赤外線暗視ドラレコはおすすめしない|本当に重要なのは「抑止」

ドラレコの証拠能力・性能・機能の比較

※2026年4月更新:最新の実機検証と防犯観点から全面的に見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

「赤外線で夜間もバッチリ録画できるドラレコが欲しい」という声は多いですが、最初に結論からお伝えします。

赤外線による車外の暗視撮影はおすすめしません。

理由はシンプルで、実用性が低いからです。

赤外線暗視ドラレコが増えている理由

最近ではVANTRUEの「E360」「N5S」など、中国系メーカーを中心に赤外線モデルが増えています。

ただしこれは、

・実用性が高いからではない
・スペックで売るための設計

という側面が強いです。

「暗視」「ナイトビジョン」という言葉は分かりやすく魅力的ですが、実際の車載環境ではほとんど意味がありません。

赤外線暗視が使えない理由

主な理由は以下の3つです。

・ガラスや内装に反射して外が見えない
・LED光源が白飛びして視界が崩壊する
・そもそも照射距離が足りない

実際の例(N5S)

このように、「暗くて見えない」ではなく「光で見えない」という本末転倒な結果になります。

さらに重要な事実:そもそもドラレコは防犯装置ではない

ここが一番重要です。

車上荒らしなどの犯罪では、

・ドラレコ本体が壊される
・SDカードを抜かれる

といったケースが普通に起きます。

つまり、録画されていても証拠が残らない可能性があります。

この時点で、

・赤外線で見えるかどうかは本質ではない
・ドラレコ単体での防犯には限界がある

という話になります。

本当に重要なのは「撮ること」ではなく「狙われないこと」

ここで視点を変える必要があります。

防犯で重要なのは、「証拠を残す」よりも「犯行を起こさせない」ことです。

つまり、

  • 赤外線 → 起きた後の話
  • 抑止 → 起きる前の話

この違いです。

LED点滅は明確な抑止効果がある

その意味で有効なのが、LEDが点灯・点滅するタイプのドラレコです。

・監視されている印象を与える
・防犯カメラと同じ心理的圧力が働く
・リスクの高い車として認識される

実際に、LEDが点灯している車は「録画されている可能性が高い」と認識され、当て逃げやイタズラなどの抑止につながるとされています。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}

つまり、

  • 赤外線は「見えない」
  • LEDは「見せる」

ここが決定的な違いです。

赤外線 vs LED|どちらが防犯に有効か

整理するとこうなります。

赤外線 → 撮れるかもしれないが抑止効果ゼロ
LED → 撮れなくても抑止効果あり

防犯の観点では、

赤外線よりもLEDの方が圧倒的に合理的です。

iRecoのような設計が合理的な理由

最近のモデルでは、

  • STARVIS 2などの高感度センサー
  • 大型LEDによる威嚇

を組み合わせた設計が増えています。

これは、

・記録性能(証拠)
・抑止性能(防犯)

を分けて考えた設計です。

LEDは単なる飾りではなく、「この車は対策されている」と思わせる装置です。

詳しくはこちら

駐車監視でLEDが点灯するドラレコは防犯になる?威嚇効果の解説

結論

赤外線暗視ドラレコは、

・反射で見えない
・白飛びする
・そもそも不要になっている

という理由からおすすめできません。

そしてもっと重要なのは、ドラレコは防犯装置ではないという前提です。

防犯を考えるなら、「撮る」ではなく「狙わせない」

この視点が重要です。

その意味で、赤外線よりもLEDによる威嚇の方が、現実的な対策と言えるでしょう。

コメント

  1. オデハイ乗り より:

    いつも楽しく拝見させていただいています。
    ガーミンからもでてますね
    どうでしょう?

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      オデハイ乗り様
      ガーミンから赤外線対応モデルって出てましたっけ?
      型番わかります?

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