※2019年7月16日更新~PAPAGOのフロントSTARVISモデル「GoSafe S70GS1」、MAXWINの4Kモデル「DVR-D019」について追記しました。

最近はドライブレコーダーの注目度も上がり、様々な付加価値を持ったモデルが続々と発売されていますが、ドライブレコーダーにバックカメラの機能を持たせたモデルもそのうちのひとつです。

「どうせバックカメラもドライブレコーダーも搭載するのであれば出来るだけコストを抑えたい」であるとか、「あまり車内に色々な電装品を取り付けてゴチャゴチャさせるのは避けたい」と考えている人向けに、ここではバックカメラと兼用できるドライブレコーダーについていくつかご紹介します。

バックカメラと兼用のドライブレコーダーは5タイプ

バックカメラと兼用できるドライブレコーダーには次の5つのタイプが存在します。

①ドライブレコーダーの液晶にバックカメラの映像を出力し、バックカメラの録画は行わないタイプ(バックカメラセットモデル)

②ドライブレコーダーの液晶にバックカメラの映像を出力する2カメラ録画モデル

③ドライブレコーダーの液晶に市販のバックカメラの映像を出力、録画する1+1録画モデル

④完全カーナビ連動のバックカメラ録画モデル(バックカメラ別売

⑤スマートミラー型2カメラドライブレコーダー(スマートミラー+2カメラドラレコ

 

また、最近では②のバックカメラの録画を行うモデルの進化版として、ミラーの全領域が液晶となったスマートミラー+バックカメラ+ドライブレコーダーの3つの機能を持ったモデルも発売されていますが、こちらに関してはあまりにも種類が多くなる為、別途カテゴリーを設定し、以下の記事にて各モデルの特徴をご紹介しています。

後付けスマートルームミラーのまとめ

バックカメラの録画は行わないタイプ

このタイプが最も古くから存在しており、仕組み的には簡単なものとなります。

ミラー型のドライブレコーダーとセットになっているバックカメラを車外に設置し、フロント部のミラー型ドライブレコーダーに映像入力、バックギアのリバース信号に連動してドライブレコーダーの映像をバックカメラに切り替えて出力します。

メリットとしてはドライブレコーダーで録画するのはフロントカメラの映像のみとなる為、フルハイビジョン以上の高画質を維持しつつmicroSDカードの使用容量も圧縮できる上に、価格もそこそこ安くなる点が挙げられます。

デメリットは後方の録画が出来ない為、リアの映像を録画するにはもう1台ドライブレコーダーが必要となる点となります。

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バックカメラの録画も行う2カメラ録画モデル

こちらのモデルは大きく分けると以下の2系統となります。

①上で紹介したモデルが基本となり、バックカメラの映像をオマケ的に録画する廉価モデル

②2カメラドラレコのリアカメラの映像をリバース信号に連動させてバックカメラの機能を追加した物があります。

 

一見システム的には似たようなものに映りますが、大きな違いはリアカメラの解像度となります。

バックカメラは本来後方の確認の為に使用され、30万画素程度のカーナビの液晶に表示させる事が前提でしたので解像度もそれに合わせた30万画素が主流です。

最近では一部カーナビの高精細化に伴い、100万画素のHDR機能を搭載したバックカメラも増えつつありますが、基本は30万画素です。

従って通常のドライブレコーダー+バックカメラの組み合わせのモデルはリアカメラの録画解像度が30万画素と低くなります。

 

その一方で2カメラドライブレコーダー派生のバックカメラ兼用モデルに関しては、もともとフルハイビジョンのリアカメラの映像をリバースギアに連動させてフロント液晶筐体に表示させるものですので、リアカメラの映像もフロントと同様に高画質となり、価格も高くなります。

リアカメラがオマケの廉価モデルYOKOO「YO-550」

YOKOO「YO-550」はリアカメラの解像度が30万画素の2カメラ録画廉価モデルです。

このモデルの特徴は、①通常だとレンズ部分が左側に寄ってしまい映像のセンターが合わせにくいミラー型のドライブレコーダーの問題点を克服したレンズ中央配置型となっている点、②液晶サイズが5.0型と比較的大型でバックカメラ映像の視認性を上げている点などが挙げられます。

