※2018年10月18日更新~ANKER 「ROAV C1」、ユピテルの2カメラSTARVIS対応モデル「SN-TW80d」について追加しました。

WiFi対応のドライブレコーダーについては、このところ急速にラインアップが増えつつあります。

WiFiモデルのメリットとしては、ドラレコの液晶が超小型化可能であったり、液晶そのものが存在しないスタイリッシュなデザインの実現が可能になる点、また使い慣れたスマホで通常のドラレコよりも大きい液晶画面で動画の視聴やドラレコの設定が可能な点などが挙げられます。

逆にデメリットとしては、液晶を搭載しないタイプの場合には、ドラレコの設定の変更や動画の確認の度にドラレコとWiFi通信を確立させてからアプリを立ち上げなければならないとと言う手間が発生する点が挙げられます。

従ってWiFi機能自体はドラレコにとって決して必須ではありませんが、多少手間は掛かっても事故の現場でなるべく大きい画面でドラレコの動画を再生したい、であるとか、どちらかと言うとガジェット好きの方が趣味的にドラレコを使用したい場合にはWiFiモデルも選択肢に入れてみる価値はあるかと思います。

最近ではWiFi対応モデルも随分種類が増えて来ましたので、このページではWiFi対応のドライブレコーダーを以下のの3つのカテゴリーに分けて紹介します。

①小型液晶または液晶なしのタイプ

②スタンダードな液晶を搭載したタイプ

③前後2カメラに対応したタイプ

 

非対応モデルを使用すると違法! WiFi通信ドラレコの技適認証

WiFi対応モデルを選ぶにあたって最初に知っておきたいのが技適認証に絡んだ国内法規制で、amazonなどでは中華系業者からこの技適認証を通していない製品が普通に売られていますので注意が必要です。

これは電波法で定められている事項ですが、電波を発する機器のうち、その大半が製品・もしくはその製品に使用されている通信モジュール単体のいずれかが、総務大臣の登録を受けた認定機関の検査により「技術基準適合証明」を取得した物以外をユーザーが日本国内で使用してはならない事になっています。

また、「技術基準適合証明」を取得したモジュール・製品に関しては、本体・外箱・取扱い説明書・アプリ・その機器に使用されているWiFiモジュールのいずれかに「技適マーク」の表示が必要となっています。

■ 総務省 電波利用ホームページ

ユーザー個人でも製品の認証を受ける事は可能ですが、コストや手間を考えると現実的ではありません。

問題は上記の条件を満たしていない製品を「日本国内で使用する」事が禁止されている点であって、その製品の販売に関しては規制されていない点です。

仮に技適マークが表示されていないWiFi機器の通信機能を日本国内で使用してしまった場合について、総務省のホームページには以下のように記載されています。

技適マークが付いていない無線機を使用したらどうなりますか?

A:一部の無線機を除いて、技適マークが付いていない無線機を使用すると、電波法違反になる恐れがあります。

また、技適マークが付いていても無線局を開設するためには総務大臣の免許を受けなければならない無線機(アマチュア無線、パーソナル無線など)がありますので、使用には十分ご注意下さい。

(免許を受けずに無線局を開設若しくは運用した場合は電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。)

違法か合法かをユーザーが判断するのは困難なケースも多い

罰則規定はあるものの、対象機器・外箱・説明書・アプリに表示があれば確認が可能ですが、内部のWiFiモジュールに表記があるケースも存在する為、合法である事を判断する事は可能ですが、違法である事を判断するのは極めて困難です。

また、「技適マーク」の表記の有無を製品購入前に確認する事も容易ではありません。

そもそも法令では「技術基準適合証明」を取得したモジュールを使用した製品においては、ユーザーに分かり易いように対象機器・外箱・説明書・アプリへの表記を認めているというだけで、強制力はありません。

※そもそも表記しなくても責任は100%ユーザーにある為、知らないで日本で使ったユーザーが悪いという考え方

このページではメーカー側から技適認証済みの情報を取得、または説明書や本体等に記載のあるもののみ掲載しています。

小型液晶または液晶なしのWiFiモデル

小型液晶または液晶なしのWiFiドライブレコーダーは、本体コンパクトな傾向が強く、レンズ部分をルームミラーの真下に設置し易い事から、左右のどちらかに映像が偏ることのない理想的な位置への設置が可能です。

