※2020年6月23日更新~3ピースセパレートモデル「AR-7」発売につき内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

セルスターの2020年モデルのレーダー探知機は6月の時点で「AR-4」と言う静電式一体型の欠番を除き、全ての製品が出揃ったように見受けられます。

この後、おそらく3.7型液晶の静電式タッチパネルのモデルである「AR-4」の発表が控えていると推察されますが、完全に方向性が見えていますので一足先にセルスターの2020年モデルのレーダー探知機について解説します。

2019年中盤までと2020年の流れは異なる

2019年は各社から相次いでレーザー式の取り締まりに対応したレーダー探知機が発売され、期中に細かいマイナーチェンジを行った事で、前半と後半のモデルでは通常の年の年度更新以上の相違があります。

特にセルスターについては、レーザー対応のデビュー作が一体型静電式の最上位型番「AR-W86LA」とレーザーのみを探知できる「AL-01」が秋に発売されていますが、2019年内にレーザー受信部がセパレート構造になった「AR-1」「AR-2」が登場し、あっという間に最上位である筈の「AR-W86LA」が型落ち状態になり掛けてしまいました。

レーザーは障害物に対する透過率が極端に低い為、過去の実験では前方に大型車両がいる場合には直前まで探知できず、先行車の大きさと車間距離、レーザー式オービスとの位置関係次第ではレーザー探知部分のみを助手席側のなるべく高い位置に設置した方が探知距離が長くなるとの結論に至っています。(詳しくは以下動画で)

このような事情から、セルスターのセパレートモデルはそれ以前の製品と比べるとレーザーの探知能力が高くなると考えられ、新品を購入する場合には一体型ではなくセパレート一択と言っても良い状況です。

2019~2020年モデルの機能の違い

セルスターのレーダー探知機は原則としてフルマップレーダースキャン対応となり(非対応のエントリーはレーザー受信も不可なので紹介しない)、2019~2020年モデルの機能差を簡潔にまとめると以下の表の通りとなります。

 レーザー探知部レーダー受信部液晶WiFiドラレコ
AL-01単独なし---
AR-46LA一体3.2型-連動
AR-W86LA一体3.7型タッチ連動
AR-1別体一体3.2型--
AR-2別体一体3.2型-
AR-3別体一体3.2型連動
AR-4(出ない?)別体一体3.7型タッチ連動
AR-5別体一体ミラー3.2型連動
AR-6別体一体ミラー3.7型連動
AR-7別体3.2型タッチ連動

※小型オービスのKバンドのレーダー波は全ての機種で受信できませんので、GPSのみでの警報になります。

なお、一体化の「AR-46LA」はセパレートの「AR-1/2」よりも後の2020年1月に発表されたモデルなので、完全に一体化モデルが消える事はないと思いますが主力は間違いなくセパレート型になって行くでしょう。

ドラレコ連動なしのセパレート「AR-1」「AR-2」

過去のセルスターのレーダー探知機は、スタンダードグレード以上の全機種でドライブレコーダーとの相互通信による連動に対応していましたが、「AR-1」「AR-2」ではドライブレコーダーとの接続ポートがレーザー受信機との接続に割り当てられている為、相互通信は不可となっています。

その他の機能的な面では旧モデルと同様の括りで下位グレードにあたる「AR-1」がWiFi非対応、「AR-2」がWiFi対応モデルとなります。

一見すると最大のボリュームゾーンになりそうなグレードですが、レーザー受信以外の面では2015~2019年前半辺りの同社型落ちモデルと機能的には変わらず、これらの旧モデルはスタンドアローンのレーザー受信機「AL-01」を追加する事でセパレート型のレーザー探知機にアップグレードします。

従ってドラレコ連動型のセルスターのレーダー探知機を使用している場合には、「AL-01」を追加する方法が最もコスパの高い選択肢となります。

後付け可能!セルスターレーザー探知機「AL-01」発表!

セルスターの製品を新品で選ぶなら「AR-1」「AR-2」もアリかな?とも感じますが、ユピテル・コムテックでは2016年に実装されている小型オービスのKバンドは受信出来ませんので、ここをどう捉えるかですね。

因みにユピテルもコムテックもKバンドの誤報が出まくるので、この辺りは考え方次第です。(私ならユピテルを選びますが)

セルスターセパレートレーザー探知ユニット付きのレーダー探知機「AR-1」「AR-2」発表!

