【特殊・注意】「MDR-A002」のファームアップデート更新方法について解説

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

「MDR-A002」のファームアップデートがされていますが、こちらでデバッグを行ったところ、PCの環境によってはアップデートファイルが正常に作成されず、これに気付かずにアップデートを行うと「MDR-A002」が起動不能になるケースが確認されました。

これからアップデートをする方は、メーカー配布のマニュアルと合わせてこちらの補足記事を確認してから作業して下さい。

※私みたいに説明をよく読まず、経験に基づいて作業する人ほどハマり易いです。デバッガーとしてはそれくらいの方が都合が良いのですが。

■MDR-A002シリーズソフトウェア更新について

ファームアップデート手順の概要

まず初めに、アップデート手順の概要を説明します。

一般的なドラレコでは、アプデファイルをmicroSDにコピペし、ドラレコに戻してアップデートを行うと言う単純な作業になりますが、「MDR-A002」では工程が多く複雑です。

概ねこのような手順となっています。

・microSDを「MDR-A002」でフォーマット
・microSDをPCにセット
・アップデート専用のソフトウェアからmicroSDにアプデファイルを書き込み
・microSDを「MDR-A002」にセットして電源ON

アプデ用のソフトとファイルのセットをダウンロード

マニュアルの「更新方法」の1~6までは、特に注意点はありません。

問題は7以降ですが、環境によってはこのような問題が発生します。

・microSDカードにアプデファイルが正常に書き込めない

正常に書き込めた時の表示

こちらが正常に書き込めた時の表示です。

書き込みに失敗した時の表示

書き込みに失敗するパターンは、いくつか確認されていますが、進行率10%などで止まるパターン、全く書き込みが出来ないパターンがあります。

因みにこのソフトウェアでmicroSDにデータを書き込むと、データの書き込みに失敗していてもそのカードを「MDR-A002」に突っ込むとファームアップデートを開始します。

そしてこのように永遠に0%の画面が表示され続け、普通のミラーとしても使えない、超高級な車内インテリアに進化します(笑)

仮にこの状態になってもBIOS的な物は生きていますので、電源を落としてアプデファイルが正常に書き込めているカードに入れ替えればファームアップデートは可能です。

※microSDスロットがPCで言うところの起動ディスクに当たる

必ず100%まで正常に書き込めているカードでアプデして下さい。

書き込みに失敗する原因

書き込みに失敗する原因は、第一にセキュリティソフトの誤検知です。

場合によってはセキュリティソフトからの通知もなく、書き込みに失敗する事がありますので、そのようなケースではセキュリティソフトの監視を一時OFFにしましょう。

アップデート後の処理

microSDカードにアップデートファイルを正常に書き込めた事を確認したら、7~9の本体でのアップデート処理を行います。

※途中で一定時間止まる領域がありますが、数分でアップデートは完了し、この画面になります。

ここでマニュアル通りにカードを抜くと、OSが再起動して「MDR-A002」が通常動作を開始します。

一方でカードが入ったままの状態で電源OFF→ONすると、再びアップデートを開始しますので注意が必要です。

※一般的なドラレコは、アプデ後にアプデ用のファイルを自動で削除しますが、本機ではそのまま残る為。

最大のハマりポイントになる恐れがある事項

マニュアル通りにカードを抜いた後は、アプデファイルを消す為に10~11の工程にて再度PCで処理を行います。

この処理ではmicroSDカード内のアプデファイルを消した上で、カードを再フォーマットするものですが、PCのフォーマット機能では正常にフォーマット出来ないので注意が必要です。

このフォーマットの処理が正常に行われていない場合、「MDR-A002」にそのカードを差し込むとこのように0%地獄に陥ります。

こうなると最初からアプデやり直しです。

マニュアル通りにやってもハマる事がある

因みにこの最終のフォーマット処理ですが、私の環境ではマニュアル通りに専用のソフトウェアを使ってフォーマットを行っても0%地獄に陥りました。(笑)

おそらく…目に見えないアプデ用のゴミファイルがどこかに残っているからだと考えられます。

こちらの検証ではこのような結果となっています。

・マニュアル通りに専用のソフトウェアでファイル削除&フォーマットしただけ→0%地獄行き
・マニュアル通りに専用のソフトウェアでファイル削除&フォーマット、その後Win10のフォーマット機能でフォーマット→0%地獄行き
・マニュアル通りに専用のソフトウェアでファイル削除&フォーマット、その後I/OデータのフォーマッターでFAT32にフォーマット→正常動作

I-O DATAのフォーマッターはこちらからダウンロードできます。

■ I-O DATA ハードディスクフォーマッタ

従って最後にはI-OデータのフォーマッターでFAT32形式でフォーマットする事をおすすめします。

オマケ~アプデソフトが怪しい動きをする理由

こちらはアプデ作業には直接関係のない事ですが、このソフトウェアはコムテックのレーダーのカード作成ソフトと同様にこのような処理を行っています。

・パーテーションの変更
・カードの容量を強制的に32GBと認識させる

【書き込み前】

【書き込み後】

【レストア後】

【I/Oでフォーマット後】

おそらく、BIOS側が素の状態で認識出来るのが32GBまでのFAT32形式だからなのでしょう。

コメント

  1. こごせ より:

    おはようございます。
    昨日、この記事を読む前にアップデートしましたが、エラーとならず終了しました。
    最後のSDカードデータ消去ですが、なんでこんな面倒なことするのか、PCでフォーマットしたら簡単じゃん! と思ってましたが、理由があったんですね。
    念のため、I-O DATAのソフトでフォーマトしておきました。

    ところで、今回のアップデートでは何が対応されたのでしょうか?
    手順書にもMAXWINのHPにも記載がないようですが、ご存じであればご教示いただけるとありがたいです。

    • ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 より:

      こごせ様
      今回のファームアップデートはmicroSDカードの相性問題がでにくくする処理だそうです。
      ただし、MDR-A001ではこのようなファームアップデート後にも相性問題が出ているカードがあったので、100%ではないと思います。

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