VICS渋滞情報に対応したポータブルナビ

※2020年8月26日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ここ数年でスマホやタブレットの無料カーナビアプリの機能が進化し、リアルタイムの渋滞情報がルート探索に反映されるのが当たり前になっています。

また、インダッシュタイプのカーナビに関しても低価格モデルと大画面や車種別の高級モデルへの二極化が進んでいますが、低価格モデルでもほとんどの製品がVICS渋滞情報・VICS WIDEに対応しています。

では、無料カーナビとインダッシュナビの中間にあたる特性を持つポータブルナビについてはVICS渋滞情報・VICS WIDEへの対応はどうなっているのでしょうか?

VICS WIDEとは?

従来型のVICSは固定ポイントの交通量の観測データを活用した渋滞情報ですが、ここ数年の流れは「プローブ情報」(走行している車側から発信された情報)を活用する方向となっています。

スマホナビアプリなどでは、スマホに埋め込まれたGPSで収集した情報をアプリ側が吸い上げて、サーバーで処理を行った後にそれぞれの端末にフィードバックしていますので、リアルタイムで渋滞情報が反映されています。

カーナビ業界においては、かつてはパイオニアのスマートループや自動車メーカーの純正ナビが自社のユーザーのカーナビから吸い上げたプローブ情報を活用して来ました。

一方でVICSの方はこれと並行して東京都内を走行するタクシーなどの業務用の車両からのプローブ情報を活用し、知内限定で「VICS WIDE」というサービスを展開していましたが、2020年4月から対応エリアが関東全域に拡大されています。

VICSのプローブ実証実験で従来のカーナビの渋滞回避能力が強化される
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VICS WIDEに対応してるポータブルナビはゴリラだけ?

これは非常に残念な部分ではありますが、実はVICS渋滞情報+VICS WIDEに対応しているポータブルナビは2020年7月の時点ではたったの1モデルしかありません。

以下のパナソニック ゴリラの最上位モデルである「CN-G1400VD」のみがVICS WIDEに対応しており、受信した渋滞情報を加味したルート提案や変更が可能となっています。

パナソニックのポータブルナビ ゴリラ 2022年モデルの違いとおすすめモデル
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オンデマンドVICS 対応ナビなら他にもある

オンデマンドVICSとは、カーナビの通信機能(スマホのテザリングを含む)を活用してVICSやVICS WIDEなどの統合情報を配信するサービスです。

VICS WIDEの上位互換のような特性ですが、原則として有料サービスとなりますのでコスパは悪くなります。

オンデマンドVICSに対応するポータブルナビはロードクエストの製品が該当し、こちらもこの情報を活用したルート探索が可能となっています。

ロードクエストのカーナビの特徴を解説
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VICS渋滞情報に対応したポータブルナビのまとめ

以上、VICS・VICS WIDE・オンデマンドVICSに対応するポータブルナビについてご紹介しました。

関東エリアであればVICS WIDE対応のパナソニックのゴリラ、それ以外のエリアならゴリラは従来型のVICS対応のみとなります。

オンデマンドVICSに対応しているロードクエストはこのサービスの利用に年額2000円程度のコストが掛かりますが、これが許容できるならロードクエスト製品がおすすめです。

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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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