※2019年1月28日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

後付け可能なスマートルームミラーは、ミニバンなどの後方視界が悪い車では一度使うと手放せない程便利なアイテムだと感じています。

2018年の初頭からドライブレコーダー機能と搭載した後付けのスマートミラーが一般に広く出回り始めていますが、個人的に感じているのはドライブレコーダー機能もあった方が良いけど、ドライブレコーダーはモデルごとに機能面でかなりの幅があり、スマートミラー機能は良いけどドラレコ機能はどうかな?と感じている方も多い筈です。

また、スマートミラー機能単体で考えた場合でもメーカーやモデルごとに性能面で大きな差が出ている状況なので、無理矢理に2つのガジェットをくっつけてしまうのも良いですが、スマートミラー機能だけ切り離したモデルも需要は結構がありそうな気がしますね。

私は2018年の3に「ドラレコ」+「スマートミラー」+「バックカメラ」が一体化されたAUTO VOXの「X1」と言うモデルをアルファードに装着して10ヶ月程度使用しており、「これはすごく便利!」と感じています。

後付け「スマートルームミラー」的な2カメラドライブレコーダーAUTO・VOX「X1」「X2」

昨年の段階では後付けタイプの「スマートルームミラー」は、かなりの成長市場になるだろうと予測していたので、今後1~2年で各社から様々な製品が出てくるだろうと思っていたのですが、確かに「スマートルームミラー+ドライブレコーダー」は増えたものの、付加機能が付いたモデルではなく、性能を落とした廉価の劣化バージョンばかりが中華メーカーから販売されています。

一方で「スマートルームミラー」単体の機能を持ったモデルも種類は少ないものの発売はされているようですね。

また、以前から「ミラーモニター」+「バックカメラ」的なガジェットも存在はしていますので、このページでは以下の3つのカテゴリーに分けて後付けの「スマートミラー」製品をご紹介します。

①「ミラーモニター」+「バックカメラ」的な廉価モデル

②「スマートルームミラー」単体

③「スマートルームミラー」+「ドライブレコーダー」(バックカメラ機能を謳っている製品もアリ)

 

「ミラーモニター」+「バックカメラ」的な廉価モデル

以下の長方形のミラー型モニターのモデルに関しては、本来はスマートミラーではなくバックカメラとしての用途を満たすために開発された製品です。正確には「ミラー型モニター」+「バックカメラ」と言ったところになるでしょうか。

カメラはバックカメラとしての用途しか考慮されておらず、夜間の絶対的な明るさは確保されているかと思われますが、ダイナミックレンジが狭い為、昼間陽射しや夜間の後続車両からのヘッドライトで白潰れし易いのが特徴かと思います。

「スマートルームミラー」単体のモデル

ここからが本物のスマートルームミラーとなります。

ドラレコ機能を外したところで1万円台と言うのが理想ですが、価格的には最低クラスでもドラレコありのモデルと大差ないのが残念なポイントですね。

G-FACTORY スマートルームミラー

G-FACTORYのスマートルームミラーはドライブレコーダー機能なしの純正ミラー交換式のスマートミラーの単体モデルです。

こちらも未使用の為、実際の画質については不明ですが、視野角が狭角と広角の切り替えが可能と謳われており、また夜間の画像を見るとかなり明るく映っていますので、かなり良いモデルかも知れません。

夜間の明るさが以下のようだとこれは本当に凄いなぁ…と思うのですが、本当かな…。

また、レンズの視野角がかなり広い為、カメラを車外に出せばバンパーと後方の両方を映し出す事が可能なようで、バックカメラとしての実用性も高そうですね。

ただ一点だけ気になる…と言うか、私が購入を躊躇する理由は、液晶がフルサイズではない点なんですよね。

「X1」「X1 Pro」などを使用してない段階であれば「そんなもんか?」で終わってしまうところですが、フル画面表示に慣れてしまっていると物足りなく感じるような気がするのです。

フル画面バージョン出ないかな~と。でも気になりますね…。

 

