※2018年4月05日更新~駐車監視の録画方式と保存領域、Gセンサー感度の設定範囲についての項目を設けました。

このところコムテックのドライブレコーダーが人気の為か、駐車監視の仕様に関わる部分でのご質問が増えてまいりました。

コムテックの駐車監視の仕様は、モデル別に使用するケーブルが異なり、操作方法・機能面でも若干異なります。

ドライブレコーダーを使い慣れた私でもかなり分かりにくく辟易していますので、これからドライブレコーダーを購入される方にとっては更に分かりにくく感じるかと思います。(いつの間にか仕様変更しているものもありますし)

そこでこのページでは現行モデルのコムテックドライブレコーダーの駐車監視の仕様についてご説明します。

使用する常時電源ケーブルの違いと録画方式

コムテックのドライブレコーダーは使用するハードウェア、ソフトウェアともにモデルよって細かい部分が異なり、最凶のユーザー泣かせの分かりにくさであると感じています。

細かい仕様の違いは後ほど説明するとして、モデルごとに異なるポイントを列記します。

常時電源ケーブルの違い

2016~2018年モデルのコムテックのドライブレコーダーで駐車監視を行う為には、以下の3種類の常時電源のうちの一つが必要となります。

それぞれ対応モデル、端子形状、機能面が異なり、ざっくり表にまとめると以下の通りになります。

 HDROP-05HDROP-09HDROP-14
対応ドラレコZDR-012
HDR-351/2系
ZDR-013
ZDR-014
ZDR-015
HDR-751G
HDR852G
HDR-951GW
タイマー等の設定ディップスイッチドラレコ側のメニュー
衝撃センサー搭載ドラレコ側のセンサー
端子形状DCプラグ3PINカプラー

録画方式と設定感度の違い

駐車監視モードの録画方式については、「常時録画+衝撃録画」がベースとなりますが、細かい部分はモデルによって異なります。

 タイマー設定方法駐車監視モード録画方式Gセンサー感度
ZDR-012ディップスイッチ無し走行時のままで常時録画+衝撃録画走行時のままで0.1G~1.0G
ZDR-013ドラレコメニュー有り衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス専用に低・中・高
ZDR-014専用に0.03G~0.15G
ZDR-015
HDR-351/352系ディップスイッチ常時録画+衝撃録画専用に低・中・高
HDR-751Gドラレコメニュー常時録画+衝撃録画/タイムラプス
HDR852G衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス
HDR-951GW衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス

キャンセルタイマーと衝撃録画の保存件数(32GB)

乗車・降車時の衝撃キャンセルタイマーと、32GBのmicroSDカードを使用した場合の駐車監視衝撃録画の最大保存件数は以下の通りとなります。

 復帰時イベント告知降車時キャンセル乗車時キャンセル衝撃録画の最大保存件数
ZDR-012-2分-30秒×240件=120分
ZDR-013あり1分/3分1分/3分30秒×240件=120分
ZDR-014あり1分/3分1分/3分30秒×240件=120分
ZDR-015あり1分/3分1分/3分30秒×240件÷2cam=60分
HDR-351/352系-2分-1分×40件=40分
HDR-751Gあり1分/2分1分/2分1分×40件=40分
HDR852Gあり1分/3分1分/3分1分×25件=25分
HDR-951GWあり1分/2分1分1分×80件?=80分

※「HDR-951GW」について駐車監視常時録画と駐車監視衝撃録画の領域の仕切りがあるかどうか不明で、合わせて80件となっています。

「ZDR-012」と「HDROP-05」の組み合わせ

「ZDR-012」はコムテックのエントリークラスの人気ドライブレコーダーですが、このモデルは本来は駐車監視には対応しません。

駐車監視モードという機能がないモデルなのですが、このモデル用に発売されている「HDROP-05」と言う駐車監視用のケーブルユニットがなかなか多機能で、「ZDR-012」の1~2秒程度の超速起動を上手く生かせる仕様となっています。

 

 

「HDROP-05」が受け持つ役割

「HDROP-05」は他社の常時電源ケーブルと同様に、タイマー管理や電圧管理を行いますが、決定的に異なるのは「HDROP-05」に衝撃検知機能が備わっていて、待機状態ではドライブレコーダーに電流を流さない設定が可能である点です。

「ZDR-012」と「HDROP-05」を組み合わせて使用するケースでは以下の設定があります。

■ HDROP-05 取扱い説明書

  • タイマー設定で4/8/12時間の連続録画(走行中の録画状態と同じで衝撃検知力は弱い)
  • 「HDROP-05」が衝撃を検知した時に「ZDR-012」に1分間の給電を行う衝撃検知録画(衝撃検知力は強いが、衝撃前は映らない)

