【2021年版】実機レビューの結果に基づくおすすめレーダー探知機

※2021年6月28日更新~2021年上半期のテスト結果を踏まえて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

この記事では初めてレーダー探知機の購入を検討している方、または久しぶりレーダー探知機の機種変更を検討している方向けに、2021年6月時点での最新情勢を踏まえて、レーダー探知機を選ぶ際に考えておきたいポイントついてご説明した上で、2021年のおすすめモデルをご紹介します。

ここ数年でのレーダー探知機の多機能化に加えて、比較的新しい機種でしか探知が出来ない取締方式も増えてきましたので、ぜひそう言った部分にも注目して下さい。

なお、LaBoon!!では他社メディアとは異なり、過去2年間に及ぶ継続的、かつ定量的な実機での受信テスト、誤報テストの結果に基づいておすすめモデルを選定しており、雰囲気や何となくのイメージで適当におすすめしている訳ではありません。

各種の比較テスト結果のソースはこの記事の後半で公開しています。

  1. レーダー探知機の取締回避機能
  2. レーザー探知距離の傾向
  3. レーダー探知距離の傾向
  4. 誤報の多さについて
  5. レーダー探知機のその他の付加機能
    1. WiFi通信機能
    2. フルマップレーダースキャン機能
    3. 静電式タッチパネル操作
    4. ドラレコ連動機能
  6. 2021年のおすすめモデルはコムテック一択
  7. 唯一「ZERO 709LV」「ZERO 809LV」に実装されていない機能
  8. 型落ちや下位モデルも検討すべきか?
    1. ユピテル2019年モデル「LS700」の世代の製品群
    2. コムテック2019~2020年モデル「700~800系」
    3. セルスターの2017~2020年モデルはおすすめしない
  9. ライトユーザー向けのGPSレシーバー
  10. まとめ
  11. 2021年6月のレーザー受信テスト
      1. 枚方のレーザー式固定オービス
      2. 豊中のレーザー式固定オービス
      3. 吹田のレーザー式固定オービス
      4. 阪南のレーザー式固定オービス
    1. 今回16回計測の平均値
  12. 2021年6月のKバンド受信テスト
  13. 2021年6月の誤報テスト
  14. 「LSM-310」新型レーザー式オービスの各社製品の受信状況
    1. 新型レーザー式オービス「LSM-310」はほぼ探知不能と言う話
    2. 官僚の利権への執着って凄いですね!
    3. 取り締まられる側にとってはMSSSの方が脅威です!
    4. コムテックのレーダー探知機による「LSM-310」受信動画
    5. ユピテルのレーダー探知機による「LSM-310」受信動画
    6. セルスターのレーダー探知機による「LSM-310」受信動画

レーダー探知機の取締回避機能

レーダー探知機を購入されている方は、警察のスピード違反の取締への対策を主な目的として考えられていると思いますので、まずは最重要ポイントである取締回避機能について解説します。

現在主流となっているGPSレーダー探知機は、次の2つの機能によってドライバーに注意を促し、取締を回避させます。

・オービスやネズミ捕りなどの警察の取締りの際に発せられる「レーダー波」「レーザー」を探知(受信)して警報を発する機能
・GPS登録ポイントに基いて、過去に取締りが行われた地点の周辺で注意を促す機能

レーダー探知機の主要メーカーであるユピテル・コムテック・セルスターとも、基本的なこの仕組みは同じです。

レーザー探知距離の傾向

数年前から本格的にな運用が開始された移動式の小型オービスには、①東京航空計器製のレーザー式と、②スウェーデンのセンシス社製のレーダー式の2種類が存在していますが、各社の2021年モデルではいずれもレーザー式の取締を受信可能となってます。(最近は首都高などで探知機で一切受信出来ない光電管式の小型オービスのテストも行われているよう)

なお、レーザー式の取締の探知は各社の2019年モデルから実装されていますが、2021年現在ではレーザー受信部の仕組みが進化しており、受信距離が伸びています。

※以下、LaBoon!!による過去の計測値の平均

・ユピテル2021年モデル:16回計測の平均330m
・コムテック2021年モデル:16回計測の平均328m
・セルスター2021年モデル:16回計測の平均246m

 

