※2019年3月24日~最新の状況に合わせて内容を見直しました。

この記事ではユピテルのドライブレコーダーのうち、2カメラモデル以外のものをご紹介していますので、2カメラモデルについては以下の記事をご参照下さい。

■ ユピテルの2カメラドライブレコーダー4モデルの違いについてサクッと解説!

ユピテルはレーダー探知機、ポータブルナビ、ドライブレコーダーなどのカーエレクトロニクスの総合メーカーです。

車好きな方やカーエレクトロニクスに興味がある方にとっては知らない人はいないくらいに有名なメーカーですが、個人向けのドライブレコーダーに関しては2019年時点ではおそらくコムテックに次いで2番目の人気メーカーかと思います。

直近のドラレコの国内シェアは①コムテック、②ユピテル、③ケンウッドのトップスリーと言われていますが、それぞれコンセプトや特徴が異なます。

物凄く極端に分かり易くこの3社のドライブレコーダーの特徴を述べると…

①コムテックは趣味性を捨てて超実用性重視

②ユピテルはコムテックに比べると、デザイン面や景色も綺麗に撮影可能な趣味性重視

③ケンウッドはブランドアピール重視で、機能・性能面では他の2社に劣るがバランス重視

 

と言った形になります。

ここ数年でこの3社の売上ランキングは頻繁に入れ替わっていると思いますが、これは各社の基本スタンスが変わった訳では無く、ドラレコの一般化に伴い、それまでとはユーザー層が大きく変わった事で、市場がドライブレコーダーに求める第一の条件が「趣味性」から「実用性」に変化しているからだと思います。

なお、この3社の中ではユピテルはどちらかと言うとデザイン面や画質面で趣味性の強いメーカーではありますあが、ドラレコ市場全体から見ると実用性が低いという事ではありません。

ユピテルのドライブレコーダーはとにかく種類が多い

前振りが長くなってしまいましたが、ユピテルのドライブレコーダーは一般店・量販店向けモデル、その他カスタムショップ向けの指定店舗モデルがかなり多いです。

全体的な傾向として現行モデルの全型番が他社の中では「コンパクトサイズ」に該当するのが特徴となります。

メーカーとしての基本スタンスは、ケンウッドなどのようにモデルを絞って同じものを大量販売すると言う方向性と180°異なり、細かいユーザーの需要を拾って多品種を少ないロットで販売していくという様なもののように見受けらます。

また、最近の傾向としては2018年モデル以降は夜間特化型のSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載したモデルが主力化しており、駐車の走行中の状況証拠の確保に重きを置いたモデルが増えています。

なお、これらのSTARVIS対応モデルは、イメージセンサーの特性から非STARVISセンサーモデルと比べると、夜間の暗視能力やヘッドライトが当たらない部分の明るさの面でアドバンテージがあります。

ただし、白潰れにやや弱い事から昼間のトンネル出口付近での認識能力や、夜間の先行車のナンバープレートにヘッドライトが強く反射している状況下ではナンバー認識能力が下がり易くなります。

様々なモデルが出ているので、グレードやカテゴリーの括り分けがなかなか難しいのですが、ざっくりとユピテルのドライブレコーダーをカテゴリー別に括ると以下の通りとなります。

①夜間特化型のシングルSTARVIS対応モデル

②非STARVISシングルモデル

③全天球360°+360°モデル

④2カメラモデル(別記事で説明)

 

以上の括りの中で円筒タイプ、箱型のスタンダードタイプが存在していますので、少々分かりにくいですが、①~③のカテゴリー別に括って各モデルの特徴や違いをご説明します。

夜間特化型のSTARVIS対応モデル

夜間特化型のSTARVIS対応モデルは、2018年に一気にそのラインナップが充実しており、非常にモデル数が多いです。

ここではSTARVIS対応モデルについて、①円筒タイプ、②箱型タイプの順にご紹介します。

※全天球720°モデルは別途項目を設けます。

円筒タイプ(WiFiあり/なし)

数年前からユピテルが得意としている小型の円筒タイプのドライブレコーダーですが、一時期開発が停止していた事があるものの、2018年には一気にそのラインナップが増え、3モデルの展開となっています。

