ドライブレコーダーや家電、その他電子デバイスに詳しくない方はご存じないかも知れませんので念の為にお断りしておきますが、日本国内で流通しているこれらの製品はそのほとんどが中国製です。

日本の大手有名メーカーでも基本的にはOEMと言う形で中国で生産を行っているケースの方が圧倒的に多く、ユピテルの一部製品・コムテック・セルスターなどに関しては国内の工場を使用しています。

つまり、ほとんどのメーカーは組み立てを中国の工場で行っている訳です。

因みに韓国メーカーの製品は韓国で生産しているものが多いようです。

…という訳で、中国製云々の話をしてもあまり意味がないので、ここでは中国メーカーの製品、いわゆる企画も生産も中国の会社や工場が行っているドライブレコーダーについて述べておこうと思います。

世界の工場は深センエリアに集中している

深セン市は中国の広東省に位置する香港の北にある経済特区で、中国のシリコンバレーと呼ばれています。

ファーウェイやシャオミなどの有名メーカーもほとんどがこの深セン市に本拠を構えていますが、現在世界的に起きている大きな流れはANKERなどのようにこのエリアに本拠を置いて電子デバイスの企画を行い、Amazonなどのグローバル展開している小売通販でメーカーが直接商品を販売する企業が急速に成長しているという事です。

日本メーカーのドライブレコーダーは価格が高くなりがち

日本のメーカーであれば工場から出荷された製品は一次卸・二次卸などを経由して小売店に納入され、店頭で販売されますので最終売価が高くなりがちです。

また、品質管理やサポートをしっかりやる為にはそれなりのコストも掛かりますし、テレビCMなどの広告宣伝費もバカにならないでしょう。

日本のメーカーはリスク回避の為に様々な販路を抱えています。

例えばドライブレコーダーであれば家電量販店、カー用品量販店、ディーラー、車関連のカスタムショップ、または法人に直接営業を掛けて売り込む形態もあります。

いずれにせよ、様々な経費が最終売価に乗っかってきますので、仮に全く同じハードウェア・ソフトウェアの物を生産する前提で考えた場合、実店舗で売られている日本メーカーの製品よりも、Amazonなどのネット通販で売られている中国メーカーの製品の方が圧倒的に安くなります。

最近ではそれに加えて今まで他社の有名ブランドを生産していた中国の工場が、自社で企画を行いブランドを立ち上げて、それを各国のAmazonで直販する形態が増えていますので、日本メーカーとの価格差は開く一方となるでしょう。

中国直販メーカーの特徴

中国メーカーのドライブレコーダーを選ぶ上で注意しておきたいのは、気を付けないと外れを引く可能性があるという事です。

例えばAmazonで販売されているものを見ても、ブランド名が聞いたことがないものもあると思います。

その中には個人レベルに近い形でどこかの工場からドライブレコーダーの完成品を仕入れて、それをAmazonで販売しているものもあり、その中には当然品質・性能の悪いものも存在します。

つまりメーカー直販ではなく、個人輸出・販売を行っている形態です。これが一番当たり外れが大きいパターンとなります。(良いものもあるが駄物もある)

逆に品質はある程度安定していると感じるのが、そこそこ規模の大きい中国のメーカー、例えばAUKEY、AUTO・VOX、VANTRUEなどです。

このうちAUKEYは前述のようにANKERなどのように電子デバイスの総合企画メーカーが中国の工場を使ってOEM生産させているケース、AUTO・VOX、VANTRUEなどに関しては工場がブランドを立ち上げたケースと見受けられます。

この3社の製品は使用した限りかなり品質・コスパは高いと感じています。

AUKEYについてはドライブレコーダーの事業自体がまだ立ち上がって日が浅い事から、やや粗削りな部分が感じられますがこれから急速に改善されるでしょう。

中国直販メーカーの強み

これらの中国直販メーカーの強みは、ANKERがその方法で急速に成長したように、価格の優位性に加えてメーカーが直接ユーザーからのクレームを受ける事で企画・開発担当へのフィードバックのスピードと改善のスピードが速くなり得るという点です。

また、ハナから広告費をほとんど使わないので(例えば当サイトで紹介している記事は無料です)、ガンガン製品をリリース出来る上、販路が世界中にある為、製品が売れない場合には他の売れる国で販売する事も可能です。

日本のメーカーは国内で販路を分けてリスクを取っていますが、中国メーカーはグローバル市場でそれを行っています。

中国直販メーカーの弱み

これらのメーカーは価格の優位性を最重要項目と捉えており、従って基本的には日本に代理店も駐在員も置きません。

アマゾンのフルフィルメントセンターに製品を納入して、あとはウェブ上でユーザーとやり取りを行います。

従って本当の意味でのカスターマーサービスは機能していません。

日本のメーカーの場合電話対応で細かく不具合の聞き取りをした後に製品を送り返してメーカーで現品確認後に良・不良の判断を行うところ、中国直販メーカーの場合には日本語が正確に伝わらない事もあるようで、良・不良に関わらずクレームがあった場合にはとりあえず新品と交換するという手法が目立つように感じます。

電話窓口がないので、ウェブでのやり取りが出来ない人はカスタマーはないと思って下さい。

また、日本向け専用の製品はほぼ存在せず、グローバル向けの日本語版と言った位置付けの製品になりますので、ドライブレコーダーのメニューや説明書の翻訳が怪しい場合もあります。

従ってそういうのが苦手な人は日本のメーカーの製品を選んだ方が良いでしょう。

「説明書などいらん!」と言うような、いじって操作を覚える系の人には最も相性が良いと思われます。

中国製のドライブレコーダーのまとめ

結論としては中国メーカーのドライブレコーダーは玉石混淆なので、選ぶ側の選球眼が必要になってきます。

ただし、自分のドライブレコーダー導入の目的を考え合わせて、その目的に近いものが見つかった場合には国内メーカーに比べるとコスパはかなり安くなると言うメリットが大きいように思います。

現時点ではこのような印象ですが、今後顧客対応が充実してきたら日本のメーカーはかなりのシェアを食われる事になろう事かと思いますね。

(編集長 Omi)

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