※2020年5月4日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

日本で販売されているドライブレコーダーは、日本・中国・韓国・アメリカなどのメーカーの製品が主流ですが、品質やサポート面などを考えると日本メーカーの製品が安心だ、と考えている方も多いでしょう。

そこでこの記事では日本の主なドライブレコーダーメーカーの製品について、それぞれの特徴を解説したいと思います。

なお、2カメラモデルに関しては別途記事を起こしていていますので以下記事を参照して下さい。

■ 日本製の2カメラドライブレコーダー4選+7

日本のドラレコ主要メーカーは5社

2020年5月時点での日本のドラレコ主要メーカーは以下の5社になります。

①コムテック

②ケンウッド

③ユピテル

④セルスター

⑤パイオニア

過去にはオウルテック・データシステム・アサヒリサーチ・TCLスマートレコなども掲載していましたが、長くモデル更新が行われていなかったり、中華ドラレコにちょちょいと手を加えただけの製品も多かったので、完全に100%自社企画の上、安定的に年次のモデル更新が行われている5社に絞りました。

シェアNO.1で一部が日本製のコムテック

コムテックは元々はレーダー探知機を主力商品として販売していたメーカーですが、2016年以降は急速にドライブレコーダーのモデル数を増やし、現時点ではシェアNo.1のポジションを維持しています。

 

コムテックのドライブレコーダーの主な特徴は以下の3つのポイントです。

①ドライブレコーダーに求められる本来の能力である、事故の際の状況証拠の把握に特化している

②駐車監視の運用面での利便性が高い

③動画に強いHDR補正を入れているので景色は綺麗に撮影できない

現時点では中国メーカーの製品がamazonなどの通販サイトで多く見られますが、コムテックのドライブレコーダーは中国メーカーでは見られないような強烈なHDR補正(2枚の画像を重ね合わせて見易くする処理)が最大の特徴です。

強烈なHDR補正を入れる事で昼間の逆光時の白飛びを抑え、夜間の先行車両のナンバープレートにヘッドライトが反射した状態でもナンバーを認識出来ると言う機能性を実現しています。

【コムテック HDR-751G】

【他社のモデル】

また、駐車監視の仕様に関してもエンジン連動で駐車監視モードの出入りを行い、復帰時の告知や降車・乗車時のドアの開閉に反応しないようなキャンセルタイマー、一時的に駐車監視を行う、または行わない場合のボタン操作の簡便性にも優れ、ユーザビリティに非常に優れています。

ただし、ユーザーのニーズに合わせて年次ごとに細かいマイナーチェンジを繰り返している為、仕様が分かりにくくドラレコが初めてのユーザーにはやや取っ付きにくいと言う一面もあるにはあります。

分かりにくいコムテックの駐車監視について機種別に解説

基本的にはハードウェアに大きな負荷を掛けるHDR補正を売りにしていますので、ブロックノイズが出易かったり、ナンバー認識精度を犠牲にしているモデルもあり、景色撮影には向いていないモデルが多いです。(一部を除き)

2020年時点での最新モデルでは景色もそこそこ綺麗に撮影出来るモデルもありますが、従来の補正能力が低下しており、旧モデル程は売れていないように見受けられます。

まぁ、乱暴な言い方をすると中華メーカーのドラレコと比べると全ての面で対極にあり、それがこの人気の最大の要因だと思います。

なお、同社の製品にはグレードによって「日本製」「韓国製」「中国製」が混在しており、保証期間も1年/3年のものがありますのでこの辺りには注意が必要です。

コムテックのドライブレコーダー 各モデルの違いとおすすめモデル

ブランドの安心感が命のケンウッド

ケンウッドは2014年にカーナビメーカーの中では最も早くドラレコ市場に参入し、その知名度と安心感、そして当時としては格安の価格で一気に市場での存在感を高め、おそらく参入から1~2年間は業界でNo.1のシェアを獲得していたように思われます。

しかしながら、ケンウッドにとってはドライブレコーダーは多数の事業のうちの一つに過ぎず、コムテックやユピテルなどのように過去の技術の蓄積もなかった為、当時としては絶大なブランド力と大量生産による価格の安さで強引に突っ込んだモデルがバカ売れしていたと言うのが真相に近いと思います。

中国のOEM工場の既存の技術でケンウッド企画のドラレコを生産していた節があるので、機能的には独自性に乏しく、独自にドライブレコーダーの研究を重ねてきたコムテックなどと比べると仕様的に中華ドラレコと被り易いと言う特徴があります。(ケンウッドのドラレコは中国製)

また、コムテックやユピテル程にドラレコの売上に頼っていない為、ユーザーの目的や嗜好を徹底的に分析した上でのこだわりがあるモデルもありません。

量販店系の販路が強い為、2020年5月の段階ではコムテックについで業界2位のシェアとなっていますが、ネットユーザー向けにガチで機能・性能を比較する度に他社品より劣っている面が多い事を実感しています。

従ってドラレコの性能・機能ではなく、ブランドの知名度と安心感で売れているメーカと言えるでしょう。

 

ケンウッドのドライブレコーダーの特徴を列挙すると以下の通りとなります。

①そこそこの強さのHDR補正を入れている為、画質のテイストはコムテックに近いがコムテックほど強烈ではない

②他社の同価格帯の製品と比べると夜間が暗い

③駐車監視についてはエンジン連動型ではあるが、厳密には振動チェックで出入りさせている為、エンジンのオン・オフで即時切替にならない事がある

④上位モデルにはインターフェイスの使い易さに特化し、画質面でもそこそこバランスが良い万人向けモデルがある

⑤同社のカーナビ連動モデルが存在する

なお、ドラレコ全体のレベルアップに伴い上位モデルにおいては画質も向上し、インターフェイス面での独自性が見られるようになって来ていますので、「使い易さ、分かり易さ、親切さ」と言う観点で考えるとケンウッドのモデルも捨てがたい部分があります。

