※2020年1月16日更新~最新の情勢に合わせて全面的に内容を見直しました。
こんにちは!Omiです。
2019~2020年は主要なカーナビメーカーでフルモデルチェンジが行われていますが、まだまだカーナビは必要だぜ!と考えている方向けに2020年のおすすめカーナビをご紹介します。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
カーナビ業界がヤバいと言われ続けて久しいが…
カーナビ業界がヤバい!と言われ始めて早数年、特にこの1~2年は業界再編の過渡期にあり、市場からほぼ退場してしまったメーカー、戦略的に身売り・合併したメーカー、資金難から海外ファンドに買収されたメーカーなど様々です。
アフターパーツのカーナビ業界を取り巻く環境は、スマホのアプリだけでなく車両と一体化した純正カーナビからも容赦なく攻められて今後もさらに厳しくなって行くと言われています。
私自身はカーナビいらない派ではありませんが、運転する車によってはスマホ良いや!と感じる事もありますし、次に新車を買う時には否応なしにもれなく車に純正ナビが付いてくるかもしれないので、もうアフターパーツのカーナビを買う事はないかも知れません…。
とは言え、アフターパーツのカーナビでなければ得られない機能や満足感などもありますし、グレードが二極化した事で従来型のスタンダードモデルの本体価格や地図更新費用がアホのように安くなってますので、まだまだアフターパーツナビも捨てたもんじゃないな!と感じるところもあります。
そこでこの記事では2020年向けにアフターパーツのカーナビを
①従来型エントリー
②従来型スタンダード
③メーカーごとの特性が強いハイエンド
の2つのカテゴリー別におすすめモデルをご紹介します。
なお、もはやカーナビなんていらないかも知れない…と、少しでも感じている方はまずは買わない方向で考えるのが吉です!

最近はAndroid OSを搭載した安価なメインユニットも徐々に普及していますので、スマホではなくこう言ったものを選ぶのもアリですね。

地図更新費用はどんどん値崩れしてます!
ここからは割とカーナビを買い気の方向けの内容になるので、各グレードの製品を紹介する前にまずはカーナビの維持費はどんどん下がってますよ~と言う前向きなお話です。
地図の年間更新費用が〇万円など、高い維持費を嫌ってカーナビの買い替えを躊躇している方も多いようですが、3~4年前からケンウッドが価格破壊を起こし、2020年現在ではこのような料金体系となっています
・ケンウッド彩速ナビ~3,600円(年)
・パイオニア楽ナビ/サイバーナビ~3,600円(年)
・イクリプスカーナビ~~3,600円+5,980円(年)
・パナソニック美優ナビ~従来型で〇万円(年)
・アルパイン~従来型で〇万円(年)
メーカーやグレードによっては購入時に1~3年の無料の地図更新期間が付帯しているもケースもありますので、長期で考えるとかなりランニングコストは下がっています。
ここは5~6年のトータルコストで考えたいところですね。
昔を知ってる人なら感激するほど安くなったエントリークラス
エントリークラスのカーナビはここ数年で機能・性能アップと価格の下落が最も顕著で、お買い得感の高いグレードです。
新しいガジェットの操作方法を覚えるのもしんどいし、とりあえず使い慣れた従来型のカーナビを!と言う方は今まで使っていたお気に入りのメーカーの製品を選ぶのも良しですね。
ブランドにこだわりがなく、出来るだけトータルコストを抑えたい、と言う方には以下の3ブランドがおすすめです。
①ケンウッドの彩速ナビのエントリーグレード
②パイオニア楽ナビのエントリーグレード
③SOLINGのカーナビ
ケンウッド彩速ナビのエントリーグレード
ケンウッドはカーナビ市場の雲行きが怪しくなった段階で、ドライブレコーダー開発リソースを割き、カーナビの値段戦に最も積極的に突入したメーカーで、過去の上位クラスの機能をバシバシ惜しみなくエントリークラスに落とし込んで来ました。
さらに地図更新の激安化もありますので、機能・性能・地図の更新の3つの観点から考えると最もおすすめし易いメーカーになります。
このグレードの製品は1系統の180/200mmの2型番「MDV-L406」「MDV-L406W」となり、テレビがワンセグになる以外はほとんどのメディアに対応しています。
MDV-L407/MDV-L407W | |
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20.02発売 | |
7.0型液晶 | |
VICS WIDE | |
ETC2.0 対応車載機 | |
ワンセグ/CD録音/DVD/SD/USB/SMART USEN | |
NaviCon | |
連携ドラレコ | |
バックカメラ | |
ステアリングリモコン |
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オービスデータ |
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地図更新1年無料 3,600円/年/5年まで |
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取付・取扱説明書 | |
車種別適合表 | |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
なお、最下位グレードにも関わらず地図更新無料期間が1年付いてきますし、機能と価格、地図更新のコストのバランスで考えると最もおすすめし易いのがケンウッドのこのグレードです。
機能的には5年くらい前だと6万~7万円くらいしたように記憶しています。

