車内撮影が出来るおすすめドライブレコーダー

※2021年5月26日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

最近は前後2カメラタイプのドライブレコーダーの普及が随分と進んでいますが、スタンダードなのはこのようにリアカメラが別体となったセパレートタイプのモデルです。

これらのモデルのリアカメラは、あくまでも車外後方を撮影する為のものであり、フロントガラスに車内に向けてリアカメラを設置する事は可能ではあるものの、ある程度以上の明るさがないと夜間は車内側が真っ暗に映ってしまいます。

ドライブレコーダーで車内側の撮影を行う目的は、デンジャラスドライバーの暴力行為の証拠確保や、警察の誤認検挙の抑止であったり、趣味的な使用、または教習所やタクシーなどでの業務使用が考えられますが、この記事ではドラレコで車内撮影を行う方法について、以下の4つの括りでご紹介致します。

・一体型の前後2カメラドラレコ
・セパレートタイプの前後2カメラドラレコ
・3カメラドラレコ
・360°ドラレコ

一体型の前後2カメラドラレコ

車内撮影用のサブカメラを搭載しているドライブレコーダーは、フロントにメインのカメラ、裏側にサブカメラが設置されているものがほとんどです。

車内撮影用のカメラには、夜間でも車内が明るく映るように赤外線LEDが搭載されているものが主流ですが、最近の製品はカメラ性能が向上している為、赤外線をOFFにした方が夜間の車内・車外の視認性が上がります。

逆に赤外線をONにしてしまうと、それがサイドガラスに反射して車外が見えにくくなってしまうシチュエーションがあります。

このタイプの製品はそこそこ発売されているモデルが多いのですが、画質の面では直近で出てきたVANTRUEの「N2S」がダントツの高画質なので多くは紹介しません。

VANTRUE「N2S」

一体化2カメラドラレコとしては最強の画質を誇るのがVANTRUEの「N2S」です。

こちらは同社の一体型2カメラドラレコとしては3代目に当たり、VANTRUE「N2」→「N2 Pro」→「N2S」と新しくなるほど大幅に画質が向上しています。

フロントカメラに500万画素のSTARVISセンサー「IMX335」、インナーカメラに200万画素のSTARVISセンサー「IMX307」を搭載した、このカテゴリーでは最も高いハードウェアスペックを誇る製品となっており、VANTRUEビュワーと合わせて使用する事で他社の製品が全滅する破壊力を発揮します。

最強の一体化2カメラドラレコ VANTRUE「N2S」の実機レビューと評価!
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一体型2カメラのその他大勢

「N2S」が発売されるまではこれらの製品もそれなりにおすすめして来たのですが、VANTRUEビュワーの補正能力が桁外れに高いので現状ではその他大勢の扱いになっています。

なので…画質よりもデザインなどが気に入れば?と言ったところですね。

ナンバー認識能力が最強の3カメラドラレコ

一体型の2カメラドラレコはフロントと車内・左右の認識は得意ですが、後続車両の動きとナンバーを把握するのが苦手です。

このような理由から、2020年初頭からは3カメラドラレコのライナップも増えており、年末時点ではスマート型の3カメラモデルもいくつか出てきています。

こちらも前述のVANTRUE「N2S」にリアカメラが付いた「N4」がダントツの高画質ですが、他の製品はスマートミラー型であるなど、目先が異なりますので一択と言う訳ではありません。

VANTRUE「N4」

VANTRUEの「N4」は、フロントカメラに500万画素のSTARVISセンサー「IMX335」、インナーカメラ・リアカメラに200万画素のSTARVISセンサー「IMX307」を搭載した、現行の3カメラドラレコとしてはダントツの高画質モデルです。