なお、このモデルにはサイドカメラオプションが存在しており、ウィンカー信号線から信号を拾って左右カメラに視野を切り替えるオプションも存在しています。

ウィンカーを出すと以下のように画面が切り替わるようです。

モニター解像度は「1280×400」ですので、ドットの大きさはAUTO VOX「X1」とほぼ同じでしょう。

一方でリアカメラは「1280×720」、サイドカメラは「960×576」ですので、そこまで粗さは感じないかと思われます。

「スマートルームミラー」+「ドライブレコーダー」

「スマートルームミラー」+「ドライブレコーダー」の機能を搭載したモデルは、昨年の初頭以降一気に市場に増えています。

これらのモデルにはバックカメラ機能も付帯していますが、個人的にはスマートミラー機能とバックカメラ機能を同時に使用する前提でのカメラの向き合わせが困難な為、ここでは深く掘り下げません。(バックカメラ機能についての詳細は、個別モデルのレビュー記事を参照して下さい)

価格帯的には1万円台前半~後半、2万円~3万円台と様々なものがありますが、極端に安いものは性能的にも劣っている可能性が高いです。

スマートミラーとしての実用性を考えた時に重要となるのは、以下の8つのポイントになろうかと思われます。

①リアカメラの白潰れ耐性

②リアカメラの夜間の明るさ

③リアカメラの解像度

④スマートミラーの解像度

⑤リアカメラのフレームレート

⑥スマートミラーのリフレッシュレート

⑦スマートミラーの反射のしにくさ

⑧スマートミラーの視野角の広さ

リアカメラの白潰れ耐性

廉価モデルのスマートミラーは、価格は安いですが白潰れ耐性が低く、昼間の後方車両と空の境界線が見えなくなるほど白くなってしまったり、夜間の後続車両のヘッドライトが広がり過ぎて後方視認性に劣ります。

一方で高価格帯のモデルに関しては、リアカメラにはダイナミックレンジが広いカメラを使用している為、白潰れの耐性も高くなる傾向があります。

リアカメラの夜間の明るさ

同じく、スマートミラーを選ぶ上で重要なのが夜間の光の少ない場所での明るさで、明るいモデルは肉眼では真っ暗なところでもそこそこ明るく見えるのが最大の魅力かと思います。

こちらも安いモデルと高いモデルでは差が出易くなる部分です。

ただし、カメラの露出を上げれば上げるほど、画面内のノイズを出せば出すほど明るくする事は可能なのですが、カメラのハードウェアとしての性能が低い場合、極端に白潰れが多くなってしまいますので、この辺りは使用されているカメラの特性に合わせて様々な調整がされています。(元が安い部品だと調整してもダメ)

リアカメラの解像度

リアカメラの解像度は、一定レベルまでは高ければ高いほど良いと言えます。

現時点では50万画素・100万画素・200万画素のモデルが見られますが、50万画素だとやや粗さが目立ち、100万画素だとほとんど気にならないレベル、200万画素はテストしてませんが、液晶の解像度が条件を満たしていればかなり綺麗に見えるだろうと思われます。(解像度よりも白潰れ耐性と夜間の明るさの方が重要ですね)

【50万画素】

【100万画素】

スマートミラーの解像度

液晶の解像度に関しては「1600×400」(64万画素)のものが主流となっており、液晶画面にはカメラで撮影された映像の一部分しか出力さません

概ね、録画画面全体の1/2.2程度の領域がミラーに映し出されますので、カメラが100万画素であれば45万画素程度のエリアが出力されるという仕組みです。

従って64万画素であれば液晶の解像度は充分と言う事になりますね。

仮にカメラが200万画素であった場合、その画素数を最大限に活かすには90万画素以上の必要と言う事になります。

カメラが100万画素なのにモニターが30万画素しかない場合に、はその画素数をモニター側が活かせてません。

リアカメラのフレームレート

リアカメラのフレームレートは、ミラーモニターに映し出された映像の滑らかさに影響します。

25fps~30fpsが主流ですが、25fpsでも最初は若干違和感がありますが慣れてしまえば何とも思わなくなりました。

25fpsのモデルだとこんな感じです。

スマートミラーのリフレッシュレート

液晶モニターのリフレッシュレートとは、画面の1秒間の更新回数でHz表現されています。

一般的なPCのモニターだと60Hzで1秒に60回の更新となりますが、通常はスマートミラーのモニターのリフレッシュレートは記載されていません。

おそらく最低でも30Hzはあると思うので30fpsまでのモデルなら全く問題にならないでしょう。

スマートミラーの反射のしにくさ

何気に個人的にはこれが一番重要だと思ってます。

この手の「スマートミラー」+「ドラレコ」のモデルは、カメラが壊れた時の保険として液晶をオフにした状態では通常のミラーとしても使用できるようになっています。

…が、これがスマートミラーとして使用する際の最大の問題点となります。

なぜかと言うと、正面から日が差し込んだ場合、車内が明るくなってミラーに反射してしまうからです。

これは以前から艶消しのノングレア液晶にした方が良いんじゃね?とメーカーさんにはご提案していますが、変わらなそうですね。(壊れた時にってのがありますからねぇ…)

