こんにちは!Omiです。

駐車監視モードの設定があるドライブレコーダーの電源ケーブルには、付属のシガープラグタイプの他にOP扱いで3芯の直結ケーブルが用意されているケースがほとんどです。

これらのケーブルはメーカーやドライブレコーダーの機種によって若干ですが仕様に違いがあり、厳密には取付方法も少し異なります。

今回はスマートミラーメーカーのAKEEYOさんから、同社ケーブルの取付方法について解説して欲しいと言うご要望を頂きましたので、他社の代表的なケーブルと合わせて考えられるパターンをご紹介します。

ドライブレコーダーの3芯ケーブルの仕組み

ドライブレコーダーの駐車監視用の3芯ケーブルは、よほど特殊なケースを除いてこのような組み合わせになっており、これらを車両のヒューズやボルトなどに接続します。

①赤~ACC(アクセサリー系統)は、エンジンのON/OFFの状況を判別する信号を送ります。

②黄~BATT(常時電源系統)は、ドライブレコーダーに駆動用の電力を供給します。

③黒~GND(アース)は、赤・黄線から流れてきた電流を車体の金属部分を経由してバッテリーのマイナス極に戻します。

なお、赤線はエンジンのON/OFFの状況を判別する信号を送る役割なので、ドライブレコーダーの駆動用の電流は流れません。

エンジンONで赤線・黄線が通電しているこの状態では常時録画が行われ…

この状態からエンジンをOFFにしてACC系統のみが遮断された場合に、常時録画から駐車監視モードに移行します。

再びエンジンをONにすると、赤のACC系統が通電して常時録画モードに戻ります。

※まれにケーブルの色が青だったり、赤がBATT・黄色がACCのケースがありますが、それぞれのケーブルに接続先が印字されたテープが貼ってありますので作業前に良く確認しましょう。

車のヒューズとのつなぎ方

次にこれらの3芯ケーブルの車のヒューズとのつなぎ方ですが、ケーブルの種類と車側のヒューズの種類によって必要な部材が異なります。

①ケーブル切りっぱなし、またはギボシタイプ

コムテックやケンウッド、セルスターなどに見られる最もスタンダードなタイプです。

このように予めギボシ処理がされているか、切りっぱなしになってる事もあります。

②ヒューズ付きタイプ

最近のスマートミラータイプに良くみられるタイプで、ケーブル先で特定のヒューズと一体化してます。

AKEEYOのスマートミラー用のケーブルはこのタイプです。

ケーブル切りっぱなし、またはギボシタイプの場合

スマートミラー型以外のドライブレコーダーは概ねこのタイプとなります。スマートミラー型についてもこの接続方法の応用となりますので、この項目にも目を通しましょう。

切りっぱなしの場合には電工ペンチでギボシ処理をしましょう。

赤線・黄色線は車内にあるヒューズボックスに繋ぎますが、このままでは繋げませんのでこちらのようなエーモンのヒューズ電源取り出しケーブルを使用し、元のヒューズと差し替えます。

どのケーブルを買って良いのか最初は分からないと思いますが、確認するには自分の車に使われているヒューズボックス内のヒューズを見る必要があります。

ヒューズボックスの位置は車によって異なりますが、グローブボックス周辺が一般的です。

運転席側にあるケースもありますが、車の取扱説明書を確認しましょう。

 

ヒューズボックスを開けるとこのようなヒューズが挿さったパネルが出てきます。

ケーブルの赤線ACCは、ヒューズボックスの中のACC系統のヒューズと接続します。

これらのヒューズはACCがONの状態で通電しますが、物理キーがある場合には1度回しで固定される位置、がACC

ボタン式の場合にはブレーキを踏まずにボタンを一度押した状態がACCです。

 

ただし、ヒューズボックスを開けただけではどのヒューズがACCで通電しているのか分からない事が多いので、説明書やヒューズボックスのカバーなどに配置図がないか確認しましょう。

配置図にACCやCIGと印字されていれば、そこに挿さっているヒューズがACC系統になります。

どれがACC系統か判別できない場合には、このような検電テスターで通電状況を確認します。

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こちらの動画のようにキーを回さない状態では通電しないが、ACCまで回した時に通電するのがACC系統のヒューズと言う事になります。

次に黄色線を接続する常時電源系統の見分け方です。

常時電源系統はキーを回さなくても通電するルームランプなどが分かり易いかと思いますが、常時電源系統の中には車の制御全般を行うコンピュータである「ECU」なども含まれます。