2021年6月版 レーザー探知テスト AR-33、ZERO 709、LS710

ただし、高低差の大きい道路、左右のカーブがある道路の場合には極端に探知距離が短くなるほか、2021年から各都道府県警に導入が進んでいる最新式のレーザ式小型オービス「LSM-310」については、その仕様がレーダー探知機メーカーとしても完全に掴めている訳ではないようで、現状では受信が確認出来たケースはあるものの、レーダー探知機メーカーから①探知距離が極端に短くなったり、②今後受信できなくなる可能性がある、旨も示唆されています。

※「LSM-310」への対応はユピテル・コムテック・セルスターの3社の製品とも2021年モデルの自社製品での受信動画をアップロードしています。詳細はこの記事の最後を参照

レーダー探知距離の傾向

レーダー式の取締りは古くからズミ捕りなどで使われて来ましたが、最近はレーダー式の小型オービスの配備が進んでおり、こちらの2種類の周波数が使用されています。

・従来型のネズミ捕り、固定オービスで使われているXバンド
・2016年から小型オービスでの運用が開始されたKバンド(24.15GHz)

このうち、従来式のXバンドのレーダー波に関しては、各社の製品とも3~500m手前付近から警報するなど、探知距離は安定して長くなっていますので、これはレーダー探知機を選ぶ上での差別化ポイントにはなりません。

一方でレーダー式小型オービス(センシス社のMSSS)で使用されるKバンド(24.15GHz)については、2020年モデルまではユピテル・コムテックの2社の製品しか受信出来ませんでした。(セルスターは2021年モデルから受信対応

・ユピテル2021年モデルL2以上警報設定:平均158m
・コムテック2021年感度HIGH:平均298m
・セルスター2021年モデル:平均296m

※ユピテルのL1以上警報設定は、誤報が多過ぎるので推奨せず

誤報の多さについて

レーダー探知機は従来から自動ドアのセンサーなどに反応して誤警報が出る事がありましたが、2017以降のKバンド(24.15GHz)の受信に対応した製品では、自動販売機の動体検知で使用する電波、マツダ車などで使われる安全装備の電波も誤警報として拾うようになってしまい、全体的に誤報がかなり増えました。

※Kバンド(24.15GHz)を受信出来ない2020年モデルまでのセルスターの製品は誤報が少ない

ところが2021年に発売されているコムテックの「ZERO 709/809LV」では、不可能と思われていたKバンド(24.15GHz)の誤報対策が実装され、ユピテル・セルスター製品との大きな差別化ポイントとなっています。

「ZERO 709LV」「ZERO 809LV」の誤報カット機能の優位性について
...

レーダー探知機のその他の付加機能

ここまでで説明したのがレーダー探知機の取締回避に関わる機能ですが、レーダー探知機にはその他にも多様な付加機能があります。

・WiFi通信機能
・フルマップレーダースキャン機能
・静電式タッチパネル操作
・ドラレコ連動機能

WiFi通信機能

WiFi通信機能では3社の製品ともスマホのテザリングなどを使用して、自動でGPS・取締り情報の更新が可能です。(スタンダードグレード以上)

その他、手動でユーザーが登録した取締りポイントをユーザ間で共有する機能、コムテックのみは自動でレーダー・レーザー探知ポイントをクラウドサーバー経由で周囲のユーザーに拡散送信する機能があります。

こちらの機能については以下の記事にて説明しています。

WiFi、無線LAN機能付きのおすすめレーダー探知機のまとめ
...

フルマップレーダースキャン機能

ユピテルとほぼ全モデルとセルスターの一部のモデルは、取締やGPSポイントを地図上に表示するフルマップレーダースキャン機能が搭載されています。

この機能はコムテックには搭載されておらずレーダー探知機としての必須機能ではありませんが、警報自体は現在走行している道を右左折した道路の分も含めて発せられますので、どの位置に警報対象が存在しているのかが把握し易くなります。

コムテックは地図の存在しないレーダースキャンで対応しています。

詳細に関しては以下の記事をご参照下さい。

フルマップのレーダー探知機のまとめ
...