また、同社のカーナビ連動タイプの1~2カメラモデルも販売していますので、連動型のモデルを検討しているのであれば一度は目を通しておいた方が良いでしょう。

ケンウッドのドライブレコーダー 各モデルの違いとおすすめモデル

コンパクトで趣味性が強いユピテル

ユピテルは2020年ケンウッドに次いで国内ドライブレコーダーメーカーではNo.3の人気を誇るメーカーとなっています。

同社はコムテックと同様に元々はレーダー探知機やポータブルナビの分野でのシェアが大きいメーカーですが、現在ではドライブレコーダーの開発に最も力を入れており、モデル数に関してはコムテックをさらに上回る豊富なラインナップが特徴的です。

 

ユピテルのドライブレコーダーはモデル数が非常に多いのですが、全体の方向性と特徴を一括りにまとめると以下の通りになります。

①HDR補正を入れているモデルが主流だが、景色も綺麗に撮影出来るように強度を弱めている

②WiFi対応モデルや円筒型のコンパクトモデルなど、デザイン面での独自性が強い

③全体的に夜間特化型のSTARVISセンサーを搭載した製品が多く、夜間の撮影能力が高い

④駐車監視の利便性は低いが、一部に業界で最も便利なモデルも存在する

⑤通販・量販・専門店などの販路が多様なので、よそでは作らないレアなモデルが存在する

ユピテルのドライブレコーダーは随分前からHDR対応製品が多いのですが、どちらかと言うと趣味性の強いメーカーで景色も綺麗に撮影出来るように強度は弱めてあります。

私自身は趣味でドライブレコーダーに入った人間なので、実用品ではあるものの遊び心も残してあるユピテル製品の方がコムテックよりも好みです。

駐車監視についてはほとんどのモデルが動体検知やタイムラプスへの出入りの手動操作を要求され、または駐車監視の際に衝撃感度を変更しないと走行時のままの感度になってしまうなどの問題点がありますので、コムテックなどに比べると利便性は劣ります。

ユピテルのドライブレコーダーの駐車監視モデルをまとめて解説!!

2018年からは夜間特化型のSONYのSTARVIS技術に対応したイメージセンサーを搭載したドライブレコーダーが主力となっており、夜間の明るさでは全体的にNo.1のメーカーですが、白飛びに弱いと言うデメリットも指摘されており、直近では明るさをやや抑えたバランス型に舵を取っているようです。

ユピテルのドライブレコーダー 各モデルの違いとおすすめモデル

年配者に優しい、かんたん便利なセルスター

セルスターはユピテル、コムテックとともにレーダー探知機メーカーとしてのイメージが強いメーカーですが、こちらも同様に法人向けのドライブレコーダーを継続的に生産してきました。

最近ではディーラー向けの製品の構成が増えているようで、本来であれば2週間に一度必要になるmicroSDカードのフォーマット不要機能や、直観的な操作が可能なタッチパネルを搭載した製品が特長的です。

 

セルスターのドライブレコーダーの特徴を列挙すると以下の通りとなります。

①上位モデルにはインターフェイスの使い易さに特化し、タッチパネルの操作性に特化したモデルがある

②全体的に夜間特化型のSTARVISセンサーを搭載した製品が多く、夜間の撮影能力が高い

③駐車監視についてはエンジン連動型ではあるが、解像度が極端に落とされる

④価格が他社の同クラスより1~2ランク高く、コスパが悪い

他社に比べて年配層向けの企画が多いので、扱い易くガジェットが苦手な方にもおすすめですが、他社同クラスの製品よりも価格が1~2ランク高いと言うデメリットもあります。

セルスターのドライブレコーダー 各モデルの違いとおすすめモデル

常に期待は高いが、発展途上中のパイオニア

パイオニアはカーナビ市場では楽ナビ・サイバーナビの2つのブランドを擁する存在感No.1の人気メーカーですが、ドライブレコーダー市場への参入ではケンウッドよりも1年程度遅れました。

しかも、参入当時はドライブレコーダーに関する独自の技術やコンセプトがないままにケンウッドの二番煎じの道を走ろうとした為に失敗し、ドラレコ市場でのマスにはなり切れていなかったのが2016~2018年までの流れです。

2019年には方針を全面的に変更し、オリジナリティの強い独自規格の製品の開発を開始しましたが、コンセプトは立派だったものの製品の完成度が低く、プログラムのバグによる初期動作不良を起こすなど「中華ドラレコでもそんな不具合はないよ系」のお粗末な仕上がりで市場の評価を落としています。

現状では2019年に発売した製品のファームウェアの手直しやその他のフィードバックなどで、それ以降の製品の発売が遅れている状態が続いています。

 

パイオニアのドライブレコーダーの特徴を列挙すると以下の通りとなります。

①2018年以前のモデルを型番を変えて最新モデルとして継続販売しているが、企画と基本設計が古いので注意が必要

②2019年の方針変更でオリジナル製品の開発に注力しているが、完成度が低い

2019年以降に発表されている製品は、コンセプトの面ではなかなか斬新で評価の高いモデルもありますが、製品化の際の詰めが甘く、不具合などの不安もある為、発売された後に一定期間を置いてから購入した方が良いメーカーです。

パイオニアのドライブレコーダー 各モデルの違いとおすすめモデル

ドライブレコーダーの日本メーカーのまとめ

以上、日本のドライブレコーダーメーカー5社について大雑把に特徴をご紹介しました。

ここでご紹介したメーカーはある程度は過去の実績があったり、知名度が高いメーカーですのでドラレコ選びの参考になれば幸いです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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