こんにちは!Omiです。
ドライブレコーダーの駐車監視は当て逃げやイタズラ対策として大きな力を発揮してくれますが、駐車監視モードのON/OFFの設定変更や、自宅駐車場などでの電源OFFの操作が結構面倒だ…と言うご意見を時々頂きます。
私自身もこれは数年来の悩みの種になっており、かつてはユピテルの製品で自宅をGPS登録する事で自動で駐車監視をキャンセルするドラレコ「DRY-ST6000d」を使っていた時期もありますが、この製品は1カメラですしあまり売れなかったようで、このようなシステムを搭載したドラレコはユピテルの限られた高額な360°ドラレコのみとなっています。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
駐車監視の運用は結構面倒だったりする
ドラレコの駐車監視の解除は、コムテックの様にパーキングボタンの単押しの製品もあれば、電源ボタンの長押しが必要なもの、タイマーケーブルのスイッチをOFFにするもの、電源ケーブルを抜くもの、など様々ですが、原則としては何かしらの操作を要求され、これを忘れると必要ない場所で延々と駐車監視を行い、無駄にバッテリーの電力を消耗する事になります。
特に長押し操作や、電源ケーブルを抜くタイプの製品は運用が面倒なので間に後付けのスイッチを入れた事もありますが、外出時にスイッチを入れ忘れてドラレコが起動していなかった…などと言う本末転倒な事態を何度か経験し、現在では諦めてスイッチは外しています。
ほとんど全てのドラレコに使えるGPSによる電源コントロール装置
この問題を解決しようという願望は数年前から持ち続けていたものの資金面や生産ルートの問題でなかなか実現するに至らず、心の中にモヤモヤを懐き続けて来ましたが…
ようやくとあるメーカーさん経由で製品化のチャンスに恵まれました。(企画だけでなく出資もしていますので、良くある名前だけとか、遊び半分のコラボなどの次元ではないです。ただし、生産・販売機能はLaBoon!!にはないのでやりません)
既にデバッグ用サンプルが剥き出しの基盤の状態で手元に来ていますが、機能的にはシンプルでGPS登録ポイントでドラレコへの電流を遮断し、電源をOFFにすると言うものです。
この装置は
・車両、または外部バッテリーに接続するIN側は常時・ACC・アースの3芯
・ドラレコと接続するOUT側も常時・ACC・アースの3芯
となりますが、2芯のドラレコ、またはシガーソケットタイプのドラレコの場合にはOUT側のACC線を絶縁、常時とアース線のみを接続する事で使用が可能です。
動作の概要
この装置の動作概要はこちらの通りです。
・GPS登録ポイント以外では、ドラレコの設定に依存してこの装置を使わない時と同じ動作をする
・GPS登録ポイントでは、エンジン(ACC)をOFFにすると、OUT側の赤・白線の電流を遮断してドラレコの電源が落ちる
・GPS登録ポイントでも、エンジン(ACC)をONにすると、OUT側の赤・白線に電流が流れドラレコが起動する
・GPSを受信出来ない場所では、ドラレコの設定に依存してこの装置を使わない時と同じ動作をする
・この装置のスイッチをOFFにすると、エンジンの状態に関わらず強制的にドラレコへの給電が遮断され、ドラレコの電源が落ちる
・エンジンOFF後にドラレコへの給電を判定した後は、30mA程度の電流で待機する(これは待機電力をゼロにするように依頼していますが、ゼロにはならず1~2mA程度になりそうです)
一般的な車の暗電流は45~65mAと言われていますので暗電流が2~3%増える程度になります。
※登録ポイントの約半径20m以内が有効範囲
操作の手順
この装置の操作手順はこちらの通りです。
・ボタン短押しでGPSキャンセルポイント登録(最大50地点)
・ボタン長押しでGPSのポイントの一括削除
実際の使用感
本機は別体のGPSアンテナをダッシュボード上に設置する仕様ですが、今回はデバッグですので助手席にGPSアンテナを設置して運用を行っています。
一番気になるのはやはりこのシステムの測位の精度ですが、ユピテルのレーダー探知機が測位不能な屋内駐車場でも測位を維持していましたので、スマホやカーナビなどが測位出来ている場所では機能しそうです。
やはり、自宅駐車場で毎回操作しなくて良いのは楽ですね。
ただし、コンクリートの地下駐車場や機械式の立体駐車場では測位出来ない可能性はあります。
今後のスケジュール
生産と販売の主体はLaBoon!!ではないのですが、3月頃を目処に発売になりそうです。
場合によっては事前にクラウドファンディングで割引販売があるかも知れません。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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Omi様
ご無沙汰しております。以前、GARMIN 46Zの駐車監視に関して色々相談に乗っていただいたvoxです。
素晴らしい製品の企画ですね!めちゃくちゃ楽しみにしております!
現在、Omi様に何度もご指導していただき、現在は
●46Z ー 駐車監視ケーブル(1) ー UPS400(1)
●mini ー 駐車監視ケーブル(2) ー UPS400(2)
UPS400のスイッチは常にON。
自宅駐車場にて、スマホでGARMINアプリの設定から、
駐車監視のON/OFFを行なっています。
Omi様おっしゃるように、この作業が地味にめんどくさいです。
私の運用でも、今回のOmi様の製品は使用可能でしょうか?
その場合、当然、2台必要になりますよね。
vox様
早速チェックして頂きありがとうございます!
①UPS400×2の場合にはUPS400から出ている3芯をそれぞれ同じポートの種類で2本ずつ結線
②その後にこの装置のIN側につなぐ
③OUT側はそれぞれ二又に分岐
これで1台で運用できると思います。
Omi様
ご返信ありがとうございます。
なるほど、1台で運用可能なのですね!
楽しみにしております。
先日も、自宅駐車場に停めて部屋に戻ってから、「あ、駐車監視、切り忘れた」と車に移動。
そして「あ、スマホ部屋に置いてきちゃった。アプリ使えないじゃん」
と、二度手間、三度手間に…。
(46Zは本体から設定できますが、miniはアプリがないと何もできないので…)
vox様
駐車監視も最初のうちは物珍しくて操作するのですが、そのうち面倒になりますね。
特にWiFiモデルで電源のON/OFFが面倒な機種だと凄く便利になりますよ!
是非、欲しいので
クラウドファンディングになりましたら
お願いしたいです
マサシ様、ありがとうございます!
クラウドファンディングの話が進みましたら記事更新しますね。