何れの設定においてもエンジンオフ後の2分間は「HDROP-05」によるキャンセルタイマーが働き、ドライブレコーダーには給電されません。

他にも一定時間おきに起動停止を繰り返す間欠動作の設定が可能ですが、これは折衷策のようなもので確実性に欠けます。

「HDROP-05」自体の待機電流はモバイルバッテリーが自然放電とみなす程度の微電流ですので、衝撃後1秒以降の動画しか録画は出来ませんがバッテリーに負荷を掛けない録画方法であると言えます。

その反面、タイマーやカットオフ電圧の設定をディップスイッチで行わなければならない為、非常に分かりにくい部分があります。

また、「HDROP-05」の録画設定を内蔵の衝撃センサーに依存しない「連続録画」にした場合には、タイマー設定時間分だけ「ZDR-012」が走行中と同じ常時録画+衝撃録画を行います。

従って衝撃感度は走行中のままですので、軽く擦られた程度の衝撃に反応させる為にはその都度衝撃センサー感度を変更する必要があります。

衝撃録画の保存領域は、最大で30%で32GBのmicroSDカード使用時には120分となります。(最高画質)

■ コムテック エントリークラスドライブレコーダー「ZDR-012」のレビュー、評価

「HDR-351/352GH」と「HDROP-05」の組み合わせ

これは常時電源ケーブルのセットモデルである「HDR-352GHP」も同様ですが、この組み合わせでドライブレコーダーの駐車監視モードを起動させるには「HDROP-05」の持つ機能の一部しか使用出来ません。

 

 

 

 

■ HDROP-05 取扱い説明書

「ZDR-012」と同様に「HDROP-05」のセンサー機能を生かして「HDR-352GHP」の駐車監視モードを使用しない運用の方法も可能ではありますが、このモデルは起動が遅い為、衝撃前後の動画は保存されなくなります。

従って通常の場合には「HDR-352GHP」の駐車監視モード起動させる方法がおすすめです。

 

「HDR-352」の駐車監視モードを活かす場合は、「HDROP-05」によるエンジンオフ後の2分間のキャンセルタイマー終了後にドライブイブレコーダーに給電を開始し、その後はドライブレコーダー側で衝撃の検知を行います。(駐車監視終了時のイベント告知はなし)

「HDROP-05」はドライブレコーダーに常時給電を行いながら、タイマー管理・電圧監視のみを行い、衝撃検知はドライブレコーダー側で管理するという事になります。(常に給電状態で常時録画+衝撃録画を行う

なお、「HDR-352GHP」の駐車監視モードには低・中・高の3段階での駐車監視専用の衝撃設定メニューがありますので、走行中とは別個に感度を設定する事が可能です。(ざっくりした感度設定なので、ドアパンチ対策には向いてないかも知れない)

また、タイマー設定は4/8/12時間、駐車監視録画データの保存領域は衝撃検知分が10%固定で、32GBのmicroSDカードでは1分×40ファイルの40分となります。(最高画質)

※駐車監視中の常時録画データは走行中と共有となります。

■ コムテック「HDR-351H/HDR-352GH/HDR-352GHP」のレビュー、評価

「ZDR-013」と「HDROP-09」の組み合わせ

「ZDR-013」に関しては上記の2モデルとは使用するケーブルが異なりますので、仕組みや機能面でも大きな違いがあります。

 

 

使用するのは以下の「HDROP-09」になりますが、こちらのケーブルには電圧監視・タイマーなどの機能は付帯していません。

コムテック 駐車監視・直接配線ユニット HDROP-09 ドライブレコーダー用オプション
コムテック(COMTEC) (2016-12-09)
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このケーブルを使用するモデルではディップスイッチではなく、ドライブレコーダー本体メニューでタイマーや電圧の監視を行い、キャンセルタイマーに関しての本体での管理となります。

3芯ケーブルの赤線~ACC系統の電源がエンジンオフで絶縁状態になり、黄色の常時電源ケーブルのみの通電になるとドライブレコーダー本体が駐車監視開始のフラグと判断し、エンジンオンで駐車監視終了と判断します。