デザイン的にも液晶に制約されない自由な設計が可能になりますので、スタイリッシュなデザインの物が非常に多いのが特徴です。

デメリットとしては、WiFi接続を確立してアプリを立ち上げるまでにひと手間掛かる事、スマホやタブレットがない場合には操作系の利便性が落ちたり、液晶なしのタイプに至ってはスマホやタブレットなしでは操作も動画の確認も車内では不可能になる点が挙げられます。

なお、前提としてドライブレコーダーのハードウェアやソフトウェアの製造過程において、これらのデジタル機器は小型になればなるほど、基盤そのものの性能や廃熱性、ノイズの問題が出やすくなる為、複雑で負荷の大きい処理を行うのが困難になるという背景があります。

こう言った問題をクリアする事が困難でドライブレコーダーとしての性能を上げる事が難しい為、小型液晶や液晶なしのWiFiモデルはスタンダード液晶タイプに比べる性能を向上させるのが難しく、高性能タイプは非常にレアな存在であると言えます。

このカテゴリーでは日本のメーカーとしては唯一昔からWiFiモデルの開発に積極的に取り組んでいるユピテルや、その他の海外大手メーカーAUTO・VOX、ANKERの製品についてご紹介します。

ユピテル「SN-SV60c」

2017年以降のユピテルはWiFiモデルの更新も積極的に行っており、2018年のトレンドはSONYの裏面照射型のイメージセンサーExmor Rを搭載したモデルが主力になりつつあります。

このうち「SN-SV60c」は真ん中のスタンダードグレードになるかと思いますが、旧世代のユピテルのWiFiドラレコ「DRY-WiFiV3c」と比較すると録画視野角が水平100°→115°とアップし、夜間の明るさに特化した動画が特徴的です。

発表は7月に行われていますが、まだ製品が流通してないようですので、このカテゴリーはちょっと待った方が良いかも知れません。

ユピテル 夜間特化型 STARVIS対応 スタンダードクラス WiFiドラレコ「SN-SV60c」

ユピテル「SN-SV70c」

「SN-SV70c」は2018年3月に発売されたユピテルのドライブレコーダーの中では最上位に当たるモデルです。

コンパクトタイプで液晶・GPS・WiFiモジュールを搭載となると、性能を上昇させるのが極めて難しくなりますが、「SN-SV70c」についてはCMOSセンサーやレンズなどの個々のパーツ性能を上げる事で、フルハイビジョンの解像度ではありますが、水平132°度の録画視野角と全ドラレコの中でもトップクラスの夕方~夜間の明るさを実現しています。

特にCMOSセンサーには、夜間の撮影に特化したSTARVIS技術対応の裏面照射型Exmor Rを使用しており、ハードウェアへの負荷を上げないようにしつつ、明るくクリアで高視野角の録画を実現しています。

「SN-SV60c」との違いは、ダントツに広い視野角のみ、となりますので、購入の際は価格差の見極めが必要です。

なお、駐車監視に関しては専用タイマーケーブル類を使用して、常時録画を継続するタイプとなります。

とりあえず走行中の状況証拠と言う観点で考えれば、国内で販売されている現行モデルのドライブレコーダーの中でもトップクラスの実力ですので、コスト度外視で「ハイエンドなもの」と言う条件であれば1カメラモデルのWiFiカテゴリーでは「SN-SV70c」が最もおすすめです。

ユピテル WiFi対応 スーパーナイトビジョンドラレコ「SN-SV70c」のレビュー、評価

AUTO・VOX「D6 PRO」

「AUTO・VOX」は液晶・ドライブレコーダーの専業の中国の深センエリアの新興メーカーですが、おそらく工場直販と言う形態で過去に欧米のモデルを自社工場でOEM生産をしている事から、ドライブレコーダーに関するノウハウの蓄積が大きいと考えられます。