何故この製品がそんなに評価が高いのか?と言いますと、それはこちらの4つ理由からになります。

・3カメラで前後だけでなく左右の状況も鮮明に記録できるので、事故や煽り運転の被害にあった際の状況証拠に強い
・前方を撮影するカメラの解像度が400万画素相当で、競合する360°タイプのドラレコに比べるとナンバーの認識精度が圧倒的に高い
・駐車監視では、動体検知にも対応し、通常の2カメラドライブレコーダーでは映らないドアパンチにも強く、360°タイプのドラレコでは映らないナンバーも鮮明に読み取れる
・パソコンで動画を再生する際に使うVANTRUEビュワーでは、明るさ・コントラスト・ガンマ値などが調整可能で、暗いシーンでも従来のドラレコの限界を大きく超えた明るさで再生できる

最近は360°タイプのドラレコにリアカメラを合わせた製品が増えていますが、このタイプはナンバーの認識精度が致命的に低く、一つのレンズで車外・車内を撮影する為に夜間には車内・車外ともに暗くなってしまいます。

一方で3カメラの「N4」はそれぞれ車内・車外を撮影する為に最適化されたカメラで、明るさを調整できるVANTRUEビュワーを使って再生する事が出来ますので、月明かり程度の明るさでも圧倒的な明るさの映像を再生する事が可能です。

ドライブレコーダーに事故の際の状況証拠だけでなく、あおり運転の被害に遭った際のナンバーの認識能力を求める、またはドアパンチも含めた駐車中の監視能力を求めるのであれば、現在販売されているドライブレコーダーの中で最もおすすめなのが「N4」になります。

実機レビュー VANTRUEの3カメラSTARVISドラレコ「N4」の評価
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VANTRUEキラーのVIOFO「A139 3CH」

VIOFOは主に欧米を主戦場として来た中国の大手ドラレコ専業メーカーで、VANTRUEと非常に良く似たビジネスモデルを展開していますが、売上規模はVANTRUEのおよそ3倍の年間30万台を誇ります。

ただし、日本市場の進出は2019年後半からとなっている上、日本の売上依存度がVIOFOよりも低い為か未だ日本向けのローカライズが中途半端な印象を受けます。

とは言え、同社の製品はどれも高画質・高性能である為、LaBoon!!では2カメラモデルを中心に積極的におすすめして来ました。

「A139 3CH」は同社のフラッグシップに当たる3カメラモデルで、WiFi対応・偏光フィルター・外部マイクのOPなど、画質だけでなく多機能さも魅力な製品です。

フロントカメラは500万画素STARVISの「IMX335」、インナー・リアはVIOFO定番の200万画素STARVIS「IMX291」とハードウェア構成は概ねVANTRUE「N4」と似たようなものですが、本機は発売後間もない未テスト製品ですので画質面での実力は未知数です。

特性的には「N4」キラーですが、PCビュワーによるアドバンテージがないですし、「N4」ほどの省電力性は持ち合わせてないと予測しています。

実機レビュー「A139 3CH」 VIOFO3カメラドラレコの評価
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4カメラまで対応可能な異色のネットワークドラレコ GARMIN「46Z」

GARMINは言わずと知れたアメリカのGPSメーカーでガジェットメーカーとしては抜群の信頼性を誇ります。

同社の「46Z」は2019年6月に発売された、WiFiとBluetoothでネットワークを構築する2カメラドライブレコーダーですが、このネットワークリアカメラ相当の単品モデル「mini」を2台まで追加する事で、最大で4台の構成が出来ます。

3台構成の場合には3台目を車内向きに、4台構成なら左右のクォーターガラスに外向きに取り付けるなど方法でユーザーの要望に合わせて撮影範囲を調整する事が可能です。

本機はSTARVISセンサーを採用している訳ではありませんが、ソフトウェアによるチューニング技術が優れており、昼間の白飛びを抑えながら夜間も比較的明るく撮影できるのが特徴です。

4カメラまで追加可能なネットワークドラレコ GARMIN「Dash Cam 46Z」が便利すぎた!
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スマートミラー型3カメラのNEOTOKYO「MRC-PRO1G」

