※2026年版:警察の運用実態や最新の報道を踏まえて内容を見直しています。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家で開発にも携わっている鈴木朝臣です。
事故時に提出したドライブレコーダーの映像について、「この動画は再生できません」と言われてしまうケースは、現在でも一定数存在します。
本来であればあり得ない対応ですが、現実には環境・知識・運用の問題で起きているのが実情です。
なぜ警察で再生できないと言われるのか?
主な原因は、再生環境の違いです。
最近のドライブレコーダーは、
- 前後2カメラ
- 360°カメラ
- 複数映像を1ファイルに統合
といった仕様が主流になっており、
- 専用ビューアでの再生が前提
- 一般的なプレイヤーでは完全再生できない
ケースが増えています。
警察のPC環境は統一されていない
警察のパソコン環境は、
- 都道府県警ごとに管理
- ソフトのインストール制限あり
- 端末ごとに環境差がある
ため、その場で再生できないこと自体は珍しくありません。
本来は「再生できない」で終わる話ではない
現在の運用では、ドラレコ映像は極めて重要な客観証拠と位置付けられています。
そのため本来は、
- 再生できる環境に回す
- 必要なソフトを正規手続きで導入する
- 専門部署で確認する
といった対応が取られます。
実際には「確認不足」で問題になるケースもある
ここは2026年時点で無視できないポイントです。
2025年には、過去の交通死亡事故において
- ドラレコの音声データを確認していなかった
- 結果として真相解明が不十分だった
という事案が発覚し、警察庁が全国の警察に対して
ドラレコデータの確認を徹底するよう指導
しています。
つまり、
- 制度上は重要視されている
- しかし現場では見落としや運用差が起こり得る
というのがリアルな状況です。
警察に「再生できない」と言われた時の対処法
このような背景を踏まえた上で、ユーザー側の対応が重要になります。
① 専用ビューアの存在を伝える
まずは
- この機種は専用ソフトで再生する必要がある
ことを明確に伝えます。
② 「確認してもらう前提」で話す
重要なのはここです。
- 再生できない=終わりではない
- 確認してもらうのが前提
として話を進めます。
③ 上位部署での確認を依頼する
現場で対応が止まる場合は、
- 警察署の窓口
- 県警本部
に確認を依頼することで動くケースがあります。
④ 自分で再生して提示する
状況によっては、
- その場で再生して見せる
のも有効です。
事前にやっておくべき対策
トラブルを防ぐために、以下は必須レベルです。
- 専用ビューアで再生確認しておく
- 汎用プレイヤー(VLCなど)でも試す
- 必要なら再生環境ごと用意する
特に多カメラモデルは、「録れている」と「再生できる」が別問題になりやすいので注意が必要です。
まとめ
ドライブレコーダーの動画が警察で再生できないと言われる原因は、
- 専用ビューア前提のファイル構造
- 警察側のPC環境や運用制限
によるものです。
また近年では、確認不足による見落としが問題化し、警察庁が指導を出す事案も発生しています。
つまり、
- 制度としては重要視されている
- しかし現場では対応差が起こり得る
というのが現実です。
そのためユーザー側も、
- 再生方法を説明する
- 確認を依頼する
といった対応を前提に動くことが重要です。
ドライブレコーダーは強力な証拠になりますが、「再生できて初めて証拠になる」という点も意識しておきましょう。


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