※2020年12月10日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!Omiです。
最近はドライブレコーダー市場も規模の拡大が止まり、各社とも細かいカテゴリーを網羅する方向性に転換しており、液晶なしのWiFiタイプのドラレコについてもこれから新規に複数メーカーが参入してきそうな雰囲気です。
この記事では、液晶なしのWiFi対応のドライブレコーダーのうち、現状で主流となっている2カメラタイプについていくつかご紹介します。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
ユピテル「SN-TW81d」
ユピテルは6~7年前からWiFi対応のドライブレコーダーを展開しているメーカーですが、2カメラドラレコとしては3世代目の「SN-TW81d」が2020年12月時点での最新モデルとなっています。
録画視野角は前後カメラとも非常に広い、水平130°+水平130°の現行2カメラドラレコとしてはトップクラスの広さを誇ります。
また、イメージセンサーは前後とも夜間特化型のSONYのSTARVISセンサーを搭載し、非常に高い夜間撮影能力を誇ります。
一方で、弱点を挙げると、フロントカメラは非常に完成度が高いものの、リアカメラは夜間の市街地での明るさががやや足りず、昼間の逆光時の日陰の部分が黒潰れが出易いと言う2点となります。
全体的なバランスは優れていますし、視野角の圧倒的な広さもありますので、現段階ではWiFi対応で液晶なしのドラレコとしては最もおすすめとなります。
※この製品は指定店舗向けの製品ですので、量販店やネット通販では原則購入不可です

セルスター「CS-71FW」
セルスターの「CS-71FW」は2020年12月以降に発売予定のWiFi対応の2カメラドライブレコーダーです。
本機は未テスト品である為、画質については未知数ですが、最近のセルスターの2カメラドラレコの完成度を考えると期待値は高いです。
録画視野角は前後とも水平110~120°と標準+アルファの広さとなっていますが、おそらくユピテルのモデルよりも明るめのチューニングとなっていると予測されます。
全体のバランスでは「CS-71FW」の方が上である可能性が高いと見ています。

SEIWA「PDR800FR」
セイワの「PDR800FR」は前後の録画視野角は水平100°台とそれほど広くはないものの、他のSTARVISモデルの中でも高い暗視能力を誇る、液晶モニターなしWiFi対応の暗視特化モデルです。
動体検知+衝撃検知による駐車監視モードを搭載し、夜間の駐車監視では走行時よりも露出を上げて明るくするモードに自動で切り替わりますので、暗所での撮影能力は他のSTARVISモデルと比べても高くなっています。
録画視野角は最近の2カメラモデルとしては狭い部類に入りますが、駐車監視向けの2カメラモデルを検討しているなら、是非とも候補に入れたい逸品です。

BLACKVUE「DR750S-2ch」
BLACKVUEはドラレコ先進国の韓国から、グローバル向けにWiFi対応ドラレコを専門に販売している特化型メーカーです。(韓国内ではほとんど売っていない)
「DR750S-2ch」は前後にSONYのSTARVIS技術に対応したイメージセンサーを搭載した夜間特化型モデルで、前後の視野角は水平110~120°と標準+アルファの広さとなっています。
また、WiFi以外にもアクセスポイントを経由したクラウド遠隔操作・監視にも対応しており、防犯・当て逃げ目的での駐車監視にも特化しています。
少し変わった製品ですが、遠隔監視に興味がある方はご検討下さい。

まとめ
以上、液晶モニターなしのドライブレコーダーについて4つご紹介しました。
いずれもSTARVIS対応製品で画質のクオリティは高いですが、走行中の状況証拠を重視ならユピテルの「SN-TW81d」、駐車監視重視ならセイワの「PDR800FR」辺りを選んでおくと良いでしょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)

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