※2018年11月2日更新~リアのみSTARVIS対応2カメラモデル、ユピテル「DRY-TW9100d」について追記しました。

※2018年10月28日更新~STARVIS対応モデル、ユピテル「SN-SV40c」・「SN-TW80d」・「Q-02c」について追記しました。

ドライブレコーダーの導入目的を考える上で、純粋に事故の際の幅広い状況証拠を残す事を最大のポイントとして考えるなら、①視野角の広さと②夜間の明るさ、③白潰れや黒潰れへの強さを優先事項として考えるべきだと思います。

一方で駐車中や走行中の当て逃げ対策にも重点を置くのであれば、これらの3つのポイントに加えて、ナンバーの読み取り精度に影響する①精細感の高さと②文字のコントラストの強さが要求されるようになります。

ドライブレコーダーの明るさは、夜間のヘッドライトが当たっている部分に関してはどのモデルも問題のない認識能力ではあるものの、ヘッドライトから外れる部分(歩行者や自転車などの動き)や、リアスモークの掛かった後方については真っ暗に近い状態になってしまうものもあります。

このページでは夜間の運転が多く、事故の際の幅広い状況証拠を残したいと考えている人、または夜間の駐車監視の際に出来るだけナンバーの認識精度を上げたい、イタズラや防犯目的で駐車監視の動画も出来るだけ明るく撮影したい、と考えている人向けに「夜間の動画が明るく撮影出来るドライブレコーダー」を紹介します。

なお、明るさそのものは数値的な計測が不能ですので、ここでは原則としては毎回ベンチマークとして使用しているスタンダードモデルのケンウッド「DRV-320/325」を基準とし、このモデルよりもどれくらい明るく見えるかを私の感覚で判断し、ランキングを決定しています。

ただし、中には「DRV-320/325」発売以前の物や、グレードが全く違うものもありますので、そのモデルに関しては40台以上のドライブレコーダーの動画を比較してきた私の感覚8割になります。(あくまでも頭の中では「DRV-320/325」が基準にはなってます)

各モデルの紹介の際に合わせて動画も提示しますので、最終的には画像やリンク先の動画の見え方でご判断頂ければと思います。

なお、明るさについては標準の「DRV-320/325」をSS・S・A・B・C・D・EのうちのC級とし、SS・S級のドライブレコーダーのみを紹介します。

STARVIS対応ドライブレコーダーの夜間の明るさレベルSS級

2018年のドライブレコーダーのトレンドは、月明り程度の明るさでもかなり明るく撮影が可能な、SONYの星空撮影用の技術である「STARVIS」に対応した裏面照射型のイメージセンサー「Exmor R」を搭載した夜間の超特化型モデルです。

有名どころでは2018年の春にユピテルから「SN-SV70c」が発売され、徐々に「STARVIS」対応モデルが増えつつある状況となっています。

ここでは、この「STARVIS」対応モデルをSS級として、それよりもやや明るさが落ちるものをS級とします。

「STARVIS」対応モデルの特徴は、もともとある程度の光があるシーンではそれほど画面全体の明るさは変わらないものの、ヘッドライトの当たらない部分の明るさ、夜間の駐車場などの光が少ない場所での明るさが非「STARVIS」対応モデルとは大きく異なります。

ケンウッドの「DRV-320/325」とユピテルの「STARVIS」対応モデルでは、これくらいの明るさの差が出ます。

ユピテル「SN-SV70c」

「SN-SV70c」は2018年に発売されたWiFi対応、SONYの夜間撮影に特化したSTARVIS技術に対応した裏面照射型CMOSセンサーExmor Rを搭載したフルハイビジョンコンパクトドライブレコーダーです。

録画視野角は水平132°と、コムテック「HDR-352GHP/HDR-751G」、ケンウッド「DRV-830」と並び、現時点では最高レベルとなっていますので、昼夜を問わず抜群の状況証拠能力を発揮します。(以下画像左上)

反面、HDRによる補正は弱めの為、夜間の走行中には前方を走る車のナンバーが白潰れし易い傾向がありますので、全てがナンバーワンではありませんが、ドライブレコーダーに求められる最大の目的であろう、状況証拠と言う部分では僅差ではあるものの昼夜の総合力では最も高いと言えるクラスの1台です。

