2019年9月25日更新~9月に発売されたMAXWIN「DVR-D021」について追記しました。

最近は前後2カメラタイプのドライブレコーダーの普及が随分と進んでいますが、スタンダードなのはリアカメラが別体となったセパレートタイプのモデルです。

これらのモデルのリアカメラは、あくまでも車外撮影用のカメラであり、車内に向けてカメラを設置する事は可能ではあるものの、ある程度以上の明るさがないと夜間は車内が真っ暗に映ってしまいます。

ドライブレコーダーで車内撮影を行う目的は、警察の誤認検挙の抑止であったり、趣味的な使用、または教習所やタクシーなどでの業務使用が考えられます。

この記事ではドラレコで車内撮影を行う方法について、以下の4つの括りでご紹介致します。

①一体型の前後2カメラドラレコ

②セパレートタイプの前後2カメラドラレコ

③360°ドラレコ

④1カメラドラレコを車内に向けて設置

一体型の前後2カメラドラレコ

車内撮影用のサブカメラを搭載しているドライブレコーダーは、フロントにメインのカメラ、裏側にサブカメラが設置されているものがほとんどです。

中には車内用のサブカメラの向きを上下左右に方向調整する事が可能なモデルもあります。

なお、この手のモデルについてはあくまでも車内の様子を撮影する事が目的となっていますので、ほとんどのモデルはダイナミックレンジはそれほど広くはありません。

その為、サイドガラス・リアガラスから車外を撮影した場合には、昼間の場合には外側が白く潰れてしまいますし、夜間は赤外線搭載のモデルでない限り、車内も車外も真っ暗になる可能性が高いです。

VANTRUE「N2」

VANTRUE「N2」はフロントが固定式、車内撮影のリア用が上下に可動する2カメラタイプのドライブレコーダーです。

2カメラ録画の際の解像度は、フロント:1440×1080+リア:1280×720となっています。(フロントカメラのみの使用では1920×1080)

GPSはオプションのマウント一体型、逆光補正はフロントがHDR、リアは非対応なので昼間の車内はそれなりに鮮明に映りますが、車外はかなり白潰れします。

また、赤外線ライトなどは付属しませんので、夜間の車内動画は真っ暗になってしまいます。

なお、このモデルは動体検知に対応し、専用の常時電源ケーブルも販売されていますので、駐車監視も可能です。(動体検知はフロントのみで、録画は前後)

VANTRUE 前後2カメラドライブレコーダー「N2」のレビュー、評価

VANTRUE「N2 Pro」

VANTRUE「N2 Pro」は、「N2」の上位モデルと言った位置付けで、前後に200万画素のSONYのイメージセンサーを搭載し、フルハイビジョンの解像度で2カメラ録画を行います。

サブカメラの画質の特徴としては、補正はそれほど強くない為、外側が白潰れし易くなっていますが、赤外線LEDを搭載していますので、夜間の車内は明るく映ります。

実機レビュー一体型2カメラドライブレコーダー VANTRUE「N2 Pro」の評価

MAXWIN「DVR-D021」

MAXWIN「DVR-D021」は、2019年9月に発売されたばかりのハードウェア的には最新のトレンド構成で、フロント・リアカメラに200画素の暗視特化型のSONYのSTARVIS対応のイメージセンサー「IMX307」を搭載し、さらにリアカメラには4灯赤外線LEDを搭載した「N2 Pro」のライバル機です。

「N2 Pro」よりも後発なだけあって、昼間の白潰れ・夜間の明るさ・録画視野角などの面で「N2 Pro」を上回る性能となっており、価格もリーズナブルです。

実機レビュー 前後STARVISの一体化2カメラドラレコ「DVR-D021」の評価

セルスター「CSD-690FHR」

セルスターの「CSD-690FHR」は、夜間特化型のSTARVISに対応したSONYの裏面照射型CMOSセンサーを車外向けに、赤外線LED内蔵の100万画素のカメラを車内側に装備した液晶なしの1ボディ2カメラのドライブレコーダーです。

本機は液晶を搭載していないので、レーダー探知機などの外部機器と接続して動画を確認するのでなければ、設置時の調整にもパソコンでの再生による確認が必要となります。

従ってイマイチ使い勝手が悪いかも知れませんし、夜間は赤外線で車内を明るく撮影できますが、車外についてはやはり白つぶれしているようです。(車外は明るい模様)

VANTRUE「N2」に比べると夜間は車外も車内も明るいのでアドバンテージはありますが、WiFi非対応の液晶なしモデルの為、単体での使用については使い勝手にやや難アリと言ったところかと思います。