「HDROP-09」を使用した場合「ZDR-013」では以下の機能が有効になります。

  • 駐車監視の録画方式の選択(衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス)
  • 駐車監視のタイマーの選択(30分/1時間/3時間/6時間/9時間/12時間/常時オン)
  • 駐車監視のカットオフ電圧の選択(11.9/12.0/12.1/12.2V)
  • 駐車監視専用の衝撃検知感度の設定(低・中・高)
  • 乗車降車時のキャンセルタイマーの運用(1分/3分)
  • 復帰時の衝撃録画の告知

ただし、「HDROP-05」のようにケーブル側の微電流でドライブレコーダーへの給電をコントロールする訳ではなく、ドライブレコーダーは常に通電状態になりますので、衝撃録画のみを行う設定であっても常時内蔵メモリーへの録画データは行われますので、消費電力が上がります。(衝撃録画待機時の電力は計測していないですが)

駐車監視録画データの保存領域は、走行時の衝撃検知録画分と共用で32GBのmicroSDカードを使用した場合には最大で30秒×240件=120分となります。(最高画質)

なお、駐車監視モードの衝撃感度が(低・中・高)の3段階でざっくりしたものとなっている為、ドアパンチ対策には向いていないかも知れません。

■ レーダー探知機相互通信ドライブレコーダー「ZDR-013」の評価、レビュー

「ZDR-014」と「HDROP-09」の組み合わせ

「ZDR-014」に関しては上記の「ZDR-013」と同様に「HDROP-09」を使用します。

 

 

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仕組みはほぼ「ZDR-013」と同様で、「HDROP-09」を使用した場合には以下の機能が有効になります。

  • 駐車監視の録画方式の選択(衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス)
  • 駐車監視のタイマーの選択(30分/1時間/3時間/6時間/9時間/12時間/常時オン)
  • 駐車監視のカットオフ電圧の選択(11.9/12.0/12.1/12.2V)
  • 駐車監視専用の衝撃検知感度の設定(0.03G~0.15G)
  • 乗車降車時のキャンセルタイマーの運用(1分/3分)
  • 復帰時の衝撃録画の告知

駐車監視録画データの保存領域は、走行時の衝撃検知録画分と共用で32GBのmicroSDカードを使用した場合には最大で30秒×240件=120分となります。(最高画質)

「ZDR-013」と異なるのは駐車監視の際の衝撃感度が細かく設定可能となっている点で、ドアパンチなどでも反応させられる可能性が高くなる半面、感度を高くし過ぎると風雨でもイベント録画が発生してしまう可能性が出てきます。

ベストな設定が決まればこちらの方が使い易いのかとも思いますが。

駐車監視の利便性に関わる機能では、ユピテルが特許を取得している「GPS情報による特定の場所での駐車監視の自動キャンセル機能」を除くと、最高レベルとなります。

■ コムテック「ZDR-014」の評価、レビュー

「ZDR-015」と「HDROP-09」の組み合わせ

2カメラのモデルの「ZDR-015」と「HDROP-09」との組み合わせはほぼ「ZDR-014」の場合と同様になります。

 

 

コムテック 駐車監視・直接配線ユニット HDROP-09 ドライブレコーダー用オプション
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  • 駐車監視の録画方式の選択(衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス)
  • 駐車監視のタイマーの選択(30分/1時間/3時間/6時間/9時間/12時間/常時オン)
  • 駐車監視のカットオフ電圧の選択(11.9/12.0/12.1/12.2V)
  • 駐車監視専用の衝撃検知感度の設定(0.03G~0.15G)
  • 乗車降車時のキャンセルタイマーの運用(1分/3分)
  • 復帰時の衝撃録画の告知

異なるのは録画時間の部分で、衝撃録画のmicroSD割り当て領域ついては「ZDR-014」と同じく、走行時の衝撃録画と同様ではあるものの、2カメラモデルの為に実質的な録画時間は半分になります。

具体的には32GBのmicroSDであれば、30秒×240件÷2cam=60分となります。(最高画質)

■ コムテックから2カメラタイプのドライブレコーダー「ZDR-015」発売

 

2カメラモデルの利便性の部分ではスマートレコ「WHSR-510」とほぼ同等です。(操作性ではタッチパネルと音声案内が充実した「WHSR-510」の方が上かと)

■ スマートレコ「WHSR-510」のレビュー、評価

 

また、西日本LED信号に非対応・キャンセルタイマーなしではありますが、駐車監視中のスーパーナイトビジョンを搭載したWiFi搭載モデル、THINKWARE「F770」辺りとも競合するかと思います。