個人的な評価としては中国メーカーの中では総合力はNo.1と感じているメーカーです。

特に最近では他社に先行してスマートルームミラータイプのドラレコがかなりの人気です。

後付け「スマートルームミラー」的な2カメラドライブレコーダーAUTO・VOX「X1」「X2」

「D6 PRO」については、GPS非対応の液晶非搭のモデルではあるものの、選択肢の少ないコンパクトWiFiモデルの中で、まずはデザイン面での差別化が出来ているモデルかと思います。

画質面ではパナソニック製のCMOSセンサーを搭載しており、精細感はスタンダードな国内メーカーのドラレコよりも随分上であると感じています。

【D6 PROとケンウッドDRV-320/350の比較】

【DRY-WiFiV3c/DRV-V2とケンウッドDRV-320/350の比較」

また、明るさに関しても「D6 PRO」は夜間や屋内駐車場での表現が実用的で、なかなか優秀であると感じています。(STARVISモデルと比べると、もちろん暗くなります)

録画視野角も標準よりも広めな水平110°を確保していますし、価格が1万円を少し超えるだけと言う点も魅力です。

「AUTO・VOX」WiFi対応ドライブレコーダー「D6 PRO」のレビュー、評価

ANKER「ROAV C1」

ANKERと言えばドラレコ専業メーカーでは全くなく、スマホ関連のガジェットを中心に幅広いアイテムを取り扱うメーカーですが、ここ1年くらいの間にドラレコ業界にも進出を始めました。

ここでご紹介する「ROAV C1」については、ANKERとしては第2弾のドライブレコーダーで、最近国内メーカーでの採用が増えている板状マウントの平型タイプのモデルです。

このデザインのドライブレコーダーは容積はそこそこ大きいものの、運転席からの視界の妨げにはなりにくく、その上液晶の面積もそこそこ確保が可能な構造の為、WiFiなしので操作性もそれほど悪くはないと言う点が挙げられます。

「ROAV C1」のドライブレコーダーとしての画質面での特徴ですが、SONYの廉価版のExmorイメージセンサーIMX323を搭載し、録画視野角は水平108°どそれほど広くはないながらも高い精細感とそこそこの夜間の明るさを確保している点が挙げられます。(比較的上手にIMX323の性能を引き出せている印象)

低照度センサーではないので暗い場所ではあまり明るく映りませんが、そこそこ明るい場所であればSTARVIS対応モデルとそれほど明るさは変わりません。

ANKER WiFi対応ドライブレコーダー「ROAV C1」のレビュー、評価

小型液晶タイプのWiFiモデルの動画比較

ここまでで紹介したユピテル、AUTO・VOX、ANKERの3モデルと、元祖WiFiドラレコであるCOWONの「AW1」の動画を比較した結果は以下の通りとなります。

録画視野角については

①ユピテル「SN-SV70c」が水平132°とダントツに広く、

②次いでCOWON「AW1」の115°

③AUTO・VOX「D6 PRO」の110°

④ANKER「ROAV C1」108°

 

と続きます。

昼間の白潰れ耐性は

①COWON「AW1」

②AUTO・VOX「D6 PRO」

③ANKER「ROAV C1」

④ユピテル「SN-SV70c」

 

と言った具合でした。

 

文字の認識精度は

①AUTO・VOX「D6 PRO」、ANKER「ROAV C1」

②COWON「AW1」

③ユピテル「SN-SV70c」

 

夜間の明るさは

①ユピテル「SN-SV70c」

②COWON「AW1」

③ANKER「ROAV C1」

④AUTO・VOX「D6 PRO」

 

となります。

 

夜間の前方車両のナンバープレートにヘッドライトの光がガッツリ反射している状態でのナンバー認識精度は

①AUTO・VOX「D6 PRO」

②ANKER「ROAV C1」

③ユピテル「SN-SV70c」・COWON「AW1」

 

と言う結果でした。

従ってナンバー認識よりも昼夜の全体の状況の把握に特化しているのが、ユピテル「SN-SV70c」とCOWON「AW1」、ナンバー認識に特化しているのがAUTO・VOX「D6 PRO」、その中間のバランスタイプがANKER「ROAV C1」と言うことになりますね。