セルスター2カメラドライブレコーダー「CSD-690FHR」発表

JAF「ドラドラまるっと」

JAFの販売する「ドラドラまるっと」は、筐体前後に超広角の水平180°×垂直80°のカメラを搭載するWiFi対応の液晶なしモデルです。

録画解像度は前後ともにフルハイビジョンで視野角がやたらと広い為、大雑把な周囲の状況の認識は得意ですが、おそらくナンバーの読み取り精度は他のフルハイビジョンには劣るでしょう。

室内側のカメラは車外撮影向けの特性になっているようなので、夜間の車内がどれくらい明るく映るかは不明ですが、事故の際の状況証拠の認識能力は非常に高いものとなりそうです。

JAFの一体型2カメラドライブレコーダー「ドラドラまるっと」がちょっと珍しい

CANSONIC「Z1」

CANSONICの「Z1」は筐体の左右に回転式のレンズを搭載した、前後フルハイビジョンの異色の2カメラドラレコです。

モノ自体は2017年発売なので古いと言えば古いです。

従って夜間の撮影能力などは最新モデルに比べるとしんどいと思いますが、こちらの公式動画を見る限り昼間は白潰れしていませんので、ワイドダイナミックレンジは結構広そうな印象を受けました。

なお、Z1シリーズはレンズの視野角やズーム機能の有無などで3種類の型番が用意されていますので、興味のある方は以下の記事もご参照下さい。

一体型の2カメラドライブレコーダー CANSONIC「Z1」シリーズ

セパレートタイプの前後2カメラドラレコ

最近までは車内撮影用のカメラと言うのは、基本的に教習所やタクシーなどのクレーム対応、防犯目的で使用されている事が多かった為、個人向けのこの手のモデルはあまり見かけなかったのですが、2018年の4月にコムテックから「HDR-951GW」と言うモデルが発売されています。

型番が最上位の「HDR」となっている事から、他のHDR系のモデルと同様に超絶逆光補正+夜間が明かるフロントカメラと、赤外線搭載のリアカメラの構成である可能性もあったのですが、Youtubeなどの動画を見る限りフロントカメラは下位グレードの「ZDR系」に似たものであると感じています。

価格帯から考えるとハイエンドではなさそうですので、他の2カメラタイプとの違いはリアカメラに赤外線を搭載している点のみになろうかと思います。

※リアカメラは昼間の白潰れには弱いかも知れない

まあ、この記事の趣旨である車内撮影と、液晶搭載のフロントカメラの組み合わせを考えると使い勝手などの面ではセルスターの「CSD-690FH」よりは上で、フロントカメラ画質は「CSD-690FH」未満と言ったところでしょうか。

コムテックドライブレコーダー2018年モデル第二弾「HDR-951GW」発表

360°ドライブレコーダーで全てを撮影する

ここ1年くらいでユピテルやカーメイト、その他の中小メーカーから360°ドライブレコーダーが発売されていますが、事故の際の車外の状況と車内をバランスよく撮影する場合には、360°ドライブレコーダーが最適である場合もあります。

価格帯は1万円台後半~7万円程度まで幅広く、それぞれ特徴が異なります。

ドライブレコーダーとしての本来の機能面でやや妥協が必要な部分もありますので、詳しくは以下の記事をご参照下さい。

360度ドライブレコーダーの最新事情

1カメラのドライブレコーダー×2で車内も撮影する方法

2018年現在の状況であれば、車内を撮影しつつ車外の状況も撮影したいと考えるのであれば、1カメラのドライブレコーダーをフロントガラスに逆向きに設置する方法が最もおすすめです。

ただし、逆向き設置に適したドライブレコーダーの条件が3つあります。

①HDR補正が強烈で白つぶれに極めて強い事

②夜間の受光能力が高く、ある程度の明るさで車内も車外もそれなりに明るく映る事

③マウントの前後の可動範囲が広く、逆向きに設置した時でも適切な向きを維持できる事

これらの3つの条件を満たしたモデルは、現在のところ一つしかありません。

それはコムテックの「HDR-351/352系」となります。

■ コムテック「HDR-351H/HDR-352GH/HDR-352GHP」のレビュー、評価

この系統のモデルは昼間は強烈な逆光補正で白つぶれに極めて強く、夜間はある程度の明るさがあれば車内も車外もそこそこ明るく映ります。

 

車内撮影が出来るドライブレコーダーのまとめ

車内撮影が出来るドライブレコーダーについては、純粋に昼夜の車内だけを撮影出来るだけで良いと考えるのであれば、価格と性能のバランスが取れたVANTRUE「N2Proがおすすめです。

車内も車外もきちんと撮影したいなら、コムテックの「HDR-351/352系」を内側に向けて撮影する方法が最も好ましいでしょう。

2カメラタイプだと、車内と車外と満遍なく鮮明に撮影出来るモデルは、ほぼないのが現状です。

(編集長  Omi)

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