※2018年10月4日更新~現状に合わせて内容を見直しました。

パイオニアのドライブレコーダーは2018年10月現在で7モデルの展開となっています。

2014年に本格的に市場に参入したケンウッドに対してはやや遅れてドライブレコーダーを発売した為、現在は他社との差別化の為に正統派のスタンダードモデルではなく、やや変化球で勝負しているように見受けられます。

もともとサイバーナビなどで映像と通信を絡めたサービスを行ってきた事もあり、法人向けにはそれらの機能を集約させたモデルを販売していますが、個人ユーザー向けのモデルではそのような通信モデルは販売されておらず、王道の売れ筋ゾーンからやや外れたところを狙った商品展開となっていますね。

価格帯的でドライブレコーダーを括っていくと、ブランド力がある分、他社の同価格帯のモデルと比べるとスペックや機能面では控えめで、ネットでガチンコ比較を行うとあまり良いものに見えないかも知れません。

販路的にはネットよりもカーディーラーなどが強そうですので、ドラレコの性能・機能よりも雰囲気やブランドで選ぶ方向けであると思います。

パイオニアのドライブレコーダー一覧

2018年10月現在のパイオニアのドライブレコーダーは7モデルとなりますが、大雑把に括ると以下の3グループに分けられます。

①スタンダードタイプ

②夜間特化タイプ

③外部入力2カメラ録画タイプ

④カーナビ連動型

 

ここでは上記のタイプ別に各モデルの特徴を説明します。

なお、パイオニアは2018年10月に全7モデルのドライブレコーダーのうち5モデルの更新を行っていますが、カーナビ連動型のモデル以外については、型番の変更とmicroSDカードの容量アップのみの変更にとどまっています。

※一部32GB→32GBに変更されていないグレードもあり

スタンダードタイプ

スタンダードタイプについては、以下の3系統となります。(それぞれ付属microSDカードの容量の違いで2つの型番がある)

パイオニア
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
ND-DVR40
VREC-DZ300
ND-DVR10
VREC-DH400
ND-DVR20
VREC-DH600
17.12発売
18.10発売
16.02発売
18.10発売
17.09発売
18.10発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×10801920×10802304×1296
27.5fps
全国LED信号対応
水平95°水平105°水平110°
WDR
付属8GB
付属16GB
付属32GB
付属32GB
付属8GB
付属16GB
最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー50分
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

「VREC-DZ300」「ND-DVR40」

「VREC-DZ300」「ND-DVR40」はパイオニアのスタンダードクラスのドライブレコーダーの中では最も録画視野角が狭い水平95°のエントリーモデルとなります。

特徴としてはマウント部分が板状になっている為、運転の際の邪魔にならないと言う点が挙げられますが、フルハイビジョンの解像度で狭めの録画視野角と言う割に、価格はそれほど安くはありません。

※コムテックやユピテルの同クラスのモデルは1万円程度

パイオニア唯一の機能としては、内蔵バッテリーによる駐車監視が挙げられ、一定時間振動を検知しない事をもって、動体検知+衝撃検知の駐車監視を最大で50分間行います。(満充電までに3時間かかる)

パイオニアの製品が希望の方でも、「VREC-DZ300」「ND-DVR40」は録画視野角が狭いので、デザイン的にどうしてもコレ!という事でなければ、同社の他のモデルをおすすめします。(まぁ、多分ディーラーなどでは「パイオニア」と言うブランド名だけで結構売れてるのでは?でも敢えてネットで検索しに来た方にはおすすめはしません)

パイオニア エントリークラスドライブレコーダー「VREC-DZ300」

「VREC-DH400」「ND-DVR10」

「ND-DVR10」は2016年2月に発売された、ケンウッドの当時人気No.1だった「KNA-DR350」の対抗馬で市場のマスの部分に食い込もうとして開発された…と見受けられるモデルです。(後継の「VREC-DH400」は型番のみの変更か)

