※2020年11月28日更新~実機レビューを追記しました。

こんにちは!Omiです

ユピテルのWEB専売ドライブレコーダーは無駄を省いてコスパが高くなっているモデルが多いですが、今回は超広角のSTARVIS対応箱型エントリーモデル「WD260S」が新たにラインナップに追加されました。

WEB専売のSTARVISと言えば2019年7月に「WD250S」が発売されていますが、この2モデルは仕様上は非常によく似ています。

「WD260S」のスペック

「WD260S」のスペックは以下の表の通りです。

WD260SWD250S
20.02発売19.07発売
1920×1080/27.5fps/HDR1920×1080/30fps/HDR
LED信号対応LED信号(西日本では同期の可能性あり)
録画視野角:水平138°録画視野角:水平136°
microSD付属8GB/最大32GB
GPS非対応
駐車監視モード
タイムラプス(1fps)常時録画を継続
手動起動自動起動
専用ケーブル
OP-E863
OP-VMU01
専用ケーブル
OP-E1060
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

比較の為に「WD250S」を併記しましたが、最大の相違点は録画フレームレートが「WD250S」が30fps、「WD260S」が27.5fpsとなっている事で、新しい「WD260S」のみが西日本エリアでのLED信号の同期対策が実装されていると言ったところでしょうか?

最近のユピテルのイメージセンサーの傾向

ユピテルはイメージセンサーの型番を公開しませんが、2019年末から2020年に掛けては「ピクセルサイズ」と言うキャッチコピーを使い始めています。

イメージセンサーは画素数が増えれば増えるほど精細感の面では有利になりますが、1ピクセル当たりの受光面積は減る傾向があります。

画素数が増えたの分だけ受光部以外のゾーンも増える為、センサーのサイズが同じであれば画素数が少ない方が明るさの面では有利になります。

最近のユピテルは、自社製品は200万画素だから1画素当たりのピクセルサイズが大きく、受講面積が広い!、だから明るい!とアピールしている訳なんですが…。

そもそも2017年後半からドラレコに採用されているSTRVIS対応センサーは、「IMX290/291/307/327」とそのほとんどが200万画素です。

200万画素のせんさーはピクセルサイズもユピテルの言う2.9㎛なので、ピクセルサイズが「2.9㎛」と言うアピールは本来的にはほとんど無意味です。

500万画素のSTARVISってほとんど出回ってないので、一体何と戦っているつもりなんでしょうか?

「IMX327」を搭載しているのか?

200万画素の最新STARVISセンサーは、セルスターの「CS-91FH」が採用している「IMX327」です。

私はまだ「IMX327」搭載機のテストは実施した事がありませんが、SONYの仕様比較表では200万画素STARVISセンサーの中ではダントツの低照度対応センサーとされています。

※一番右の「SNR1s value」が対応する最低照度

ぶっちゃけ、5~6MのSTARVISセンサーは明るさの面ではイマイチなので、今のところ高解像度STARVISに暗視能力は期待しちゃダメです。

ユピテルは2018年から散々STARVISモデルを展開してきながら、ここに来て突如「ピクセルサイズ」などど、ほとんど無意味な事をアピールしてきているのですが、本当に知りたいのは「IMX327」を採用しているかどうか?と言う点です。

「IMX327」を採用していないから目先をずらしたアピールを行っているのか?それともセンサーを公表しない方針だから、やむを得ずこのような表現をしてるのか?真相は不明ですが、多分前者じゃないか…と。

この価格帯だと「IMX327」はないのではないか?と言う気もしますし、さらに同社の最上位である「SN-TW9500d」も「ピクセルサイズ!」が最大のアピールポイントなので、「IMX327」ではなく「IMX290/291/307」搭載品なのではないか?と言う疑いも…。

でもエントリークラスは「IMX290/291/307」で充分

価格帯(おそらく1万円ちょい)から考えると「WD260S」に「IMX327」搭載はまずないだろうと言うのが私の予測で、ユピテルの紛らわしい広告手法が気になったので軽くディスってますが、廉価STARVISの「IMX307」でもその性能を生かせればかなりの高画質、暗視能力を発揮できる事が分かっています。

因みにただいま30fpsの2019年7月モデル「WD250S」をテスト中なのですが、それなりの暗視能力は確保できていますので「価格帯を考えるとWD250Sでも充分だけど、LED信号に対応してさらに画質が上がると言う事ないよね」と言う感想を持っています。