静電式タッチパネル操作

ユピテルのほとんどのモデルと、コムテックとセルスターの一部の上位モデルは、感度の良い静電式のタッチパネルを搭載しています。

かつてはリモコンがレーダー探知機の操作方法では一般的でしたが、最近は操作性や利便性を重視した物が増えています。

詳細に関しては以下の記事をご参照下さい。

静電式タッチパネル搭載のレーダー探知機のまとめ
...

ドラレコ連動機能

コムテックとセルスターの一部のモデルではドライブレコーダーと連動するモデルや、バックカメラの映像を入力し、バックギアと連動して後方映像に切り替えるモデルが存在しています。

機能詳細については以下の記事をご参照下さい。

ドライブレコーダーとレーダー探知機の連動モデルのまとめ
...
バックカメラの映像を外部入力できるレーダー探知機のまとめ
...

さらに、ドラレコ連動型ではなくレーダー探知機筐体にドラレコ機能が内蔵されたモデルも発売されており、最新モデルではドラレコ機能・レーダー探知機機能ともになかなか洗練されて良い感じとなっています。

2021年のおすすめモデルはコムテック一択

レーダー探知機に何を求めるかによっておすすめモデルは変わってきますが、大半の方が捕まらない為の取締回避能力を最優先している筈です。

従って2021年6月時点でのレーダー探知機おすすめモデルは、取締回避能力が高いコムテックのこちらの2つの製品以外にありません。

・「ZERO 709LV」
・「ZERO 809LV」

※これら2つの製品は基本機能は同等で液晶のサイズとタッチパネルの種類が異なります。(ZERO 809LVが4.0インチと大型の静電式タッチパネル)

「ZERO 709LV」「ZERO 809LV」がおすすめの理由は次の3つの理由からです。(良心がある人なら、この結果を踏まえた上で他社の製品をおすすめしないでしょう)

・24.15GHzの小型オービスレーダー波の誤報識別能力がダントツで高く、誤報が圧倒的に少ない。
・上記の24.15GHzの識別能力により、小型オービスレーダー波の探知距離も伸びている

※ユピテルの「LS710 L1」よりも探知距離は短いですが、「LS710 L1」の設定、セルスターの「AR-33」は誤報が多すぎて使い物にならないと言う評価です。
・レーザー受信能力は他社と横並びだが充分なレベル

最近のレーダー探知機のレーザー探知能力は各社とも向上しており、セルスターの製品を除くとメーカー間でほとんど差はなくなって来ています。従って2021年6月時点ではレーザーの受信能力はレーダー探知機を選ぶ上での差別化ポイントにはなっていません。

従って「捕まらない為の取締回避能力を最優先」するなら、コムテックの「ZERO 709LV」「ZERO 809LV」だけがおすすめとなります。

実機レビュー「ZERO 709LV」の評価
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唯一「ZERO 709LV」「ZERO 809LV」に実装されていない機能

「ZERO 709LV」「ZERO 809LV」に死角はないか?と言われると、実はそうでもなかったりするのですが、唯一弱点と言えるのがフルマップレーダースキャンに対応していない点でしょうか。(他社と比べるとガジェットとしての動作が不安定だったりもします)

ユピテルとセルスターの製品にはフルマップレーダースキャン機能が搭載されていますので、この機能にこだわる方はユピテル・セルスターの製品を選ばれると良いでしょう。

ただし、フルマップレーダースキャン機能がある場合の方が、ない場合に比べて捕まりにくいとは言えないと思います。(「捕まりにくい可能性がある」とか「自分はこう思う」と言うのはアリ)

型落ちや下位モデルも検討すべきか?

レーダー探知機に関しては例年であれば1~2年前の型落ち製品もおすすめしていたのですが、ここ1~2年はレーザーやKバンドの新型オービスの受信や誤報カット性能の絡みで、毎年のモデルチェンジで型落ち製品との差別化がしっかりなされています。

従って「捕まらない為の取締回避能力を最優先する」場合には型落ち品はおすすめしませんが、参考までに2019年モデルまでの各社の製品に対する所感を述べておきます。

ユピテル2019年モデル「LS700」の世代の製品群

こちらは2019年の秋から2021年初頭までは現役の最新モデルであり、コムテックの「ZERO 709/809LV」が発表されるまでの2年間は私が最もおすすめしていた製品群です。