2カメラ録画時の解像度は、フロント1440×1080の150万画素、リアが720×480の30万画素となっていますが、ナンバー認識精度は高くないものの、フロントカメラの視野角は水平117°とかなり広めとなっており、リアのバックカメラと合わせて状況証拠を抑える目的であればコスパは高いモデルかと思います。

YOKOO バックカメラ付きミラー型ドライブレコーダー「YO-550」のレビュー、評価

リアカメラもフルハイビジョンのパパゴ「GoSafe S36GS1」

パパゴ「GoSafe S36GS1」は前後にフルハイビジョンのSONY Exmorイメージセンサーを搭載した前後フルハイビジョンドライブレコーダーです。

リアカメラ部分については防水加工が施されている為、車内・車外に設置が可能というマルチ仕様となっています。

フロントカメラは水平119~120°、リアカメラは驚異の水平132°の録画視野角(多分リアとしては業界最高)となっており、広範囲の状況証拠を記録する事が可能です。

液晶サイズは2.7型ですので、バックカメラとしての視認性は「YO-550」などよりも落ちますが、ドラレコ機能はこちらの方が随分上になります。

パパゴ 2カメラドラレコ「GoSafe S36GS1」のレビュー、評価

フロントが夜間特化型STARVISのパパゴ「GoSafe S70GS1」

「GoSafe S70GS1」は2019年モデルで、事実上前述のS36の後継機に当たります。

防水仕様のリアカメラは全く同一品になりますが、本機はフロントカメラのイメージセンサーが夜間特化型のSTARVIS対応、S36と比較すると夜間の撮影能力が向上しています。

パパゴ STARVIS対応の2カメラドラレコ「GoSafe S70GS1」のレビュー、評価

ミラー型の前後フルハイビジョン2カメラモデル パパゴ「GoSafe M790S1」

パパゴの「GoSafe M790S1」は2019年4月に発売された、ミラー型の2カメラモデルで前述の「S36GS1」とは共通のリアカメラを使用する兄弟モデルです。

基本仕様は「S36GS1」と同様ですが、こちらはフロント筐体がミラー型で5型の大型液晶を搭載しており、GPSアンテナについては別売のOP扱いになるのが相違点となっています。

リアカメラの視野角が広い為、車種によっては後方からバンパー付近まで幅広く撮影出来るのが他社との差別化ポイントになりますね。

パパゴ ミラー型2カメラドライブレコーダー「GoSafe M790S1」のレビュー、評価

リアは室内置きだが、フロントカメラが最強のMAXWIN「DVR-D019」

2019年7月に発売されているMAXWINの「DVR-D019」はフロントカメラが800万画素の4K、録画視野角が水平128°の超広角・超高精細を両立させたモデルです。

リアカメラについては室内置きではあるものの、リバースギアに連動して画面の表示が切り替わります。

また、SONYのExmor、IMX323を搭載し、明るめの調整が入っている事から、後方の視認性も良好です。

従って、バックカメラ機能よりも走行時の状況証拠、ナンバー読み取り精度を重視する場合におすすめのモデルとなっています。

4K超広角の2カメラバックカメラ兼用ドラレコ MAXWIN「DVR-D019」発売!

ドライブレコーダーの液晶に市販のバックカメラの映像を出力、録画する1+1録画モデル

こちらは少し変わった仕組みとなるモデルで、基本は単体のドライブレコーダーとして販売されているものの、オプションのケーブルやユニット類を使用する事で市販のバックカメラの録画も合わせて可能になるタイプです。

セルスター「CS-31F」

セルスターの「CS-31F」は、同社の2カメラドラレコ「CSD-790FHG」のフロントカメラ筐体がベースになったバックカメラ映像録画モデルです。

こちらの製品は既設のバックカメラの映像をRCA変換した上で分岐ケーブルを使用して配線をカーナビとフロントドラレコ筐体に接続し、バックカメラの映像を合わせて録画するモデルです。