NEOTOKYOはモジと言う日本のメーカーが持つブランドで、個人的にはウェブでの広告戦略に優れた印象が強いメーカーですが、取り扱い製品を絞る事でサポートを充実させているように見受けられます。

「MRC-PRO1G」は車内撮影用のカメラを装備したスマートミラー型の筐体に、セパレートのフロントカメラ・リアカメラをセットにした3カメラスマートミラーです。

イメージセンサーは前後カメラに200万画素のSONYのSTARVISセンサー「IMX307」を搭載し、強めのHDR補正で昼夜ともに優れた撮影能力を誇ります。

インナーカメラは白飛びが出やすく、赤外線LEDをOFFにする事が出来ませんので車外ではなく車内撮影向けの特性となっています。

タイムラプスによる駐車監視にも対応してますが、消費電力が非常に大きいのでバッテリーへのダメージが気になるところです。

実機レビュー 3カメラスマートミラー ネオトーキョー「ミラーカムPro MRC-PRO1G」の評価
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AKEEYO「AKY-X3GTL」

AKEEYOは中国の深圳に本拠を置くカーエレクトロニクスメーカー(商社)です。

同社はイエローハットで販売されている製品などのOEM生産を10年くらい続けてきたと言う実績があるのですが、2019年頃からamazonを中心に自社通販を始めるようになりました。

「AKY-X3GTL」は、12型右レンズの液晶とセパレートのリアカメラに、セパレートのサイドカメラ、またはセパレートの車内向けカメラ、と言う3カメラ対応のスマートミラーです。

NEO TOKYOの「MRC-PRO1G」と比べるとフロントカメラの性能が落ちますが、インナーカメラは昼間の白飛び・夜間の黒潰れには強い特性で、価格的にも「MRC-PRO1G」の半額以下となっていますので、コスパを考えると3カメラモデルとしては「AKY-X3GTL」がおすすめとなります。

また、タイムラプスモードにも対応し「MRC-PRO1G」ほど極端に消費電力が大きくはないので、駐車監視目的であれば「AKY-X3GTL」がおすすめです。

実機レビュー、3カメラスマートミラーAKEEYO「AKY-X3GTL」の評価
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360°ドライブレコーダーで全てを撮影する

ここ2年くらいでコムテック・ケンウッド・ユピテルなどから、「360°+リアカメラ」の2カメラモデルの発売が相次いでいますが、2021年に入ってから発売されているコムテックの「ZDR037」は、800万画素STARVISで4K相当の解像度での録画が可能です。

このカテゴリーではナンバー認識精度、夜間の明るさの面でこのカテゴリーで頭一つ抜けていますので画質で選ぶなら「ZDR037」一択と言えるでしょう。

実機レビュー「ZDR037」4K相当の360°+リアカメラドラレコの評価!
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車内撮影が出来るドライブレコーダーのまとめ

以上、車内撮影ができるドライブレコーダーについていくつかご紹介しました。

駐車監視を考慮しているのであればVANTRUEの「N4」、事故の際の状況証拠をより重視するのであればコムテックの「ZDR037」を選ぶと良いでしょう。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

コメント

  1. 通りすがり より:

    ZDR-026のサブカメラをフロントに設置し、後ろ向きに撮影するのはいかがでしょうか?

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      通りすがり様
      ZDR-026はSTRVISでも明るさ特化の味付けではなく、車内向けと言う感じではないですね。
      また、車内向けだと高解像度が活かせませんし、車間距離のファイルロックも効かなくなるので、勿体ない使い方になると思います。

      • 通りすがり より:

        返信ありがとうございます。

        当方、駐車監視(ドアパンチ)を重点にドラレコを検討しておりますが、360℃カメラはナンバーの識別が厳しいとの事でしたので、2カメラはタイプでフロントから前後で撮影出来るものを検討いる中でZDR-026が使えないかと思ったのですが、ZDR-026のSTRVISは車内向けではないのですね…