何か拍子にECUがダメージを喰らうと、軽く二桁万円以上の出費になる事もありますのでECUなどの重要なパーツに繋がっているヒューズに接続するのは避けましょう。

ランエボ10のECUが死亡したでござるの巻

推奨はルームランプなどのぶっ飛んでも大勢に影響のないヒューズになりますが、ヒューズボックスの配置図に「ルームランプ」とは書かれておらず、車種やメーカーによって「DOOM」などと表記が異なります。

分からなければ「車種名+ヒューズ+ルームランプ」でネットで検索するか、ディーラーになどに確認してみましょう。(たまにボンネットの中にあるケースもありますが)

 

ケーブルを接続する予定のヒューズが特定出来たら、ヒューズボックス内に収納されているであろうヒューズプラーやラジオペンチなどを使って該当ヒューズを引き抜きます。

ヒューズの形状はこちらの3つのいずれかの筈です。

ミニ平型平型低背

合わせてヒューズ上に印字されているアンペア数を確認しましょう。

アンペア数とヒューズの種類に合わせて、必要な電源取り出しケーブルが変わりますが、15Aのミニ平型であればこちら

10Aの低背であればこちらが該当します。

これらの電源取り出しケーブルを既存のヒューズと差し替えて、その先にドライブレコーダーの常時電源ケーブルを接続しますが、差し替えの際に一つ注意点があります。

…と言うのは、既設のヒューズには+-の極性はなく左右をどちらの向きに差し込んでも効果は変わりませんが、エーモンのケーブルには+-の向きがあります。

【元のヒューズは+-の向きなし】

【エーモンはケーブルがある方が+】

従ってヒューズを挿し込む前にヒューズ受けの部分の+-の極性を確認する必要があります。

検電テスターが反応する方が+、しない方が-です。

+側にケーブルが来るようにヒューズを挿し込みます。

ケーブル側には別途ヒューズ管が入っていますので、このようにヒューズボックス側のヒューズとは別系統での電流の管理となります。

従ってヒューズボックス内のヒューズが切れても、ドラレコ側のヒューズが切れなければドラレコは通電したままになります。

逆にドラレコ側のヒューズ管が切れても、ヒューズボックス内のヒューズが切れなければルームランプなどは正常に点灯します。

 

ケーブルのマイナス側の端子はクワ型の金具が付いている事が多いので、車体の金属部分のボルトで固定します。

以上で一般的な3芯常時電源ケーブルの接続は完了です。

手順をまとめると

①検電テスターを手配

②必要なヒューズ電源ケーブル×2、電工ペンチを手配

③検電テスターでヒューズ受けの+-を確認

④ヒューズ挿し込み

⑤ボルトにアース接続

となります。

ヒューズ付きタイプのケーブルの場合

スマートミラー型の場合にはこちらのヒューズ付きタイプが主流です。

今回はAKEEYOの「AKY-X2」「AKY-X2GR」用のケーブルのケースで解説します。

こちらのケーブルには赤線と黄線に予め15Aのヒューズが組み込まれています。

良く見ないとアンペア数の印字が見えませんが、まずがヒューズ端子の形状とアンペア数の確認を行いましょう。

私は肉眼では判別できず、スマホのカメラで撮影してようやくA15の文字が認識できました。

 

端子の形状はミニ平型になります。

ミニ平型平型低背

「ケーブル切りっぱなし、またはギボシタイプの場合」で説明した通り、必要なヒューズの種類を確認し、運良くミニ平型の15Aが使えるようであればそのままこのヒューズを使用する事が出来ます。

ヒューズの種類やアンペア数が合わない場合には、残念ながらこのヒューズ部分は使えませんのでヒューズ手前で切断し、以降は「ケーブル切りっぱなし、またはギボシタイプの場合」と同様の手順となります。

運良くヒューズの種類とアンペア数が合っている場合には、ヒューズボックスのヒューズと挿し替えます。

なお、このケーブルには途中にヒューズ管などはありませんのでケーブルが出ている方を「+」ではなく「-」側にした方が良いでしょう。

こうしないとヒューズが切れてもドライブレコーダー側に電流が流れ続け、ドライブレコーダーを保護するヒューズがなくなります。

なお、同じヒューズ付きのケーブルでもドライブレコーダー側にさらヒューズ管が入っているものもあります。

こういったケーブルの場合にはエーモンの電源取り出しケーブルと同じ構造になりますので、ケーブルが生えている方を「+」とする事で元のヒューズとドラレコのヒューズを別系統で管理できるようになります。

ケーブルのマイナス側の端子はクワ型の金具が付いている事が多いので、車体の金属部分のボルトで固定します。

まとめ

以上、ドライブレコーダーの3芯ケーブルの接続方法について解説しました。

知識ゼロの状態から始めるとちょっとしんどいかも知れませんが、作業内容はそれほど難しくありませんのでDIYでの取り付けを検討されている方は前向きに考えてみて下さい。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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