGPSには非対応ではあるものの、クリアな画質で安全運転支援機能や駐車監視にも対応した廉価モデルです。

価格的には1万円を切っておりコストパフォーマンスは高いのですが、録画水平視野角が90°程度しかなく、2017~2018年の日本国内のドライブレコーダー市場の中では100~105°程度が平均値になていますのでこの部分が最大の弱点になっています。

パパゴ「GoSafe 130」の評価、レビュー

「GoSafe D11/D11GPS」

「GoSafe D11/D11GPS」は「GoSafe 130」をコンパクトでスタイリッシュなデザインに変更し、外付けGPSユニットに対応させたモデルです。(ハードウェア構成は不明)

「GoSafe D11」はGPSがOP扱い、「GoSafe D11 GPS」は同梱モデルとなります。

機能や性能面では「GoSafe 130」とほぼ同等と言った形で、画質は非常にクリアであり安全運転支援機能・駐車監視機能は搭載しているものの、録画水平視野角が90°程度しかない点が弱点となっています。

PAPAGO! エントリークラスドライブレコーダー「GoSafe D11/D11GS」のレビュー、評価

「GoSafe 388mini」

「GoSafe 388mini」は2018年11月現在ではパパゴのこのクラスでは最もコストパフォーマンスが高くなっています。

GPSは外付けOP扱いにはなるものの、録画水平視野角は108°と他社のこのクラスのモデルと比べても広めである事が最大のポイントです。

現在は型落ちっぽい扱いになりつつあり、価格が8,000円程度まで下がっている事からなかなかおすすめし易い状況になっています。

パパゴ「GoSafe 388mini」の評価、レビュー

ハイエンドクラス

パパゴのドライブレコーダーのハイエンドクラスは以下の3モデルです。

GoSafe 520GoSafe 30GGoSafe 34G
16.06発売17.01発売17.11発売
2304×1296/30fps/WDR
2560×1080/30fps/WDR
1920×1080/30fps/HDR
1920×1080/60fps/WDR
1920×1080/30fps/WDR
2560×1440/30fps/WDR
2304×1296/30fps/WDR
1920×1080/60fps/WDR
1920×1080/30fps/WDR
LED信号対応
録画視野角 水平120°録画視野角 水平108°
microSD付属16GBmicroSD付属32GB
microSD最大32GBmicroSD最大128GB
GPS非対応GPS内蔵
安全運転支援
駐車監視モード
動体検知orタイムラプス
手動起動
専用ケーブル
A-JP-RVC-1
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「GoSafe 520」

「GoSafe 520」は2016年3月発売の「2304×1296」の解像度に対応した高解像度モデルです。

GPSには非対応で現在では「2560×1440」に対応した「GoSafe 34G」が発売されている為、型落ちっぽい扱いになっており、価格が1万円を割っています。

水平録画視野角も120°とかなり広く、価格帯を考えるとパパゴのドライブレコーダーの中では最もコストパフォーマンスが高いモデルと言えるでしょう。

パパゴ「GoSafe 520」の評価 レビュー

「GoSafe 30G」

「GoSafe 30G」は水平録画視野角108°、フルハイビジョンで60fpsの録画モードに対応したハイエンドモデルです。

クールでスタイリッシュなボディに、明るくクリアで滑らかな動画が記録できるのがポイントのモデルです。

ただし、グレードや価格帯を考えると水平録画視野角は120°は欲しいところだと感じますので、どちらかと言うと美しく滑らかな動画を撮影したい、趣味要素をドライブレコーダーに求める人向けのモデルとあると感じます。

パパゴ「GoSafe 30G」の評価、レビュー

「GoSafe 34G」

「GoSafe 34G」は上述の「GoSafe 30G」の上位モデルで「2560×1440」の高解像度の録画に対応したモデルです。

基本特性は「30G」と同様ですので、どちらかと言うと美しく滑らかな動画を撮影したい、趣味要素をドライブレコーダーに求める人向けのモデルであろうかと思います。

パパゴ高解像度ドライブレコーダー「GoSafe 34G」のレビュー、評価

ルームミラータイプ

パパゴのドライブレコーダーは他社と比べるとルームミラー型のドライブレコーダーのラインナップが充実しており、2018年11月現在では以下の2モデルが販売されています。

GoSafe 372V2GoSafe 268
17.04発売16.07発売
1920×1080/30fps/HDR
LED信号対応
録画視野角 水平80°録画視野角 水平110°
microSD付属16GB
microSD最大32GB
GPSはOP
安全運転支援
駐車監視モード
動体検知
タイムラプス
手動起動
専用ケーブル
A-JP-RVC-1
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「GoSafe 372V2」

「GoSafe 372V2」はパパゴのルームミラー型ドライブレコーダーのエントリーモデルと言った位置付けです。

ワイド防眩ミラーと高性能レンズ・CMOSセンサーの組み合わせで明るくクリアな動画の記録が可能、安全運転支援・駐車監視機能が標準装備されているのが特徴ですが、水平録画視野角が80°程度°極端に狭いのが弱点です。

パパゴ「GoSafe 372(V2)」のレビュー、評価

「GoSafe 268」

「GoSafe 268」はSONY Exmor CMOSセンサーを搭載した高画質モデルです。

水平録画視野角は110°程度確保されていますのでルームミラー型のドライブレコーダーの中でも実用性は高く、加えて景色なども美しく撮影可能となっている非常に高バランスのモデルです。

