※2019年11月15日更新~現状に合わせて内容を見直しました。

パイオニアのドライブレコーダーはどちらかと言うと自社カーナビ連動タイプのイメージが強く、一般向けはコムテックやケンウッド、ユピテルなどにシェアを独占されていた印象ですが、2019年以降は1カメラ・2カメラタイプの一般向けモデルの開発にも力を入れ始めています。

一気にモデル数が増えた為に2019年の11月時点では12モデルと展開モデルが多く、分かりにくくなっていますが、以下の7つのカテゴリーごとにそれぞれの違いをご説明します。

①STARVIS対応の2カメラモデル

②STARVIS対応の1カメラモデル

③超コンパクトな1カメラモデル

④高解像度1カメラモデル

⑤バックカメラ録画の1+1カメラモデル

⑥スタンダードな1カメラモデル

⑦カーナビ連動モデル

STARVIS対応の2カメラモデル

2017年以降はドラレコマーケットの人気が2カメラモデルに移行していますが、パイオニアとしては2019年より他社よりも2年近く遅れて、本格的な2カメラモデルの販売を開始しています。

2019年ベースのホットな2カメラモデルは、以下の2系統・3モデルです。(1モデルは発売日未定)

VREC-DZ700DLCVREC-DZ700DSCVREC-DS500DC
19.07発売発売日未定
フロント:1920×1080/27.5fps/WDR
リア:1920×1080/27.5fps/WDR
フロント:1920×1080/27.5fps/WDR
リア:1920×1080/27.5fps/WDR
録画視野角
フロント:水平128°
リア:水平112°
録画視野角
フロント:水平120°
リア:水平120°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS内蔵
WiFi-
カメラケーブル9mカメラケーブル0.6/3/6mセットカメラケーブル9m
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー40分
専用ケーブル同梱
内蔵バッテリー30分
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の2モデルは既に発売済みとなっており、付属のリアカメラ接続ケーブルの長さで型番が分かれています。

9mのケーブルが付属する「VREC-DZ700DLC」は概ねリアカメラをリアガラスに設置する一般向け、「VREC-DZ700DSC」の方はフロントガラスに内向きに設置する車内撮影用となります。

前後に夜間特化型のフルハイビジョンSTARVIS対応イメージセンサーを搭載し、録画視野角も非常に広い事から事故の際の幅広い状況証拠を記録する目的に向いています。

駐車監視については、内蔵バッテリーによる40分間の衝撃前後の録画、ほとんど電力を消費しない衝撃後のみの録画の選択式となっています。

パイオニア STARVIS対応2カメラドラレコ「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の実機レビューと評価

「VREC-DS500DC」

「VREC-DS500DC」はフロントカメラ・リアカメラ・本体が別体となった、珍しい3ピースのセパレートタイプのドライブレコーダーです。

VREC-DS500DC

19.08発売
フロント:1920×1080/27.5fps/WDR
リア:1920×1080/27.5fps/WDR
録画視野角
フロント:水平120°
リア:水平120°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS内蔵
カメラケーブル
フロント不明
リア9m
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー
専用ケーブル
なし?
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

※当初9月前後の発売予定でしたが発売日がずれ込み、11月現在でも発売日未定となっている模様

こちらも前後にフルハイビジョンの夜間特化型STARVISセンサーを搭載しており、前後の録画視野角はいずれも水平120°と標準的な2カメラドライブレコーダーよりも随分広めに取られてます。

本体部分はドライブレコーダーとしては大き目の3.0型液晶を搭載、フロント・リアカメラ部はコンパクトタイプ、リアカメラのみ防水加工が施されている為、車外への設置も可能とされています。

カメラの基本性能が気になるところではありますが、フロント・リアカメラともに取り付けの汎用性が高く、バックカメラとしての使用も可能となってるようですので、なかなか面白いモデルだと思います。

駐車監視については内蔵バッテリーによる30分間の衝撃前後の録画となっています。

パイオニアが前後セパレート型のSTARVIS対応2カメラドラレコ「VREC-DS500DC」発表!!

