※2018年9月17日更新~駐車監視ナイトビジョン、外部電源での駐車監視の運用、仕様外のmicroSDカードでの録画について追記しました。

※2018年9月13日更新~「ZDR-022」の実機レビューとGPS内蔵上位モデルの「ZDR-024」について追記しました。

コムテックからGPS非対応のエントリークラスドライブレコーダー、「ZDR-022」が発表されています。(次いでGPS内蔵の「ZDR-024」も発表されました)

現状の1万円未満のクラスのドライブレコーダーの中では、同社の「ZDR-012」が2年近くトップクラスの人気を維持していますが、「ZDR-022/024」は一体どういうモデルなのでしょうか?

ぶっちゃけ「ZDR-012」と同じようなモデルなら敢えてこのタイミングで発売する必要性は薄いと思いますので、きっと何かあるのでしょう。(笑)

「ZDR-022/024」のスペック

「ZDR-022/024」のスペックは以下の表の通りです。

コムテック
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
ZDR-022ZDR-024
18.08発売18.09?発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080/29fps
LED信号対応
レンズ視野角 水平118°
HDR
附属8GB
最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
フォーマット不要
GPS非対応GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知
タイムラプス
自動起動
専用ケーブル
HDROP-09
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

スペック表を見る限りは「ZDR-012」とほとんど変わらないのですが、商品ページに記載されている内容を見る限り、以下の機能が追加されています。

①フォーマットフリー機能

②安全運転支援機能

③駐車監視モード

④省スペース性(コンパクト化)…と書かれている

サイズ的には63×49×27mmですが、「ZDR-012」が58×57×27mmでしたので、横長になったもののそこまで大きさは変わらないようです。

ただし、マウントが小さくなったので全体的にはコンパクト感は感じられるかも知れません。

また、フォーマットフリー機能は利便性が高いものですし、安全運転支援機能はオマケ程度としても駐車監視の機能面はより多くの層にアピール出来る多彩さを備えています。(とは言え、駐車監視特化モデルではないので万人向け)

■ 「ZDR-022」取扱説明書

付属品とデザイン、取付位置について

「ZDR-022」のセット内容は、①ドラレコ本体、②シガーケーブル、③8GB microSDカード、④その他取り付け用部品、となります。

電源コネクタは12V/DCプラグなので、5V/USBとは互換性はありませんし、モバイルバッテリーからの給電は不可です。

デザイン的な部分については、一応メーカーのセールストーク的には「コンパクト!」である訳ですが、本体サイズについては「ZDR-012」とそれほど変わりません。

ただ、マウントが小さくなった事と、横長のデザインになった事でミラー裏には隠し易くはなっています。

ミラー裏には別のドラレコが付いていますので、位置をずらしましたが、「ZDR-012」と比べると圧迫感はほとんどありません。(マウントの上辺を合わせた図)

ユピテルのスタンダードな箱型のモデルに比べるとやや大きく、セルスターのモデルよりは随分小さいですね。

本体の端子類は運転席から向かって右側面にビデオ出力用のAVポート、左側には電源ポートとmicroSDスロットが配置されています。

メニューについては正面右側のボタンで操作を行い、カーソルの移動が「UP」「DOWN」のプリントがあるボタンに割り当てられています。

「▲」「▼」の記号であれば直観的に分かり易いのですが、この小さい印字だと見えにくい為、操作の度に思っていたのと違う動作が…。

まぁ、「ZDR-012」もボタンは下側面なので、操作し易くはないですが…それに比べると改善はされてるんでしょう。

録画視野角と画質について

「ZDR-022」の画質の特徴は、当初の予測通り「ZDR-015」のフロントカメラによく似ていると言う印象です。(全く同じという事はないかと)

録画視野角については、水平109°の同社の「ZDR-012」と比較した結果、115°程度と言ったところでした。

「ZDR-022」の画質面の特徴についてですが、「ZDR-012」と比較すると昼間は随分明るく見えるようになり、建物の影になる部分などの黒潰れが解消された印象です。

白潰れ耐性について

「ZDR-022」はHDRモードのオン/オフのみで、WDRモードはありませんが、「ZDR-012」のHDRモードと比較すると、補正は弱め…と言うか明るめに振った事が影響しているのか、白潰れ耐性では「ZDR-012」にやや劣ります。