ユピテル WiFi対応 スーパーナイトビジョンドラレコ「SN-SV70c」のレビュー、評価

ユピテル「SN-SV40c」

ユピテルの「SN-SV40c」は、水平録画視野角115°、GPSとWiFi非対応の上述の「SN-SV70c」のエントリーモデルになります。(型番的には)

実機テストを行った感じでは「SN-SV70c」とは使用している筐体が異なり、画質的には別系統?と言っても良いくらい違っていました。

「SN-SV70c」の画質は「夜間はどんなシチュエーションでもとにかく明るい!」と言った味付けですが、ややぼやけたような画質である点、白潰れに弱い点、夜間のヘッドライト反射でナンバー読み取りが困難な点が問題点として感じられます。

「SN-SV40c」についてはその点が全て改善されており、それと引き換えにある程度以上明るい場所では、普通のドライブレコーダーとさして変わらない明るさとなっています。

暗所に移動すると「SN-SV70c」よりも早めに砂嵐のような高感度ノイズが入りますが、「SN-SV70c」をやや上回る様な明るさを確保しています。

ユピテル STARVIS対応エントリードライブレコーダー「SN-SV40c」のレビュー、評価

ユピテル「Q-02c」

ユピテルの「Q-02c」は680万画素のSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載した、360°×2の全方位の視野角を誇る全天球ドライブレコーダーです。

当機は液晶を搭載せず、WiFiにも対応していないモデルなので、再生は専用のPCビュワーでのみ可能となりますが、このビュワーで明るさを調整する事が可能です。

また、動画の出力解像度は「2560×1280」となっていますので、他の360°ドライブレコーダーと同様にナンバー読み取りはほぼ期待出来ませんので、ナンバー反射については気にする必要はありません。(笑)

白潰れ耐性はそこそこ高く、夜間も明るく映りますので事故の際の大雑把な状況を抑える目的であれば最強に近いモデルかと思います。

ユピテル「360°+360°」ドライブレコーダー2018年モデル「Q-02c」のレビュー、評価

ユピテル「SN-TW80d」

ユピテルの「SN-TW80d」は前後水平127°の録画視野角を誇る、2カメラSTARVIS対応の夜間特化型ドライブレコーダーです。

当機は液晶なしのWiFi対応モデルとなっており、他のユピテルの円筒モデルよりもやや細長いデザインとなっています。

動画の特長については「SN-SV70c」とは若干異なり、特性がややマイルドになったような印象です。

ユピテル STARVIS対応2カメラドライブレコーダー「SN-TW80d」のレビュー、評価

BLACKVUE「DR750S-2CH」

BLACKVUE「DR750S-2ch」は、フロントとリアに水平録画視野角116°でフルハイビジョンののSTARVIS対応のイメージセンサーと搭載した2カメラモデルです。

こちらは夜間が明るいだけでなく、液晶なしの円筒タイプで、WiFiでの操作や動画の再生が可能なほか、クラウドサーバーを介して遠隔操作で駐車監視の状況把握や、操作・動画の再生等が可能な先進性の高い多機能モデルとなります。

こちらも「SN-SV70c」と同様に、前方のナンバープレートへのヘッドライドの反射はキツイ部分はありますが、フルハイビジョンにしては精細感が高いので、昼間のナンバー認識精度は「SN-SV70c」よりもかなり高めになります。

夜間の明るさについてはヘッドライトの当たらない部分は「SN-SV70c」の方がほんの少し明るい気もしますが、それほど差は大きくないかと思います。(暗所では「DR750S-2ch」の方が限界は高いかも知れない)

また、リアについてはスモークが入った状態でも、非「STARVIS」モデルと比べるとダントツの明るさに映ります。

走行中と合わせて、夜間の当て逃げや防犯面でも最強の部類に入るドライブレコーダーです。

クラウド対応ドライブレコーダー BLACKVUE「DR750S-2CH」のレビュー・評価

セイワ「PDR800FR」

セイワの「PDR800FR」もフロント・リアに200万画素のフルハイビジョンのSTARVIS対応イメージセンサーを搭載した良モデルです。

このモデルは最近テストしたばかりですが、WiFi対応の液晶なしモデルで抜群の暗視能力を誇ります。(光源の少ない場所では、他のSTARVISモデルを1~2ランク上回る明るさでした)