パイオニア楽ナビのエントリーグレード
ケンウッドに続いて、パイオニアの楽ナビも2019年後半から地図の低額化に踏み切っており、コスパが上がりました。
ケンウッドのエントリークラスは1グレードとしっかり絞り込まれていますが、楽ナビについては往生際が悪く、細かく機能を分けて3グレードが存在しており、以下のような差別化がなされています。
「AVIC-RZ103」~CD/DVDなしでBluetooth対応
AVIC-RZ111/RW111 |
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20.11発売 |
7型/7型ワイド |
VICS WIDE |
スマートループ渋滞情報 |
ETC2.0 対応車載機 |
USB/Bluetooth |
NaviCon |
連携ドラレコ |
対応バックカメラ |
ステアリングリモコン |
オービスデータ |
地図更新~3,600円(年) |
取付・取扱説明書 |
車種別適合表 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
「AVIC-RZ103」は業界では今のところ珍しいCD/DVDメディアを搭載しないBluetooth対応モデルです。
機能面ではケンウッドのエントリーからCD/DVDメディアを外しただけですので、価格的にあと1万円くらい安くないとおすすめしにくいですね。
逆にケンウッドでは使えないスマートループ渋滞方法が使えるメリットがあります。(スマートループ渋滞情報は都内限定のVICS WIDEとは異なり、全国対応の実際の走行データを収集するリアルタイム渋滞情報)
「AVIC-RZ303/RW303」~CD/DVDありでBluetooth対応なし
AVIC-RZ303Ⅱ/RW303Ⅱ |
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20.11発売 |
7.0型液晶 |
VICS WIDE |
スマートループ渋滞情報 別途通信モジュールが必要 |
ETC2.0対応車載機 |
ワンセグ/SD/USB/CD/DVD |
連携ドラレコ |
対応バックカメラ |
ステアリングリモコン |
オービスデータ |
地図更新~3,600円(年) |
取付・取扱説明書 |
車種別適合表 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
「AVIC-RZ303/RW303」はCD/DVDスロットはあるものの、Bluetoothに対応しない微妙なモデルで前述のスマートループ渋滞情報を使用するにはOPの通信モジュールが必要になるハードモードの仕様です。
このグレードはもういらないので上のグレードの価格をここまで下げて下さいパイオニアさん!的な位置付けです。
「AVIC-RZ503/RW503」~CD/DVD、Bluetooth対応でワンセグ
AVIC-RZ511/RW511/RL511 |
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20.11発売 |
7型/7型ワイド/8型 |
VICS WIDE |
スマートループ渋滞情報 |
ETC2.0 対応車載機 |
フルセグ/USB/Bluetooth/HDMI IN/HDMI OUT |
NaviCon |
連携ドラレコ |
対応バックカメラ |
ステアリングリモコン |
オービスデータ |
地図更新~3,600円(年) ※最大1年分は無料 |
取付・取扱説明書 |
車種別適合表 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
ケンウッドのエントリーと同等の機能なのは③の「AVIC-RZ503/RW503」になるのですが、価格的に1万円以上割高で地図更新の無料期間もありません。
逆にケンウッドでは使えないスマートループ渋滞方法が使えるメリットがあります。(スマートループ渋滞情報は都内限定のVICS WIDEとは異なり、全国対応の実際の走行データを収集するリアルタイム渋滞情報)
機能的とコスト的に考えると、これしかおすすめポイントがない気がします。

