※2019年12月21日更新~2020年向けに内容を見直しました。

ドライブレコーダーは事故や事件、当て逃げの被害に遭った時の証拠を押さえてナンボのガジェットですが、最近のドライブレコーダーは一昔前と比べると明るくなり、夜間の撮影能力が格段に向上しているものが増えています。

例えば一般的な明るさのケンウッドのエントリースタンダードモデルである「DRV-340」と、明るさに特化したユピテルの「SN-SV40c」のヘッドライトの端っこ辺りの明るさを比べてみるとその差は歴然です。

道路の端の自転車や歩行者、または動物などの急な進路変更や飛び出しを回避する為の急ブレーキや急ハンドルにより事故に至ったようなケースではその原因が過失割合に及ぼす影響も大きくなりますので、夜間の撮影時には歩道側の様子もしっかり撮影出来るドライブレコーダーを選びたいところです。

なお、ドライブレコーダーには物理シャッターがありませんので、明るさの調整はソフトウェアにより光に対する感度を上げるISO感度、シャッタースピードの調整などで行いますが、ハードウェアであるレンズやイメージセンサーの性能によって絶対的な限界値が変わってきます。

最近の流れではF値1.2~1.8程度の明るさのレンズに、SONYの暗視に特化したSTARVIS技術に対応したイメージセンサーを搭載すると言う、ハードウェア部分での強化が目立っていますが、STARVIS機でもソフトウェアで明るさを抑えている製品も存在しますので、製品のスペックだけで実際の明るさが分かりにくい状況です。

そこでこの記事では、実際に夜間撮影の比較テストを行った結果をもとに、2020年向けに夜間の撮影能力に特化したドライブレコーダーについて、1カメラ・2カメラのカテゴリー別におすすめモデルをご紹介します。

それぞれのモデルに対しては、明るさの目安を①市街地、②ヘッドライトのみ、③ヘッドライトオフ、の3つの状況下についての数で表現しますが、市街地の街灯が多い場所では明るさ絞り、暗所では明るさを開放する制御が入っているモデルもありますので、モデルごとに①~③の評価が逆転するケースもあります。

ベースはケンウッドの「DRV-340」とし、この製品の明るさの評価は以下の通りとします。

①市街地~

②ヘッドライトのみ~

③ヘッドライトオフ~

1カメラドライブレコーダー

1カメラのドライブレコーダーの夜間特化型STARVIS対応のおすすめモデルは次の3モデルになります。

①ユピテル「SN-SV70c」

②ユピテル「SN-SV40c」

③VIOFO「A119V3」

ユピテル「SN-SV70c」

ユピテルの「SN-SV70c」は2018年3月に発売された、日本メーカーとしてのSTARVIS初期モデルです。

録画視野角は水平132°、GPS内蔵の200万画素、WiFi対応という仕様ですが、初期モデルだけあってヘッドライトが当たった先行車のナンバーが読み取り不能になり易いと言う問題があり、賛否が激しく分かれています。

①市街地~★★★★

②ヘッドライトのみ~★★★★★

③ヘッドライトオフ~★★★

発売当初はかなり衝撃的な明るさでしたが、同社の後のSTARVISモデルは市街地での明るさを絞る傾向が強くなっています。

ユピテル WiFi対応 スーパーナイトビジョンドラレコ「SN-SV70c」のレビュー、評価

ユピテル「SN-SV40c」

ユピテルの「SN-SV40c」は「70c」の廉価モデルで、おそらくハードウェア的には下のグレードのものが使用されているものの、ソフトウェアによる明るさのバランス調整のさじ加減を変更した事で、よりバランスタイプとなっています。

録画視野角は水平115°、GPSには非対応の200万画素と言うエントリーな構成ですが、市街地での明るさを上げ、暗い場所では逆に明るくなるような調整が入っています。

①市街地~

②ヘッドライトのみ~★★★★★

③ヘッドライトオフ~★★★★

ユピテル STARVIS対応エントリードライブレコーダー「SN-SV40c」のレビュー、評価

VIOFO「A119V3」

VIOFOの「A119V3」は400万画素のSTARVISセンサー「IMX335」を搭載した、「2560×1600」の高解像度と夜間と明るさを両立したGPS対応のハイエンドモデルです。

録画視野角はやや狭めの水平95°程度ですが、4Kに肉薄する抜群のナンバー読み取り精度を誇ります。

夜間の撮影能力はヘッドライトのみでの走行時の明るさを最も重視し、暗視能力はそれほど高くはありませんが、STARVISセンサーの中ではヘッドライトが当たった先行車のナンバーの読み取り能力は高めになっています。

①市街地~★★★

②ヘッドライトのみ~★★★★★

③ヘッドライトオフ~★★

400万画素STARVISドラレコ VIOFO「A119V3」の実機レビューと評価

2カメラドライブレコーダー

2カメラドライブレコーダーの前後に夜間特化型STARVIS対応のイメージセンサーを搭載したおすすめモデルは次の3モデルになります。

①ユピテル「SN-TW80d」

②セイワ「PDR800FR」

③VIOFO「A129 Duo」

ユピテル「SN-TW80d」

ユピテルの「SN-TW80d」は前後に200万画素のSTARVIS対応イメージセンサーを搭載した、GPSとWiFi対応の円筒型2カメラドライブレコーダーです。

前後の録画視野角が水平127°+127°と2カメラドラレコの中でもトップクラスの広さで、夜間の見え方については市街地での明るさを若干絞ったバランス型となっている為、暗視能力はやや抑えられています。

①市街地~★★★

②ヘッドライトのみ~★★★★★

③ヘッドライトオフ~★★

ユピテル STARVIS対応2カメラドライブレコーダー「SN-TW80d」のレビュー、評価

セイワ「PDR800FR」

セイワ「PDR800FR」は前後に200万画素のSTARVIS対応イメージセンサーを搭載した、GPSとWiFi対応の平型2カメラドライブレコーダーです。

録画視野角は水平107°+105°と控えめですが、ユピテル製品よりも暗視能力が高く白飛びにも強いのが特徴で、さらに駐車監視ナイトビジョンモードをアクティブにする事で、駐車監視中の暗視能力がさらに一格上がると言う超暗視型の特性となっています。

①市街地~★★★

②ヘッドライトのみ~★★★★★

③ヘッドライトオフ~★★★★

セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

VIOFO「A129 Duo」

VIOFO「A129 Duo」は前後に200万画素のSTARVIS対応イメージセンサーを搭載した、GPSとWiFi対応の平型2カメラドライブレコーダーです。

特性的には「PDR800FR」に非常に近く、録画視野角は水平107°+101°と控えめですが、ユピテル製品よりも暗視能力が高く白飛びにも強いのが特徴です。

性能と価格のバランスを考慮したコスパでは最も高い2カメラSTARIVSモデルと言えるでしょう。

①市街地~★★★

②ヘッドライトのみ~★★★★★

③ヘッドライトオフ~★★★★

暗視能力は軽くユピテルを超えた!?前後STARVIS2カメラドラレコ VIOFO「A129 Duo」のレビュー、評価

まとめ

以上、夜間が明るく撮影できるドライブレコーダーを6つご紹介しました。

特に夜間の運転が多く、街灯が少ない田舎道を走行する機会が多い人におすすめのモデルです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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