暗所での駐車監視を前提に考えるなら、No.1の候補として検討すべきモデルかと思います。

セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

セルスター「CSD-790FHG」

セルスターの「CSD-790FHG」は前後の2カメラドライブレコーダーですが、フロントカメラにはフルハイビジョンのSTARVIS対応のイメージセンサーが搭載されており、リアについてはHDの非スタービスではあるものの、通常のリアカメラと比べると夜間の明るさは良好です。

水平録画視野角はフロント116°、リアが105°とそれほど広くはないものの、感圧式タッチパネル液晶を搭載し、microSDカードのメンテナンスフリー機能が付帯している為、操作性やメンテナンス性が高いのが最大の特徴となっています。

【フロント】

【リア】

セルスター2カメラドライブレコーダー「CSD-790FHG」のレビュー、評価

なお、セルスターからは「CSD-790FHG」以外にも1カメラモデルのSTARVIS対応モデル「CSD-750FHG」と言うモデルも発売されており、スペック表を見る限りはハードウェア構成は「CSD-790FHG」の1カメラ版と見て良さそうです。(こちらは未テスト)

セルスター2018年モデルドライブレコーダー「CSD-750FHG」

非STARVIS対応ドライブレコーダーの夜間の明るさレベルS級

S級で紹介する4モデルはSS級には若干劣るものの、他の一般的なドライブレコーダーとは一線を画した明るさの5モデルとなります。

基本的には低照度の限界を超えてくるとソフトウェアの補正ではどうにもならなくなり、イメージセンサーの性能へに依存度が高くなりますので、暗くなってくるとSTARVIS対応モデルとの差は大きくはなるものの、非STARVISモデルの中ではダントツに明るいモデルとなります。

ユピテル「DRY-TW9100d」

ユピテルの「DRY-TW9100d」はリアのみがSTARVIS対応の2カメラドラレコで、フロントに関しても非STARVISモデルの中ではおそらく最も明るいモデルであろうと思われます。

SS級とS級の間に位置する明るさなので、このクラスの中ではNo.1かと思います。

ぶっちゃけ、ヘッドライトが点灯している状態では街灯がない場所であってもSTARVISモデルと変わらないので、駐車監視が不要であると言う事であればこのモデルはかなりおすすめですね。

ただし、当機は液晶を搭載しないWiFiモデルなのでその辺りの好みはあるかも知れませんが…。

ユピテル2カメラドライブレコーダー「DRY-TW9100d」のレビュー、評価

コムテック「HDR-751G」「HDR-351/2系」

コムテックの「HDR-751G」「HDR-351/2系」は画質を比較した限りでは全く同一のレンズ・CMOSセンサー・補正プログラムが搭載されていると思われ、動画の面では見分けがつきません。

この系統のモデルはフルハイビジョンの解像度ではあるものの、水平録画視野132°を誇り、さらに強烈なHDR補正を入れる事で駐車の白潰れ・黒潰れに対する圧倒的な強さを誇っています。(以下画像右上)

夜間に関しては「SN-SV70c」に次ぐ明るさになっており、強い補正を入れている事でヘッドライトの反射にも強く、状況証拠とナンバー認識のバランスが取れた仕様となっています。(以下画像右上)

STARVIS対応モデルに比べると、低照度下では暗くなりますが、他のモデルに比べると随分明るいですね。

「HDR-751G」「HDR-351/2系」とでは、デザインと駐車監視の利便性が大きく異なり、「HDR-751G」の方が駐車監視の利便性に優れています。

コムテック 2018年モデルドライブレコーダー「HDR-751G」のレビュー、評価

コムテック「HDR-351H/HDR-352GH/HDR-352GHP」のレビュー、評価

コムテック「ZDR-015」

コムテックの「ZDR-015」は前後ともにフルハイビジョンの2カメラドライブレコーダーですが、フロントに関しては上記「HDR-751G」「HDR-351/2系」に準ずる強烈なHDR補正と、夜間の明るさを誇っています。(ナンバー認識精度は高くない)

録画視野角はフロント水平116°、リアは119°程度出ていますので、2カメラドライブレコーダーの中でもそこそこ録画視野角も広く、夜間の明るさについては、照度が落ちてくるとやや弱めな印象はありますが、ある程度以上明るい場所ではフロントはかなり明るい部類に入るかと思います。