SOLINGのカーナビ
SOLINGはデンソーテンがエントリークラスのカーナビの開発から撤退した穴埋めとして販売代行を行っている中国メーカーのブランドです。
グレード的にはエントリー/スタンダードの2系統ですが、エントリークラスはこちらの2型番が該当します。
SL1118NV/SL1118NVW |
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18.06発売 |
6.7型液晶 |
ETCは連動せず |
ワンセグ/CD/DVD/USB/Bluetooth/音楽用microSDは× |
バックカメラ |
ステアリングリモコン |
地図更新不明 |
取付・取扱説明書 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
機能的には音楽再生用のSDカードスロットを搭載せず、Bluetoothには対応と言う変わった仕様ですが最近はスマホから音楽を送信する方が多いと思いますのでここはそれほど問題ではないと思います。
また、ETC2.0車載器との連動も不可ですが、スタンドアローンタイプの車載器を使えば済みますので、この点もそれほど問題にはならないでしょう。
最大の問題点は地図の更新方法が不透明で、更新できるのかどうなのかが謎に包まれている点です。
一応、公式サイトには出来るとアナウンスされていますが、その具体的な方法が公開されている様子がありません。
3万円台前半なら地図更新しないと割り切っても良いのでは?と言う考え方もありますね。

なお、このグレードではパナソニックは地図更新費用が微妙ですし、2019年の製品発表会では廉価ゾーンを無理して売る気はなさそうな雰囲気満載だったのでやめた方が良いと思います。
イクリプスはそもそも廉価モデルが死滅してます。
スタンダードグレードも昔に比べると安くなった
現状のスタンダードグレードは括りが少し難しいのですが、ここではフルセグとCD録音まで対応した従来型のモデルをスタンダードグレードとして定義します。
ケンウッド彩速ナビのスタンダードグレード
このグレードでも本体価格・地図更新費用を考えるとやはりケンウッドが優勢です。
ケンウッド MDV-S707/MDV-S707W/MDV-S707L |
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20.01発売 |
7.0型液晶/7.0型液晶/8.0型液晶 |
VICS WIDE スマートループ渋滞情報は非対応 |
ETC2.0対応車載機 |
フルセグ/CD録音/DVD/SD/USB/Bluetooth/ハイレゾ再生/SMART USEN |
HDMI× |
NaviCon |
連携ドラレコ |
対応バックカメラ |
ステアリングリモコン |
オービスデータ |
地図更新1年無料 3,600円/年/5年まで |
取付・取扱説明書 |
車種別適合表 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
ちょい大型の8インチは別として、7型の「MDV-S706」「MDV-S706W」は実勢価格が5万円台半ばと5年前の私ならソッコーで飛び付いていたレベルです。
しかも地図更新は1年無料、その後は3,600円/年の激安です。
逆にこのグレードが売れないなら、カーナビもケンウッドも完全オワコンですね。(笑)
パイオニア楽ナビのスタンダードグレード
楽ナビのスタンダードグレードはケンウッドの同機能・同条件に合わせるとやはり1万円程度割高ですが、このグレードより上は2019年半ばにフルモデルチェンジを行っており、従来の30万画素から100万画素に高精細化しています。
以下の「AVIC-RZ710/RW710」が1年の地図更新無料、「AVIC-RZ910/RW910」の方が3年の地図更新無料でハードウェア的には同じものになります。
AVIC-RZ711/RW711/RL711/RZ911/RW911/RL*911/RQ911 |
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20.11発売 |
7型/8型/9型 |
VICS WIDE |
スマートループ渋滞情報 |
ETC2.0対応車載機 |
フルセグ/SD/USB/Bluetooth/CD録音/DVD/CD |
HDMI IN×1 HDMI OUT×1 |
NaviCon |
連携ドラレコ |
対応バックカメラ |
ステアリングリモコン |
オービスデータ |
地図更新~3,600円(年) ※RZ711/RW711/RL/711は最大1年無料 ※RQ911/RZ911/RW911/RL911は最大3年無料 |
取付・取扱説明書 |
車種別適合表 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
こちらも下位グレードと同様にスマートループが使えますし、この価格帯では唯一HDMIのIN・OUTにも対応していますので、スマホのデジタルミラーリングありきでは「AVIC-RZ710/RW710」が狙い目であると言えなくもないですね。
ケンウッドはHDMIのIN端子は完全廃止になったので、スマホのデジタルミラーリングは出来ません。
SOLINGのスタンダードグレード