実機レビュー、ユピテル超広角ののSTARVIS廉価ドラレコ「WD250S」

「WD260S」の付属品とデザイン

レビュー概要や操作方法等については以下のレビュー動画でも解説しています。

「WD260S」の付属品は以下の通りです。因みに箱は白い簡易包装で説明書はインターネットでのダウンロード版になります。

①2.0型液晶搭載の筐体

②ボールジョイント式マウント

③miniUSBシガーケーブル

④8GBのmicroSDカード

筐体のデザイン

「WD260S」の筐体は先代の「WD250S」と同じコンパクトな箱型ですが、おそらく生産工場が違っている為かデザインが全く異なります。

こちらの左が「WD260S」、右が「WS250S」です。

「WD250S」と比べるとボタン数が多いのが特徴です。

miniUSB電源端子は上側面、microSDカードスロットは右側面に配置されています。

「WD260S」の取付について

今回はアクアに「WD260S」の取り付けを行いました。

ルームミラーは純正ではなく、MAXWINの交換式スマートミラー「MDR-A001」が装着されていますが、ミラー裏の車両センターに配置するとミラーからはみ出でしまう為、やや右寄りに取り付けました。

「WD260S」のインターフェイスについて

「WD260S」の起動時間は7秒程度で1カメラのドライブレコーダーとしては標準的な部類に含まれます。

インターフェイスはこれと言って特徴のないスタンダードなツリー型ですが、ツリーが録画モード・再生モード・設定モード・microSDカードのフォーマットの4つ別れており、モードボタンでそれぞれのモードの切替を行なう必要があるので、操作には慣れが必要です。

ボタン数が多いので操作性自体は悪くありません。

ただし、録画開始のピーッ!と言う安っぽい電子音が耳に不快に響く音質なので、しかも音量を最低にしてもほとんど変わらない状況でしたのでこれは如何なものかと思います。

これをずっと聞かされると精神に異常をきたしそうです…と言うか軽く耳が痛いです。

また、メニューを終了すると通常のドラレコは自動で録画を再開しますが、本機ではOKボタンを押さないと録画が再開されませんでので注意が必要です。

「WD260S」のドライブレコーダー画質について

「WD260S」のドライブレコーダーとしての画質については、今回はユピテルの3つの製品と比較を行いました。

※コムテック・ケンウッドの最新モデルとは、これらの製品のレビューの際に比較します。

①「WD250S」~先代エントリーの超広角STARVIS
②「SN-SV70c」~最上位の円筒型でWiFi対応の超広角STARVIS
③「SN-SV40c」~エントリーの円筒型のSTARVIS

比較ポイントは次の5つです。

①録画視野角について
②ナンバー読み取り精度について
③トンネル出口での白飛び耐性について
④夜間のナンバー読み取り精度について
⑤夜間の明るさについて

録画視野角について

録画視野角については仕様表に記載されている水平138°よりもやや狭い水平134°ですが、現行のドライブレコダーの中ではほとんど最大クラスとなっています。

ナンバー読み取り精度について

これらのドラレコは録画視野角が広い為にナンバーの読み取りでは不利になりますが、スタンダードなフルハイビジョンクラスよりも若干精度が落ちる程度でそれほど悪くはありません。

トンネル出口での逆光補正について

ユピテルのドライブレコーダーは全般的に景色撮影能力も考慮してかHDR補正が弱めですが、「WD260S」についてはこの中では白飛び・黒潰れのバランスが最も良いと感じました。


他の製品と比べると日陰の部分もそれほど暗く映っていません。

夜間のナンバー読み取り精度について

夜間にヘッドライトの光が強く反射した先行車のナンバーの読み取り精度は、STARVISセンサーが最も苦手とするところですが、「SN-SV40c」がドラレコとしての標準クラス、「WD250S/260S」はやや悪い、「SN-SV70c」は最低クラスとなっています。

夜間の明るさについて

これらの4つのモデルは全てSTARVIS機となりますが、市街地での見え方は「SN-SV70c」「WD260S」が明るさ全開、「SN-SV40c」「WD250S」は絞りが強めで暗めに見えます。

「WD250S」と比べると昼間の逆光補正も含めてかなり改善されていると感じました。

街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時にはどれもSTARVIS機らしく非常に明るいですが、その中でも「WD260S」が頭ひとつまでは行きませんが、若干他の製品よりも明る目となっています。

暗視能力についても同様に、「WD260S」が若干他の製品よりも高めです。

ドラレコとしての画質の特徴をまとめると「WS260S」はユピテルのSTARVIS製品の中では

①録画視野角は最高クラス
②逆光補正は最高クラス
③夜間の市街地での明るさ最高クラス
④暗視能力では最高クラス

となります。

ここ2年位のユピテルの製品の中では、最も旧世代からの改善が目に見える形で行われている印象で全体として久々の高評価でした。

 点数視野角ナンバー昼ナンバー夜 逆光夜明るさ暗視
MINIEYE23.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR752G21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
WD260S21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A12921.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR852G20.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-83020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-ST3200P19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR203G18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-35018.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A119V318.0点★★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV40c18.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129Pro17.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV70c17.5点★★★★★★★★★★★★★★★
WD250S15.5点★★★★★★★★★★★★★
ZDR02215.0点★★★★★★★★★★★★
DRY-ST1700c15.0点★★★★★★★★★★★★★
DRV-650/W65014.0点★★★★★★★★★★★
HDR001C14.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-34012.5点★★★★★★★★★