■ 前後2カメラ SUPER NIGHT VISION対応 THINKWARE「F770」のレビュー、評価

「HDR-751G」と「HDROP-14」の組み合わせ

「HDROP-14」と言うケーブルは見た目はほとんど「HDROP-09」と変わらないのですが、2018年モデルから変更となった電源端子の形状に合わせて、コネクタ部分が3ピンカプラーとなっています。従って「HDROP-09」との互換性はありません。

 

 

 

「HDR-751G」は機能面ではほぼ「ZDR-014」と同等…と捉えていましたが、細かく見ると「ZDR-013」に近い仕様となっています。

  • 駐車監視の録画方式の選択(常時録画+衝撃録画/タイムラプス)
  • 駐車監視のタイマーの選択(30分/1時間/2時間/3時間/4時間/5時間/6時間/7時間/8時間/9時間/11時間/12時間/常時オン)
  • 駐車監視のカットオフ電圧の選択(11.7/11.8/11.9/12.0/12.1/12.2/23.4/23.6/23.8/24.0/24.2/24.4V)
  • 駐車監視専用の衝撃検知感度の設定(低・中・高)
  • 乗車降車時のキャンセルタイマーの運用(1分/2分)
  • 復帰時の衝撃録画の告知

「ZDR-13」との違いは、24V車対応となった事でカットオフ電圧の設定が増えており、タイマーも1時間ごとに小刻みな変更が可能となっています。

逆に「ZDR-13」で存在した衝撃録画のみの監視が無くなっており、感度については同様に(低・中・高)の3段階です。

ドアパンチ対策を考えるなら「ZDR-014」の方が良いのかも知れませんね。

駐車監視録画データの保存領域は「HDR-351/2系」と同様に衝撃検知分が10%固定で、32GBのmicroSDカードでは1分×40ファイルの40分となります。(最高画質)

■ コムテック 2018年モデルドライブレコーダー「HDR-751G」のレビュー、評価

「HDR-951GW」と「HDROP-14」の組み合わせ

「HDR-951GW」は2018年4月に発売予定のコムテックの最新2カメラモデルです。

こちらも「HDR-751G」と同様に「HDROP-14」と組み合わせて使用する事で駐車監視モードに入ります。

駐車監視の仕様は「HDR-751G」では衝撃録画のみの監視の設定はありませんが「HDR-951GW」は「衝撃録画」「常時録画+衝撃録画」「タイムラプス」の3つの録画方式からの選択式となります。

その他は乗車時のキャンセルタイマーが1分/2分の選択ではなく1分の固定となっている点が相違点となります。

  • 駐車監視の録画方式の選択(衝撃録画/常時録画+衝撃録画/タイムラプス)
  • 駐車監視のタイマーの選択(30分/1時間/2時間/3時間/4時間/5時間/6時間/7時間/8時間/9時間/11時間/12時間/常時オン)
  • 駐車監視のカットオフ電圧の選択(11.7/11.8/11.9/12.0/12.1/12.2/23.4/23.6/23.8/24.0/24.2/24.4V)
  • 駐車監視専用の衝撃検知感度の設定(低・中・高)
  • 乗車降車時のキャンセルタイマーの運用(降車~1分/2分、乗車1分)
  • 復帰時の衝撃録画の告知

録画領域の設定は他のモデルとは大幅に異なり、走行時の録画/駐車時の録画と大きく分かれており、その中で常時/衝撃の括りとなります。

32GBのmicroSDカードを使用した場合には前後合わせて80分の「駐車監視常時」+「駐車監視衝撃」の割り振りになるのですが、「駐車監視常時」と「駐車監視衝撃」の間にパーテーションがあるのかどうかは不明で、最大で40分+40分になるのか、0分+80分も可能であるのかは今のところ分かりません。

なお、駐車監視時の衝撃感度が(低・中・高)の3段階の為、ドアパンチにどこまで有効かも不明。(サイドを撮影するならこの感度設定はミスマッチな気がする)

■ コムテックドライブレコーダー2018年モデル第二弾「HDR-951GW」発表

コムテックの駐車監視の仕様のまとめ

以上、分かりにくいコムテックのモデルごとの駐車監視の仕様について解説しました。

コムテックのドライブレコーダーは12V出力のDCジャック、または3ピンカプラーの為、モバイルバッテリーからの給電で駐車監視モードを作動させる為には相当な工夫と労力が必要となります。

だだし、以下の外部バッテリーを使用する事で比較的簡単にコムテックのドライブレコーダーで駐車監視モードを作動させる可能ですので、気になる方は以下の記事もご参照ください。

■ ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー ベセトジャパン「UPS300」が便利過ぎて泣けた

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ドライブレコーダー メニュー

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■ ドライブレコーダー人気ランキング

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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