【フロント】

リアについては光がそこそこある場所では明るいですが、光が少なくなってくると真っ暗になるのが意外と早いです。

【リア】

コムテック 2カメラドライブレコーダー「ZDR-015」のレビュー、評価

セルスター「CSD-670FH」

セルスターの「CSD-670FH」は録画視野角の面では水平116°と、グループ的には上から2番手の録画視野角の広さに分類されますが、夜間の明るさに関してはコムテックのコムテック「HDR-751G」「HDR-351/2系」とほぼ同等と言った印象です。

非STARVISではあるものの、SONYの上位グレードのイメージセンサーを搭載している為か、夜間はかなり明るめに撮影が可能です。

このクラスの他社モデルと比べると視野角がやや狭い代わりに、2.4インチと比較的大き目のタッチパネルを搭載し、microSDカードについてもフォーマットフ不要のメンテナンスフリーとなっていますので、機械系が苦手なユーザーに特におすすめのモデルとなります。

セルスターフォーマットフリードライブレコーダー「CSD-660FH/670FH」のレビュー、評価

THINKWARE「F770」

THINKWAREの「F770」は非STARVISではあるものの、SONYのExmorイメージセンサーの中でも比較的グレードの高いものを使用しており、暗い場所での限界性能が高い2カメラドライブレコーダーです。

水平録画視野角は、フロントが113~114°、リアが110°程度と2カメラドライブレコーダーの中でもそこそこ広めで、液晶なしのWiFi対応モデルとなっています。

夜間の明るさについては走行中も特に照度の少ない場所で明るく映り、駐車監視モード中にはスーパーナイトビジョンモードの設定をオンにする事で、非スタービスモデルの中では最高の低照度対応力を誇っています。

前後2カメラ SUPER NIGHT VISION対応 THINKWARE「F770」のレビュー、評価

ケンウッド「DRV-830」

ケンウッドの「DRV-830」は水平録画視野角132°、「2560×1440」の高解像度に対応したハイエンドモデルです。

白潰れや黒潰れに対する補正の方法は「HDR」との記載があるものの、複数の画像を合成すると言うよりも、全体的に明るさ・暗さのコントラストを落としたような印象でナンバー認識精度は通常の「2560×1440」よりも低くなっています。

夜間の明るさに関しては全体的には「HDR-751G」には劣りますが、暗い部分と明るい部分の差が少ない為、ヘッドライドの当たらない部分も比較的明るく映るのが特徴です。(以下画像左下)

昼夜ともに状況認識能力は「SN-SV70c」「HDR-751G」に比べて一格劣るものの、インターフェースが秀逸で初心者には非常に優しい作りになっているのが最大の特徴です。

ケンウッド 水平視野角132°の超広角ドライブレコーダー「DRV-830」のレビュー、評価

AUKEY「DR02/DR02D」

AUKEY「DR02/DR02D」は同一のフロントカメラを採用する1カメラ/2カメラモデルです。

価格帯的にはダークホース的な1万円以下~1万円台前半となりますが、この価格帯では考えられない位に優秀なバランスのモデルです。

録画視野角は水平108°程度で標準+αではあるものの、SONYのExmor IMX323 CMOSセンサーの能力を最大限に引き出す周辺パーツとソフトウェアで、スーパーハイエンドモデルに負けず劣らずの夜間の明るさを実現しています。(以下画像左上)

場合によっては地デジに及ぼすノイズがかなり強く出るようですがフェライトコアなどの設置で軽減される事はあります。

AUKEYドライブレコーダー「DR02/DR02D」の修正モデル発売

夜間が明るいドライブレコーダーのまとめ

以上、最近のドライブレコーダーのトレンドであるSTARVIS搭載モデルと、非対応モデルの中でも明るさに相当優れたモデルを14機種紹介しました。

以前はS級の下のA級まで紹介していましたが、S級とA級の差がかなり大きいので、今回はドライブレコーダーマーケットの最新情勢に合わせて、思い切ってA級については削除しています。

それくらいここで紹介しているモデルは夜間が明るいので、夜間が明るめのモデルを探している方はこの中から選べば間違いないかと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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