※2019年10月12日更新:2019~2020年モデルが発売されたので内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

9月4日に開催されたパナソニックStrada美優ナビの2019年モデルの製品発表会にプレス枠で出席してきましたので、発表内容と製品概要についてご紹介したのち、同社各グレードのスペック概要について解説します。

今回は2016年に9型フローティングモデルが発表されて以来のフルモデルチェンジとなりますが、最近のカーナビアフターマーケットの情勢と今回の発表内容を考え合わせると、本年度以降はパナソニックの一人勝ちになりそうな予感がしています…。

直近5年のカーナビ情勢

私はここ3年くらいで急激に自動車メーカー・ディーラーOPのカーナビの普及率が上昇し、アフターパーツのカーナビ市場規模が縮小している印象を受けていましたが、これは半分当たっており、半分は間違っていたようです。

パナソニックの資料によると、2014年~2018年の比較ではカーナビ全体の出荷台数は上昇基調にあり、メーカー・ディーラーOPカーナビの構成が大幅に上昇、ポータブルナビは激減、インダッシュ型のアフターパーツはほぼ横ばいと言った形のようです。

ただし、これはあくまでも数量ベースでの話ですので、金額ベースでの市場規模がどうなっているかは不明です。

この何年かでスタンダード~エントリークラスのカーナビは価格の下落が止まらず、逆に従来はほとんど存在していなかった大画面モデルが好調という事で、市場の極端な二極化が進んでいますが、金額ベースでプラスなのかマイナスなのかは分かりません。

10万円超のハイエンドクラスは20%程度の構成

私の予測では10万円超のハイエンドクラスの構成は、アフターパーツ全体の中で10~15%程度でしたが、2018年では既に20%程度の規模まで上昇しており、パナソニックの予測では2019年はこれ以上の上昇は見込めないとの事。

ハイエンドクラスの構成は20%程度ではあるものの、単価がボリュームゾーンの2.5倍程度になりますので、金額ベースでは50%程度まで上昇するでしょうか?

粗利益高の構成は60~70%くらいになるかも知れません。(笑)

こんなんじゃ、エントリースタンダードクラスの開発なんてやってられませんね。

 

因みに同社の大画面ナビは取付適合車種が多い点が他社製品に対する最大のアドバンテージであると考えられ、8インチ以上の大画面ナビのメーカー別適合車種数は以下の通りだそうです。

※A社:パイオニア、B社:アルパインですね…どう見ても。

パイオニアは8型が充実していますが、時代の流れは更なる大画面化ですね。

2019年モデルではフローティング大画面が3グレードに拡充

パナソニックの予測としては時代の流れは更なる大画面化…と言う事なので、2019年は完全に大画面万歳!の構成です。

2018年までは9型のフローティング大画面モデルは2系統でしたが、2019年モデルでは10型が2系統、9型が1系となりました。

フローティング液晶3モデルのざっくりとした違いは以下の通りです。

①10型/HD/BD対応:「CN-F1X10BD」~月産1,000台

②10型/HD/DVD対応:「CN-F1X10D」~月産2,000台

③9型/WVGA/DVD対応:「CN-F1D9D」~月産2,500台

おそらくこれは過去のパナソニックのフローティングモデルの売上構成等を加味して設定された生産台数かと思いますが、10型で3,000台、9型2,500台、BD対応が1,000台、DVDのみが4,500台ですので「パナソニックと言えばブルーレイだ!」と言う時代は完全に終わったと言えますね。

これからは「パナソニックと言えば10型フローティング大画面だ!」です。

10型モデルの特徴

今回発表された10型モデルの特徴は以下の2つのポイントになります。

①液晶部分がただ液晶がデカいだけではなく、従来のモデルから筐体サイズを変えずに液晶部分のみが拡大

②解像度が30万画素から100万画素にアップ

※以下、左が2019年10型、右が2018年9型

液晶解像度も30万画素から100万画素にアップしていますので、ブルーレイの映像もドットバイドットで再生出来るようになりました。

見た目のクッキリ感は写真では伝わりにくいですが、現物を見比べると全然違います。

処理速度は割と高速で旧モデルと同様にストレスなく地図やインターフェイスの操作が可能でした。

また、このクラスは従来機と同様にAndroid Autoとハイレゾ音源の再生にも対応しています。

ついに2カメラドラレコと連動

今回は下位モデルも合わせて全グレードでのモデル更新が発表されていますが、今回はついに全グレードで2カメラドライブレコーダーとの連動が実装されました。

レンズのF値は1.2でかなり明るめとの事ですが、イメージセンサーやその他の機能面は非公開ですので、公開され次第別途記事を起こします。

リアカメラは防水タイプではありませんが、接続方法によってはガイド線を表示させてバックカメラの様に使用する事も可能との事。

パナソニックカーナビ連動ドライブレコーダー「CA-DR03TD」「CA-DR03D」発表!