従来まではレーザー、24.15GHzの小型オービスレーダー波の探知距離、24.15GHzの誤報の少なさの総合力でNo.1の評価でしたし、2021年モデルの「LS710」とそれほど変わらない性能ですので、価格次第で検討されても良いでしょう。

レーザー長距離探知!ユピテル「LS700」の実機レビューと評価
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コムテック2019~2020年モデル「700~800系」

コムテックの以下の年式のレーザー対応モデルは、ほとんどレーザー・レーダーの探知能力、誤報の頻度が変わりません。

2019年モデル:「ZERO 707/807LV」
2020年モデル:「ZERO 708/808LV」

2021年モデルで実装された誤報識別機能がないので、誤報がかなり多いのですがこちらも価格次第では検討されても良いかと思います。

コムテックのレーザー探知対応のレーダー探知機「ZERO 807LV」のレビュー、評価
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実機レビューコムテックレーザー探知性能「150%向上?」のレーダー探知機「ZERO 708LV」「ZERO 808LV」の評価
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なお、コムテックの2020年モデルには秋に発売されたセパレートモデルの「ZERO 909LS」も存在しますが、こちらはKバンドの受信感度を落とす事で誤報対策を行った製品なので、Kバンドの探知距離が短く鳴る為、出来れば避けた方が良いでしょう。

セルスターの2017~2020年モデルはおすすめしない

ユピテル・コムテックの型落ちは価格次第で検討しても良い、と言う評価ですが、セルスターの2017~2020年モデルは24.15GHzの小型オービスレーダー波を受信出来ない言う理由から、私は一貫して同社製品をおすすめして来ませんでした。

2021年モデルからはこの機能が実装されていますが、このような背景からセルスターの2020年モデルまでの型落ちはおすすめしません。

ライトユーザー向けのGPSレシーバー

レーダー探知機はレーザーやレーダー波の取締を受信、警報してこその「探知機」だと思いますが、ここ2年くらいで「GPSレシーバー」なるガジェットがライトユーザーから注目されています。

この「GPSレシーバー」とは、GPSレーダー探知機のGPS警報機能だけを切り取った製品で、取締り実績ポイントではGPSデータに基づいた警報だけを行います。

価格が数千円とGPSレーダー探知機と比べて非常にリーズナブルとなっている点が、ライトユーザーから注目されている理由かと思いますので、予算の面でGPSレーダー探知機は厳しい、と言う方はこちらを検討してみてはいかがでしょうか?

液晶なしのシンプルなレーダー探知機
...

まとめ

以上、過去2年間に及ぶ継続的、かつ定量的な実機での受信テスト、誤報テストの結果に基づいた2021年のレーダー探知機おすすめモデルについてご紹介しました。

テストに関しては定期的に実施していますので、最新の結果は次の項目を参照して下さい。

※本記事を含むLaBoon!!のレビューに関しては、通常の取材以上にコストと時間を掛けていますので、他のサイト・メディアでの引用・紹介はガンガンして頂いて結構ですが、引用元のリンクは必ず入れて下さい。(この記事を参考にして記事を書くなら、都合良く実験結果だけを抽出せずに出展元をリンク入りで明示する事が条件)

2021年6月のレーザー受信テスト

こちらは2021年6月のレーザー受信テストの結果です。

2021年6月版 レーザー探知テスト AR-33、ZERO 709、LS710

 

枚方のレーザー式固定オービス

枚方のオービスは手前が1km程度の直線ですので、前方がクリアな状態ではかなり手前から探知する事が出来る為、各製品の限界探知距離のチェックには最も適しています。

前回に引き続き、今回も深夜のテストでしたので探知距離は安定して長めとなりました。

ユピテル・コムテックの2機種は安定して600m前後、注目のセルスター最新のAR-33ですが受信性能の向上は確認できず、まさかの旧世代未満の受信距離となりました。

前回までのテスト結果も合わせるとこのような形になります。

前方がクリアな状態ではユピテルの第二世代以降、コムテックは全ての世代で長距離受信が可能となっており、セルスター以外の製品では新しい世代の方が受信距離が伸びています。