SN-SV40cSN-SV60cSN-SV70c
18.08発売18.07発売18.03発売
1920×1080/30fps/HDR1920×1080/30fps/HDR1920×1080/30fps/HDR
西日本LED信号
同期しました
西日本LED信号
未確認
西日本LED信号
同期しました
録画視野角
水平115°
録画視野角
水平115°
録画視野角
水平132°
microSD
付属8GB
microSD
付属8GB
microSD
付属16GB
最大32GB最大32GB最大32GB
GPS非対応GPS内蔵GPS内蔵
-WiFi対応WiFi対応
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知
常時録画+衝撃検知常時録画+衝撃検知
自動起動自動起動自動起動
専用ケーブル
OP-E487
OP-VMU01
専用ケーブル
OP-E487
OP-VMU01
専用ケーブル
OP-E1060
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

SN-SV40c

「SN-SV40c」は円筒型のSTARVIS対応モデルの中ではエントリークラスに当たるモデルで、おそらくネット専売モデルの位置付けかと思います。

WiFi・GPSモジュールは搭載しない、必要最低限の機能のみのモデルですが、コンパクトなデザインとSTARVIS対応であると言う2点がポイントです。

上位モデルの「SN-SV70c」と比べると録画視野角が水平115°と狭く、夜間についてもやや明るさを抑えた調整が入っていますが、ナンバー認識精度は高く白潰れ耐性に関してもSTARVISモデルの中では高めとなっているバランスタイプです。

駐車監視については走行中の録画を継続するタイプですので、利便性は高くありませんがネット専売モデルと言う事もあり、価格が1万円程度と格安です。

フロント・リアのいずれに設置するのにもおすすめのモデルですね。

ユピテル STARVIS対応エントリードライブレコーダー「SN-SV40c」のレビュー、評価

SN-SV60c

「SN-SV60c」は上述の「SN-SV40c」にGPS・WiFiモジュールを追加した真ん中のグレードになります。

販路がネットなのか実店舗なのかイマイチ良く分からないのですが、amazonや楽天などでは現在のところ、駐車監視用の常時電源ユニット「OP-VMU01」がセットになった「SN-SV60vd」しか見つけられません。

エントリーの「SN-SV40c」が戦略的に価格が下げられている感じで、「SN-SV60vd」は最上位の「SN-SV70c」とそれほど価格が変わらない中途半端なモデルになっているように見受けられますので、このモデルを選ぶより最上位の「SN-SV70c」を選んだ方が良いように感じますね。

ユピテル 夜間特化型 STARVIS対応 スタンダードクラス WiFiドラレコ「SN-SV60c」

SN-SV70c

「SN-SV70c」はユピテルの単体ドラレコのSTARIVS対応モデルの中で最上位に当たる、水平録画視野角が超広角132°のWiFi・GPSモジュール内蔵モデルです。

当機はユピテルのSTARVISモデルとしては第一弾目として2018年3月に発売されていますが、下位2モデルと比べて画質の調整の方向性が事なり、夜間の明るさ超特化型となっています。

録画視野角も現状では業界最高クラスで、夜間の明るさも同様ですので、走行中の幅広い状況を記録する事に関しては得意ですが、トンネル出口の白潰れ、夜間の先行車にヘッドライトが当たった状態でのナンバー認識、昼間もややにじみが強く出る画質の為、ナンバー認識精度は低いです。

ユピテル WiFi対応 スーパーナイトビジョンドラレコ「SN-SV70c」のレビュー、評価

箱型タイプ

STARVIS対応のは小型モデルについては、現在のところ以下の「SN-ST50c」のみとなります。

50系は円筒型には存在しませんが、WiFiなしのGPSありのモデルに付与された型番のようです。

SN-ST50c
18.08?発売
1920×1080/30fps/HDR
LED信号対応
録画視野角 水平103°
microSD付属8GB
microSD最大32GB
GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知(走行時のモードを継続)
自動起動
専用ケーブル
OP-E863
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

デザイン面以外の駐車監視などの基本仕様はSV系と同様ですが、録画視野角が水平103°とやや狭く、価格も高いです。

とりあえずSTARVISに箱型も必要だろう、という事で販売しているものと思いますが、ユピテル自体もこのモデルにはあまり期待していないように見受けらえますので、現時点では避けた方が良いでしょう。