各グレードのスペック概要

ここからは個別のグレード・モデルについて解説します。

2019~2020年モデルの同社インダッシュナビのグレード数を大雑把に括ると以下の3つとなります。

①Eシリーズ~エントリークラスで必要最低限の機能のモデル

②RE/RA/RXシリーズ~従来型のストラーダ主力モデル

③Fシリーズ~フローティング大画面モデル

エントリークラス「CN-E310D」

パナソニックカーナビのエントリークラスに当たるのは、2019年1月に発売されている「CN-E310D」です。

パナソニック CN-E310D
19.01発売
7.0型液晶
VICS WIDE
ETC2.0×
ワンセグ/Bluetooth/DVD/SD/USB
CD録音×
HDMI×
バックカメラ
ステアリングリモコン
地図更新不明
説明書リンク
工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

このVICS WIDEクラスではケンウッドが1年分の地図更新無料+最大5年間の安価で地図更新を行っていますので、そちらを検討した方が良いと思います。

※パイオニアの楽ナビ・サイバーナビもこれに追随する模様。

パイオニアのサイバーナビ・楽ナビの地図更新料金が年間3,600円に!

また、エントリークラスでは最近デンソーテンが「SOLING」ブランドのナビの販売を開始していますので、こちらも注目です。

パナソニックは儲からないエントリークラスには全く力を入れていませんので、このクラスであれば他社モデルがおすすめです。

ケンウッド彩速ナビ 2019年モデルの違いとおすすめモデル

デンソーテンが販売する「SOLING(ソーリン)」のカーナビってどうなの?

さらに最近はandroid OSを搭載したオーディオユニットでも、安価でそこそこ良いものも出てきていますのでCDやDVD、テレビなどのメディアが必要ない方はこちらを検討されても良いでしょう。

Android OS搭載のカーナビとオーディオのまとめ

ぶっちゃけこのクラスのカーナビだとスマホの無料カーナビアプリ未満の機能性なので、自分のスタイルでは本当にカーナビユニットが必要なのかを考え直してみる価値はあると思います。

カーナビは不要か必要か?カーナビが必要かどうかを考える上で押さえておきたいポイント

従来型のストラーダ主力モデル

従来型のストラーダの主力はRE/RA/RXの3つのシリーズで、これらの主な違いは以下の通りです。

①CN-RE06D/WD~スタンダードのベースモデル

②CN-RA06D/WD~REに地図更新無料期間を追加

③CN-RX06D/WD~RAにブルーレイ再生機能を追加、HDMIイン・アウト各1(細かい仕様は発表されてないので予測)

ベースモデルの「CN-RE06D/WD」から、従来型のカーナビに搭載されているスタンダートな機能はほぼすべて網羅されています。(ドラレコ連動と地図のピンチ系の操作も可能)

CN-RE06D/CN-RE06WD
CN-RA06D/CN-RA06WD
19.11発売
7.0型液晶
VICS WIDE
ETC2.0
フルセグ/Bluetooth/CD録音/DVD/SD/USB
HDMI×
Navicon
連携ドラレコ
バックカメラ
ステアリングリモコン
地図更新
RE/有料
RA/3年間で1回無料
取付・取扱説明書
工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

因みにVICS WIDEとは都内のタクシーなど、業務用車両の走行データをリアルタイムに分析して渋滞情報をカーナビに提供するサービスですが、対象は都内だけなので地方都市では受信しません。

ドラレコ連動機能については基本性能・画質に優れていると見受けられる、最新の「CA-DR03TD」「CA-DR03D」が対応モデルとなります。

パナソニックカーナビ連動ドライブレコーダー「CA-DR03TD」「CA-DR03D」発表!

なお、このグレード以上では2018~2019年モデルから、以下の安全運転支援機能が追加されました。

・「逆走検知警告」~高速道路での逆走警報

・「信号情報活用支援システム」~光ビーコンの情報を受信して周囲の信号の切り替えタイミングの告知や、減速アナウンスなどを行う(これは面白そう)

・「ゾーン30警報」~生活道路などの時速30km以下の制限速度での速度超過をアナウンス(レーダー探知機で搭載されているやつです)

・「安全運転サポート」~事故多発ポイントや急カーブ手前などでのアナウンス(こちらもレーダー探知機で搭載されているやつです)