なお、枚方のオービスポイントでは手前が1km近い直線ではあるものの、オービスに向かって緩やな斜面を下って行く形になっていますので、レーザーの光が遮断されないような環境であれば、今回600m級の数値が出た機種に関しては更に受信距離が伸びる余地があるように思います。

ただし、セルスターの製品はこの限りではありません。

豊中のレーザー式固定オービス

豊中のオービスは400m手前まで緩やかな左カーブが続き、その後はオービスまで直線になりますのでこちらも比較的早い段階での探知が可能でした。

こちらでもユピテル・コムテックの2機種は安定して300m台後半、セルスターのAR-33はこちらでも旧世代未満の受信距離と言う残念な結果となりました。

前回までのテスト結果も合わせるとこのような形になります。

こちらもコムテック、ユピテルの2021年モデルが安定した遠距離の探知となっています。

吹田のレーザー式固定オービス

こちらも豊中と似たようなシチュエーションで、左カーブを抜けた後に200m程度の直線となります。

ただし、3車線の道路を左右2つのレーザーでカバーしている為、カーブを抜ける手前から右側から飛んできたレーザーを探知可能です。

ここでも「LS710」「709LV」が安定して長距離の探知を行いましたが、セルスターの2機種ともそれほど探知距離の差はありません。

前回までのテスト結果も合わせるとこのような形になります。

 

阪南のレーザー式固定オービス

阪南のオービスは坂を下りながら100m手前付近まで続くカーブを抜けた先にあり、最も探知が困難となっています。

今回も全機種とも押し並べて探知距離が短かく、100m手前付近まではレーザーが当たっていないように見受けられます。

前回までのテスト結果も合わせるとこのような形になります。

今回16回計測の平均値

今回計測を行った4地点×4回の計測結果の平均値はこちらの通りです。

前回までに行った48回のテスト結果も加味するとこちらのようになります。

全体の傾向としてはコムテック、ユピテルの2021年モデルが安定的に探知距離が長く、セルスターが落ちると言った形になっていますが、レーザー受信性能2倍アップと謳われている「AR-33」が旧世代未満の性能とたいへん残念な結果となりました。

2021年6月のKバンド受信テスト

2021年6月の各社レーダー探知機のKバンド受信距離の結果をまとめるとこちらの通りです。

セルスターAR-33で新Kバンド受信出来たのか?

こちらはユピテルの「LS710」の受信距離が最も長いのですが、受信感度の設定を最高の「L1以上を警報」にしてしまうと、誤報が多くなり過ぎて使えません。

セルスターの「AR-33」も誤報がやたらと多い為、2021年7月時点でのKバンドの受信能力はコムテック一強と言えます。

2021年6月の誤報テスト

2021年の誤報テストは、レーダー探知機の相互の電磁波干渉を避ける為、最大で2台までの同時テストとしています。

テストコースは毎回同じこちらの125kmのルートとなります。

・埼玉県久喜市から国道17号線で都内へ
・池袋から山手線に沿って内回りで品川へ
・品川から山手線の外回り→4号線で埼玉県久喜市へ帰還
2021年最新レーダー探知機 AR-33 都内誤報テスト

結果はこちらの通り、コムテックのKバンド識別機能が光ります。

都内テスト125km
レーダー107回
レーザー1回
108回の伏魔殿!

なお、Kバンドの探知距離はユピテルのLS710のL1以上を警報する設定が400m級と最も長いのですが、あまりの誤報の多さによって実用性が損なわれますので、2019年以降はL2以上を警報する設定でKバンドの探知距離、誤報のチェックを行っています。

「AR-33」もKバンドの探知距離は300mと比較的長いものの、この大量の誤報がセットになる事を考えるとおすすめする気にはなれません。

また、他社製品と比べて電波が消失してから警報が消えるまでのラグが長く、市街地では常に警報が鳴り続けるような場面もありました。

従ってレーダー探知機の購入を検討されている方には、誤報が少ないコムテックの「ZERO 709LV/809LV」をおすすめします。またはユピテルの次世代モデルの登場を待っても良いしょう。

「LSM-310」新型レーザー式オービスの各社製品の受信状況

新型レーザー式オービス「LSM-310」については、2021年初頭に「従来のレーダー探知機では探知出来ない」と言う情報が出て来た関係で私も各社の動向に注目していました。

