※2019年1月16日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

「赤外線」や「暗視」と言ったキーワードでドライブレコーダーを探している方がいらっしゃるようですが、かねてから中国メーカー企画のドライブレコーだの中には、「赤外線」や「暗視」を謳った製品が存在しています。

赤外線を照射すれば、全く光源のない場所でもある程度の視界が確保できるため「駐車監視には有利になる」と考えている方もいるかも知れませんが、残念ながらそれは期待できません。

車外に向けての赤外線照射が有効ではない理由

私がドライブレコーダーによる車外に対する赤外線の照射が有効ではないと考える理由は、今まで使用してきた赤外線搭載のモデルにおいて、赤外線のオン・オフ時の見え方に全く差が感じられたかった事に尽きます。

問題はドライブレコーダーからの供給電力・LEDの出力の大きさにありますが、現状のドライブレコーダーに搭載が可能な赤外線LEDは出力に限りがあり、有効な射程距離はせいぜい1m程度です。

主にタクシーなどの法人向けで、夜間の車内撮影に主眼を置いたモデルに関しては、車内がしっかり映るように赤外線LEDの出力調整が図られていますが、車外向けに関しては製造者・販売者によって何の検証もされていないように感じます。

フロントガラスにドライブレコーダーを取り付けて赤外線を車外に照射したとしても、その光がボンネットの先までは届かないので全く以て意味が感じられないというのが、「赤外線」搭載のドライブレコーダーの実情だと感じています。(下手をすると赤外線がフロントガラスに反射して、製造が見えにくくなります)

いくつかのメーカーさんに提案した事はありますが

私自身はドライブレコーダーの赤外線の照射による暗視については否定的な意見を持っている訳ではなく、どうにかなるものならして欲しいという要望をいくつかのメーカーさんにお伝えしているのですが、今のところいくつかの問題が発生するため、実現不可との回答を頂いています。

仮に車外までしっかり届くような赤外線を照射するなら、かなりワット数の大きいLEDを搭載しなければならず、電力と発熱の問題が発生します。

また、フロントガラスの内側から車外を強く照射した場合、ドライブレコーダー動画の車内の映り込みを見れば想像できると思いますが、フロントガラスからの赤外線の反射の問題が発生します。

真っ白になって車外がほとんど映らない状態になる可能性がありますね。

 

これくらいのライトを車外に設置すれば非常に有効だとは思うのですが…

電力は12Wでドライブレコーダーの10倍程度消費しますし、設置場所や電源の確保が困難になりますね。

赤外線はないが暗視に近い能力のドラレコもある

2018年以降は夜間特化型のSONYのSTARVIS技術に対応した低照度イメージセンサーを搭載したドライブレコーダーが増えており、赤外線を搭載していなくてもある程度の明るさがあれば明るく撮影出来るモデルも増えつつあります。

また、その中でも暗くなると色数を落として更に明るさを確保しているモデルもあり、STARVIS対応のモデルの中でも光源の少ない場所での明るさにはかなりの差が出ており、現時点で最も暗視に特化しているのはSEIWAの「PDR800FR」であると思われますね。

セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

赤外線による暗視機能付きのドライブレコーダーのまとめ

ドライブレコーダーの暗視能力は、主に防犯目的での駐車監視の際に必要とされる能力かと思います。

赤外線を使用して明るさを確保する方法は、現時点では車内向けでのみ有効であり、車外に向けては完全に真っ暗な状態でない限りは、イメージセンサーやレンズの改善で概ね対応が可能かと思います。

STARVIS対応モデルであれば、ある程度の距離に街灯があればそれなりに明るく映りますし、夜間の防犯目的の駐車監視を考えている方は、STARVIS対応モデルがおすすめです。

※当て逃げ対策に関しては、相手車両のナンバー灯が点灯していれば最近のドラレコならナンバーは認識可能かと思います。

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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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