ドラレコ連動セパレートの「AR-3」

「AR-1」「AR-2」はドラレコ相互通信用のポートをレーダー受信部との接続に充てている為、相互通信には非対応ですが、「AR-3」はレーダー受信部との接続をアナログピンとする事でドライブレコーダーとの相互通信との併用を可能にしています。

最近のドライブレコーダーは2カメラが主流ですので連動のメリットは薄いですが、連動で遊んでみたい方は?と言ったところでしょうか。

新世代の最上位だが過剰かも知れない「AR-7」

「AR-7」は新世代のセルスターレーダー探知機の最上位モデルで、レーザー受信部+レーダー受信部+GPSアンテナのユニットが本体筐体とは別れているセパレートタイプです。

現状の同社の主力はセパレートには違いありませんが、レーザー受信部のみが分かれているものになります。

液晶の位置を自由に変更できるメリットはありますが、通常の場合にはGPSアンテナとレーダー受信部については別体とするメリットはそれほど大きくありませんし、本機は価格が高い上に①液晶筐体、②アンテナ、③ターミナル部の3ピースのセパレートになりますので、配線の取り回しが少々面倒になると言うデメリットもあります。

機能的には全部ありでGPSの測位精度、レーダーの感度の部分ではほんの少しだけアドバンテージがあるかも知れませんが、デメリットも大きいので主力にはならない製品かと思います。

※既にこの製品を購入していますので、「AR-W86LA」との比較は実施予定

ドラレコ連動セパレートミラー型の「AR-5」

「AR-5」は2020年6月末時点では唯一のミラー型レーザー対応モデルです。

ユピテル・コムテックともに2019年はミラー型のモデル更新は行っていないので、このままラインナップから消えてしまう可能性はありますね。

機能的な部分では「AR-3」のミラー型と言った感じで、WiFiとドラレコとの相互通信に対応となっています。

ミラー型自体がニッチなカテゴリーになりつつありますし、最近はスマートミラー型のドラレコも増えていますのミラー型のレーダー探知機は敢えておすすめはしません。

ドラレコ連動一体型の「AR-46LA」「AR-W86LA」

「AR-46LA」「AR-W86LA」は一体型のレーザー探知機で、レーザー受信部が装備されている以外は過去モデルとほとんど変わらない仕様です。(「AR-W86LA」は過去の静電式よりもコンパクトになったが)

「AR-46LA」はWiFi非対応のリモコン操作モデル、「AR-W86LA」はWiFi対応の静電式タッチパネルモデルですが、いずれもレーザー受信部が本体に追加された為、従来のドライブレコーダーとの連動ポートはフリーな状態ですので、ドラレコとの連動も可能である点が新世代の「AR-1」「AR-2」に対するアドバンテージです。

実機レビュー 「AR-W86LA」セルスターレーザー探知ができるレーダー探知機の評価

レーダー、レーザーの探知能力と誤報の傾向

固定オービスを除くと現状の警察の取り締まり方式は以下の4つに大別されます。

①従来のXバンドのレーダー式のネズミ捕り

②Kバンドレーダー式の小型オービス

③レーザー式の小型オービス

④光電管式のネズミ捕り

このうち、④の光電管式は全てのレーダー探知機で探知不能となっており、GPS警報に頼るしかありません。

①の従来式のXバンドの探知能力はメーカーごとにそれほど大きな差はありません。

③のレーザー式については、2020年2月末の時点ではユピテルのエスフェリックレンズ搭載モデルが若干探知距離が長く、それ以外のモデルでは優劣をつけられるほど大きな差は出ていません。(7月に新モデルでのテスト予定)

②のKバンドの小型オービスに対してはセルスターのレーダー探知機は全てGPSによる警報になり、レーダー波を受信する事は出来ません。

ただし、Kバンドを受信できるユピテル・コムテックの何れも、コカ・コーラの動体検知自販機や、マツダ車のセーフティセンサーを喰らうと誤報を出す傾向が強く見られ、実用性の面では疑問符が付きます。

従ってどのメーカーを選ぶべき!と言い切る事は難しく、誤報が多くても全ての取り締まりに対応して欲しいと考えるのであればユピテル・コムテック、誤報が多いのは使い物にならないと考えるならセルスターの製品をお勧めします。

現時点で私が一台選ぶならユピテルの「LS700」です。

レーザー長距離探知!ユピテル「LS700」の実機レビューと評価

レーザーが探知出来るレーダー探知機の性能比較テスト

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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