新型レーザー式オービス「LSM-310」はほぼ探知不能と言う話

情報の出元はオービスガイドを運営し、スマホ取締り警報アプリ「早耳ドライブ」を展開する有限会社パソヤの大須賀克己さんです。

以下、ソースとなる「くるまのニュース」の記事です。

まさかの新型オービス配備開始! 探知機でほぼ感知不可能? 従来型と異なる部分とは
最近では、従来の固定式オービスから移動式オービスへと変わっている速度違反の取締り方法。今回、新型移動式オービスが大阪市内で配備されていることが判明しました。これまでの移動式オービスとはどのような部分が異なるのでしょうか。

この記事の中で、大阪県警が運用する「LSM-310」に対しては、既存のレーザー式オービスに対応するレーダー探知機が全く反応しない、または直前の0.5秒辺りで反応した、などの報告が見られ、おそらく周波数をいじくったのではないか?と言った形で締めくくられています。

※ソース提供元のオービスガイドさんから動画もアップされてますね。

移動式オービスLSM 310初調査!探知機は反応するのか?

現行のレーダ探知機で探知が完全に不可能なのか、と言った点について白黒はっきりさせるにはデータ量が少ないので何とも言えない部分ではあるのですが、昨年の中盤くらいから従来の「LSM-300」は使い物にならない、と言ったようなオービス専門家の今井亮一氏からの情報も出てきており、より精度の高い取り締まりが期待できるスウェーデンのセンシス社「MSSS」のレーダー式小型オービスを導入する都道府県警が増えると言う流れになっていました。

■ 最悪な事にこれからMSSSが増えるらしい

官僚の利権への執着って凄いですね!

そもそも、従来からコスト面・実力面でのメリットが疑問視されていた「LSM-300」が、圧倒的なコスパを誇るMSSSを差し置いて警察に採用されて来たのは、これが官僚の天下り先である東京航空計器製だからではないか?と今井氏は分析していますが、今回もその論理で一度MSSSに傾きかけた流れを「LSM-310」で強引に東京航空計器引き戻したと言えそうですね。

取り締まられる側にとってはMSSSの方が脅威です!

今回出てきた「LSM-310」は現時点ではレーダー探知機での探知は不可なようですが、来年…または今年の後半くらいには探知が可能なモデルも出てくると思います。

なので、長期的に考えると真の脅威は誤報の切り分けが難しいMSSSの方です。

日本の警察官僚が「我々国民の為に」敢えて逃げ道を作ってくれたんですよ!(嘘です。多分自分さえよければ良いと言う分かり易い考えですね。)

コムテックのレーダー探知機による「LSM-310」受信動画

「LSM-310」の目撃情報が広まった直後の段階では、コムテックのレーザー探知はまだこれに対する挙動を確認出来てないと言うサポートからの回答を得ていますが、先日コムテックからこのような動画が公開されています。

コムテック レーダー探知機 新型移動オービス[LSM-310] レーザー受信警報確認

これに伴い、同社製品のプロダクトページにはこのような表記が追加されています。

2021年3月21日時点でこの表記が入っている機種は

・ZERO 909LS/808LV/709LV/708LV/609LS/608LV/307LV

と、2019年以降に発売されている同社のレーザー探知モデルが全て該当します。

なお、「LSM-310」についてはまだその仕様が謎に包まれており、従来式の探知機で受信出来た、出来ない、と双方の情報が寄せられています。

初めまして,コムテック708LVをアマゾンで注文した翌日にこの記事をみて衝撃を受けていたものです。
早速つけてLSM-310に遭遇してどう反応するか期待していたら,早速先ほど片町交差点とと寝屋川橋東詰交差点の間で遭遇しました。ドラレコを見直してみると,レーザーの警報が作動した地点は100-130m手前でした。

つい先日に大阪府門真市の門真インター付近にて走行中レーザー取り締まりに遭遇しましたが、車に装着しているユピテルのLS10、コムテックの808LVはどちらとも反応しませんでした。

コムテックの説明を見ても「速度の測定方法が変更された場合、警報を行えなくなる可能性があります」と書かれていますので、レーダー探知機業界としても「LSM-310」の仕様が掴めていないようです。