■ ユピテル「SN-SV70c」のレビュー、評価

■ COWON「AW1」のレビュー・評価

■ AUTO・VOX「D6 PRO」のレビュー、評価

■ ANKER「ROAV C1」のレビュー、評価

スタンダード液晶搭載のWiFiモデル

スタンダード液晶タイプは個人的な感覚からすると設置場所に関するアドバンテージがない分、コンパクトモデルよりも劣る点がありますが、WiFiアプリ以外にも本体からの操作で設定などを変更したい場合には便利なケースもあります。

構造的にはコンパクトモデルよりも高性能化が容易でありますが、個々のモデルによりそのメリットを活かせているかどうかは差がありますし、必ずしもコンパクトモデルよりも画質が優れているという事ではありません。(構造上コンパクトモデルよりも安く作り易いというのは事実かと)

ここではスタンダード液晶タイプのうち、技適認証の確認が取れている以下の3モデルを紹介します。

ケンウッド「DRV-W630」

2017年10月に発売された「DRV-W630」は、WiFiモデルの中では唯一の「2560×1440」の高解像度に対応したハイエンドモデルです。

スペックだけを見れば凄いのですが、ドライブレコーダーの実用面を考えると、このクラスとしてはドライブレコーダーを選ぶ上で最優先する条件である、「録画視野角」が水平102°しかないと言う点が致命打になっていると考えています。

※CMOSセンサーもこの解像度にしては小さめの1/3サイズ

同時期に発売されているケンウッドの最上位モデル「DRV-830」については、ハードウェアの構成はさておき、コンセプトやインターフェイスなどの改善度が素晴らしいと感じていますが、WiFi対応の「DRV-W630」は器用貧乏でアプローチする層を見つけるのが困難なモデルであると言う印象を持っています。

なお、「DRV-W630」はその器用貧乏さから実機テストを見送っていますので、画質の部分は検証していません。

おそらく、狭い視野角に高解像度と言う事なのでナンバーの認識精度は高いと予測されますが、駐車監視においても使用できるmicroSDカードが32GBまでである点、駐車監視の保存出来る録画ファイルの数が少ない点から、駐車監視モデルとしてもおすすめしにくい構成となっています。

「DRV-830」と似たような画質であるという確証もありませんが、仮にそうであった場合には走行中の車両のナンバー認識と補正に優れたモデルと言えます。

ただし、他のモデルと比べると録画視野角が狭い事から、事故の際の状況証拠の録画を考えるのであれば、補整機能やナンバー認識よりも録画視野角を優先した方が良い為、目的別におすすめドライブレコーダーを考えていくと候補から外れてしまいます。

駐車監視の仕様は、専用のタイマーケーブルを使用し、一定以上の衝撃を感知しない時間が一定時間続いた事をもって「動体検知+衝撃検知」による録画を行う駐車監視モードに入るものとなります。

カーナビなどの他の車載機器も合わせてメーカーをケンウッドで揃えたい人向けのモデルかと思います。

ケンウッド 「2560×1440」の超高解像度ドライブレコーダー「DRV-630」「DRV-W630」発表

トランセンド「DrivePro 230」

トランセンドは半導体のメーカーとしては非常に有名で、数年前からドライブレコーダーの開発を行っていますが「DrivePro 230」は2017年8月に発売されたトランセンドの最上位モデルとなります。

トランセンドのドライブレコーダーは、グローバル市場ではかなりの実績がありますが、ここ1~2年の流れを見ていると、ターゲットがグローバル市場向けのメーカーの製品は中国の新興メーカーにとって変わられ易く、日本国内では人気が低下しているように見受けられます。

なぜそのような状況になっているかと言うと、もともとグローバルメーカーは各国の市場のマーケティングには熱心ではなく、ブランドネームの強さと、大量生産による生産効率の高さで勝負していました。

特に日本の市場においては、ユーザーのカーライフのスタイルに合わせてドライブレコーダーのカテゴリーが細分化されており、日本のメーカーはこの部分を熱心に研究しています。