夜間特化STARVIS対応1カメラモデル

「VREC-DZ600」「VREC-DZ600C」の2モデルは、2カメラのところで説明した「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」のフロント単体バージョンのような特徴を持ったモデルです。

VREC-DZ600VREC-DZ600C

19.07発売
1920×1080/27.5fps/WDR
録画視野角 水平128°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS内蔵
WiFi
駐車監視モード
動体検知衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー90分内蔵バッテリー90分
専用ケーブル
同梱?
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

これらの2モデルは付属する電源ケーブルが異なり、「VREC-DZ600」はシガープラグタイプ、「VREC-DZ600C」は3芯直結タイプとなっています。

いずれもフルハイビジョンの夜間特化型STARVISセンサーを搭載し、録画視野角は水平128°程度とドライブレコーダーとしては最高クラスとなっていますので、単体モデルとしては最も幅広い状況を抑える事が出来る超広角モデルの部類に入ります。

駐車監視については、シガープラグタイプの「VREC-DZ600」は内蔵バッテリーによる50分間の駆動で、衝撃が加わった際の前後を録画します。

直結ケーブルの「VREC-DZ600C」の方はこれに加えて内蔵バッテリーを使い切った後に、微電力を消費する衝撃後のみの録画モードに切り替わります。

パイオニアが超広角STARVIS対応ドラレコ「VREC-DZ600」「VREC-DZ600C」発表!!

超コンパクトな1カメラモデル

「VREC-DH200」は2019年に発売されている液晶なしの超コンパクトタイプのWiFi対応ドライブレコーダーです。

VREC-DH200
カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダー VREC-DH200 高画質 200万画素 フルHD 駐車監視 対角130º GPS 連続/衝撃/手動/駐車録画 1年保証 microSDカード(16GB)付 VREC-DH200 カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダー VREC-DH200 高画質 200万画素 フルHD 駐車監視 対角130º GPS 連続/衝撃/手動/駐車録画 1年保証 microSDカード(16GB)付 VREC-DH200
19.07発売
1920×1080/27.5fps
録画視野角 水平114°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS内蔵
WiFi
フォーマット不要
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

解像度はフルハイビジョン、録画視野角は水平114°とスタンダードなスペックではありますが、一辺3cmのコンパクトな箱型筐体が特徴的で、フロント・リアのどちらにも設置が容易である点がポイントです。

※電源ケーブルは3.5mと普通のドラレコと変わりませんので、リアに設置する場合には電源の取り回しに工夫が必要になるかと思います。

マウント接合部はポールジョイント形状で視野角も比較的広く、場合によってはサイド方向を撮影する為のカメラとしての用途にも期待出来そうです。

パイオニアがWiFi対応の超コンパクトドラレコ「VREC-DH200」発表!

高解像度1カメラモデル

「VREC-DH600」「ND-DVR20」は「2304×1296」の高解像度録画に対応した、単体モデルとしてはハイエンドクラスとなります。

ND-DVR20VREC-DH600
17.09発売18.10発売
2304×1296/27.5fps/WDR
LED信号対応
水平録画視野角 110°
microSD付属8GB付属16GB
microSD最大32GB
GPS内蔵
偏光フィルター付属
安全運転支援機能
駐車監視モード
動体検知&衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー50分
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

録画視野角が標準的なドライブレコーダーよりもやや広めの水平110°で、高精細の録画が可能との事ですが、基本設計的にはやや古い2017年9月版ですし、2019年の高解像度ドラレコは既に4Kの世界に入ってしまっていますので、50分の内蔵バッテリーにこだわりがある訳でないのなら、他社モデルをおすすめします。

パイオニアが高解像度ドライブレコーダー「VREC-DH600」を発表

バックカメラ録画の1+1カメラモデル

ここで紹介する「VREC-DH700」「ND-DVR30」は、フロントカメラ筐体に専用のコンバーターを接続する事で、バックカメラなどのデータを同時に録画する事が可能な、ちょっと特殊なモデルです。

VREC-DH700ND-DVR30
18.10発売17.09発売
2304×1296/27.5fps/WDR
LED信号対応
水平録画視野角 110°
microSD付属16GB付属8GB
microSD最大32GB
GPS内蔵
偏光フィルターOP
安全運転支援機能
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー50分
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

フロントカメラの性能・機能面では前述の「VREC-DH600」「ND-DVR20」と同等で、そこにバックカメラの録画機能が付帯する形となります。

取り付けの際にはバックカメラの配線をカーナビとドライブレコーダーに分岐させる必要がありますので、原則としてはパイオニアのカーナビ+バックカメラ+ドライブレコーダーでセットを組みたい方におすすめのモデルとなります。

※カーナビとの連動機能はありません。

パイオニアの2カメラ録画可能なドライブレコーダー「VREC-DH700」「ND-DVR30」

スタンダードな1カメラモデル

スタンダードタイプについては、以下の2系統となります。

ND-DVR40
VREC-DZ300
ND-DVR10
VREC-DH400
ND-DVR20
VREC-DH600
17.12発売
18.10発売
16.02発売
18.10発売
17.09発売
18.10発売
1920×1080/27.5fps/WDR1920×1080/27.5fps/WDR2304×1296/27.5fps/WDR
LED信号対応
録画視野角 水平95° 録画視野角 水平105° 録画視野角 水平110°
microSD付属8GB
microSD付属16GB
microSD付属32GB
microSD付属32GB
microSD付属8GB
microSD付属16GB
最大32GB
GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー50分
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「VREC-DZ200」

