※2018年10月26日~1万円程度のドライブレコーダーの画質の比較を行いました。

最近はドライブレコーダーの一般化に伴い、日本のメーカーでも1万円クラスのドライブレコーダーが増えてきています。

現在では1万円程度の価格でも、1~2年前のスタンダード~ハイエンドクラスのモデルの性能を超えているものもあり、なかなかコスパが高いものが目立ってきていますが、この記事では過去に100台以上のドラレコ実機テストを行ってきたモデルの中から、これは「コスパが高い!」と感じるものを中心に、おすすめのモデルを8機種ご紹介します。

エントリークラスドライブレコーダー8モデル

今回ピックアップしたおすすめモデルは以下の8つです。

・ユピテル「SN-SV40c」

・コムテック「ZDR-012」

・ケンウッド「DRV-230/320/325」

・パイオニア「ND-DVR10」

・TA-Crative「TA-011C」

・AUTO・VOX「D6 PRO」

・AUKEY「DR02」

・ANKER「ROAV C1」

 

細かいスペックは以下の通りとなります。

TA-Creativeコムテック
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
TA-011cSN-SV40cZDR-012
17.12発売18.08発売16.06発売
TA-Creative公式通販
amazon
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amazon
楽天市場
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Amazon
楽天市場
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Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
2560×1440 30fps/WDR
1920×1080 60fps/WDR
1920×1080 30fps/HDR
1920×1080/30fps1920×1080/29fps
LED信号対応
録画視野角 水平113°録画視野角 水平115°録画視野角 水平109°
HDR/WDRHDRHDR/WDR
microSD付属なし付属8GB付属8GB
最大256GB最大32GB最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS非対応GPS非対応GPS非対応
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知常時録画+衝撃検知常時録画+衝撃検知
手動起動自動起動自動起動
専用ケーブルなし
外部電源を使用
専用ケーブル
OP-E487
OP-VMU01
専用ケーブル
HDROP-05
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。
ケンウッドパイオニア
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
DRV-230ND-DVR10
18.02発売16.02発売
Amazon
楽天市場
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Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080/27.5fps1920×1080/27.5fps
LED信号対応LED信号対応
録画視野角 水平100°録画視野角 水平105°
HDRWDR
付属16GB32GB
最大32GB32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS非対応GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知動体検知+衝撃検知
自動起動自動起動
専用ケーブル
CA-DR150
専用ケーブルなし
内蔵バッテリー50分
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。
AUKEYAUTO・VOXANKER
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
DR02D6 PROROAV C1
17.11発売16.06発売18.03発売
AmazonAmazon
楽天市場
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amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080/30fps
1920×1080/30fps

1920×1080/30fps
LED信号対応西日本LED信号非対応西日本LED信号非対応
録画視野角 水平108°録画視野角 水平110°録画視野角 水平108°
HDRWDRWDR
microSD付属なしmicroSD付属なしmicroSD付属なし
最大128GB最大64GB最大128GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS(OPらしいが販売なし)GPS非対応GPS非対応
-Wi-Fi対応(「技術基準適合証明」取得済み)
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
タイムラプス+衝撃検知
タイムラプス衝撃検知
手動起動手動起動自動起動
専用ケーブルなし
外部電源を使用
専用ケーブル
microUSBタイプ用
または外部電源を使用
内蔵バッテリー
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

エントリークラスおすすめモデルの画質の比較

ここで紹介している8つのドライブレコーダーは、どれもメーカーとしては信頼度が高く、ドラレコの性能としても標準クラス以上ではありますが、一挙にこれらの8モデルの画質の比較を行いました。

比較ポイントは以下の5点となります。

・録画視野角~録画可能な視野角の広さ

・精細感~ナンバーなどの文字の認識精度

・白潰れ耐性~逆光下での白潰れの少なさ

・夜間の明るさ~比較的明るい場所、暗い場所での視認性

・夜間のヘッドライト反射時のナンバー認識精度

 

「TA-011C」については、400万画素のイメージセンサーを搭載し、「2560×1440/WDR」の高解像度録画も可能ですが、今回は走行録画用におすすめの「1920×1080/HDR」モードを使用しました。