SOLINGのスタンダードグレードは「SL3118NV」「SL3118NVW」の2モデルです。
SOLING SL3118NV/SL3118NVW |
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発売日不明 |
7.0型液晶 |
VICSオンデマンド(OP) |
ETCは連動せず |
フルセグ/CD/DVD/microSD/USB/Bluetooth/WiFi |
バックカメラ |
ステアリングリモコン |
地図更新不明 |
取付・取扱説明書 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
メディア対応はほぼ他社同様ですがCDの録音機能がなかったりします。
機能的にはケンウッドの700系からCD録音機能を外したような形ですが、価格は1万円ほど安いのでコスパはかなり高いと思います。
地図更新がどうなのか不明ですが、3~4年使えれば良いやと考えられなくもない価格帯なのでこれは結構アリかも知れません。
パナソニック美優ナビのスタンダードグレード
従来型カーナビでパナソニックのおすすめモデルはブルーレイ対応、HDMIのIN/OUTに対応した「CN-RX06D」「CN-RX06WD」だけです。
これ未満のグレードは地図更新費用でケンウッドに負けるので微妙です。
パナソニック CN-RX06D/CN-RX06WD |
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19.11発売 |
7.0型液晶 |
VICS WIDE |
ETC2.0対応車載機 |
フルセグ/DVD/SD/USB/Bluetooth/CD録音/ブルーレイ |
HDMI IN×1 HDMI OUT×1 |
Navicon |
連携ドラレコ |
バックカメラ |
ステアリングリモコン |
地図更新 全地図3年間で1回無料 |
取付・取扱説明書 |
工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方 |
価格帯的に結構高いのでどうしても車内でブルーレイを見たい方だけにおすすめですが、これを選ぶならもう少しお金を出してフローティング大型液晶のFXシリーズを選んだ方が良いような気もしますね。
ハイエンドグレードはメーカーごとに特徴が
ここまでにご紹介したスタンダードグレードまでは数年前までに確立されたシステムをマイナーチェンジでブラッシュアップしつつ、価格を落としてきたものですが、ハイエンドグレードについては全く別物で各社の特徴が色濃く出ています。
カーナビ市場の流れは概ね大画面化、高精細化となっていますが、メーカーごとに熱の入れ方も異なっていますし、各社の明暗が分かれそうな気配があります。
パイオニア楽ナビハイエンドグレード
楽ナビのハイエンドグレードは少しややこしいことになっており、8型モデルがスタンダードグレードで紹介した7型と同様にフルモデルチェンジの100万画素化、最上位グレードの9型については液晶のみが100万画素化したものの、内部のシステムは旧来モデルと同じソフトウェアとなっています。
AVIC-RL710/RL910 |
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19.10発売 |
8.0型液晶 |
VICS WIDE |
スマートループ渋滞情報 |
ETC2.0対応車載機 |
フルセグ/SD/USB/Bluetooth/CD/DVD/CD録音 |
HDMI IN×1 HDMI OUT×1 |
NaviCon |
連携ドラレコ |
対応バックカメラ |
ステアリングリモコン |
オービスデータ |
地図更新 RL710は1年無料 RL910は3年無料 |
取付・取扱説明書 |
車種別適合表 |
工賃が安い「カーナビの持込取り付け」が出来るお店の探し方 |
8型モデルは液晶以外の仕様は7型と同等で、HDMIのIN・OUTにも対応していますので、スマホのデジタルミラーリングも可能です。
価格帯的にはかなり高めですが、他社も含めて9型以上になるとべらぼうに価格が上がるのでこのサイズを選ぶと言う手もありますね。
楽ナビの9型は今年フルモデルチェンジがあると予測していますので、現行モデルの購入は見送った方が良さそうです。

パイオニアサイバーナビ
サイバーナビはパイオニアのフラッグシップモデルですが、7~9型の3サイズのラインナップとなります。
2019年のフルモデルチェンジではいずれも100万画素の高精細液晶を採用し、機能面ではいくつか目新しいものが出てきています。
・ドコモのLTEでを使用した快速車載WiFiを実現
・高速回線でも爆安の通信費
・YouTubeを再生するブラウザを搭載
・地図更新を完全WiFi化
・自宅のレコーダー内の動画をネットワーク再生
スマホのミラーリングだけでなく、Fire TVなどとの接続にもスマートに対応しているようですので、車内でネットの動画や家庭のレコーダー内の動画をガッツリ再生したい方向けのモデルです。
その他、MCC2やMAユニットなどを使用したセキュリティシステムなどは従来モデルのそれを引き継いでいます。
サイバーナビの詳細情報については製品発表会にも出席していますので、以下記事で解説しています。