パパゴ「GoSafe 268」の評価、レビュー

前後2カメラタイプ

前後2カメラタイプは、2018年6月に発売された「GoSafe S36GS1」のみとなります。

「GoSafe S36GS1」は前後にフルハイビジョンのSONY Exmorを搭載し、録画視野角はフロント水平120°、リアは130°超の録画視野角を誇る高解像度モデルです。

また、当機はリアカメラが防水仕様で車内、車外への設置が可能となっており、極端濃いスモークが貼ってある車や、リアワイパーが付いていない車などにもおすすめです。

パパゴ 2カメラドラレコ「GoSafe S36GS1」のレビュー、評価

駐車監視機能について

前述のようにパパゴのドライブレコーダーは標準で駐車監視モードを搭載していますが、この機能を使用するためにはモバイルバッテリーなどの外部電源か、専用の常時電源ケーブルが必要になります。

■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー

■ ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー ベセトジャパン「UPS300」が便利過ぎて泣けた

なお、常時電源ケーブルについては以下のスタンダードタイプと、スイッチ操作が可能なタイプの2種類が存在しています。

パパゴのスイッチ付き常時電源ケーブル 「A-JP-RVC-3A」の使い方

これらのケーブルは車のバッテリーの残量が減り、電圧が一定以下に下がると自動で給電を停止してバッテリー上がりを防止する機能を持っています。

また、電源はヒューズボックスから取る形になりますが、使用するヒューズスロットの形状に合わせて、このようなヒューズ型給電ケーブルが必要になります。

2016-02-04 16.17.13

常時給電ケーブルの接続手順

では、常時電源ケーブルの接続手順について、流れに沿って説明します。

ヒューズボックスを探す

まず最初に、ドライブレコーダーを設置する車の説明書を用意して、メンテナンス系のヒューズ交換についての項目を探します。

EPSON MFP image

ヒューズボックスの位置と、各スロットルに刺さっているヒューズの役割とアンペア数が記載されている表がある筈です。

では実際にヒューズボックスを探してみて下さい。(説明書通りに)

実際のヒューズボックスはこのようなものです。

2016y02m06d_230525685

どの回路から電源をとるか決める

次に、説明書の表を見ながら常時通電している回路を探します。(車にキーを挿さなくても通電している回路)

この場合は「ラジオ/ルームランプ」「ホーン/非常点滅等」などがそれに当たります。

どちらから取っても良いのですが、ハザードランプを点滅させた時にそれに合わせて電圧が変化するとドライブレコーダーの映像にノイズが入りそうですので、今回は「ラジオ/ルームランプ」から給電する事にします。

ヒューズを抜いてアンペア数と種類を確認する

では「ラジオ/ルームランプ」の系統のヒューズを抜いてみましょう。

場所は説明書とヒューズボックスを見比べて確認します。

2016y02m06d_233303495

この場合は17番なのでここです。

2016y02m06d_230525685

ヒューズボックスには、ヒューズを抜く為の専用のクリップが備え付けられている筈ですが、見つからなければラジオペンチなどでも全く問題ありません。

2016-02-06 23.19.17

この形のヒューズはミニ平型と呼ばれています。

「15Aのミニ平型」ですね。

アンペア数は説明書とヒューズ本体に掛かれていますが、これ以外にも「平型」「低背」の2タイプがあります。

 ミニ平型平型低背
ヒューズの形
ヒューズ電源10A
ミニ平型ヒューズ電源 10A平型ヒューズ電源 10A
低背ヒューズ電源 10A
ヒューズ電源15A
ミニ平型ヒューズ電源 15A平型ヒューズ電源 15A低背ヒューズ電源15A
ヒューズ電源20A
ミニ平型ヒューズ電源 20A平型ヒューズ電源 20A低背ヒューズ電源 20A

必要になるのは、抜いた物と同じ形で同じアンペア数のヒューズ電源です。

ヒューズ電源を挿してボディーアースする

手配したヒューズ電源を挿したら、常時電源ケーブルの赤い方のプラスの端子をヒューズ電源に接続します。

次にマイナス側を車の金属部分にアースします。

2016-02-04 16.17.13

ボディーアースは、車のボディに刺さっているボルトならどれもOKです。

【ボディアースの例】

2016-02-06 16.41.11

2016-02-04 16.18.33

本体に接続して動作確認

パパゴのドライブレコーダーの駐車監視モードは、常時通電している状態から手動で設定画面から「防犯検知機能」⇒30fpsの「動体検知」、1fpsの「タイムラプス」を起動させます。

 

通常録画に戻す時には設定画面から、「防犯検知機能」をオフにします。

機種によってボタンの配置やメニューの順番が違いますが、基本操作はほとんど共通です。

パパゴのドライブレコーダーのまとめ

以上、パパゴのドライブレコーダーの共通機能・駐車監視の運用、個別モデルの仕様について紹介しました。

基本的には補正弱めでクリア感、精細感が高く、高画質と感じるモデルが多いですが、ほぼ全機種に搭載されている動体検知、タイムラプス機能がその都度手動で切り替えが必要な点が弱点かと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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