なお、個人でPC用の反射防止フィルムを張る事で多少は映り込みが軽減されます。

スマートミラーの視野角の広さ

スマートミラーの視野角は広ければ広いほど良いというものではなく、狭い場合と広い場合のメリットとデメリットが存在します。

因みにAUTO VOXの「X1」の場合には純正ミラーと比べてこれだけの視野角の違いがあります。

【着座位置から見た純正ミラー】

【AUTO VOX X1】

平面鏡の場合には距離感が掴み易いですが、縦横1/3くらいの大きさになりますので後方車両が通常のルームミラーと比べて3倍くらい遠く見えるという事になります。

逆に純正ミラーでは映らない横方向も見えますので、どちらが良いか?と言うのは好みにもよりますが、ミラーに出力される範囲が拡縮できるモデルがベストでしょう…ドラレコではまだないと思いますが。

「スマートルームミラー」+「ドライブレコーダー」のおすすめモデル

「スマートルームミラー」+「ドライブレコーダー」のおすすめモデルは2万円以上からとなります。

理由は画質の面で安いモデルは問題があると感じるからです。

因みに1万円台のモデルを過去に2つほどテストしましたが、他人におすすめする気にはなれませんでした。

■ CUagainのスマートルームミラータイプドラレコ「F900」のレビュー、評価

■ 液晶王国 スマートミラー型2カメラドラレコ「QD-M301」のレビュー、評価

…、という訳でここではAUTO VOXの4製品と、アサヒリサーチの1製品のみご紹介します。

エントリーのクラス フロントカメラ回転モデル AUTO VOX「A1」

エントリークラスとは言っても、価格帯はよそのモデルに比べると高いです。(笑)

ただ、AUTO VOXのスマートミラー型のモデルの中でも最新で最も価格が安いのが「A1」となります。

このモデルは未テストではありますが、最新なのでおそらくその次に新しい「X1 Pro」に似た画質であるとの予測です。

ドライブレコーダーとしての解像度は、フロント「1920×1080」、リア「1280×720」となり、その他の項目は以下の通りです。(テストしてないので予測も含まれる)

①リアカメラの白潰れ耐性~★★★★★

②リアカメラの夜間の明るさ~★★★

③リアカメラの解像度~100万画素

④スマートミラーの解像度~64万画素

⑤リアカメラのフレームレート~25fps

⑥スマートミラーのリフレッシュレート~不明

⑦スマートミラーの反射のしにくさ~そこそこ反射する

⑧スマートミラーの視野角の広さ~水平95~6°

 

このモデルの最大の特徴は価格面ではなく、フロントカメラが270°回転可能な点にあります。

最近は車に純正の安全支援系のカメラや赤外線システムが搭載されているケースも増えており、それらの装置がカメラの撮影範囲に覆いかぶさる可能性があります。

因みにうちのアルファードの場合には、サイバーナビの安全支援系&ドラレコのカメラが付いており、普通にミラー型のドラレコを設置するとかなり残念な事になります。(車種別に位置が指定されているので動かせない)

こう言った車の場合には、スマートミラー側のカメラを少し下の方にずらせば視界の確保が可能になりますね。

 

また、既にフロントには別のドラレコが設置されている場合には、そのカメラを活かしてスマートミラー側のカメラを車内側に向けると言う方法も考えられます。

個人的にはなかなか使い道が多そうなモデルだと感じますね。

AUTO VOX 廉価版スマートミラー型2カメラドライブレコダー「A1」発売!!