録画視野角について

録画視野角の広さは、事故の際の状況証拠を抑える観点では最優先に考えておきたいポイントです。

今回は、以下のようにケンウッドの「DRV-320(DRV-230のGPS版)」の水平100°を基準として改めて車両や歩行者が映る地面から近い位置を計測し直した結果、以下の通りとなりました。(録画視野角は公開されておらず、レンズ視野角を記載しているメーカーが多い為)

◆録画視野角の広さ

①TA-011C~水平115°

②SN-SV40c~水平114°

③ROAV C1~水平114°

④ZDR-012~水平113°

⑤DR02~水平112°

⑥ND-DVR10~水平111°

⑦D6 PRO~~水平110°

⑧DRV-230/320~水平100°

 

※多少の誤差はありますが、順位はほぼこの通りかと思います。(センターを大きめに映して、サイドを小さくゆがませるなど、レンズによって特性が異なりますが、ほぼ左右の端っこの視野角で計測しました)

何はともあれ、走行中の状況証拠を安定した視界を確保したいと考えている人には以下のモデルが最もおすすめです。

精細感について

精細感は駐車監視中や走行中のナンバー認識精度に関わるドライブレコーダーの能力です。

全てフルハイビジョンですが、基本的には視野角が広くなるほど精細感は落ちる傾向にあります。

ただし、ソフトウェアによる補正やイメージセンサーの性能などによって、これが逆転するケースも多いです。

8モデル全てを同時に駆動させて比較した結果は以下の通りです。

◆精細感(ナンバー認識精度)

①ROAV C2~良い

②TA-011C~良い

③D6 PRO~良い

④DR02~良い

⑤SN-SV40c~普通

⑥ND-DVR10~悪い

⑦DRV-230/320~悪い

⑧ZDR-012~悪い

 

白潰れ耐性について

ドライブレコーダーなどの全てのカメラ類は、撮影範囲内に極端な明暗差がある状態や、逆光が苦手です。

特にトンネルの出口付近ににおいては暗いトンネル内と出口との明暗差が大きくなる為、前方が白く潰れてしまう事があります。

今回は逆光下のトンネルにて各モデルの白潰れ耐性の比較を行いました。

結果は以下の通りです。

◆トンネル内白潰れ耐性

①ZDR-012~良い

②TA-011C~良い

③D6 PRO~普通

④ND-DVR10~普通

⑤DRV-230/320~普通

⑥SN-SV40c~普通

⑦ROAV C1~悪い

⑧DR02~悪い

 

夜間の明るさについて

夜間の明るさについては、最近は様々な補正が掛かっているモデルが増えている為、街灯が多い明るい場所、真っ暗に近い場所においてテストしました。

◆街灯が多い場所での明るさ

①DR02~明るい

②ROAV C1~明るい

③DR PRO~やや明るい

④SN-SV40c~やや明るい

⑤DRV-230/320~普通

⑥TA-011C~普通

⑦ND-DVR10~やや暗い

⑧ZDR-012~暗い

 

◆真っ暗に近い場所での明るさ

①SN-SV40c~明るい

②ROAV C1~やや明るい

③DR02~やや明るい

④TA-011C~暗い

④ND-DVR10~暗い

④DRV-230/320~暗い

④D6 PRO~暗い

④ZDR-012~暗い

 

ヘッドライト反射時のナンバー認識精度

夜間を明るめに振っているモデルは、場合によっては先行車両にヘッドライトが反射した際にナンバーが白潰れして読み取りが困難になりますが、HDR補正などで明るい部分、暗い部分を調整る事である程度判別が可能になります。

