※2020年7月28日更新~他社2020年モデルとの比較を行いましたので内容を大幅に見直しました。

こんにちは!Omiです。

「LS700」は2019年10月に発売されたセパレートタイプのレーダー&レーザー探知機で2020年夏までのテスト結果を踏まえても現行モデルとしては最もおすすめ出来る製品です。

この記事では2019年秋から2020年夏までに実施した「LS700」と他社競合モデルとのテスト結果をもとに「LS700」のおすすめポイントについて解説します。

「LS700」の特徴

ユピテルのレーザー対応のレーダー探知機は、2019年春にレーダー受信部が平面となった第一世代の製品群が発売されていますが、「LS700」はレンズ剥き出しで探知距離が長いエスフェリックレンズを採用している第二世代に当たります。

LS700
19.10発売
3.6型モニター
静電式タッチパネル
自動更新OP
情報共有OP
フルマップレーダースキャン
可搬式・半可搬式識別探知
レーザー光線照射探知
無線受信
GPS16.2万/取締5.7万

LS300/G103/A350α/WR70などの第一世代

 

LS700/LS310/GS203/A360αなどの第二世代

ユピテルの製品は同じハードウェアスペックでも販路によって型番や価格が違うので少々ややこしいのですが、第二世代のエスフェリックレンズを搭載した製品には次の8型番が存在します。

①「LS700」~一般向けのセパレート

②「LS70a」~amazon向けのセパレート

③「Z900L」~指定店向けのセパレート(アンテナ部を天吊り・ルームミラー取付用のステー付属)

④「Z830DR」~「Z900L」+「ドラレコ」+「OKITE」

⑤「LS310」~特定カー用品量販店向けの一体化

⑥「GS203」~一般向けの一体化

⑦「A360α」~ウェブ専売の一体化

⑧「LS10」~スタンドアローンのレーザー探知ユニット

これら8つの製品に共通採用されているエスフェリックレンズの特徴は「レーザー光の探知距離が従来比の3倍になった点」であるとメーカーに謳われています。

また、「LS700」を含むセパレートタイプの製品はその「セパレート」形状そのものに大きなメリットがあります。

…と言うのは従来のレーダー探知機の設置場所は運転席右側のダッシュボード上が一般的で、このように液晶部分を運転席側に傾けている方が多かったのですが

レンズ部分を進行方向の正面に向ける事を要求される一体型のレーザー対応モデルの場合には、この設置方法は基本的にNGです。

また、取締のレーザー光は障害物に対する貫通力はほとんどありませんので、ダッシュボードの盛り上がりによってレンズ前が遮られてはいけませんし、かと言って以下の写真のような配置にすると運転の邪魔になってしまいます。

セパレートモデルの場合にはアンテナ・液晶部分を自由に配置しやすくなりますので、レーザー光を受信しやすい位置にアンテナを設置した上で液晶も見やすい位置に見やすい角度でセットする事が可能です。

レーダー探知機の取り付け位置・場所にはどこが良い?

第一世代の「LS300」「A350α」のレーザー探知能力は3社で最低だった

「LS700」登場前の2019年10月15~18日の期間に実施した大阪のレーザー式固定オービスでの第一世代である「A350α」のレーザー受信テストでは、「A350α」が他社品に比べて探知距離がやや短いと言う結果が出ています。

また、小型オービスのKバンドの誤報もやたらと多いのが「A350α」の特徴でした。

「LS700」では「A350α」の2つの弱点が克服されています。

「LS700」のセット内容とデザイン

「LS700」のセット内容はこちらの通りです。

①液晶筐体

②アンテナユニット

③シガー電源ケーブル

④直結電源ケーブル

⑤ステー&両面テープ類

⑥取扱説明書

液晶筐体

液晶筐体部分は、アンテナやGPS類を内蔵しない為、一体型と比べるとかなりの薄型です。

一体化モデルのA350αと比べるとこれくらいの差があります。(手前LS700)

アンテナ部分

アンテナ部分はレーザー・レーダー受信機・GPSアンテナが一体化したものなので思ったより大きいです。

無線LANカードのセットアップ

本来は無線LANカードは専用品を使用する事になっていますが、専用品は割高なので毎度の事ではありますが安価な東芝のFlashAirを使用しました。

今回は家に転がっていた旧世代の8GBのFlashAirを使っています。

使用手順はレーダー探知機に挿さっているカードのデータを丸ごとPCに保存、それをFlashAirにコピペします。

この方法で特に不具合は出ていません。

ユピテル・コムテックのWiFi対応レーダー探知機で社外無線LAN SDカードを使う方法

車内への取り付け

初回はとりあえず仮設置と言う事で、リーフにA350αと合わせて取り付けました。

後で外すのですごく適当です。

それぞれのユニットの接続はこのような形になっています。

※社外品ではありますが、このようなステーを使ってアンテナ部を底上げ・天吊り方式で設置する事も可能です。

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※ガラスにステーを貼るのは保安基準的にNGだそうなので、ガラスと屋根の境界線の黒い部分に貼る。