ユピテル スタンダードタイプ STARVIS対応ドライブレコーダー「SN-ST50c」

非STARVISモデル

非STARVISモデルは販路で型番が分かれているものが多く、スタンダードクラス以下でかなりのモデル数がありますが、ここでは他の販路のモデルと比べても最もコスパが高いネット専売モデルを中心にご紹介します。

エントリー~スタンダードクラス

エントリークラスは円筒型1モデル、箱型2モデルの3モデルとなります。

DRY-SV1050cWD300DRY-ST1700c
18.05発売17.08発売19.01発売
1920×1080/27.5fps/HDR
1920×1080/27.5fps/HDR1920×1080/30fps/HDR
LED信号対応LED信号対応LED信号(西日本では同期の可能性あり)
録画視野角
水平110°
録画視野角
水平104°
録画視野角
水平138°
GPS非対応GPS内蔵GPS非対応
microSD
付属8GB
microSD
付属8GB
microSD
付属8GB
microSD
最大32GB
microSD
最大32GB
microSD
最大32GB
駐車監視モード
動体検知動体検知動体検知
専用ケーブル
OP-E1060
OP-VMU01
専用ケーブル
OP-E863
OP-VMU01
専用ケーブル
OP-E1060
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

DRY-SV1050c

「DRY-SV1050c」は2018年時点で最新のフルハイビジョン、GPSなしの一般店舗向け円筒型エントリーモデルです。

このモデルは実機テストはしていませんので、白潰れ耐性や夜間の明るさについてはどの程度のレベルにあるかは全く以って不明です。

録画視野角については水平110°とまずまずですが、STARVIS対応の「SN-SV40c」がネット専売モデルという事もあり、「DRY-SV1050c」と価格がほとんど変わらない為、ネット通販で購入するのであれば、「SN-SV40c」の方をおすすめします。

ユピテル円筒型2018年エントリーコンパクトドラレコ「DRY-SV1050c」

WD300

WD300はフルハイビジョン、GPS内蔵のスタンダードな箱型のネット専売モデルです。

こちらも「SN-SV40c」が発売されるまではコスパ最高でかなり売れていたのですが、価格帯が近い「SN-SV40c」が出てきたことで人気ランキングでは圏外に飛んでいます。

個人的に「SN-SV40c」が安価でよく出来たモデルだと思いますので、GPS内蔵でなければダメ、と言う事でなければ「SN-SV40c」、または次の「DRY-ST1700c」を軸に考えた方が良いでしょう。

ユピテル通販モデルドライブレコーダー「WD300」のレビュー、評価

DRY-ST1700c

DRY-ST1700cはフルハイビジョンで水平138°の超広角の録画視野角を安価で実現したエントリークラスの箱型モデルです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ユピテル ドライブレコーダー DRY-ST1700c 取り寄せ商品
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横方向の視野が広い為、ドライブレコーダーの導入の目的が「事故の際の状況証拠の把握」と言う事であれば、箱型モデルとしてはこのモデルが最も実用性が高いように思います。

なお、ナンバー認識精度は高い方ではありませんので、駐車監視などには向いていません。

録画視野角水平138°のドライブレコーダー ユピテル「DRY-ST1700c」の実力を検証

ハイエンドモデル

ユピテルの非STARVISのドライブレコーダーのハイエンドモデルは、高精細のナンパー認識特化型「DRY-ST7000c」、SONY Exmorイメージセンサー搭載で駐車監視の利便性に特化した「DRY-6000d」の2系統に分かれています。

DRY-ST7000cDRY-ST6000d
17.01発売17.01発売
2560×1440/30fps/HDR
1920×1080/30fps/HDR
1920×1080/30fps/HDR
LED信号対応LED信号対応
録画視野角
水平120°
録画視野角
水平120°
microSD
付属16GB
microSD
付属16GB
microSD
最大32GB
microSD
最大32GB
GPS内蔵GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知常時録画+衝撃録画
手動起動自動起動
専用ケーブル
OP-E487
OP-VMU01
専用ケーブル
OP-CB5R
マルチバッテリー
OP-MB4000
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「DRY-ST7000c」

