※2026年4月1日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家で開発にも携わっているLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
ドラレコの夜間性能は、ここ数年で大きく進化しています。
2018年前後にSONYの低照度撮影技術「STARVIS」が登場し、それまで暗くて使い物にならなかった夜間映像は、一気に実用レベルまで引き上げられました。
そして2022年以降、その進化版となる「STARVIS 2」が登場しています。
STARVIS 2とは?従来との違い
STARVIS 2は、従来のSTARVISの後継にあたるSONYのイメージセンサー技術です。
従来のSTARVISは「暗い場所でも明るく撮影できる」という点に特化していましたが、STARVIS 2ではさらに
- ダイナミックレンジの向上(白飛び・黒潰れの抑制)
- 逆光や街灯下での見やすさの改善
- ノイズ低減
が強化されています。
つまり単純な明るさだけでなく、夜間の「見える情報量」が増えているのが大きな違いです。
ただし重要なのは、
- センサー性能だけでは画質は決まらない
- レンズ、ISP(画像処理エンジン)のグレード、ソフトバンクチューニングやビュワー処理で大きく変わる
という点です。
実際、STARVIS 2対応でも暗い製品は存在します。
夜間性能で重要なのは「センサー+ISP+ビュワー」
夜間性能を最大化するには、
- STARVIS 2センサー
- ISP(高性能な画像処理エンジン)
- 専用ビュワーでの明るさ補正
この3つが揃っていることが重要です。
センサーが高性能であっても、ISP(画像処理エンジン)の性能が低いと低照度でノイズが発生し易くなり、ダイナミックレンジも狭くなります。
また、専用ビュワーによる補正がある製品では、
- 暗部の持ち上げ
- 視認性の向上
が可能になり、一般的なドラレコの限界を超えた明るさで映像を確認できます。
さらに、駐車監視用途では
- 360°または多カメラ構成
による死角の少なさも重要になります。
STARVIS 2対応で夜間性能が突出しているモデル
ここでは以下の条件を満たすモデルに絞って紹介します。
- 全カメラSTARVIS 2対応
- 高性能ISP搭載でダイナミックレンジが広い
- 専用ビュワーで明るさ補正が可能
- 360°または多カメラで死角が少ない
iKeep iReco 55DR

iReco 55DRは、フロントに4KのSTARVIS 2センサー、インナー・リアにもフルハイビジョンのSTARVIS 2を採用した3カメラモデルです。
- フロント:4K 360°(IMX678)
- インナー:FHD(IMX662)
- リア:FHD(IMX662)
360°モデルの弱点であるナンバー認識を4Kで補いながら、全方位をカバーする構成です。
さらに専用ビュワーでは
- 夜間映像の明るさ補正
- 3カメラ同期再生
が可能で、暗所でも視認性の高い映像を確認できます。
夜間の証拠能力と死角対策を両立したモデルです。
VANTRUE E360

VANTRUE E360は、前後に360°カメラを配置した全方位モデルです。
- フロント:2.5K 360°(IMX675)
- インナー:2.5K 360°(IMX675)
- リア:2.5K(IMX675)
専用ビュワーでの明るさ補正により、全方位で明るい映像を確認できるのが特徴です。
死角の少なさと夜間の視認性を重視する場合に適したモデルですが、ナンバ認識の面でやや弱い面が見受けられます。
VANTRUE N5S

N5Sは、STARVIS 2センサーを採用した分離型4カメラモデルです。
- フロント:2.5K(IMX675)
- インナー前後:FHD(IMX662)
- リア:2.5K(IMX675)
各カメラが独立しているため、歪みが少なく、ナンバー認識と明るさのバランスに優れています。
専用ビュワーでの補正により、夜間でも非常に明るい映像を確認可能です。
前方斜め方向に死角が発生しますが、精細感と多方向カバーを重視する方向けのモデルです。
まとめ
STARVIS 2は、従来よりも確実に夜間性能が向上していますが、
- センサー性能だけでは不十分
- ISP性能とビュワー補正の構成が重要
という点がポイントです。
今回紹介した3機種は、
- 全カメラSTARVIS 2対応
- 構成のISP採用
- ビュワー補正あり
- 死角が少ない構成
を満たしており、夜間の実用性が非常に高いモデルです。
夜間の証拠能力を重視する場合は、このクラスから選ぶのがおすすめです。



コメント
はじめまして。
わたくしなりの3機種所持の感想です
「Vantrue N5」はHDR搭載でないので夜間画像が、STARVS 2?って位に暗いですよね。
「Vantrue N4 Pro」の夜間はさすがIMX678(HDRの効果?)だけあって、白飛び&黒潰れなく非常に明るいですが、少し青みがかったチューニングの様に思います。
「70mai A810」はホント完璧と言える様な超絶クリアな画像に舌を巻きました。
VANTRUE製品は専用のビュワーでの調整ありきなので、やや暗めにチューニングされてますね。
「A810」はダークホースでした(-_-;)