ドライブレコーダーのハードウェアにはある程度決まった組み合わせがありますので、差別化にはソフトウェアやデザイン面などでの改善が必要になりますが、個別市場のマーケティングをやらないグローバルメーカーの中国の新興メーカーに対するアドバンテージはブランド力だけになります。

決まった構成のハードウェアとソフトウェアのドライブレコーダーは、どこの工場でも作れますので2018年現在では中国の新興メーカーがこの土俵では最も上手く立ち回っています。

「DrivePro 230」についても、画質そのものはなかなか良いと感じているのですが、西日本LED信号に対応していなかったり、駐車監視に必要な専用ケーブルが発売されていなかったり、録画視野角がこのクラスでは控えめの水平110°であったりなど、オンリーワンの要素が「トランセンドと言うブランド」だけになっています。

筐体も最大クラスと言えるほど大き目ですし、トランセンド好きの方以外にはなかなかおすすめしにくいモデルと言う評価になってしまいますね。

トランセンド「DrivePro130」「DrivePro 230」のレビュー、評価

innowa「Journey」

innowaは香港のメーカーの持つブランドですが(法人は日本だがベースは香港)、海外メーカーとしては最も日本市場のマーケティングに力を入れています。

「Journey」は2つのラインナップがあるinnowaのドライブレコーダーのうち、単体モデル(リアカメラ付きもある)の方になりますが、スペック的にはリアカメラへの対応以外の部分では差はありません。

このモデルの特筆すべきポイントは録画視野角が水平120°とかなり広めである点です。

また、WiFiアプリのローカライズやインターフェイス、説明書なども分かり易く、他のグローバルメーカーとは一線を画していると感じています。

CMOSセンサーにはSONYのExmor IMX323を使用しており、広い視野角ながら精細感も高いのですが、一つ残念な点があります。

それは、夜間の露出を低めに設定しているからのか、夕方から夜間にかけての動画がスタンダードクラスよりも随分暗くなる点です。

なお、「Journey」には明るさ調整機能があり、明るさを最大値に設定すると標準クラスよりも明るくなりますが、その状態で昼間の動画を撮影すると白つぶれが強くなりますので、HDR補正をもう少し強めた方が良いと感じています。

※IMX323を採用している他社のモデルには、白つぶれにも強く夜間も明るいものがある

駐車監視については専用のタイマーケーブルを使用し、常時録画・動体検知・衝撃検知のいずれかを行うものとなりますが、動体検知・衝撃検知を行う場合にはドライブレコーダーのボタン操作が必要になります。

まあ、改善して欲しい部分はあるにはありますが、WiFi対応の液晶搭載モデルの中では価格的な部分も含めてこのモデルが最もおすすめし易いと感じますね。

何でもかんでも厳しい要求をすると難しくなりますが、この価格帯ではコスパは非常に高いと感じます。

innowaのドライブレコーダー「Journey」、2カメラモデル「Journey Plus」のレビュー、評価

前後2カメラタイプのWiFiモデル

2カメラ対応のWiFiモデルは、ここ半年間で急速にその選択肢が増えてきています。

走行中の状況証拠の把握に特化したモデル、駐車監視の利便性に特化したモデルなど、その特性は様々ですが、このカテゴリー全体で急激な進化が見られます。

ユピテル「SN-TW80d」

ユピテルの「SN-TW80d」は前後ともにフルハイビジョンSTARVIS対応イメージセンサー、Exmor Rを搭載した暗視特化型の2カメラドライブレコーダーで、水平録画視野角についても前後127°と2018年10月時点では業界最高の録画視野角を誇ります。

 

駐車監視の利便性は高くありませんが、業界最大の録画視野角と夜間特化型のイメージセンサーを前後に搭載している事で、2カメラドライブレコーダーの中でも抜群の事故の際の状況証拠を確保できるモデルです。

ユピテル STARVIS対応2カメラドライブレコーダー「SN-TW80d」のレビュー、評価

SEIWA「PDR800FR」

SEIWAの「PDR800FR」はユピテルのモデルと同様に、前後に裏面照射型のフルハイビジョンSTARVIS対応イメージセンサー、Exmor Rを搭載した暗視特化型の2カメラドライブレコーダーです。