高解像度でハイエンドなAUTO VOX「X1」「X2」

「X1」「X2」はAUTO VOXのスマートミラー型のドライブレコーダーとしては初のモデルで、「X1」と「X2」はリアカメラの接続ケーブルの長さが異なります。(「X1」は8m、「X2」は10m)

因みに私がアルファードに「X1」を設置した際は、配線をマット下に這わせていますが8mケーブルでも足りました。

 

この2つのモデルのスマートミラーとしての最大の特徴は、とにかくリアカメラの夜間画像が明るく、街灯が少ない場所でもかなり明るく映る点です。

なお、ドライブレコーダーとしての録画機能はフロント300万画素、リア100万画素となり、「A1」とはフロントの解像度が異なります。

①リアカメラの白潰れ耐性~★★★

②リアカメラの夜間の明るさ~★★★★★

③リアカメラの解像度~100万画素

④スマートミラーの解像度~64万画素

⑤リアカメラのフレームレート~25fps

⑥スマートミラーのリフレッシュレート~不明

⑦スマートミラーの反射のしにくさ~そこそこ反射する

⑧スマートミラーの視野角の広さ~水平85°

 

スマートミラーとしての視野角はやや狭めの水平85°となります。

一方で同社の他のモデルと比べると、明るさ重視の調整がなされている為、やや白潰れに弱い部分も見受けられますが、個人的には気になりませんし、スモークが貼ってあるリアガラス内に設置する場合には「X1」「X2」が最も向いていると思います。

後付け「スマートルームミラー」的な2カメラドライブレコーダーAUTO・VOX「X1」「X2」

純正ミラー交換タイプのAUTO VOX「X1 Pro」

「X1 Pro」は純正ミラー交換タイプのスマートミラーで、「X1」「X2」の機能調整版となります。

「X1 Pro」のスマートミラーとしての最大の特徴は、まずは純正交換タイプならではの車両との一体感が高い点です。

配線モールも付属している為、ケーブル類は一切目に触れないように設置が可能です。

また、画質的にはリアカメラの白潰れ耐性を上げて後続車両のヘッドライトをかなり絞っており、夜間に後続車両がいる場合の視認性がアップし、距離感が掴みやすくなっています。

ただし、おそらくレンズ以外のハードウェア的には「X1」「X2」と同等と考えられ、絞りを強くした分、暗所での暗視能力が低下していると言うデメリットも発生しています。

スマートミラーとしての評価は以下の通りです。

①リアカメラの白潰れ耐性~★★★★★

②リアカメラの夜間の明るさ~★★★

③リアカメラの解像度~100万画素

④スマートミラーの解像度~64万画素

⑤リアカメラのフレームレート~25fps

⑥スマートミラーのリフレッシュレート~不明

⑦スマートミラーの反射のしにくさ~そこそこ反射する

⑧スマートミラーの視野角の広さ~水平95~6°

 

質の特徴から考えると、車外の低い位置に設置するようであれば「X1 Pro」、車内のリアガラスに設置するなら「X1」「X2」の方が向いているかな?と感じますね。

なお、ドライブレコーダーとしての録画機能は「X1」「X2」と同様にフロント300万画素、リア100万画素となります。

AUTO・VOX ルームミラー交換型2カメラドラレコ「X1 Pro」のレビュー・評価

純正ミラー交換タイプので前後フルハイビジョンのアサヒリサーチ「MR-201」

アサヒリサーチの「MR-201」は「X1 Pro」と同様に純正ミラー交換タイプのスマートミラー+ドライブレコーダーモデルです。

このモデルに関しては実際にテストしてませんし、明るさと絞りの調整をどう言った形で行っているのかが全く不明です。

おそらく、ドラレコでは実績のあるアサヒリサーチからの販売なので、完成度は高かろうと思いますし、駐車監視向けのスマートミラータイプのドラレコは他に見当たりませんので期待値は大です。(笑)

現時点では欠品状態が続いており、再度の入荷予定等も不明です。

アサヒリサーチから純正交換タイプのスマートミラー型2カメラドライブレコーダー「MR-201」発売!!

後付けのスマートルームミラーのまとめ

以上、後付けのスマートルームミラーについてタイプ別にご紹介しました。

この分野はまだまだ発展途上中で、ドラレコ機能を外してしまえば原理的には廉価で補正ガッツリのに視認性抜群なガジェットが生産できると考えています。

半年くらい待ってみれば少し状況も変わるかな~と期待はしていますね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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