「VREC-DZ200」はパイオニアのスタンダードクラスのドライブレコーダーの中では最も録画視野角が狭い水平95°のエントリーモデルとなります。

特徴としてはマウント部分が板状になっている為、運転の際の邪魔にならないと言う点が挙げられますが、フルハイビジョンの解像度で狭めの録画視野角と言う割に、価格はそれほど安くはありません。

※コムテックやユピテルの同クラスのモデルは1万円程度

パイオニア唯一の機能としては、内蔵バッテリーによる駐車監視が挙げられ、一定時間振動を検知しない事をもって、動体検知+衝撃検知の駐車監視を最大で50分間行います。(満充電までに3時間かかる)

パイオニアの製品が希望の方でも、「VREC-DZ200」は録画視野角が狭いので、デザイン的にどうしてもコレ!という事でなければ、同社の他のモデルをおすすめします。(多分ディーラーなどでは「パイオニア」と言うブランド名だけで結構売れてるのでは?でも敢えてネットで検索しに来た方にはおすすめはしません)

パイオニアからエントリークラスドラレコ2019年モデル「VREC-DZ200」発表!

「VREC-DH400」

「VREC-DH400」はは2016年2月に発売された、ケンウッドの当時人気No.1だった「KNA-DR350」の対抗馬で市場のマスの部分に食い込もうとして開発された「ND-DVR10」の型番の2018年型モデルです。

私の評価としては水平視野角が105°とやや広めで内蔵バッテリーが現在でも業界最大の50分の駐車監視に対応している為、「KNA-DR350」よりは良いのでは?と感じた部分もありますが、2016年3月以降には車のバッテリーを使用して長時間の駐車監視を行うモデルが主流となった事、価格が2ランクほど高かった事などからドライブレコーダー市場の主役にはなれなかったモデルです。

2019年11月現在のドラレコ市場全体の中での位置付けは、スタンダードだけどもうかなり古いモデル…と言った感じになります。

ただし、50分の内蔵バッテリーを積んだドライブレコーダーは他社にはありませんので、ここが唯一のおすすめポイントになり得ますね。(駐車監視はしたいけれども、車のバッテリーを劣化させたくない方向け)

長時間の駐車監視は出来ないけれども満充電の状態からならちょっとした買い物などでの使用は可能、ただし空の状態から満充電までに3時間かかる事から、本格的な駐車監視を考えているユーザーには不向きです。

※この点は「ND-DVR20/30」も同様

パイオニア エントリー~スタンダードクラスドラレコ「VREC-DH400」「ND-DVR10」のレビュー、評価

カーナビ連動モデル「VREC-DS600」

「VREC-DS600」は他社に先駆けて発売されたカーナビ連動タイプのドライブレコーダー、「ND-DVR1」の後継モデルです。

「ND-DVR1」がフルハイビジョンの解像度ながら水平視野角は120°とかなり広めであることからなかなか実用性の高いドライブレコーダーだという印象を持っていたので̪すが、2018年モデルでは録画視野角が水平107°と狭くなってしまいました。

VREC-DS600ND-DVR1
カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダー VREC-DS600 212万画素 Full HD/WDR/GPS/Gセンサー/対角121º/駐車監視 16GB microSD付属 VREC-DS600 カロッツェリア(パイオニア) ドライブレコーダー VREC-DS600 212万画素 Full HD/WDR/GPS/Gセンサー/対角121º/駐車監視 16GB microSD付属 VREC-DS600
18.10発売15.03発売
1920×1080/27.5fps/WDR1920×1080
LED信号対応
録画視野角 水平107°録画視野角 水平120°
microSD 付属16GBmicroSD 付属8GB
microSD 最大32GB
GPSはカーナビより受信
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
専用ケーブル同梱
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

また、駐車監視に関しては衝撃検知となっている為、万全とは言えない部分もありますが、総合的にはバランスが取れているモデルだと思います。

 

パイオニア カーナビ連動タイプのドライブレコーダー「VREC-DS600」

パイオニアのドライブレコーダーのまとめ

以上、2019年11月時点でのパイオニアのドライブレコーダー、各モデルの特徴についてご説明しました。

2018年モデルまでは基本設計が古く2019年に新グレードが追加されていますので、おすすめは「VREC-DZ/DS」系になります。

「VREC-DH」系はちょっと微妙かも知れません。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ パイオニア 楽ナビ2018~2019年モデルの特徴をまとめて紹介

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