ただし、HDRモデルとしては補正は弱い方かと思いますが、WDRモデルに比べると白潰れには強いかと思います。

ナンバー認識精度について

コムテックのZDR系のドライブレコーダーは、にじみが強めに出る為、ナンバーの認識精度は標準的なフルハイビジョンモデルに比べると劣る傾向があります。

「ZDR-022」については、「ZDR-012」よりもやや上の精細感ですが、フルハイビジョンのドラレコ全体から見ると、ちょうど真ん中辺りかと思います。

良くはないですが、悪くもない印象ですね。

夜間の明るさについて

夜間の見え方については、最近テストした「ZDR-015」に近い感じですが、「ZDR-015」よりも更に明るいのではないか?と言う印象を受けました。

特に暗い場所の見え方は、最近流行りのSTARVISモデルと比べても、そんなに大きな差はないような気がしますね。

後日、ユピテルの「SN-SV70c」と夜間の見え方を比較してみようと考えています。

ヘッドライトが先行車のナンバーにガッツリ当たっている状態だと、やはり他のコムテックのモデルと比べるとナンバー認識精度は厳しい様子。

【ZDR-022】

【ZDR-022】

西日本LED信号の見え方について

西日本エリアでのテストは今回は実施していませんが、コムテックのドライブレコーダーはほぼ全てのモデルでフレームレートが29.1fpsとなっている為、このように映る筈です。

地デジノイズ干渉について

地デジノイズ干渉に関してはギリギリフルセグが映る場所で電源のオン・オフを行っても、変化は見られませんでしたので、ノイズはかなり抑えられているかと思います。

※車種やカーナビの種類、アンテナの位置などによって変わりますので参考までに。

駐車監視の仕様について

「ZDR-022」の駐車監視は、「ZDR-014」と同様に専用ケーブル「HDROP-09」を使用し、本体メニューから各種設定を変更可能となっています。

「ZDR-022」ではタイマー機能などはドラレコメニューに移行しています。

駐車監視の録画方式

エンジンのオンオフに駐車監視の出入りが連動し、常時録画+衝撃録画、タイプラプスによる録画を行い、乗車・降車時のキャンセルタイマーが1分/3分であるところに関しては「ZDR-014」と同じです。

駐車監視の衝撃感度

一方で衝撃検知の感度は「ZDR-014」は0.03G~1.15Gと小さい衝撃も検知可能でしたが、「ZDR-022」については高・中・低の三段階となっています。

「衝撃クイック録画」は「ZDR-012」が駐車監視モードを搭載していなかった為、専用タイマーユニット「HDROP-05」のGセンサーで「ZDR-012」の電源を管理していた仕様の進化版です。

駐車中の衝撃感度は、「高感度」の設定で通常のドアの開閉には反応し、反応させないように気を付けて閉めると、2買いに回程度は反応しましたので、最高感度はそこそこ高めに設定されているかと思います。

衝撃クイック録画

「ZDR-022」の駐車監視モードには「衝撃クイック録画」と言う機能が追加されいます。

ケンウッドの「DRV-830」などと同様にドラレコの電源を落とした状態でGセンサーのみ待機させ、衝撃を受けるとドラレコの電源をオンにして録画を開始するものですね。

おそらくテスターで計測しても検知出来ない程度の電流しか流れていないはずなので、車のバッテリー上がりを気にせず駐車監視が可能で、起動時間の速い(1~2秒)コムテックのZDR系と相性の良いシステムかと思います。(衝撃の瞬間は映らないですが)

ガチンコで駐車監視をしたい人向けの機能ではないのですが、オマケ程度に一応駐車監視も作動させておきたい、と考える人には悪くはないかな?と感じますね。

タイマー設定とカットオフ電圧について

タイマー設定は0.5/1/3/6/9/12/常時オン、カットオフ電圧は11.9/12.0/12.1/12.2Vとなっています。

駐車監視モードの運用方法

駐車監視モードの運用面については「オン」設定にしておくとエンジンオフで自動的に駐車監視に入り、エンジンオンでイベント告知の後に常時録画に戻ります。

自宅駐車場などで駐車監視をしたくない場合には「OK」ボタンを長押しする事で駐車監視を終了し、「ZDR-022」の電源を落とす事が可能です。

また、駐車監視モードの設定を「オフ」にしていた場合、「OK」ボタンを長押しする事で一時的に駐車監視モードを「オン」ンする事の可能ですので、駐車監視の頻度に合わせて駐車監視モードのオン/オフを選択すると良いでしょう。

駐車監視モードのナイトビジョン設定とユピテル「SN-SV70c」との比較

「ZDR-022/024」のナイトビジョンモードは、かなり良さそうな予感はしたのですが、常時録画モードの時点でそれなりにSTARVIS機に肉薄した明るさとなっており、ナイトビジョンモードについては光源は明るくなるものの、逆に暗い部分が見えにくくなるという特徴があるようです。