◆ヘッドライト反射時のナンバー認識精度

①SN-SV40c~高い

②TA-011C~高い

④ZDR-012~普通

④D6 PRO~普通

⑤DRV-230/320~普通

⑧ND-DVR10~普通

⑦DR02~低い

⑧ROAV C1~低い

画質の比較項目のまとめ

以上の5つの画質における比較項目をまとめると以下の表の通りとなります。

モデル録画視野角ナンバー認識白潰れ耐性夜間明るさナンバー反射
TA-011C★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV40c★★★★★★★★★★★★★
ROAV C1★★★★★★★★★
ZDR-012★★★★★★★★
DR02★★★★★★★★
ND-DVR10★★★★★★
D6 PRO★★★★★★★★★★★
DRV-230/320★★★★★★

エントリークラスのおすすめドライブレコーダー

次にこの結果を踏まえて各モデルの特徴をご説明します。

TA-Crative「TA-011C」

TA-Creativeの「TA-011C」は、手のひらサイズのコンパクトな400万画素のイメージセンサーを搭載した高解像度モデルで、もともとは「2560×1440」の高解像度WDRモードによる駐車監視向けのモデルです。

ただし、価格も他のエントリークラスのドライブレコーダーと変わらなくなっていますし、フルハイビジョンのHDRモードを使用する事でこのクラスでは最高レベルの録画視野角、白潰れ耐性、ナンバー認識能力、ナンバー反射耐性を誇ります。

最近は夜間の明るさ特化モデルが増えていますので、夜間については普通の明るさですが、駐車監視をしないユーザー向けにHDRモード、駐車監視をするユーザー向けには「2560×1440/WDR」モード、景色を綺麗に撮影したいユーザー向けには「1920×1080/WDR/60fps」モードなど、多彩な録画モードを搭載し、それぞれが中途半端ではなく実用性が高いのが特徴です。

手のひらサイズの400万画素ドラレコ TA-Creative「TA-011C」のレビュー、評価

ユピテル「SN-SV40c」

ユピテル「SN-SV40c」は、ドラレコ業界では最近流行りの夜間特化型のSTARVIS対応イメージセンサーを搭載したコンパクトドライブレコーダーです。

■ コンパクトで目立たないドライブレコーダー

このイメージセンサーがドラレコで使われ始めてからまだ一年経過していませんが、その間に諸々の画質面での調整が行われ、このモデルはSTARVISモデルの中でも、明るさを抑えて白潰れ耐性を強めた味付けになっています。

その結果、このクラスとしては録画視野角は最高レベル、STARVISの弱点である白潰れ耐性と反射耐性は標準レベル、ナンバー認識精度は標準レベル、通常時の夜間の明るさも標準レベルとなっており、極端に暗い場所になると砂嵐のような高感度ノイズを出しながら急激に明るくなるのが特徴となっています。

夜間特化型のイメージセンサーをバランスタイプに調整した結果ですが、特に夜間の防犯も絡めた駐車監視を考えている方におすすめのモデルです。

液晶が1.5インチで本体も円筒型の超コンパクトタイプですが、インターフェイスも含めて操作性はイマイチと感じます。

ユピテル STARVIS対応エントリードライブレコーダー「SN-SV40c」のレビュー、評価

ANKER 「ROAV C1」

ANKER「ROAV C1」はこのクラスでは最高レベルの録画視野角、ある程度以上の光源がある場所での夜間の明るさに特化した、板状マウントタイプのWiFi対応ドライブレコーダーです。

■ WiFi対応のドライブレコーダー 12選 2018年版

夜間特化型ではないイメージセンサーを使用していますが、全体的に明るくなるように調整されていますので、夜間は明るい反面、昼間の白潰れや夜間のナンバー反射には弱いと言う特徴を持ちます。

また、フレームレートが30fpsでソフトウェアでの調整も行われていませんので、西日本エリアにおいては信号が数秒間同期して消えて映る現象が発生しますので、東日本エリアでの使用を前提としたユーザーにおすすめのモデルです。

ANKER WiFi対応ドライブレコーダー「ROAV C1」のレビュー、評価

コムテック「ZDR-012」

コムテックの「ZDR-012」は過去1~2年で最も売れているエントリークラスのドライブレコーダーです。

このモデルにはHDRとWDRモードの2つが搭載されており、今回は白潰れに強いHDRモードを使用してテストを行っていますが、白潰れとナンバー反射には強くなるものの、やたらと暗くなるという弱点があります。

