パイオニアから カーナビ連動タイプのドライブレコーダー「VREC-DS600」が発表されています。

同社のカーナビ連動タイプのドライブレコーダーは2015年3月に「ND-DVR1」が発売されており、このタイプのモデル更新は3年半振りになります。

果たして「VREC-DS600」はどのような進化を遂げたのでしょうか?

「VREC-DS600」のスペック

ぱっと見では「ND-DVR1」との違いが全く分からないので、比較表にしてみました。

VREC-DS600ND-DVR1
18.10発売15.03発売
1920×1080/27.5fps/WDR1920×1080
LED信号対応
録画視野角 水平107°録画視野角 水平120°
microSD 付属16GBmicroSD 付属8GB
microSD 最大32GB
GPSはカーナビより受信
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
専用ケーブル同梱
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

仕様上で異なっているのは録画視野角が水平120°から107°に狭くなっている点、付属するmicroSDカードが8GB→16GBにアップしている点の2点のみです。

その他製品ページの説明については、ほぼすべてが「ND-DVR1」の使いまわしとなっており、機能面では全く変更はなさそうです。

ただし、イメージセンサーが207万画素から212万画素に変更されていますので、画質面では何かしらの改善があったかも知れません。(流石に3年前のイメージセンサーは使わないでしょう)

連動カーナビは今後「VREC-DS600」のみへの対応に切り替え

「VREC-DS600」の最大のセールスポイントは、パイオニアのサイバーナビ、楽ナビとリンクして設定や操作、再生をカーナビのタッチパネル上で行える点ですが、旧モデルが対応するモデルは2017~2018年の上半期までに発売されているAVIC-902系までとなっています。

2018~2019年モデルのAVIC-903系以降については「VREC-DS600」のみの連動対応と言うことになりますね。

なお、旧モデルの「ND-DVR1」でサポートされているカーナビは「VREC-DS600」でも全てカバーされているようです。

『ドライブレコーダーリンク』機能搭載モデル

【サイバーナビ】

AVIC- CL902-M/CW902-M/CZ902-M/CL902/CL902XS/CW902/CZ902/CZ902XS/
CE902SE/CE902AL/CE902VE/CE902VO/CE902NO/CE902ES/CE902ST/
CL901-M/CW901-M/CZ901-M/CL901/CW901/CZ901/CW700II/CZ700II/
CE901SE-M/CE901AL-M/CE901VE-M/CE901VO-M/CE901NO-M/CE901ES-M/CE901ST-M/
CE901SE/CE901AL/CE901VE/CE901VO/CE901NO/CE901ES/CE901ST/
CL900-M/CW900-M/CZ900-M/CL900/CW900/CZ900/CW700/CZ700/
CE900AL-M/CE900VE-M/CE900VO-M/CE900NO-M/CE900ES-M/CE900ST-M/
CE900AL/CE900VE/CE900VO/CE900NO/CE900ES/CE900ST

【楽ナビ】

AVIC- RQ902/RL902/RW902/RZ902/RZ702/RW502/RZ502/RW302/RZ302/RZ102/
RL901/RW901/RZ901/RZ701/ RW501/RZ501/RW301/RZ301/
RL900/RW900/RZ900/RZ700/ RZ500/RW300/RZ300/
RL99/RW99/RZ99/RZ77/RZ06II/ RZ55/RW33/RZ33/RZ22/
RL09/RW09/RZ09/RZ07/RZ06/RL05/RZ05/RW03/RZ03

 

まぁ、仕様にほとんど変化がないので旧モデルの「ND-DVR1」に使用されているパーツ類が古くなってきてOEM生産している工場側へのパーツの供給が難しくなった為に視野角が狭くなっちゃったのかも知れませんし、何か他に理由があるのかも知れませんが、イメージセンサーが変更されているにも関わらず、画質面のアピール内容が全く変わっていない点が気に掛かりますね。

パイオニアは自動車メーカー純正ドラレコも生産している筈ですが、規格を合わせる為にいじくったと言う可能性もありそうですが、何れにしても機能・性能面の進化を目的としたモデルチェンジではなさそうです。

イメージセンサーを変更しているのにサンプル動画が同じ?

これは特に大手メーカーに多い傾向ですが、製品のサンプル画像がはめ込みであったり、他のモデルで撮影されたものが使われていたりする事があります。

まぁ…大手はみんなやってますけど、画質を売りにしているようなガジェットでこう言ったやり方は如何なものでしょうか?

小さく「画像はイメージです」とか書いてあるんですよね(笑)

【VREC-DS600】

【ND-DVR1】

「VREC-DS600」のカーナビ連動機能

メーカーによっては過去にカーナビに映像を出力するだけで、操作は不可能なドライブレコーダーをカーナビと連携…などと表現していた事もありましたが、「VREC-DS600」も含めて最近のカーナビ連動型ドライブレコーダーはカーナビでのドライブレコーダーの操作、映像の視聴が出来るものを「連動」と呼ぶようになっています。

同社はサイバーナビにおいては比較的精度の高い安全運転支援機能を実装していますが、「VREC-DS600」に関してはドライブレコーダーの操作や動画の視聴と言った部分以外に、これといった連動機能はないようです。(まぁ、中途半端な精度の低い安全運転支援機能ならいらないですけど…)

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セパレートカメラでAV出力可能なので

「VREC-DS600」はカメラが別体のセパレート方式である為、ミニジャックによるアナログ入力が可能な対応モデル以外のカーナビ、または車載モニターなどにも映像の出力は可能との事です。(同社のオーディオユニットの事を挿しているもかも)

まぁ、ミニジャックのプラグの仕様が分からないのですが、他社の外部モニターであっても何か変換コネクタを使用すれば映像の出力は出来るかも知れませんね。(出来ないかも知れませんけど)

「VREC-DS600」の駐車監視機能

「VREC-DS600」の駐車監視機能は、1mAと言う超微電流でドラレコを待機させて衝撃を検知した直後に起動→録画を開始する方式となります。

衝撃検知から録画開始までのタイムラグがどれくらいあるのかは不明です。(コムテックの超速モデルのように1~2秒で録画が始まってくれれば良いのですが)

車の暗電流はエンジンオフでも50mA程度は流れているかと思いますが、1mAの待機電流である「VREC-DS600」が車のバッテリーに与える影響はほとんどない点を考えると、運用面では優れているかと思います。

「VREC-DS600」の総評

ざっと「VREC-DS600」の特長を見てみましたが、冒頭で述べたような「進化」と呼べる部分は全く発見出来ませんでした。

まぁ、パイオニアの最新カーナビと連動させるドライブレコーダーについては「VREC-DS600」しか選択肢がありませんので、サイバーナビや楽ナビをこれから装着したいと考えている方は検討してみても良いのではないかと思いますね。

ただ、駐車監視モードが衝撃後からの起動→録画になるのが気になる部分ではありますが。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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