※2018年8月17日更新~2018年上半期に発売されたモデルについて追記しました。

「動車事故の40%は追突事故」によるものと言われています。

事故の際の証拠能力という観点から考えてみると、次に思い浮かぶのは車の後方のリアウィンドウへのドライブレコーダーの設置ではないでしょうか?

最近では煽り運転対策としても注目を浴びているリアガラス設置のドライブレコーダーですが、まず初めにリアガラスにドライブレコーダーを設置した際の効果について考えてみましょう。

リア用 後方のドライブレコーダーの効果について

フロントガラスのみにドライブレコーダーを設置した場合でも、追突事故に遭った際に以下の内容に関しては客観的に証明する事が可能です。

①自分の車が停車している状態であったかどうか

②自分が走行中に急ブレーキや急な車線変更などを行った場合の原因として、前方に人や自転車、犬・猫などの障害物が突発的に出現したかどうか

③自分が走行中に急ブレーキや急な車線変更などを行った場合の原因として、他の車が無理な車線変更を行ったかどうか

上記のように自分の急ハンドルや急ブレーキの原因が、突発的に発生した前方の危険の回避であった場合、過失割威を判断するのにドライブレコーダーは大きな力を発揮します。

ただし、フロントのドライブレコーダーだけでは、後方から極端に車間を詰めて煽られた場合や、極端なスピード違反などの相手の故意や過失が原因となって事故に至った場合の証拠の補助としては力不足だと思います。

相手が危険運転をしていた事が客観的に証明できれば、例えこちらが走行中であったとしても交渉を有利に進める事が可能になりますし、クレイジーな煽り運転の被害に遭った場合には刑事事件の証拠ともなり得ます。

最近は明らかに犯罪であろう煽り運転からの死亡事故や暴力事件の報道が増えており、ドライブレコーダーの動画が決め手になって検挙されていると言ったケースが増えているように感じます。

事件そのものは昔からあったのでしょうが、ドライブレコーダーが普及したお陰で言った言わないの水掛け論でなはくなり検挙率が上がったかも知れませんね。

リアへのドライブレコーダーの設置は、事故や事件の際の直接的な証拠を確保出来るだけではなく、日本国内でドライブレコーダーのリアへの搭載率が上がる事によって、クレイジーな運転をするドライバーへの抑止の効果も働く事になるでしょう。

フロント+リアの2カメラタイプのモデルを選ぶのも良いが

これから新たにフロントとリアにドライブレコーダーの設置を考えるのであれば、フロントリアの連動型モデルを検討しても良いと思います、

ただし、連動型は価格が高くなる傾向があり、その割にリアカメラの性能が低い上に、2台分の録画データを1台のmicroSDカードに記録する為、長時間の録画には不向きです。

同じコストを掛けるのであれば、録画視野角・明るさ・精細感などの面を考えると単体モデル×2の構成の方が証拠能力が高くなる傾向があります。

前後2カメラのドライブレコーダー9選

2カメラタイプのメリットは主に利便性の部分で、フロントのカメラからリアカメラの設定変更や再生が可能である点に集約されます。

取り付けに関しても配線の取り回しなどを考えると2カメラタイプの方が楽になりますね。

ただし、性能や証拠能力の部分になると、同じコストであれば単体モデル×2の方が絶対的に有利になります。

リア専用のドライブレコーダーのおすすめの条件

リア専用のドライブレコーダーを選ぶポイントは次の3つだと思います。

  • 録画視野角が広い
  • 夜間が明るい
  • コンパクトで目立たない

駐車監視を行う場合や、煽り運転の被害に遭った時に通報しようと考えているなら、駐車監視の利便性や精細感も高い方が良いと思いますが、必須ではないでしょう。

リア用のドライブレコーダーに求められるのは幅広い状況証拠

リア用のドライブレコーダーが役に立つ事故のシチュエーションとしては、正面や後方からの衝突以外に側面への接触というものが考えられます。

また、バイクなどが無理なすり抜けで車に接触するようなケースもこれに該当するでしょう。

 

リアウィンドウにドライブレコーダーを設置すれば、後方からの衝突の状況は押さえる事が出来ますが、視野角が狭いものだと側面が全く見えない為、フロントとリアのドライブレコーダーを合わせても死角が大きくなってしまいます。

