レーダー探知機を選ぶ上でのポイントはいくつかありますが、オービスや取締り地点が地図上に表示されるフルマップレーダースキャンと言う機能を重視される方もいらっしゃると思います。
この機能の必要性については個々で見解が割れるところではありますが、レーダー探知機の警報は進行方向の正面だけではなく、その先の交差点を右左折した場合の経路に関しても発報対象となります。
フルマップレーダースキャンスキャンがないモデルの場合には、どのポイントに対しての警報なのかが分かりにくく、自分に関係のないポイントまで必要以上に気を配る必要性が生じますので、あればあるに越した事はない機能ではあると思います。
この記事では各社の2019年モデルのレーダー探知機のうち、フルマップレーダースキャン機能を搭載したモデルについてご紹介します。
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ユピテル・コムテック・セルスターのレーダースキャン機能の違い
2019年モデルではフルマップレーダースキャン機能が搭載されているのはユピテル、セルスターのみとなり、コムテックについてはフルマップ対応モデルは2017年モデルの「ZERO 903VS」以降は更新されておらず、このモデルは基本設計が2016年以前のモデルと同等であった為、不発に終わっているようです。

ユピテルのフルマップレーダースキャン機能機能
ユピテルのフルマップレーダースキャン機能は、もともと同社がポータブルナビも開発している事もあり、地図デザインが洗練されており、非常に見易いと言う特徴があります。
カーナビのように地図がエリアで色分けされているのがポイントですかね。
また、地図の見易さを重視している為、昼夜別の配色が用意されています。
個人的な好みを言えば、私はユピテルの地図の配色が好きです。
フルマップ対応モデルについては、エントリーモデルのL40(2018年)を除いてすべてのグレードで実装されています。
ユピテルのレーダー探知機については、2017~2019年モデルの年次ごとの更新ポイントを含めて以下の記事でご説明していますので、型落ちモデルの価格の動向などをチェックしてみて下さい。

セルスターのフルマップレーダースキャン機能機能
セルスターのフルマップレーダースキャン機能は、ユピテルのようなエリア別の配色などはなく無機質なものとなっています。
まぁ、運用上は得に問題はないですが、地図の縮尺を上げるとかなりゴチャゴチャした見え方になり、私はこの見え方が苦手です。(まぁ、好みですが)
フルマップ対応モデルはASSURAの「AR」で始まるスタンダードグレード以上となります。
セルスターのレーダー探知機については、2017~2019年モデルの年次ごとの更新ポイントを含めて以下の記事でご説明していますので、型落ちモデルの価格の動向などをチェックしてみて下さい。

コムテックのレーダースキャン機能
コムテックの2018~2019年モデルではフルマップレーダースキャン機能を搭載したモデルは存在せず、レーダースキャンは以下のような表示となります。
地図なしの方角と距離のみの表示となりますので、土地勘がない場所ではどの経路に存在するポイントなのかが分かりにくいと言うデメリットがあります。
以下のような形で警報リストを表示させる事も可能ですが、これが走行経路上に存在するものなのかどうかが分かりません。
ただ、そもそもフルマップ表示が必要かどうかは好みの問題もありますし、コムテックのレーダー探知機は他の機能面を考えるとコスパの面では特に型落ちモデルがお買い得になっています。
コムテックのレーダー探知機については、2017~2019年モデルの年次ごとの更新ポイントを含めて以下の記事でご説明していますので、型落ちモデルの価格の動向などをチェックしてみて下さい。

フルマップ表示対応のレーダー探知機のまとめ
以上、2019年3月時点での各社のレーダー探知機のフルマップレーダースキャン機能の対応状況と特徴についてご紹介しました。
レーダー探知機を選ぶ上ではそれほど優先されがちな機能でもないですが、あれば便利、見易いとなお良し!と言ったところですね。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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