セルスターからフロントカメラ筐体で既設のバックカメラの映像を録画するドライブレコーダー「CS-31F」が発売されています。

この手のモデルは既にパイオニアからも「VREC-DH700」というモデルが発売されていますが、こちらは自社カーナビ+バックカメラの専用品であるのに対して、「CS-31F」はカメラを指定しない汎用性の高いモデルとなっているようです。

なお、セルスターはネットや量販店よりもトヨタ系列のTZや、その他ディーラー向けのOEM製品や法人向けのモデルの生産に力を入れており、この製品もメインの販路はディーラーになるであろうと考えられます。

「CS-31F」のスペックと特徴

「CS-31F」のスペックは同社のSTARVISモデル「CSD-750FHG」がベースとなっており、その2カメラ版が「CSD-790FHG」となる訳ですが、「CSD-790FHG」から付属のリアカメラを外し、既設のバックカメラの映像を録画する仕様となっています。

CS-31F
19.02発売
フロント:1920×1080/30fps/HDR
リア:720×480(OP)
LED信号対応
水平録画視野角 116°
microSD付属16GB
microSD最大64GB
フォーマット不要機能
GPS内蔵
安全運転支援機能
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動起動
専用ケーブル
GDO-10
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

確か…パイオニア以外にもあまり有名ではないメーカーからこの手の製品は発売されていた記憶があるのですが、どの製品であったかは失念しました…。

「CS-31F」のプロダクトページの説明を見る限り、RCA出力のバックカメラを分岐させて「CS-31F」に取り込む事で市販のバックカメラの映像が録画可能になる模様です。

バックカメラの録画解像度は30万画素ですので、ナンバーの読み取りは難しそうですし、通常のバックカメラは夜間の明るさを重視しがちで、最近のドラレコに使われているようなカメラと比べると安くて性能もショボい物が多いので組み合わせるカメラの選択が難しそうです。

「CS-31F」の画質の特徴

「CS-31F」のフロントカメラは夜間の明るさ特化型のSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載しており、ドラレコ単体の性能はなかなか良い方かと思います。

以下、「CSD-790FHG」の映像です。

モザイク状のブロックノイズが多いので、このクラスのドラレコとしてはナンバー認識は得意な方ではありませんが、全体の状況認識能力は高い部類に入ります。

操作性と運用面の手間の少なさがセールスポイント

その他、「CS-31F」も含めたこれらのドラレコの特徴としては、以下の2つのポイントが際立っています。

①タッチパネル搭載による操作系の分かり易さ

②microSDカードのフォーマット不要機能による運用の手間の少なさ

 

比較的年齢層が高いであろう、ディーラーでのドラレコの購入&取り付けを検討するようなユーザーにターゲットを合わせた構成となっています。

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オマケ機能が充実

「CS-31F」には以下の2つのオマケ機能が搭載されています。

①安全運転支援機能~前車発車警告・車間距離保持警告・車線逸脱警告

②オービス&安全運転ポイントアナウンス

 

①の安全運転支援機能についてはドライブレコーダー全般に言える事ですが、精度の問題がありますので必ずしも実用的であるとは言い難いものの、②のオービス警報・安全運転ポイントアナウンスに関してはレーダー探知機などを搭載しない車には、安全運転を促す効果が期待できるでしょう。

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「CS-31F」の駐車監視の仕様

「CS-31F」の駐車監視には別売のタイマーケーブル「GDO-10」が必要です。

録画の方式は以下の3つからの選択式となり、フロントカメラのみで動画を記録します。(バックカメラは通電しないので)

①常時録画のみ

②常時録画+衝撃録画

③動体検知+衝撃録画

「CS-31F」と組み合わせるバックカメラと取り付けの注意点

「CS-31F」はアフターパーツのバックカメラの映像を録画する仕様となっていますが、これらのバックカメラには①常時通電するもの、②バックギアに入れた時だけ通電するもの、の2種類があります。

例えばパイオニアの「VREC-DH700」などは、同社のバックカメラ「ND-BC8Ⅱ」などとの接続を前提としていますが、このカメラの場合には電源はエンジン連動のACC系統から取ります。

バックカメラからの映像は常にカーナビに入力されている状態から、バックギアに入れる事でカーナビにバック信号が入ると画面がバックカメラに切り替わると言う仕組みです。

一方でコムテックの汎用バックカメラ「SBC-10」などはACC系統ではなく、バックランプ配線などから電流を流してバックギアに入れた時だけ通電させます。

「CS-31F」などと連動させるの場合には、バックランプ配線ではなくACC系統から電源を取ってエンジンに連動して通電させる必要がありますね。

通常のバックカメラなら問題はないと思いますが、LEDが点灯するようなタイプだと保安基準に引っ掛かったり、LEDが焼き付く可能性がありますね。

※バックカメラによっては「常時通電させるな」と書かれているものもアリ

因みに…、構造的にはバックカメラの電源ケーブルを「GDO-10」の黄色の常時線に割り込ませれば、前後で駐車監視も可能になるものと考えられます。

「CS-31F」のまとめ

以上、「CS-31F」の特長についてざっくりとご紹介しました。

取り付けの面など色々面倒な部分が多く、そもそもセルスターのドラレコ全般が他社同クラスのネット通販価格と比べるとやたらと高いので、ネットユーザーやDIYユーザー向けではありません。

従って、取り付けまで全てディーラーでやって貰おうと考えている方は検討されでも良いのでは?という程度に私は考えています。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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