【常時録画モード】

【駐車監視ナイトビジョンモード】

上の画像だと視聴している端末のモニターの特性で違いが分かりにくい事のあるかも知れませんが、しっかり明暗差が出るモニターだと、「常時録画モード」は明るい部分がやや暗め、暗い部分がやや明るめになるのに対し、「駐車監視ナイトビジョンモード」では明るい部分が更に明るめ、暗い部分は更に暗めになります。

という訳で、ナイトビジョンは使わない方が良いのではないか?と感じました。

外部電源を利用した駐車監視について

外部電源「UPS300」を使用した駐車監視テストでは「常時録画+衝撃検知」の録画方式で16時間の駆動が確認出来ました。(通常は10~14時間くらい)

コムテックのドライブレコーダーは電力が大きいものが多いのですが、「ZDR-022」ではかなりの省電力化が行われているようです。

ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー 「UPS300」が便利過ぎて泣けた

使用可能なmicroSDカードの最大容量について

microSDカードについては、最大32GBまでサポートとなっていますが、「ZDR-022」のメニューからのフォーマットで以下の200GBまでのmicroSDカードが使用可能で、1時間の録画での不具合は確認出来ませんでした。

あくまでも仕様外ですので、自己責任でお願いします。

PCビュワーでの動画再生

PCでの再生については、Windows10のメディアプレイヤーでも可能ですが、以下の専用ビュワーを使用すると、各種情報が地図上に表示されます。(GPSありの「ZDR-024」のみ)

■ 「ZDR-022/024」専用ビュワー

今回はGPSなしの「ZDR-022」でテストしましたので、地図や速度表示はなく、Gセンサーグラフのみとなります。

一応、フル画面に近いウィンドウ形式での再生も可能で、1/4倍速~4倍速までの再生速度の変更が可能となっています。

マウスで指定範囲をドラッグすると、規定倍率での拡大表示も出来ます。

スマホでの再生

「ZDR-022」の録画ファイルは拡張子がMOVとなっていますが、コーデックはH.264となっておりiPhone 7、Android端末での再生が可能でした。

iPhoneについては、通常のカードリーダーを使用すると、動画を一度iPhoneのストレージに保存してからの再生となるようですので、以下のカードリーダー付きモバイルバッテリーを使用して、カードから直接再生を行っています。

ドライブレコーダーの動画をスマホで再生 Remax RePower 10000mAh

Android端末ではカードリーダーを使用しましたが、microSDカードスロットがあるものならそちらからでも再生可能かと思います。

※スマホでの再生は仕様外ですので、自己責任でお願いします。

テレビでの再生

テレビでの再生は以下の専用ケーブルを使用し、液晶裏のAV入力端子と接続します。

家庭用のテレビの場合には12Vの電源が必要になりますので、以下のACアダプターも必要です。

こんな具合に映ります。(映像だけ最大化される訳では無く、ドラレコ本体の画面がそのまま映る感じ)

カーナビでの再生

カーナビでのmicroSDカードからの動画再生は、カーナビの動画再生機能がH264、「1920×1080」以上の解像度のものが再生出来るもののみ可能であると思います。

2018年9月時点では、パイオニアのサイバーナビ、ケンウッドの彩速ナビの一部でのみ可能と認識しています。

 

カーナビ裏のAV入力端子からの再生であれば、専用のAV出力ケーブルと合わせて使用する事で可能となると思います。(メーカー純正カーナビの場合、AV入力端子がない場合もあります)

また、HDMIポートを搭載しているカーナビであれば、以下のケーブルとコンバーターを使用する事で再生可能でしょう。

「ZDR-022」の総評

細かい部分はまだ未テストの項目はありますが、「ZDR-022/24」は「ZDR-012/014」と比べるとデザイン以外の部分でも正常に進化していますね。

「ZDR-012/014」と比べると、明るく・精細感がややアップ、白潰れ耐性はややダウン…と言うところで、普通のバランスのドラレコに近づいたような感じかと思います。

※もともとコムテックのドラレコは、白潰れ耐性がやたらと高く、精細感が弱いのが特徴でしたので。

 

価格の面でどの辺りのレンジで安定するのかは分かりませんが、なかなかバランスの取れた良モデルだと思います。

夜間の明るさに関してはSTARVISモデルに若干劣りますが、かなり良い線を行っていますのでリア用としても向いているのではないかと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

この記事が気に入ったらいいね!しよう