※2020年6月12日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!Omiです。
最近は中国のドライブレコーダーメーカーも、大手とそれ以外での優劣がはっきりついてきた印象ですが、今回ご紹介するVANTRUE(ヴァントゥルー)は、中国深圳エリアのドラレコ専門メーカーでVIOFOやAUTO VOXなどと並んで品質の安定感とデザイン面での独自性をセールスポイントとしてamazonなどの通販サイトを中心に人気上位を誇っています。
グローバル市場での年間の販売台数は12万台との事ですので、概ね日本首位のコムテックの売上規模の1/3くらいです。
私自身はVANTRUEさんと2017年から緩~くお付き合いさせて貰っていますが、安定性が高い反面、モデル数が少なく一つの機種を継続して長い期間売っていくスタンスが特徴的です。
モデル数が少ない=無駄がない事の裏返しでもあり、それぞれのカテゴリーでピリッとスパイスが効いたアイテムを展開している為、見ていてなかなか面白いメーカーでもあります。
今回はそんなVANTRUEのドライブレコーダーのうち、特長が分かり易い人気の5つのモデルについてご紹介します。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
文句なしの最強3カメラドラレコ「N4」
2019年後半からドラレコ業界は3カメラ、4カメラ化の流れが出て来ていますが、「N4」は現行3カメラドライブレコーダーの中では文句なしの高画質を誇る最強モデルです。
デザインは同社の円筒型モデルの「N2」プロのスタイリッシュさをそのままに液晶を大型化、車内や横方向を撮影するインナーカメラは4灯の赤外線LEDを搭載しつつ、後方録画用の別体のリアカメラが付属する3カメラ仕様となっています。
3つのカメラには全てSONYの夜間特化型のSTARVISイメージセンサーを搭載し、映像の補正能力に優れた専用のビュワーで再生する事でかつてないほどの夜間の明るさを実現しています。
省電力性にも優れており、横方向もしっかり映るのでドアパンチを含む長時間の駐車監視にもおすすめのモデルです。
最新の夜間特化型STARVISセンサーを採用する2カメラモデル「S1」
2018年以降は夜間の撮影能力に優れたSONYのSTAVIS対応センサーを搭載するドライブレコーダーが主流になっていますが、「S1」はフロントカメラにSTARVISセンサーの中でも最も暗視能力に優れた「IMX327」を搭載した、たった2つのドライブレコーダーの中の一つです。
他のSTARVISセンサーよりも暗視能力が高く、暗い場所でもノイズを出さずに明るく録画が可能である点が最大の特徴ですが、その反面で白飛びに弱いという問題もありますが、全体としては比較的バランスの良い仕上がりとなっている良モデルです。
ナンバー認識能力が最強の4Kモデル「X4」
「X4」は正真正銘の4Kの解像度と800万画素のイメージセンサーの組み合わせてドラレコ史上で最高のナンバーの認識精度を誇る製品の一つです。
過去にも4Kを名乗るドラレコはありましたが、解像度が4Kとは呼べない「2880×2160」であったり、イメージセンサー画素数が400~500万画素と4Kを表現するのに必要な800万画素を満たしていませんでした。
「X4」はそれらのインチキ4Kとは一線を画する正真正銘の4Kドラレコで、日本メーカーの高解像度モデルを大きく凌駕するナンバーの読み取り精度を誇ります。
ドップラーセンサーで節電駐車監視の円筒型モデル「T2」
「T2」はVANTRUE特有の円筒型のデザインにフルハイビジョンのSONYのIMX323を搭載、対角で160°のレンズ視野角と言うところまでは割と普通のスペックですが、駐車監視の仕様に特徴があります。
通常のドライブレコーダーでは、周囲の動きを検知して録画を開始する「動体検知」と言うシステムが一般的に広く採用されていますが、「T2」の「動体検知」は画面内の動きの割合ではなく、マイクロ波を使ったドップラーセンサーを用いています。
通常の動体検知の場合にはドラレコに電源が入った状態で動体を検知しますが、「T2」の場合にはドップラーセンサー部のみ通電させ、ドラレコの主要機能は停止状態で監視を行いますので使用電力を節約できるのが最大のメリットとなります。
一体型の2カメラスタンダードモデル「N2 Pro」
「N2 Pro」は先程の「N2」をパワーアップさせた上位機種です。
2カメラ録画時の解像度は前後ともフルハイビジョンとなりますが、フロント単体の録画モードでは2560×1440の解像度での録画が可能です。
フロントのイメージセンサーは400万画素の定番であるOV4689、リア用にはフルハイビジョンの定番であるSONYのIMX323が使われています。
「N2」に比べると前後ともに解像度と明るさが向上しているような特性です。
まとめ
以上、ドラレコの中華人気メーカーであるVANTRUEの主要5機種についてご紹介しました。
どのモデルも他社にはない特徴を持っており、エントリー~ハイエンドとバランスの良い構成となっています。
安定性、信頼性も高いメーカーですので、気になる方は前向きに検討してみて下さい。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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いつも楽しく拝見しています。
過去に中国メーカーのモデルはノイズの発生が多いと紹介いただいていましたが、VANTRUEの各モデルはどんな感じでしょうか?
ご教授ください。
オデハイ乗り様
「X4」については影響が出易いリーフで全く影響は確認出来ませんでした。
VANTRUE2カメラモデルは扱ってないので、多分どれも大丈夫だと思います。
中華メーカーで特に注意が必要なのは2カメラですね。
ご教授ありがとうございました。参考にいたします。
デハイ乗り様
不明点等があれば今後とも遠慮なくご質問下さい。