インターフェイスについて

インターフェイスや操作系については「A350α」と全く同じで、個人的には過去のユピテル機、他社の現行機の中で最も良いと感じます。(右がLS700)

なぜかと言うと、ユピテルはリモコンを廃止して久しく操作系が静電式タッチパネルに統一されていますので、インターフェイスがタッチパネル用に最適化されています。

※他社リモコンモデルと共用

インターフェイスの詳細については「A350α」の時にレビューしています。

レーザー式取締り対応のユピテルレーダー探知機「A350α」の実機レビュー

「A350α」との比較~小型オービスのKバンドの受信と誤報の状況について

とりあえず…ではありますが、GPS警報を切った状態で埼玉県北本市にあります固定式小型オービスの受信状況をA350αと比較してみました。

2回テストを行いましたが、2回とも若干ではありますが「LS700」の方が早いタイミングで警報が鳴っています。

※制御が変わっているのか、セパレートタイプであるからなのかは分かりません。

レーダー受信強度のカスタマイズ

Youtubeの視聴者の方から教えて頂いたのですが、「LS700」のメニューには警報するレーダーの強度・速度がカスタマイズできるとの事です。

【LS700】

【A350α】

こんな感じで速度と強度をそれぞれ設定できます。

今回はレベル2以上の警報の設定でKバンドの受信テストをして欲しいと言う要望を頂いたので、i以下設定で北本市の小型オービスで受信テストを行いました。

①A350α:スーパーエクストラ(最高感度)

②LS700:0km/レベル2以上

ついでにこの設定で40kmの行程での誤報テストも行っています。

結果はこちらの通り

レベル2以上の設定でも「A350α」と同じ位置でKバンドの警報が鳴っており、誤報は10%未満に減っています。

この設定ならおそらく誤報もコムテックの「ZERO 807LV」より少なく、Kバンドの探知距離はそれを上回る可能性が高くなりました。

2020年に実施したテスト結果

2020年7月には他社の最新機種と合わせて24.1GHzの小型オービスのレーダー波、レーザー式の取締受信状況、誤報の出方についてテストを実施しています。

24.1GHzのセンシスSSSでの計測結果

セルスターの製品は小型オービスの24.1GHzを受信することは出来ませんので、「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」との比較になります。

結果はこちらの通りです。

※2020年7月26日までの集計データで、「LS700 L1以上」6回、「LS700 L2以上」13回、「ZERO 807LV」9回、「ZERO 808LV」20回計測の平均値です。

なお、セパレートである「LS700」は構造上の問題で同世代の一体型「A360α」とは異なる挙動を示しており、「LS700」の方がKバンドの探知距離が長いと言う結果が出ています。

ユピテル一体型レーザー対応レーダー探知機「A360α」「LS310」「GS203 」「Z110L」の実機レビューと評価

レーザー式取締機に対しての警報の出方について

こちらに関しては「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」「AR-W86LA」「AR-7」「LS10」「AL-01」との挙動を大阪府内の固定式取締機4台にて比較しました。

結果はこちらの通りです。

【2020年】最新版 レーザー探知機のオービス・小型オービス受信比較テスト

平均値ではコムテックの「ZERO 807LV」に若干及びませんが、同世代の「LS10」と合わせて高い探知能力を確認する事が出来ました。

同じ仕組みの「LS10」とほとんど探知距離が変わらないのも安定感の証だと思います。

対レーダー・レーザーの誤報の状況について

誤報テストに関しては電磁波干渉による影響を出来るだけ少なくする為、24.1GHz帯を受信しないセルスターの製品は除外し、「LS700」「ZERO 807LV」の3機種での比較を行っています。

結果はこちらの通りです。

都内テスト往路復路
LS700(最高)-42回-
LS700 L2以上--13回
ZERO 807LV55回29回24回
ZERO 808LV58回31回27回

【2020年夏版】「ZERO 909LS」「LS700」「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」の都内での誤報テスト結果

「LS700」の総評

2020年夏までの「LS700」のテスト結果をまとめるとこちらの通りとなります。

 10キロあたりの誤報回数24.1GHz探知レーザー探知
LS700(最高)6.1回178m276m
LS700 L2以上2.3回122m
ZERO 807LV4.2回86m295m
ZERO 808LV4.5回118m223m

①レーザー探知距離は「ZERO 807LV」よりも5%程度短いが業界全体から見ると非常に高レベル

②Kバンド探知距離はレベル1以上の警報設定ではダントツで単独最高、レベル2以上の警報設定でも「ZERO 808LV」よりもやや長い

③10km当たりの誤報はレベル1以上の警報設定では6.1回と非常に多いが、レベル2以上の警報設定にすると2.3回と最も少ない

結論としては導入コスト、ランニングコストを考慮しないのであればユピテルの「LS700」一択、ネットでは「LS70a」がおすすめです。

次点ではコムテックの「ZERO 807LV」の方がレーザー探知距離が長く、価格も安いのでコムテックの製品であれば「ZERO 707LV」「ZERO 807LV」のいずれかがおすすめとなります。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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