※2019年1月11日更新~現状に合わせて内容を見直しました。
このページでは液晶なしのコンパクトタイプのレーダー探知器を紹介しています。
レーダー探知機と言えば、もともとは取締りの際に発せられるレーダー波を探知して警報をだす物が多かったのですが(何十年前の話だ?)、警察の取締りに使用される機器も多様化し、2点間の通過時間で速度を割り出す光電管式の取締などはレーダー波を出さない為に探知が出来ません。
このような取締方式に対してはGPS情報と付け合わせを行い、警報を発するレーダー探知機が有効で、現在では非GPSタイプのモデルは絶滅寸前になっています。
GPSレーダー探知器は、液晶を搭載して取締りポイントと自車の位置関係を音声だけでなく視覚的に示してくれるたり、車両情報を表示してくれるなど趣味の機能も充実していると言うメリットがあります。
液晶タイプのレーダー探知機の中では、ユピテルから「霧島レイ」モデルなど、萌え系のレーダー探知機なども販売されていますね。(笑)

ただ、これらの液晶モデルはダッシュボードの上に設置すると運転の邪魔と感じたり、車内インテリア的に鬱陶しいと感じる人もいると思います。
そんな人の為にこのページでは液晶を搭載しないコンパクトなレーダー探知機を紹介します。
なお、「目立たない」という部分に主眼を置くのであれば、ミラー型やスマホ連動型のレーダー探知機もありますので、目的に応じて以下のリンクも参照してみて下さい。


もくじ(クリック・タップで移動できます)
液晶なしのレーダー探知器のタイプ
一括りに「液晶なしのレーダー探知機」と言ってもその中にはいくつかのタイプが存在します。
大きく分けると次の3つのタイプになります。
- GPSデータを搭載してそれに基づいて警報を発するタイプ(レーダー波探知なし)
- GPSデータは搭載せずにレーダー波の探知だけで警報を発するタイプ(ぜつめつ危惧種の昔のレーダー探知機)
- 液晶ありのモデルと同様にGPSとレーダー波の探知の両方で警報を発するモデル
GPSデータだけで警報を発するモデル
このタイプはスマホの無料オービスアプリなどと同様に、GPS情報に基づいてのみ警報を発します。
従ってGPSに登録されていない新しい取締りポイントでは、それが仮にレーダー式の取締りだったとしても全く反応しません。
現状ではセルスターから販売されている「GR-81/B」「GR-82/W」のみとなっています。(色違い)
厳密にはレーダー波を検知する訳では無いので、レーダー探知機ではなくGPSレシーバーと書かれていますね。
単体ではレーダー波を探知しない為、スピード違反の取り締まりの回避を目的とするには心許ない部分がありますが、次で紹介する、レーダー波の探知の警報のみを発するモデルと組み合わせる事で、オールレンジで対応可能になります。
レーダー波の探知だけで警報を発するモデル
私が若いころの大昔はこの手のレーダー探知器が主流でしたが、現状ではユピテルから1モデル、セルスターから2モデルが販売されています。
ユピテルのA1はソーラー電池式で満充電から30時間の使用が可能ですが充電切れの場合にはシガーソケットからの充電も可能となっています。
無線の受信は不可ですが、セルスターの「ALPHA-F5V」については、350.1Mh無線やその他合わせて14種類の無線が受信可能です。
単体での使用ではお守り以下かも知れませんが、上記の「GR-81/B」やスマホのGPSによる警報を行う無料アプリなどと合わせて使用すると、それなりに力を発揮してくれるでしょう。
GPSとレーダー波の両方の警報を発するモデル
このタイプはコムテックから1モデルだけ発売されています。
コムテックの「ZERO 105L」は2018年9月に発売された液晶なしタイプのレーダー探知器シリーズの中では最新モデルで、2015年以来のモデル更新となります。
GPSデータ的には他の2018年モデルに準じており、小型移動オービスのレーダー波の探知とGPSデータについても収録されています。
また、収録されてるGPS・取締データ数に関しても、16.万/6.0万件となっており、液晶ありのスタンダードな一体型のレーダー探知機と比べても遜色ない豊富さです。
加速度センサーとOBDⅡ接続にも対応していますので、トンネル内などのGPSを補足できない場所でもそれなりに高い精度で警報を行ってくれると思います。(液晶がないので各種車両情報の表示は出来ません)
デザイン的にもなかなかスタイリッシュだと思いますので、車内に出来るだけ余分なものを置きたくない人には「ZERO 105L」が最も実用的で無駄がない為、おすすめですね。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
液晶無しのレーダー探知機に
興味があります。
コムテックさんの100Lの後継機や
セルスターさん、ユピテルさんで
検討開発していないですかね?
・データ更新は無線LAN対応
・各種設定はスマホでする
こんなのがあれば
個人的には売れると
思うんですが。
モモノモ様
過去にコムテックがRadar Phoneというものを発売しているのですが、OSのアップデートの際の不具合や動作の安定性のサポートが難しいようです。
http://car-accessory-news.com/radar-smart/
要はコスト対効果の部分で、もともとIT企業ではないメーカーがおそらく外注でソフトウェアの開発とメンテナンスを行い、その割には本体の価格が安く一体型よりも儲からない…という状態なのかと思います。
どちらかというと、IT企業がレーダー探知機市場に参入してレーダー探知ユニットをOEM生産して販売した方が良さそうですね。
まあ、レーダー探知市場自体が右肩下がりなので、敢えてこのゾーンに積極的に入ろうとする企業は少ないのかも知れません。