録画視野角は最新の2カメラモデルとしては狭い部類に入りますが、microSDカードのフォーマットフリー機能や、各種動作の音声アナウンスが充実しており、駐車監視の利便性も非常に高い万能型のモデルとなっています。

また、夜間の暗視能力は他のSTARVISモデルを凌駕しており、全体的にハイエンドでありながら、価格が駐車監視用の常時電源ケーブルを含めてもトータルで3万円台と非常にコスパが高いのも魅力です。

セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

BLACKVUE「DR750S-2CH」

BLACKVUEの「DR750S-2CH」はユピテルのモデルと同様に、前後に裏面照射型のフルハイビジョンSTARVIS対応イメージセンサー、Exmor Rを搭載した暗視特化型の2カメラドライブレコーダーです。

水平録画視野角は前後ともに116°と「SN-TW80d」には及びませんが、それでも2カメラドライブレコーダーとしては上位グループに入る録画視野角の広さです。

また、本機の最大の特徴はWiFi以外にもクラウド経由で離れた場所からドライブレコーダーの遠隔操作や遠隔監視が可能であり、当て逃げ・イタズラ・防犯対策に特化したモデルと言えるでしょう。

クラウド対応ドライブレコーダー BLACKVUE「DR750S-2CH」のレビュー・評価

COWON 「AQ2」

COWONはおそらく日本国内初であろうWiFi対応モデルの「AW1」を開発した韓国メーカーではありますが、「AQ2」は「AW1」の後継モデルに当たり、前後にシングルタイプのドラレコを設置してケーブルで接続し、1つのWiFiアプリでそれぞれの管理を行う変わった特徴を持っています。

録画視野角が前後ともに水平120°になりますので、全ての2カメラモデルの中でも録画視野角は最大になります。

また、西日本LEDにも対応しており、前後ともに128GBのmicroSDカードの使用が可能な為、長時間の録画データを保存できる点が「F770」に対してのアドバンテージとなります。

ただし、前後のカメラの動作自体は連動しておらず、あくまでも設定や操作を一つのアプリで行うだけである為、ビュワーソフトでは個別のカメラで録画されたファイルを別途再生する事になりますし、WiFiの起動時間にバラツキがあり、接続に時間がかかる事が多い点がマイナスポイントです。

駐車監視については設定項目が多岐に渡り、理解できる人には非常に利便性が高いモデルと言えますが、機械が苦手な人やドラレコ初心者には全くおすすめ出来ない複雑さとなっています。

COWON 前後2カメラドライブレコーダー「AQ2」のレビュー、評価

innowa「Journey Plus」

「Journey Plus」は単体モデルの「Journey 」にバックカメラ形状のリアカメラを追加した2カメラドライブレコーダーです。

基本性能は「Journey 」と同様で、フロントの録画視野角が水平120°と広い点がこのクラスでのアドバンテージとなっています。

ただし、リアカメラに関しては解像度も低く後続車のナンバーを認識出来ず、ダイナミックレンジもあまり広くはありません。

また、駐車監視についてはリアカメラの動画も保存されるものの、動体検知はフロントのみで行う為、前向き駐車を行うようなケースでは常時録画での駐車監視が必要です。

価格帯的には「FHD+HD」の2カメラモデルの中でも安い方になりますので、駐車監視を重視しないユーザーにおすすめのモデルです。

innowaのドライブレコーダー「Journey」、2カメラモデル「Journey Plus」のレビュー、評価

WiFi対応のドライブレコーダーのまとめ

ここ1年程度で新しいモデルが増えてきたWiFi対応のドライブレコーダーですが、選ぶ基準は基本的には通常のドライブレコーダーと同様の録画視野角の広さ、夜間の明るさ、ナンバーの認識精度の3つのポイントかと思います。

ここで紹介したモデルで目的に合うものがない場合には、他の中国メーカーなどの製品を選ぶのも手ですが、ネット通販で販売されているものはWiFiの技適認証が取れていないものもかなりあるようですので、こう言った部分は事前に確認するようにしましょう。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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