私の評価としては水平視野角が105°とやや広めで内蔵バッテリーが現在でも業界最大の50分の駐車監視に対応している為、「KNA-DR350」よりは良いのでは?と感じた部分もありますが、2016年3月以降には車のバッテリーを使用して長時間の駐車監視を行うモデルが主流となった事、価格が2ランクほど高かった事などからドライブレコーダー市場の主役にはなれなかったモデルです。

2018年10月現在のドラレコ市場全体の中での位置付けは、スタンダードだけどもうかなり古いモデル…と言った感じになります。

ただし、50分の内蔵バッテリーを積んだドライブレコーダーは他社にはありませんので、ここが唯一のおすすめポイントになり得ますね。(駐車監視はしたいけれども、車のバッテリーを劣化させたくない方向け)

長時間の駐車監視は出来ないけれども満充電の状態からならちょっとした買い物などでの使用は可能、ただし空の状態から満充電までに3時間かかる事から、本格的な駐車監視を考えているユーザーには不向きです。

※この点は「ND-DVR20/30」も同様

ND-DVR10のレビュー、評価

「VREC-DH600」「ND-DVR20」

「VREC-DH600」「ND-DVR20」は上述の「VREC-DH400」「ND-DVR10」の上位モデルで、クラス的にはハイエンドモデルとなります。

録画視野角が「VREC-DH400」「ND-DVR10」よりもやや広めの水平110°で、録画解像度は「2304×1296」と高精細になってる点が異なります。

ユピテルの「2560×1440」の「DRY-ST7000c」など、他社の同価格帯の高解像度モデルに比べると、録画視野角・解像度の面で物足りないと感じる部分がありますので、50分の内蔵バッテリーにこだわりがある訳でないのなら、他社モデルをおすすめします。

パイオニアがスタンダードタイプドライブレコーダー「VREC-DH400/DH600」を発表

夜間特化タイプ「VREC-DZ500/C」

夜間特化タイプは以下の同系統の2モデルになります。

VREC-DZ500VREC-DZ500-C
18.06発売
1280×720/27.5fps/HDR
1280×960/27.5fps/WDR
LED信号対応
録画視野角 水平109°
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS内蔵
WiFi
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
専用ケーブルなし
内蔵バッテリー90分
専用ケーブル同梱
内蔵バッテリー90分or車のバッテリーから給電
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「VREC-DZ500」「VREC-DZ500-C」の2モデルはWiFi対応で夜間特化型の「ナイトサイト」対応となっています。

 

ただし、録画視野角はそれほど広くない水平109°、解像度が1280×720のHD画質なので、この価格は正直高いと感じます。

夜間特化型のドライブレコーダーは2018年初頭から徐々に各社がラインナップを始めていますが、2018年下半期ではユピテルの「SN-SV60c」辺りがおそらくおすすめになるかと思います。(まだ発売されていないかと)

なお、駐車監視については「VREC-DZ500」がシガーチャージャー接続での内蔵バッテリー駆動、「VREC-DZ500-C」は専用直結3芯ケーブル接続での内蔵バッテリー、または車のバッテリーから給電する仕様となりますが、カーナビ裏から配線を取るようですので、カーナビと合わせて設置する方向けかと思います。

駐車監視の録画方式は、衝撃検知のみとなっていますが、常にメモリに一時録画データを保存しているようですので、衝撃前30秒から、衝撃後の30秒の録画を行います。(電源が落ちている訳では無いので、バッテリーはそれなりに消費する筈)

パイオニアの夜間特化型ドライブレコーダー「VREC-DZ500」「VREC-DZ500-C」

外部入力2カメラ録画タイプ「VREC-DH700」「ND-DVR20」

ここで紹介する「VREC-DH700」「ND-DVR30」は、フロントカメラ筐体に専用のコンバーターを接続する事で、バックカメラなどのデータを同時に録画する事が可能な、ちょっと特殊なモデルです。

パイオニア
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
VREC-DH700ND-DVR30
18.10発売17.09発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
2304×1296
LED信号対応
110°
27.5fps
WDR
付属16GB付属8GB
最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS内蔵
偏光フィルターOP
安全運転支援機能(危険挙動録画)
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知
自動
内蔵バッテリー50分
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