こちらの動画は水平視野角132°のコムテック「HDR-352GH」と100°のケンウッド「DRV-320」の動画を重ねて視野角を比較したものです。

 

随分と録画される範囲に差がある事がお分かり頂けるでしょう。

相手の車の全長にもよりますが、フロントもリアも視野角が狭いドライブレコーダーの場合、完全に横に並ばれると全くカメラの視界に収まらなくなってしまいます。

駐車監視を考慮しない場合の精細感に関してはそれほど重要ではないかと思います。

なぜなら、追突された後に当て逃げされるようなケースはかなりのレアケースとなるからです。(事故と言うより事件ですね)

従って、リアに設置するドライブレコーダーについて最優先すべきは、事故の際の客観的な状況説明に使用すると言うの本来の目的を考えると、視野角の広さを最優先に考える方が良いと思います。

最近はかなり明るいモデルも増えてきた

リアにドライブレコーダーを設置した場合、夜間の後方に光源が少ないシチュエーションでは、ほとんどのドライブレコーダーが真っ暗に近い状態で録画されますので、なるべく明るいものを選びたいところです。

 

2017年末から2018年に発売されているものの中では、光源の少ない状況下でもそこそこ明るく映るモデルも出てきています。

特にリアに濃いスモークが貼ってある場合にはかなり暗くなる事と予測されます。(どれ位の透過率でどれくらいの明るさになるかと聞かれても、全く分かりません)

リアスモーク車は、とにかく少しでも明るい物を選ぶ方が無難であると思って下さい。

リアウィンドウに大きいものを付けたくない

リアウィンドウにドライブレコーダーを設置する場合、出来るだけ広範囲の状況を動画に収めるならば出来るだけルーフ寄りの位置を選ぶ事になります。

サイズが大きいドライブレコーダーだとかなり野暮ったい感じになってしまいます。

屋根が低い車だと後部座席の真ん中に人が座れなくなる恐れもありますね。

これはその車の形に左右されますが、なるべく高さのないものを選んだ方が見栄えが良く、邪魔にもなりません。

これでも小さい方とは言えませんので、理想はこれくらいの大きさです。

ただし、上の写真は2カメラタイプのリアカメラなので、単体モデルだとここまで小さいものはありません。

サイズの面を優先して考えるとユピテルの円筒タイプが有力候補になると思います。

■ ユピテルのドライブレコーダー

配線が長くなりすぎると電圧が落ちて動作不良を起こす場合もある

リアにドライブレコーダーを設置する際に一番面倒なのが、配線の取り回しです。

配線は助手席が側の窓の上のゴムやインナーパネルの中、またはフロアのマットの下などを通す事になろうかと思うのですが、ドライブレコーダーに付属しているケーブルだと長さが足りず、純正のシガープラグを受ける方のソケット側のケーブルを延長しなければ届かないケースが多いと思います。

こいつの車両側をキボシ接続で延長すれば届くようになりますが、さて…このソケットとプラグの連結部分はどこに隠そうか…と悩むことになります。

 

 

また、純正のケーブルは抵抗値なども考慮されて作られているものもありますので、トータルの配線の長さが長くなればなるほど、動作不良を起こす確率は高くなりそうです。(特にユピテルのモデルは電圧降下に弱く、純正以外のケーブルを使用すると再起動を繰り返したり、電源が入らない事もある)

これは車両から来ている電圧の高さにもよりますし、やってみなければ分からない部分もあります。

なお、5m程度のminiUSB、microUSBケーブルを使用すれば、配線の取り回しが楽になるかも知れませんが、正常に駆動するかどうかはドラレコの降圧耐性とケーブルの抵抗値によりますので、不具合が出ないととも限りません。

ケーブル延長をしてみて不具合が出るようであれば、以下のようなバックアップ電源を使用する手もあります。

■ ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー ベセトジャパン「UPS300」が便利過ぎて泣けた

「UPS300」は駐車監視を主な目的とした外部電源ですが、アイドリングストップ車などで車両の電圧が一時的に降下した際にドラレコがシャットダウンしないように、バックアップソケットから常に12.2~4V程度の電圧を供給します。

