つい先日MAXWINから「MDR-C002A」と言うリアカメラが異なる「C002」の派生モデルが発売されており、このモデルについていくつかご質問を頂いていましたのでMAXWINさんからリアカメラのみのサンプルをご提供頂きました。

公式サイトにはまだ掲載がありませんが、amazonや楽天などでは水平100°の視野角と書かれていますが、より正確なスペックを確認したところ、対角119°・水平95°・垂直51°となるようです。

「MDR-C002」との違いはリアカメラのみ

「MDR-C002」は他社のこの手のモデルよりもグレードの高いリアカメラを使用しており、水平120°超とかなりの広角で夜間の明るさと防眩能力のバランスが非常に高いレベルとなっているモデルです。

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ただし、リアカメラのステーがリアガラス内部に設置しにくい構造となっており、中継ケーブルまでの接続ポイントがカメラから50cmの位置に付いている為、車外設置でも素人だとなかなか作業が難しいと言う問題点があります。

また、あまりにも広い視野角は距離感のつかみにくさの面でユーザーを選ぶと言う側面もあり、高性能カメラでも全ての人におすすめ!と言う訳には行きません。

 

今回テストした「MDR-C002A」については、この問題点を踏まえてカメラのステーが車内設置可能な仕様となっており、カメラから生えているケーブルも3mと余裕を持たせているのが特徴で、視野角も控えめな水平95°となっています。

SOLINGの「SL3118SMD」との違い

SOLINGの「SL3118SMD」はフロント筐体が純正ミラー交換式のAUTO VOX「X1 Pro」及びMAXWIN「MDR-C003」とほぼ同等品となり、リアカメラは今回の「MDR-C002A」と同じく、視野角が対角119°・水平95°・垂直51°と記載されています。

リアカメラのケーブルも3mと同様でおそらく同一のレンズとイメージセンサーではないかと思われます。

余談ですが・・・「X1」「X1 Pro」「MDR-C002/A」「MDR-C003」辺りは接続ケーブルのピンの数が同じでこちらで試した限りどの組み合わせでもリアカメラの付け替えは可能でした。

リアカメラの補正のソフトウェアはフロント筐体ではなくリアカメラに仕込まれており、フロント側では録画機能と液晶の表示関係の制御だけを行っているように思われますので、別のモデルのリアカメラをポン付けしてもリアカメラの特性は変わらないと言う事になりそうです。

「MDR-C002A」の画質について

これらのシリーズは、SOLINGの「SL3118SMD」は未テストではあるものの、どれもフロントカメラの画質にほとんど差は感じられませんでしたが、リアカメラはモデルによってかなり特性が異なります。

今回は合わせて以下のモデルとリアカメラの画質について比較を行いました。

①「MDR-C002A」

②「MDR-C003」

③「X1」

④「X1 Pro」

因みに「MDR-C003」については「MDR-C002A」とほぼ同等の画質ですが、リアカメラの視野角が3~4°狭くなります。

録画視野角について

水平録画視野角はミラー部分の出力されるものとほぼ同等となり、実測値は以下の通りでした。(広い順)

①「MDR-C003」~水平120°

②「X1 Pro」~水平95°

③「MDR-C002A」~水平90°

④「X1」~水平85°

ちょうど「X1」と「Pro」の中間くらいの視野角になりますね。

ナンバー認識精度について

ナンバー認識精度については「X1」>「Pro」>「C002A」>>>「C003」と言った順位となりますが、「C003」を除くとそれほど差はありません。

「C002A」のカメラはどちらかと言うと色の階調が豊かなタイプですね。(景色撮影向きって事もないんでしょうけど、SONYのExmor系に近い色の出方かと感じます)

白潰れ耐性について

昼間の白潰れ耐性はリアカメラとしての用途を考えるとそれほど重要ではありませんが、この部分に関しては4モデルの中で「C002A」が最も高いですね。

夜間の明るさについて

夜間の明るい場所では「X1」が最も明るく、他は同じような見え方となりました。

暗い場所ではある程度までは「C002A」も粘りますが、暗視能力となると「Pro」未満と言う結果です。

防眩能力について

防眩能力については「MDR-C003」がトップ、「C002A」と「Pro」が同程度、「X1」は中間距離だと防眩があまり効きません。

画質の特徴をまとめると以下の表の通りとなります。

 C002A(SL3118SMD)C003X1Pro
水平角90°120°85°95°
暗視★★★★★★★★★★★★★★
防眩★★★★★★★★★★★★★★★
距離感★★★★★★★★★★★★

まとめ

「C002A」およびSOLINGの「SL3118SMD」のリアカメラの特性は、ある程度の防眩能力と距離感の掴み易さを求める方向けであると言えるのですが、ここで比較したモデルはそれぞれフロント筐体の形状が異なりますので筐体のタイプ別に考えてみましょう。

純正ミラーに被せるタイプ

この場合の選択肢は以下の3モデルとなります。

①「X1」

②「MDR-C002」

③「MDR-C002A」

防眩には目を瞑り暗視と距離感重視なら「X1」、距離感には目を瞑り暗視と防眩なら「C002」、暗視には目を瞑り距離感と防眩なら「C002A」となります。

◆「X1」~防眩が苦手、「C002」~距離感掴みにくし、「C002A」~暗視が苦手

なんかジャンケンみたいになってきました…。カメラステーの形状などもありますので、何を優先するか…ですね。ぶっちゃけ「C002A」のカメラ特性は車外向けな気もしますが(笑)

純正ミラーに交換タイプ

この場合の選択肢は以下の3モデルとなります。

①「X1 Pro」

②「MDR-C003」

③「SL3118SMD」

この3モデルは一定以上の防眩能力を備えていますので、距離感には目を瞑り暗視なら「C002」、暗視には目を瞑り距離感なら「SL3118SMD」、「X1 Pro」は中庸なバランスタイプと言う事になります。

ぶっちゃけ、生産の背景を考えると品質面では差は出ない筈なので、デンソーの取り分が価格に上乗せされているSOLINGの「SL3118SMD」はコスパが悪くなりますね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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