「LSM-310」が波長を変えられるような機種であった場合には、探知できないケースも出てくる事も考えられます。

ユピテルのレーダー探知機による「LSM-310」受信動画

コムテックのに続いてユピテルからも3月26日に2019~2020年モデルの「LS310」による「LSM-310」の受信動画がアップロードされています。

ユピテル 新型レーザー式移動オービス【LSM-310】レーザー光受信警報

こちらにもこのような但し書きがあります。

※2021年3月現在の確認内容です。 周波数帯の変更を伴う取締機の仕様変更により探知距離が短くなるか、 受信できない場合があります。

ここまでの状況を整理すると、「LSM-310」は取締りに使う波長を調整する事が可能な機種であり、「LSM-300」までで使用されていた波長も使われているが、それ以外の波長が使われる可能性もあり、その場合には既存の探知機では「探知距離が短くなる、受信できない」恐れがある。

セルスターのレーダー探知機による「LSM-310」受信動画

セルスターからは5月18日に2021年モデルの「AR-33」「GR-99L」での「LSM-310」受信動画がアップロードされています。

レーザー式オービスLSM-310 AR-33 /GR-99L反応動画

なお、セルスターでは他社のように将来的な「LSM-310」の取締方法の変更に伴い、レーザーが受信出来なくなる可能性に対しては言及されていません。

現時点の各社の「LSM-310」への状況をまとめるとこのようになります。

・コムテック:2021年3月時点で受信が確認出来たが、今後も100%受信できるとは言い切れない
・ユピテル:2021年3月時点で受信が確認出来たが、今後も100%受信できるとは言い切れない
・セルスター:2021年5月時点で受信が確認出来たが、今後も100%受信できるとは言い切れない

従って現時点では各社同列と言う事で、「LSM-310」への対応の差でおすすめモデルが変わると言う事はありません。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

この記事を投稿した人
管理人Omi

LaBoon!!の管理人です。2015年に趣味が高じてLaBoon!!の運営をはじめました。変態・奇人・変人扱いされるのはむしろ名誉な事だと考えています。(昔から)

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コメント

  1. M より:

    Omi様
    お久しぶりです♪
    車両の買換えが確定したので毎度こちらのサイトを参考にレーダー探知機をコムテックZERO806Vから709LVに
    リニューアルいたしました☆
    が、まだ納車されていないので設置は7月初旬予定なのと久々の外車(おまけにPHEV)なのでOBDⅡでの接続は
    断念いたしました(> <)
    以前(だいぶ前ですが)は外車用のOBDⅡケーブルがあったようですがディスコンになっているのと自己責任で
    接続すると不具合が多々発生するようなので・・・
    まぁ電子部品てんこ盛りの上に仕様が様々なので仕方ないのですが残念です。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      M様
      車の買い替えおめでとうございます!
      709良いですよ~私ももう2台くらい欲しいくらいです(笑)
      OBDはたまに予想外の動きをする事があって、私も一度バッテリーが上がり掛けていますので注意が必要なケースもありますね。
      https://car-accessory-news.com/obd-battery/

  2. おーたろう より:

    はじめまして。
    こちらのページ、初めて拝見いたしました。
    すごいですね、このデータ量!驚きです。

    すでに709LVを購入し、そのあとにフルマップが見られない事に気づきガッカリしています。
    ずいぶん前に使っていたコムテックの機種では見られたので当然のように期待していました。
    (レーダースコープはいまいち位置のイメージが掴みにくく苦手なのです)
    こちらのページを先に見ていれば!と思いましたが、レーダー探知機としては
    良い機種のようなので、とりあえずしばらくは使ってみようかと考えています。

    次に買い替える際にはぜひこちらのサイトを参考にしてじっくり検討してからにします。
    レーダー購入時に比較したい、まさに知りたい情報が載っていて大変貴重です。
    これからもがんばってください!

    >Mさま
    私の車(最近のボルボ)もOBDⅡについては同様です、残念ですよね。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      おーたろう様
      コムテックは何年かに1回フルマップモデルを出すのですが、最近は出てないですね。
      次の一手はセパレートのフルマップと予測しています(笑)
      その頃にはユピテルもKバンド識別機能を実装してくるかもしれないので、来年辺りはまたまた情勢が変わりそうですね。

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