WDRモードに切り替える事でナンバー認識精度が向上し、夜間も明るめに映るようになりますので、通常はWDRモードでの撮影をおすすめします。(その代わり白潰れ耐性と反射耐性が落ちますが)

コムテック エントリークラスドライブレコーダー「ZDR-012」のレビュー、評価

AUKEY「DR02」

AUKEYの「DR02」は、ANKERの「ROAV C1」と特性が似通った夜間の明るさに優れた板状マウントのコンパクトドライブレコーダーです。

録画視野角はこのクラスでは標準レベル、夜間の光源がある場所ではかなり明るく映るような調整が行われており、ナンバー認識精度も比較的高めですが、白潰れと夜間の反射に弱いと言う特徴があります。

また、地デジへのノイズ干渉が他のモデルに比べるとやや強めと感じる部分があります。

なお、「DR02」にはリアカメラセットの2カメラモデル「DR02D」と言うモデルも存在します。

AUKEYドライブレコーダー「DR02/DR02D」の修正モデル発売

パイオニア「ND-DVR10」

パイオニアの「ND-DVR10」は2016年2月に発売されたパイオニアのスタンダードクラスのドライブレコーダーですが、「VREC-DH400」と名前を変えてそのままの構成で継続販売されるようです。

■ パイオニアのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

今回久々に当機を持ち出して比較テストしてみましたが、画質の面ではナンバー認識精度が低く、夜間もやや暗め、逆光補正は標準クラスではあるものの、最近の同クラスのモデルと比べるとやや苦しくなってきた感があります。

なお、この系統のモデルのの唯一無二の特徴としては、50分間の動体検知による駐車監視が可能な内蔵バッテリーを搭載している点が挙げられます。

満充電には3時間程度を要しますので頻繁には使えませんが、ごくたまにお手軽駐車監視がしたいと言う方には検討の余地はあると思います。

ND-DVR10のレビュー、評価

AUTO・VOX 「D6 PRO」

AUTO・VOXの「D6 PRO」はパナソニック製のCMOSセンサーを搭載した、液晶なしのWiFi搭載モデルです。

このモデルは液晶を搭載しない円筒型のコンパクトモデルで、設置場所を選ばないのがポイントですが、録画視野角・ナンバー認識精度・白潰れ耐性・夜間の明るさ・反射耐性など、諸々のポイントで平均的に標準レベルをやや上回っている高バランスモデルです。

何かに特化している部分はありませんが、その分大きな弱点もないので円筒型のWiFiモデルを探している方は検討してみて下さい。

ケンウッド「DRV-230/320/325」

ケンウッドの「DRV-230/320/325」の3モデルは、型番は異なりますが全て同じ筐体を使用した兄弟モデルで、これらの違いは以下の通りになります。

・「DRV-230」~GPSなし・microSDカードは16GBが付属

・「DRV-320」~GPSあり・microSDカードは8GBが付属

・「DRV-325」~GPSあり・microSDカードは16GBが付属

 

エントリークラスとしては、GPSなしの「DRV-230」が対象となり、価格も1万円弱まで下がっています。

発売当初の画質面の特徴は、全てにおいてスタンダードと言う形ですが、現在の同クラスの他社モデルと比較すると、録画視野角が狭い点、ナンバー認識精度が低い点がネックとなっています。

その他の項目は標準的なレベルではありますので、カーナビなどと合わせてケンウッドの製品で揃えたい方などにおすすめのモデルです。

ケンウッド エントリークラスドライブレコーダー「DRV-230」発売

エントリークラスのおすすめドライブレコーダーのまとめ

以上、1万円前後で買えるドライブレコーダーについて8つのモデルを紹介しました。

このところ、ドライブレコーダー市場の変化のスピードが急加速していますので、1年前とは随分おすすめモデルが変わってきています。

スペックで選ぶのか、雰囲気で選ぶのかは自由ですがここで紹介しているモデルはいずれもコスパが高いのでどれを選んでも大きな間違いはないかと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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