「信号情報活用支援システム」以外に関してはかなり前からレーダー探知機などに搭載されている機能で、うるさいと感じる方もいると思いますので、好みが分かれるところでしょう。

 

「CN-RX06D/WD」は4年前まではパナソニックの最上位の位置付けであったブルーレイ対応のグレードです。

パナソニック CN-RX06D/CN-RX06WD
19.11発売
7.0型液晶
VICS WIDE
ETC2.0対応車載機
フルセグ/DVD/SD/USB/Bluetooth/CD録音/ブルーレイ
HDMI IN×1
HDMI OUT×1
Navicon
連携ドラレコ
バックカメラ
ステアリングリモコン
地図更新
全地図3年間で1回無料
取付・取扱説明書
工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

ブルーレイ以外のスタンダードグレードとの違いは、音響のチップがアップグレード、HDMI端子(出力1・入力1)が搭載されている点となります。

※高音質ストラーダサウンドエンジンと記載があるが、詳しい説明はない。

HDMIの出入力端子も搭載されていますので、ブルーレイの再生だけでなく、スマホの画面のミラーリング出力も比較的簡単に出来るのがポイントです。

カーナビでYoutubeを再生する方法のまとめ!

フローティング液晶のハイエンド

フローティング液晶に大画面モデルは冒頭でも説明しましたように、以下の9~10型の3モデルです。

CN-F1X10BDCN-F1X10DCN-F1D9D
19.11発売
10型液晶 100万画素9型液晶
VICS WIDE
ETC2.0対応車載機
フルセグ/DVD/SD/USB/Bluetooth/CD録音
ブルーレイ--
HDMI IN×1
HDMI OUT×1
HDMI IN×1HDMI×
Android Auto-
高音質DAC&ハイレゾ再生-
Navicon
連携ドラレコ
バックカメラ
ステアリングリモコン
地図更新
全地図3年間で1回無料
取付・取扱説明書
工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

これら3モデルのうち、9型の「CN-F1D9D」は液晶がデカいだけでブルーレイ・HDMI・Android Autoには非対応ですので、スタンダードグレードの「CN-RE/RA系」と機能面ではそれほど変わりません。

価格的には年末近くになれば8万円台くらいには落ち着きそうな気がしますので、地図が見やすい方が良いに決まっている!液晶のデカさは正義だ!と考えている方向けのモデルと言えそうです。

 

一方で10型モデルのベースとなっている真ん中のグレードの「CN-F1X10D」は、液晶が100万画素の10型になった以外にもHDMI入力ポート、高音質DAC&ハイレゾ再生、Android Autoにも対応しています。

 

最後は最上位モデルの「CN-F1X10BD」になりますが、このモデルはベースモデルにブルーレイ再生機能とHDMIの出力ポートを追加した構成となっています。

パナソニックは現状では自社のリアモニターは販売しておらず、今後も販売の予定はないとの事ですが、「CN-F1X10BD」の機能を使い切る為にはリアモニターも必要になりますので、パイオニアなどのリアモニターを使用する事になるでしょうか?

HDMI対応の車載モニター・ディスプレイのまとめ

まとめ

今後は車の機能と一体化した純正カーナビがまだまだ増えて行くでしょうから、アルパインやパイオニアなどが力を入れている、特定の車種専用モデルはリスクが大きすぎるように感じます。

因みに一部輸入車などではカーナビレスの設定がないだけでなく、スマホとの連携機能を使用する為には月額課金が必要などの極悪仕様もあるそうで、新車に関してはアフターパーツメーカーは更に分が悪くなりそうです。

この点、パナソニックのフローティングモデルは既販車への載せ替え需要が50%超と大きく、汎用性の高さが最大の武器である事が分かります。

アルファードなどの特定の車種においては、まだまだアルパインやパイオニアなどのシェアが高そうですが、いずれは純正カーナビ強制使用という時代になるかも知れませんし、軽自動車などで大画面を!という事になると他に選択肢もありませんし、そのようなユーザーが増えているようです。

2019年のサイバーナビの動向が気になるところではありますが、既に出てきている情報だけを見る限り、金額と粗利ベースではパナソニックの一人勝ちになりそうな予感がします。

 

儲からないエントリー~スタンダードは地図更新が格安になったパイオニア・ケンウッドに優位性がありますが、パイオニアは経営面に不安が残りますし、ケンウッドもハイエンドはドラレコ連動で押してきたものの、もはやそれは差別化要素になり得ません。

…と言う訳で、ここまでに出てきた情報を分析すると、どう考えても圧倒的にパナソニックが有利なような気がしますね。

勝ち馬に乗りたいならパナソニックを推せ!(意味不明)

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ カーナビおすすめ最新モデルの比較

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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