        • 管理人Omi 管理人Omi より:

          通りすがり様
          車内に向けてカメラを設置するのは色々難しい部分がありまして…

          性能が低いドラレコを車内に向けて設置すると
          ①ガラス越しの外の映像が白飛びする
          ②夜間は車内も外の映像も暗くなる
          と言う問題が発生します。

          1.車内向けに設置して、車内だけを撮影したいのなら、夜間の赤外線LED対応製品などが最適です。

          2.車内向けに設置して、車外だけを撮影したいのなら、昼間の白飛びに強く、夜間も車外がそこそこ明るく映る製品が最適です。(白飛びと明るさはトレードオフの関係にあるので、この条件を満たす製品はコムテックのHDR-351/2、くらいしかないような気がします。

          3.車内向けに設置して、車内と車外を撮影したいのなら…となると更に難しくなります。今のところ一番正解に近いのはやはりHDR-351/2かなぁとは思うのですが…。

          予算の条件が無ければカーメイトのダクション360Sがドアパンチには強いですが、通常の駐車監視の運用だと小さな衝撃を検知しない可能性がありますので、駐車中も走行中の常時録画を延々と継続させる必要がありますね。
          ただ、microSDカードが128GBまでですので3時間分のデータしか保存できないのが難点ですが。

          https://car-accessory-news.com/dc5000/

          • 通りすがり より:

            詳しいご説明ありがとうございます。HDR-351/2を二台使いにして二台とも駐車監視にした場合は、バッテリーの減りも2倍になってしまい、駐車監視の録画時間も半分になってしまうという理解でよろしいでしょうか?360Sは予算的に厳しそうです…
            ちなみにVREC-DZ700DSCのサブカメラの性能はいかがでしょうか?

          • 管理人Omi 管理人Omi より:

            通りすがり様
            見た目や運用の部分はさておき、最小限のコストて最大限の効果を得ようと考えるなら、今のところHDR-351/2×2台ですかね。
            電力消費に関しては、単純に2倍ではなく2倍+アルファになりますね。一度に流す電流が大きくなるほどバッテリーの持ちは悪くなりますので。
            VREC-DZ700DSCについては、随分前にサンプルは手配してあるのですがなかなか時間が取れず放置気味です。
            テストは10月になりそうです。

            STARVISなので車外の白潰れには弱そうです。

  2. 通りすがり より:

    お忙しいところありがとうございます。

    それでは、現時点ではHDR-351/2×2台使い+ドラレコ用UPSの使用がベターでしょうか?

    VREC-DZ700DSCのテストも楽しみです。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      通りすがり様
      見た目の問題を考えなければHDR-351/2×2がベストな設定と考えます。
      VREC-DZ700DSC、一ヶ月以上前からサンプルあるんですが、どうしても外部依頼のレビューが先になってしまうので、10月中旬以降になりそうです…。

  3. 通りすがり改めブランドル より:

    HDR-351/2二台使いについて一点気になったのですが、車室内側に向けたドラレコについては、モニターがフロントガラス側を向いているので、本体設定や動画確認の際は、本体を回転させ、モニターを確認することは可能でしょうか?

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      通りすがり改めブランドル様
      付属のレンチでマウント固定ボルトを緩めれば360°回転出来ますが、面倒と言えば面倒です。

      • チュウソン より:

        レビュー要望の欄に無いのでこちらから失礼します。
        オウルテック社のOWL-DR803FG-3Cをレビューして頂きたいです。

        • 管理人Omi 管理人Omi より:

          チュウソン様
          確認すると公開できなくなる可能性があるので確認していなのですが、この製品はVANTRUEのOEMである可能性があり、「N4」とほとんど同等品だと思ってます。なのでこちらのレビューをご参考に頂けると幸いです。
          https://car-accessory-news.com/vantrue-n4/

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