なお、10型の車種専用モデルについては楽ナビの9型と同様に2019年のフルモデルチェンジが見送られてていますので、2020年に期待しましょう!
パナソニックフローティング大画面のFXシリーズ
パナソニックのフローティング大画面のFXシリーズも2019年にフルモデルチェンジをとげ、従来の9型に加えて10型の100万画素モデルが追加されています。
最上位モデルの「CN-F110BD」ではブルーレイの再生に、Android Auto、ハイレゾ再生にも対応してますが、最大のセールスポイントは対応車種の多さで、ミニバンなどの大型車だけでなく軽自動車も合わせて260車種がサポートされています。
とにかくデカさを重視する方にはFXシリーズがおすすめです。
FXシリーズの詳細情報については製品発表会にも出席していますので、以下記事で解説しています。

ケンウッド彩速ナビ100万画素モデル
ケンウッドの彩速ナビも2019年に最上位グレードのみがフルモデルチェンジを行い、100万画素化、大画面化が実装されています。
ただし、ケンウッドは冒頭でも述べたようにカーナビの流れが厳しいと見るや、真っ先にドライブレコーダーの方に開発リソースをつぎ込んで、カーナビは地図更新の低額化とエントリーモデルへの上位クラスの機能の落とし込みを行ったメーカですので、ハイエンドのゴージャスゾーンを開発するノウハウに乏しいように感じます。
実際のところ、7型の100万画素、9型の100万画素モデルともに見た目のインパクトや機能的な独自性がほとんど見られず、おすすめ度はイマイチです。
彩速ナビがおすすめなのは、エントリー~スタンダードグレードまでですね。
7型の100万画素であれば6万円ちょいまで価格が落ちているので、意外と良いかも?

イクリプスのドラレコセットナビ
最近のカーナビは前後のドラレコ連動に対応しているものも多いですが、イクリプスの上位モデルである「AVN-D10」の系統はフロントドラレコがセットになり、同社のリアカメラの映像も合わせて録画出来る2カメラ録画ナビとなっています。
もっとも、2カメラ連動カーナビは最早珍しくも何ともないですし、このモデル自体3回目のマイナーチェンジの4代目なので目新しさなんてものは全然ないです。(笑)

アルパインのBIG Xシリーズ
アルパインはもともと車種専用のカーナビを中心に展開しているメーカーですが、ここ数年では大画面化に真っ先に取り組み、現行モデルでも最大11型までの業界最大サイズモデルを展開しています。
機能的には特にオリジナリティがある訳ではないので見た目のゴージャス感重視の方におすすめのメーカーとなります。


おすすめカーナビのまとめ
カーナビは車の使い方や車に関する考え方、車種の特性などで全く選ぶ選択肢が変わってくると思います。
私自身、カーナビレスのタブレット仕様や、ケンウッドの最上位モデル、サイバーナビの車種別モデルを別々の車で使用していますが、自分しか乗らない車や家族で使用する車など、用途や車種に合わせて選ぶ構成を変えていますので、一概に「おすすめモデルはこれ!」と言い切るのは本来は非常に難しい事です。
このページでは現時点で考え得る全ての選択肢を提示しているつもりですので、個々の目的や価値観に合わせて最適なカーナビをお選び頂ければ幸いです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
独りよがりな使い勝手の悪いカーナビゲーション
色使いのお粗末さ、反応の悪さ
それに必要も無いハードデイスクの搭載、ただ機器単価を上げるだけ見かけ上のスペックをよく見せるだけ
スマートホンアプリのいかに進んでいるか見直したら如何
これをどう生かすかを考えるべきでは
Mori ichirou様
ユーザーにとって理想なのはカーナビメーカー主導による、スマホやタブレットアプリの開発ですね。
通信量の問題もありますが、この部分がクリア出来たらオーディオユニットだけで済みます。
タブレットとパネルの形状の問題もありますが、一般的なタブレットが違和感なく収まるタブレットホルダー付きのオーディオユニットと日々アップデートするアプリの方がどう考えても優秀になると思いますね…と言うかそういうのがあれば欲しいです。