車両の電圧が一定値以下に下がった場合、バッテリーからの給電に切り替える仕組みとなっています。

従って純正シガーケーブルをUPS300のバックアップソケットに挿し込む事で、電圧降下によるトラブルを解決出来る可能性が高くなるという事になります。

リア設置用のドライブレコーダーのおすすめモデル

リア設置用のドライブレコーダーの条件として、最初に以下の3点を挙げました。

  • 録画視野角が広い
  • 夜間が明るい
  • コンパクトで目立たない

最近まで、上述の3つの条件に全て合致するものは残念ながら今のところ見つかりません…と記載していたのですが、この条件を満たすモデルがようやく発売されました。

視野角が広く夜間が明るく、コンパクトなドライブレコーダー

ここでは2018年3月現在では最大視野角の水平132°の録画視野角を持つ2つのモデルを紹介します。

ユピテル「SN-SV70c」

ユピテルの「SN-SV70c」はWiFi搭載の円筒型コンパクトモデルで、夜間の録画に強いSONYのSTARVIS技術対応の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」と搭載しています。

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暗くなればなるほど、他のモデルとの明るさの差が開き易いというテスト結果が出ており、おそらくスモークの入った車で夜間に最も明るい動画を撮影できるのがこのモデルかと思います。

※この記事の最後に4モデルリア設置のテスト結果を記載しています。

ユピテル WiFi対応 スーパーナイトビジョンドラレコ「SN-SV70c」のレビュー、評価

注意点としては他のユピテルのモデル同様に電圧の効果に弱いので、ケーブルを延長したり純正以外のケーブルを使用した時に動作が不安定になる点が挙げられます。

コムテック「HDR-751G」

コムテックの「HDR-751G」は、ユピテル「SN-SV70c」と同等の水平132°の録画視野角と強烈な補正がセールスポイントのモデルです。

明るさそのものは「SN-SV70c」の方が高いが、ナンバーの認識精度では「HDR-751G」の方が上と言う結果になっています。

なお、リアに「HDR-751G」を設置する場合には明るさを最高設定にした方が良いと思われます。(昼間は全体的に白っぽくなるが)

※HDR-751Gはレンズの角度の上下調整範囲が狭い為、ほぼ垂直のリアウィンドウへ取り付ける場合には、レンズが狙った方向に向けられない可能性もあります。

コムテック 2018年モデルドライブレコーダー「HDR-751G」のレビュー、評価

明るくコンパクトなドライブレコーダー

録画視野角の面では「SN-SV70c」「HDR-751G」には全く及びませんが明るさだけでは以下のモデルもかなり特異な面があります。

ユピテル「SN-SV60c」

「SN-SV70c」は録画視野角が最大級に広く、夜間も超明るいのが魅力ではありますが、価格もかなりアッパーなのがネックで、リア用としてはちょっと敷居が高いと感じる方もいるかも知れません。

そんな方におすすめなのが、「SN-SV70c」の一格下のSTARVIS対応モデル「SN-SV60c」です。

ユピテル 夜間特化型 STARVIS対応 スタンダードクラス WiFiドラレコ「SN-SV60c」

録画視野角は水平115°と「SN-SV70c」よりも2ランクほど狭いですが、録画視野角以外の部分ではほぼ同等の性能を持っていると言えるでしょう。

※価格は今の段階でははっきり分かっていない。

 

AUKEY「DR02」

AUKEYの「DR02」は2017年末に発売されたエントリーモデルになりますが、録画視野角は水平107~8°とスタンダード+アルファではあるものの、明るさは全ドライブレコーダーの中でもトップレベルの次のクラスにランクインします。

価格は1万円以下でそこそこコンパクト、CMOSセンサーはExmor IMX323と最近では良く見る構成ですが露出と補正のバランスが非常に素晴らしく、夜間でも価格に見合わない明るさを発揮します。(明るさるさ設定の変更が可能なので、最高に設定した方が良い)

AUKEYドライブレコーダー「DR02/DR02D」の修正モデル発売

※この記事の最後に4モデルリア設置のテスト結果を記載しています。

コンパクトなドライブレコーダー

こちらは価格を抑えてコンパクトなモデルを導入したい方向けです。(明るさはドラレコとしては標準+アルファだが、スモーク車では暗いかも

最近は2カメラでも後方カメラにSATRVIS対応のイメージセンサーを搭載しているモデルも増えていますので、非SATRVISモデルはあくまでもコストを抑えたい人向けです。

