カーナビの通信機能と言えばスマホを使用したWiFi・Bluettoothテザリングや、オプションの通信モジュールを使用してインターネット経由で渋滞情報を取りに行くものが主流です。

特にアフターパーツのカーナビは通信面でこれ以上の進化は見込めないように思えますが(売れないので開発コストが回収出来ない)、メーカー純正のOEMモデルであればまだまだボッタ値が通用しています。

このような事情から、カーナビメーカーは最新のテレマティクス機能を武器に自動車メーカーにカーナビを売り込んでいく姿勢を取っています。(パイオニアはそれでコケましたが…)

現時点で車に搭載されているメーカー純正のカーナビのテレマティクス機能がどこまで進んでいるのか?という点も気になるところですので、アフターパーツと純正ナビを含めてカーナビの通信機能について調査を行いました。

トヨタ「T-Connect」

トヨタの「T-Connect」ナビは通信機能搭載により、以下の機能が利用可能となっています。(最新のフルバージョンの場合)

■ 「T-Connect」ナビ

・緊急事態が発生した際にオペレーターにGPS情報に基づいた位置情報を送信

・エアバッグが作動した際に自動でオペレーターと音声通信、反応がない場合には緊急車両を手配

・車両の位置情報は随時スマホで確認可能

・ドアのこじ開けなどで車のオートアラームが作動した場合にユーザーにメールや電話で告知

・車両盗難の際にはユーザーの要請によりオペレーターが位置情報を追跡

・オートアラーム作動や車両盗難の際には、ユーザーの要請に基づき警備員を派遣

・エンジンやHVシステムのONをメールで通知

・オートアラームが作動した場合、ユーザーの要請によりエンジンの再始動やステアリングロックの解除を禁止

・ドアロック、ウィンドウの閉め忘れ、ハザードランプの消し忘れをメールで通知

・警告灯の点灯時などはナビがオペレーターとの通信を促し、オペレーターがアドバイスを行う

・ナビ画面から24時間対応のロードサービスを利用できる

・オペレーター経由でルートの設定が可能

・クラウドサーバー上でプローブ情報を活用したルート探索を行い、交通情報の変化に応じてルートを修正

・防災情報の通知

・通信による地図の自動更新

まとめると、セーフティやセキュリティやカーナビの基本性能に活かせる部分についてもかなり良い線を言っている印象ですね。(コストとかを考える記事じゃないので、そこはスルー)

日産「NissanConnect」

日産の「NissanConnect」では通信機能により、以下の機能が利用可能となっています(最新のフルバージョンの場合)

■ 「NissanConnect」ナビ

・緊急事態が発生した際にSOSスイッチでオペレーターにGPS情報に基づいた位置情報を送信、通話

・エアバッグが作動した際に自動でオペレーターと音声通信、オペレーターが警察や消防への連携をサポート

・車両の位置情報は随時スマホで確認可能

・オペレーター経由でルートの設定が可能

・リモートドアロックが可能

・警告灯の点灯時などはスマホに内容を通知

・スマホからナビに遠隔で目的地送信

・クラウドサーバーのビッグデータを利用し、ルート探索

・オペレーター経由でルートの設定が可能

・防災情報の通知

まとめると、トヨタの「T-Connect」ナビからセキュリティ系の項目を外した感じですね。

ホンダ「internavi」

ホンダの「internavi」では通信機能により、以下の機能が利用可能となっています(最新のフルバージョンの場合)

■ ホンダ「internavi」

・クラウドサーバーのビッグデータを利用し、ルート探索

・スマホからナビに遠隔で目的地送信

・防災情報の通知

こちらは更にセーフティ系も削ってあり、ネット接続はカーナビのルート探索能力だけにしか生かされてないようです。

マツダ「マツダコネクト」

マツダの「マツダコネクト」は名前を見た限りではインターネット接続機能を搭載しているようなイメージですが、実際にはスマホとの連動性を高めるという意味で「コネクト」と言う言葉が使われており、テレマティクスとは異なるようです。

■ 「マツダコネクト」

三菱自動車は旧態依然

三菱自動車は車種によってアルパイン・パナソニック・ケンウッド・クラリオン製のナビが純正しているなっているなど、まるでディーラーオプションナビのようです。

■ 三菱自動車カーナビ

「ザ・三菱」として一本化されたシリーズもなく「テレマティクス?何それ?」と言う雰囲気が漂っています。

パイオニア「サイバーナビ」

パイオニアのサイバーナビはOP設定で通信モジュール付きの構成を選ぶ事が可能ですが、フルセットではインターネット接続を利用して以下の機能が利用可能となっています。

・駐車時と走行時の異常を検知してメールで静止画と位置情報を送信する、セキュリティ・アクシデントインフォ

・クラウドサーバー上でルート探索を行うスーパールート探索

・ルート上の走行状態を映像で知らせるライブインフォ

・プローブ情報を活用したスマートループ渋滞情報

トヨタの「T-Connect」と比べると随分見劣りする構成ではありますが、2016年当時としては結構良い線を言っている機能だと思いました。

■ サイバーナビのレビュー、評価

なお、パイオニアは海外でのテレマティクス絡みのOEMナビの開発で大失態を演じたらしく、経営存続の危機に立たされましたが、4月の新製品発表会では何か動きがあるんですかね…。

なお、下位シリーズの楽ナビでもOPのモジュールやスマホのBluetooth経由でスマートループの使用が可能です。

まとめ

以上、最近のカーナビに搭載されているインターネット通信機能について調べてみましたが、自動車メーカーによって浸透具合はかなりの差が出ています。

現状ではやはりトヨタの「T-Connect」が最も進んでいますね。

ただし、ウン十万掛けてまでこれらの機能が必要かどうかは疑問ですし、完全に車両と一体化させてしまうと車両価格も跳ね上がりますので、新車購入のハードルが上がる事は間違いないと思います。

純正ナビを入れなくても、異常を検知した際のメール告知やGPSによる追跡機能だけが安価で後付け出来れば良いな~と!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

カーナビおすすめモデルのまとめ【2019年版】

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

この記事が気に入ったらいいね!しよう