「WD260S」のフレームレートとLED信号の映り方について

「WD260S」のフレームレートは27.5fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ

動画の再生方法について

「WD260S」の動画の再生については、本体液晶、PCの汎用ビュワー、スマホでのテストを行いました。

本機はGPS非対応なのでPCの専用ビュワーは指定されていません。

本体液晶での再生

本体液晶での再生については、液晶サイズはやや小さめの2.0型ですが、液晶が暗すぎて再生映像が非常に見えにくい状況でした。

この映像ではサンシェードを使っているので暗さは感じませんが、サンシェードを外すとこんな感じです。

 

PC汎用ビュワーでの再生

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されているソフトでも可能でした。

スマホでの再生について

スマホでの再生については、iPhone SEでは「Tube Reader」、Androidスマホではカードリーダー経由でXPlayerでの再生が可能でした。

iPhone、iOS端末でmicroSDのメディアを直接再生可能なカードリーダー「Tube Reader」

スマホで再生するとカード内に余分なフォルダが作成されますが、そのままカードを戻してもフォーマットなどは要求されず、通常通りに録画が開始されました。

 駐車監視の仕様について

「WD260S」の駐車監視はOPの直結ケーブルとタイマーユニット「OP-VMU01」を使用して、走行中の常時録画の継続、またはボタンを長押しするタイムラプスモードがあります。

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ユピテル駐車監視ユニット「OP-VMU01」の使い方

駐車監視の継続時間は「OP-VMU01」に依存し、最大で12時間までとなります。

タイムラプスモードは少し分かりにくいですが、このようにRECアイコンが通常時の赤からオレンジに変化します。

また、タイムラプスモードを解除する際にもボタンの長押しが必要です。

駐車監視の面倒な操作から開放される「LaBoon!!企画の製品」

外部電源を使用した駐車監視の運用について

外部電源を使用した駐車監視のテストは、「UPS300」「MIGHTYCELL」と付属のシガーケーブルを組み合わせてタイムラプスモードで行い、正常な動作を確認しました。

駐車監視の駆動時間の計測は「UPS300」のみで実施しましたが、それぞれのバッテリーでの駆動時間の予測はこちらの表の通りとなります。

型番UPS300
UPS400
UPS500EN6000EN12000iCELL
容量28.8Wh115.4Wh76Wh153Wh422Wh
駆動時間12時間48時間32時間64時間158時間
満充電180分240分50分100分150分

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■ ドラレコ駐車監視用バッテリーMEDIK「UPS400」「UPS500」

使用可能なmicroSDカードの最大容量

「WD260S」のmicroSDカードのサポート範囲は32GBまでとなっていますが、以下の256GB以上のカードでの1時間の録画・再生に異常は見られませんでした。

■  サムスン256GB U3

■  サムスン512GB U3

偽物に注意!!ドライブレコーダーにおすすめのmicroSDカードは?

 地デジへのノイズ干渉について

「WD260S」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへの干渉も確認出来ませんでしたが、ノイズの影響はドラレコの設置位置や車種、カーナビの種類などの状況によって変わる事がありますので、結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

「WD260S」の総評

「WD260S」のドライブレコーダーとしての画質の特徴をまとめると以下の通りとなります。

①録画視野角は文句なしの超広角
②ナンバー認識精度はやや落ちるが許容レベル
③白飛びにはやや弱いが黒潰れが少ない
④夜間の市街地は非常に明るい
⑤暗視能力はSTARVIS機としてもやや明るい部類

ユピテルのSTARVIS機は2018年に発売された「SN-SV70c」「SN-SV40c」以降、総合評価の面では目に見えた進化はなかったのですが、ようやく「WD260S」で大幅な改善が認められた形で、画質の面では16機種中3位の高評価となりました。

 点数視野角ナンバー昼ナンバー夜 逆光夜明るさ暗視
MINIEYE23.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR752G21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
WD260S21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A12921.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR852G20.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-83020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-ST3200P19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR203G18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-35018.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A119V318.0点★★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV40c18.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129Pro17.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV70c17.5点★★★★★★★★★★★★★★★
WD250S15.5点★★★★★★★★★★★★★
ZDR02215.0点★★★★★★★★★★★★
DRY-ST1700c15.0点★★★★★★★★★★★★★
DRV-650/W65014.0点★★★★★★★★★★★
HDR001C14.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-34012.5点★★★★★★★★★

GPSには非対応であり、液晶の明るさやインターフェイスの電子音など、安っぽさはあるものの、画質の面では非常に熟成されたチューニングとなっており、全体のバランスも良好です。

価格も2020年11月現在ではamazonで7,000円台と他社製品よりも3割程度安く売られていますので、1万円前後のエントリーモデルとしては現行機種で最もおすすめし易い製品となっています。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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