フロントカメラの性能・機能面では前述の「VREC-DH600」「ND-DVR20」と同等で、そこにバックカメラの録画機能が付帯する形となります。

取り付けの際にはバックカメラの配線をカーナビとドライブレコーダーに分岐させる必要がありますので、原則としてはパイオニアのカーナビ+バックカメラ+ドライブレコーダーでセットを組みたい方におすすめのモデルとなります。

※カーナビとの連動機能はありません。

パイオニアの2カメラ録画可能なドライブレコーダー「VREC-DH700」

カーナビ連動モデル「VREC-DS600」

「VREC-DS600」は他社に先駆けて発売されたカーナビ連動タイプのドライブレコーダー、「ND-DVR1」の後継モデルです。

「ND-DVR1」がフルハイビジョンの解像度ながら水平視野角は120°とかなり広めであることからなかなか実用性の高いドライブレコーダーだという印象を持っていたので̪すが、2018年モデルでは録画視野角が水平107°と狭くなってしまいました。

パイオニア
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
VREC-DS600ND-DVR1
18.10発売15.03発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×10801920×1080
27.5fps
LED信号対応
録画視野角 水平107°録画視野角 水平120°
WDR
microSD 付属16GBmicroSD 付属8GB
microSD 最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPSはカーナビより受信
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
専用ケーブル同梱
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

また、駐車監視に関しては衝撃検知となっている為、万全とは言えない部分もありますが、総合的にはバランスが取れているモデルだと思います。

対応モデルは以下の通りです。

 

【サイバーナビ】

AVIC- CL902-M/CW902-M/CZ902-M/CL902/CL902XS/CW902/CZ902/CZ902XS/
CE902SE/CE902AL/CE902VE/CE902VO/CE902NO/CE902ES/CE902ST/
CL901-M/CW901-M/CZ901-M/CL901/CW901/CZ901/CW700II/CZ700II/
CE901SE-M/CE901AL-M/CE901VE-M/CE901VO-M/CE901NO-M/CE901ES-M/CE901ST-M/
CE901SE/CE901AL/CE901VE/CE901VO/CE901NO/CE901ES/CE901ST/
CL900-M/CW900-M/CZ900-M/CL900/CW900/CZ900/CW700/CZ700/
CE900AL-M/CE900VE-M/CE900VO-M/CE900NO-M/CE900ES-M/CE900ST-M/
CE900AL/CE900VE/CE900VO/CE900NO/CE900ES/CE900ST

 

 

 

【楽ナビ】

AVIC- RQ902/RL902/RW902/RZ902/RZ702/RW502/RZ502/RW302/RZ302/RZ102/
RL901/RW901/RZ901/RZ701/ RW501/RZ501/RW301/RZ301/
RL900/RW900/RZ900/RZ700/ RZ500/RW300/RZ300/
RL99/RW99/RZ99/RZ77/RZ06II/ RZ55/RW33/RZ33/RZ22/
RL09/RW09/RZ09/RZ07/RZ06/RL05/RZ05/RW03/RZ03

 

パイオニア カーナビ連動タイプのドライブレコーダー「VREC-DS600」

パイオニアのドライブレコーダーのまとめ

パイオニアのドライブレコーダーの唯一無二の特徴は内蔵バッテリーでの50分間の録画と「危険挙動録画」機能の2つです。

これ以外の点に関してはバックカメラ映像の2カメラ録画がイクリプスのカーナビで実装されていますし、視野角・解像度については特に優れている訳ではありません。

従ってパイオニアのドライブレコーダーがおすすめなのは、内蔵バッテリーでの録画にこだわる人・カロッツェリアブランドが好きな人・これからサイバーナビ・楽ナビの購入を検討している人の3つのパターンに当てはまる人となります。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ドライブレコーダー メニュー

■ 最新版 おすすめドライブレコーダーのまとめ

■ ドライブレコーダー人気ランキング

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

この記事が気に入ったらいいね!しよう