ユピテル「DRY-V2」

ユピテルの「DRY-V2」は、単体だとGPSを内蔵しない点と、コンパクトな形状を除いてはスタンダードのど真ん中といった感じのモデルですが、リアに設置すると言う前提で考えると俄然輝きを増してくるモデルである事につい最近気が付きました。(笑)

水平視野角は100°と標準ですが、価格が1万円程度になっている点が最大の魅力です。

■ バランスに優れたコンパクトタイプのドライブレコーダー ユピテル「DRY-V2」

AUTO VOX D6PRO

AUTO VOXの「D6 PRO」はWiFi対応モデルの中でも、本体側の操作なしでスマホのみのWiFiアクセスポイントの設定でいつでも接続が可能な希少なドライブレコーダーです。

視野角も水平110°、パナソニックCMOSセンサー搭載で夜間も明る目(スモーク車で「SN-SV70c」「HDR-751G」「DR02」と比べるとかなり暗いが、ドラレコ全体の中では明るいモデル)です。

西日本LED信号には対応していませんが、リア用ならあまり関係ないのかな?とも思いますね。

■ 「AUTO・VOX」WiFi対応ドライブレコーダー「D6 PRO」のレビュー、評価

※この記事の最後に4モデルリア設置のテスト結果を記載しています。

スモーク車リア設置のドライブレコーダー、4モデルの動画比較

2017年までは広視野角・コンパクト・夜間が明るいの3拍子揃ったドライブレコーダーはなかったのですが、ユピテル「SN-SV70c」、コムテック「HDR-751G」が発売された事で状況が一変しました。

また、視野角はそれほど広くはないものの、以前からかなり明るいと感じていたAUKEY「DR02D」のフロントカメラ(フロントカメラは「DR02」と同様)、コンパクトでそこそこの視野角と明るさの廉価モデルであるAUTOVOX「D6 PRO」をこの2モデルに加えて、4モデルの動画を比較しました。

なお、テストに使用した車は純正の薄いスモーク(透過率は不明)の入ったランエボ10です。

明るさの設定は全て最高にするのが理想ですが、「SN-SV70c」「D6 PRO」には明るさの変更設定はありませんので、「HDR-751G」「DR02D」のみ明るさを最高設定としました。

まずは最も気になった夜間の明るさですが、周囲がそこそこ明るい場所では「DR02D」が最も明るく映り、次いで「SN-SV70c」「HDR-751G」となります。

「D6 PRO」と他のモデルとの差は歴然としています。

一方で周囲に光源が極端に少なくなるような場所では、やはり「SN-SV70c」が最も明るく、次いで「HDR-751G」→「DR02D」と言う結果です。

少ない光での視界の限界値は「SN-SV70c」→「HDR-751G」→「DR02D」となりますが、「DR02D」は一線を超えるといきなり暗くなるものの、かなりのところまで粘りを見せてくれました。

「D6 PRO」については普通のモデルの中では明るめではありますが、この3モデルと比べると限界値の差は歴然としていますね。

 

昼間に関しては明るさを上げている「HDR-751G」「DR02D」がどう見えるのかが懸念されましたが、「DR02D」についてはほぼ気になる点はなし、「HDR-751G」の方は全体的に画面が白くなります。

 

まあ、白くなるのは「SN-SV70c」「D6 PRO」が黒くなる時でもあるので、全体感の把握の部分では補正の強い「HDR-751G」の方が優れているかも知れません。

結論としてはこの4モデルの中では、コスト度外視で考えるなら「SN-SV70c」→「HDR-751G」、コスパなら「DR02D」(フロントカメラは「DR02」)となるのではないかと思います。

おそらく、リアスモーク車だと極端に明るいモデルでない限り、「D6 PRO」と大差ない明るさになると思います。

※ドライブレコーダーのリアへの取付は以下のページの最後に説明しています。

■  ドライブレコーダーの取り付け方法

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ドライブレコーダー後方録画ステッカーのすすめ

■ ドライブレコーダー メニュー

■ 最新版 おすすめドライブレコーダーのまとめ

■ ドライブレコーダー人気ランキング

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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