配線イメージは以下の通りです。

バックカメラの電源は通常はリバースギアに連動してオン・オフが切り替わりますが、このモデルを使用する場合には常に電源をオンにしておく必要がある為、リバース信号線ではなくACC系統などのヒューズから電源を取ります。

カーナビへのフロント筐体の映像の出力は出来ませんが、リアカメラ映像に関しては通常通りにリバースギアを入れた時にのみカーナビに出力されるものと思われます。

なお、リアの録画解像度は30万画素となりますので通常のドライブレコーダーと比べると画質は粗くなります。

フロントカメラについては夜間特化型のSONYのSTARVIS対応イメージセンサーを搭載しており、夜間が非常に明るく、その他安全運転支援機能や、オービス&安全運転ポイントのアナウンスなどのオマケ機能も充実していますが、取り付けの問題なども絡みますので基本はディーラー向けのモデルかと思います。

セルスターバックカメラ録画型ドライブレコーダー「CS-31F」発売!!

パイオニア「VREC-DH700」「ND-DVR30」

「VREC-DH700」「ND-DVR30」の2モデルは同一モデルの年式違いで最新の「VREC-DH700」は付属のmicroSDカードが16GB、「ND-DVR30」は8GBとなります。

セルスターのモデルと同様にドライブレコーダーではフロントカメラとバックカメラのアナログデータを録画しますが、カーナビには別途バックカメラの映像が映ります。

バックカメラがRCA出力タイプであれば既存の配線に割り込ませる事も可能です。

メリットはフロントカメラの解像度が「2304×1296」と高めであることから精細感の高い動画の記録が出来る点、バックカメラを有効活用できる点です。

デメリットはやはりアナログ入力で解像度の低いバックカメラの映像は(30万画素程度)精細感が低くなる点、装着にはカーナビの取り外しが必要となる点が挙げられます。

パイオニアの2カメラ録画可能なドライブレコーダー「VREC-DH700」「ND-DVR30」

完全カーナビ連動タイプ

このタイプはイクリプスのカーナビセットモデルとなりますが、機能面では他のタイプに比べると最も優れています。

カーナビとフロントカメラのみのドライブレコーダーとのセットモデルになりますが、別売の同社のバックカメラを接続する事で2カメラの映像が録画可能となります。

メリットはフロントカメラ部が小型で目立たない点、カーナビでドライブレコーダーの操作・動画の視聴が可能な点などが挙げられます。

デメリットはバックカメラは30万画素そこそこである為、通常の2カメラタイプ(リアは100~200万画素)のドライブレコーダーよりも画質が落ちる点です。

カーナビと連動するドライブレコーダー

スマートミラー型2カメラドライブレコーダー

ここ1年くらいで急速にスマートミラーのアフターパーツ市場が拡大していますが、これらのモデルはバックカメラの映像をフロントと合わせてデジタル録画するだけでなく、ミラー全面が液晶となっており、後方の映像を広範囲に渡って液晶画面に出力します。

これらのスマートミラー型のモデルは価格帯で画質にかなりの差があり、2万円未満の製品はスマートミラーとしては非常に視認性が悪い映像となる傾向があります。

また、問題点としてバックカメラとして使いたい場合と、スマートルームミラーとして使いたい場合では、ミラーに出力したい撮影位置が異なりますが、カメラの向きを調整したとしてもどちらもベストに映る位置への設定が難しい点が挙げられますが、個人的には一度使用すると手放せなくなる便利アイテムだと感じています。

後付けスマートルームミラーのまとめ

バックカメラと兼用のドライブレコーダーのまとめ

以上、5つのタイプのバックカメラと兼用のドライブレコーダーを紹介しましたが、どれも一長一短がありますので「これがおすすめ!」と言うものはありません。

予算と目的、カーナビとの組み合わせを考えながら選ぶべきカテゴリーではないかと思います。

「特にこのような機能があれば欲しい!」と言った要望があればいくつかのメーカーさんに提案してみますのでお気軽にコメント欄にでも書き込んでください。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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