※2024年1月19日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
ケンウッドは日本の大手カーナビメーカとしては初めて自社ブランドのドライブレコーダーを開発し、2015~2016年の一時期には市場のNo.1人気メーカーになった事もある誰もが知っているメーカーです。
2カメラドライブレコーダーについては、自社カーナビ連動型モデルを先行して販売、その後2018年からはスタンドアローンタイプの製品の品揃えも増え、2021年以降にはスマートミラー型の品揃えも拡充しています。
現在の日本のドラレコ市場では最も知名度が高くブランド力も強力ですので、ケンウッドの製品の購入を検討されている方も多いと思います。
そのでこの記事では、ケンウッドが展開する2カメラドライブレコーダーと、カーナビ連動モデルについて特徴を解説します。
なお、ケンウッドの1カメラドラレコ、360°ドラレコ、スマートミラー型ドラレコについては別途以下記事にて解説しています。
廉価モデルの最新版だが、画質は微妙な「DRV-MR480」
「DRV-MR480」は、2022年以降に発売された最新規格の製品群の廉価モデルと言う位置付けの製品です。
廉価モデルとは言え、世代が新しいので高画質が期待されましたが、画質は凡庸で価格なりと言う結果です。
実勢売価は一つ上のグレードである「DRV-MR570」とほぼ変わりませんので、「DRV-MR480」を検討している方には「DRV-MR570」をおすすめします。
2カメラドラレコとしては最も優秀な「DRV-MR570」
画質面では他社と比べてイマイチな製品が多いケンウッドですが、2022年モデルの「DRV-MR570」だけは別格です。
本製品は従前からの課題であった、夜間の明るさが大幅に改善された上に、水平131°の超広角、強めのHDR補正による昼夜の白飛びの防止など、他社も含めての過去のどの製品よりも全体のバランスが良く、高画質な仕上がりとなっています。
従ってケンウッド製品から2カメラドラレコを選ぶなら、「DRV-MR570」一択と言っても良いでしょう。
高解像度のアッパーミドル「DRV-MR770/MR775C」
「DRV-MR770/MR775C」はフロントカメラが2.5Kの高解像度録画に対応した、前述の 「DRV-MR570」の上位モデルに当たる製品です。
「DRV-MR570」が予想以上の高画質であった為、期待が高まりましたが、高解像度に見合ったナンバー認識精度が確保できていない上に、街灯が少ない場所での明るさが全く確保出来ておらず、下位モデルの「DRV-MR570」を大きく下回る画質でした。
また、コムテック・セルスター・ユピテルの主力商品の保証期間が3年であるのに対して、ケンウッド製品は1年となっていますので、ケンウッドの製品なら一つ下の「DRV-MR570」、他社製品ならコムテックの「HDR801」、「ZDR045」、「ZDR035」辺りをおすすめします。
高解像度のフラッグシップモデル「DRV-MR870」
「DRV-MR870」は前後カメラが2.5Kの高解像度録画に対応した、ケンウッドの最上位のフラッグシップモデルです。
この製品もフラッグシップモデルと言う事で期待が高まりましたが、2.5Kとは思えないナンバー認識精度の低さである上に、街灯が少ない場所での明るさが全く確保出来ておらず、下位モデルの「DRV-MR570」を大きく下回る画質でした。
保証期間は3年ですが画質がイマイチですので、ケンウッドの製品なら一つ下の「DRV-MR570」、他社製品ならコムテックの「HDR801」、「ZDR045」、「ZDR035」辺りをおすすめします。
彩速ナビ連動型「DRV-MN970」
「DRV-MN970」は、KENWOODの彩速ナビ2022年モデル連動型の2カメラモデルです。
本機は極小カメラの3ピースタイプとなっており、カーナビ連動型なので既に彩速ナビの購入を予定している方向けのモデルとなりますが、仕様表を見る限り視野角も広めですので大外れという事はなさそうです。
まとめ
以上、ケンウッドの2カメラドライブレコーダーについてそれぞれのモデルの特徴を解説しました。
「DRV-MR570」は他社のどの製品よりも高画質ですが、保証期間が1年と短めなのがマイナス要素です。(コムテック・ユピテル・セルスターのこのクラスの製品は3年保証)
この点に納得できるなら、「DRV-MR570」を買いで良いと思います。
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