「DRY-ST7000c」は国内メーカーとしては初の「2560×1440」の高解像度に対応した超高精細モデルです。

水平視野角も120°とかなり広めで、精細感も飛びぬけて高く、更に本体がコンパクトなのが特徴です。

駐車監視については手動で動体検知を作動させますが(駐車中の衝撃検知はなし)、別途専用ケーブル、またはマルチバッテリーが必要です。

※色目は後述の「DRY-6000d」の方が全然綺麗です。

ユピテル「DRY-ST7000c」のレビュー、評価

「DRY-ST6000d」

「DRY-ST6000d」は解像度はフルハイビジョンですが、SONYのExmorイメージセンサーを搭載しており、景色の撮影もかなり綺麗ですが、最大のセールスポイントは駐車監視の利便性を極限まで追求している点です。

同じ2017年モデルと比べても色の表現が格別に良いですね。

また、駐車監視については専用のマルチバッテリーと合わせて運用する事で、GPSで登録したポイントでは自動的に駐車監視モードをキャンセルしますので(GPSが受信できる場所)、自宅などでの駐車監視の手動キャンセルの作業が不要になります。

家族で共用する車への搭載におすすめのモデルですね。

ユピテル「DRY-ST6000d」のレビュー、評価

全天球360°+360°モデル

ユピテルは2016年末から360°ドライブレコーダーの販売を開始しており、2018年末時点では以下の2モデルのラインナップとなっています。

Q-02cQ-01c
18.0?発売16.12発売
2560×1280/30fps/HDR2560×1080/30fps/HDR
CMOS 680万画素CMOS 200万画素
LED信号対応LED信号対応
録画視野角
180°×180°+180°×180°
録画視野角
180°×180°+180°×180°
SD付属16GBSD付属16GB
SD最大32GBSD最大32GB
GPS内蔵GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃録画常時録画+衝撃録画
自動起動自動起動
専用ケーブル
OP-CB5R
タイマーユニット
OP-VMU01
マルチバッテリー
OP-MB4000
専用ケーブル
OP-CB5R
タイマーユニット
OP-VMU01
マルチバッテリー
OP-MB4000
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

何れも機能面ではほぼ同様で、通常の360°モデルとは異なり、ダブルレンズでフロントガラス・リアガラスの上部まで視界に収まる点が、他社の廉価モデルとは大きく異なります。

出力解像度が「2560×1280」と低く、ナンバー認識がほぼ不可能である点が最大の泣き所です。(これは全ての360°ドライブレコーダーに共通)

最新モデルの「Q-02c」については、680万画素のSTARVIS対応イメージセンサーを採用し、再生ソフトで明るさを調整する事が出来ます。

360°の範囲を全て録画可能な為、事故の際の状況証拠の確保の面では最強ではありますが、液晶を搭載せず、WiFi通信も不可能な為、使い勝手はよろしくありません。

ユピテル「360°+360°」ドライブレコーダー2018年モデル「Q-02c」のレビュー、評価

ユピテルのドライブレコーダーのまとめ

ユピテルのドライブレコーダーは非常に種類が多いですが、ここで紹介しているモデルが主要モデルとなります。

逆にここで紹介していないモデルに関しては視野角が狭かったり、コストパフォーマンスの点で微妙ですので他は考えなくても良いと思います。

各カテゴリーともに一芸に秀でたモデルが多いので、自分に合うモデルが見つけやすいのではないでしょうか?

なお、レーダー探知機とのセットモデルは指定店舗専用品として「Z820DR」と言うモデルも発売されていますので、レーダー探知機も合わせて設置・入れ替えを検討している方には以下の記事もおすすめです。

ユピテル ドライブレコーダー+レーダー探知機「Z820DR」発売!!

ユピテルの各ドライブレコーダーの駐車監視の仕様や運用面の違いについては以下の記事でまとめています。

■ ユピテルのドライブレコーダーの駐車監視の仕様について解説!!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ 日本メーカー製のドライブレコーダー

■ ドライブレコーダーのメニュー

■ 初心者必見!ドライブレコーダーを選ぶ上で押さえておきたい7つの重要なポイント

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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