実機レビュー【2024年モデル】と評価 ユピテルのMSSS受信性能30%UPの2023年モデルレーダー探知機

※2024年1月20日更新:実機レビューを追記しました。

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

2023年上半期までに各社の2023年モデルが出揃ったかと思われたレーダー探知機市場ですが、2024年向けにユピテルからMSSSの受信性能を30%向上させたとされる製品群が発表されています。

2023年モデルの各社の差別化ポイントが、MSSSの調整周波数の受信機能でしたので、まだまだMSSSネタが続きそうな予感がしますが、この記事では今回発表されているこれらの製品群の特徴について解説します。

2024年モデルの特徴

現時点で発表されている2024年モデルは、以下のWEB限定の一体型モデルのみとなっています。

・WiFiモジュール内蔵:LS1200L/A1200L/A1200a
・無線LANカード非対応:LS350L/A400L/A400a

今後、他の販路やセパレート型も発売されるでしょう。

MSSSの受信性能が1.3倍に

こちらが2024年モデルの最大の差別化ポイントですが、従来機よりもMSSSの受信性能が30%向上したとの事です。

なお、向上したのは「受信性能」であって、「探知距離」が30%UPとは書かれていませんので、単純に感度を30%上げただけという話もあり、それに伴って動体検知対応のコカ・コーラ自販機、マツダ車の後方ミリ波による誤報も大幅に増えている可能性もあります。

レーザー式オービスへの対応

レーザー式オービスに対する受信能力は、「史上最強」と謳われています。

これは2022年モデルのLS1000と変わらない第四世代のスペックかと思われますが…

横方向にやたらと探知距離が広くても、ほとんど意味がありませんし、セルスターも2023年モデルから探知距離を伸ばしたと発表しています。

おそらく、以下のような理由から、各社製品の運用上の差はほとんどなくなると考えられます。

第三世代までの評価のおさらい

2022年に登場し、今回もその仕様が受け継がれているユピテルの第四世代の機種では、レーザーの探知視野角がアップしていますが、この改善を評価する前に第三世代の評価をおさらいしておきましょう。

直線での探知距離は600mオーバー

ユピテルレーザー探知モデルの第三世代では、直線においては600m台前半の探知距離を実現し、道路に勾配がない条件であれば、さらに長い探知距離が期待出来ます。

600m台の探知距離は、うっかりスピード違反に対する検挙を防ぐには必要充分なものである、と考えられますので、これ以上は直線探知距離を伸ばす必要性は薄いと考えています。

第三世代への脅威となる取締

第三世代までのレーザー探知機では、見通しの良い直線道路での取り締まりに対しては充分に対策出来ていると言えますが、次ようなケースが脅威となっていました。

・標識や電柱などによってレーザー光が遮られ、受信部に当たらない
・カーブの出口を目掛けて至近距離からレーザー光が照射される

【レーザー光が遮られ、受信部に当たらないケース】

【カーブの出口を目掛けて至近距離からレーザー光が照射されるケース】

このうち、「標識や電柱などによってレーザー光が遮られ、受信部に当たらないケース」では、受信部にレーザー光が当たっていない状態なので、受信部を増やして車両の左右に設置するなどの対策しか考えられません。

一方で「カーブの出口を目掛けて至近距離からレーザー光が照射される」ケースに関しては、「受信部の改良で探知距離が伸びるだろう」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、実はそうはなりません。

カーブ出口で探知距離が短くなる理由

カーブの出口で探知距離が短くなる事例としては、阪南の固定オービスでのテスト結果が最も分かり易い事例となります。

こちらの事例では、どのレーダー探知機もオービスまで100mを切った辺りで一斉に探知していますが、おそらくレーザーの照射範囲はこのようなものとなっていると考えられます。

探知機側の感度がどんなに優れていても、光が遮られていては検知出来ませんので、こちらも探知機側の感度や受信範囲の調整では対処不可能なケースです。

水平検知範囲を広げる事の効果

レーザー受信部の検知範囲を水平方向に広げた場合、どのようなメリットがあるかというと、このような斜め方向から飛んできたレーザーを受信出来る事が考えられます。

ただし、阪南の事例のようなコーナーの内側はブラインドになっている事が多く、私はこの改善はほとんど無意味なもので、取締りに対する実質的な探知距離は、従来モデルとほぼ変わらないだろうと予測しています。

※内側がブラインドではないコーナーでは、取締りがドライバーから丸見えです。

Kバンドの誤報対策は実装されていない模様

これ以外のポイントに関しては従来機と同様で、ブリッツ製品に実装されている、Kバンドの誤報カット機能の実装は残念ながら見送られています。

ブリッツ製品に関しても、2023年モデルからMSSSの調整周波数に対応した事で再び誤報が増えていますが、同世代のユピテル製品と比べると60%程度に抑えられています。

以下、「TL313R」「LS340」での検証結果での転載です。

対レーダー・レーザーの誤報の状況について

「TL313R」は、従来機と同様にKバンド誤報対策は実装されているものの、周波数調整後のMSSSを受信する為に、受信帯域が広がった事から、Kバンド誤報対策は実装される以前のコムテックのモデル、現行のユピテル・セルスターのモデルと同様に大幅に誤報が増えています。

体感的には誤報の多さは3社横並びになった印象です。

誤報チェックは後日都内にて実施の予定。

※以下2023年10月17日の都内での誤報テストの結果です。今回はユピテルのMSSS対応2023年モデル「LS340」と合わせてテストしました。

何れも探知感度は最高の設定、走行経路はこちらの125kmです。

・埼玉県久喜市から国道17号線で都内へ
・池袋から山手線に沿って内回りで品川へ
・品川から山手線の外回り→4号線で埼玉県久喜市へ帰還

結果は以下の通り。

・TL313R:66回
・LS340:105回

10キロあたりの誤報回数では

・TL313R:5.2回
・LS340:8.4回

となりました。

ユピテルの2024年モデルの誤報回数が更に増えるようでは、レーダー探知機としてはかなり扱いにくいものになりそうです。

「A1200L」のセット内容とデザイン

今回は一体化モデルの「A1200L」を購入して実機テストを行いました。

セット内容はこちらの通りです。

・本体筐体
・シガー電源ケーブル
・ダッシュボード用マウント
・フロントガラス用ステー

本体筐体

本体液晶筐は、正面からのぱっと見は従来の一体型と変わらないデザインのように見受けられます。

センシス製固定式小型オービスでの警報の出方について

MSSSでの受信テストを実施したいところですが、移動式はそう簡単に遭遇出来ないので今回は埼玉県北本市にあるセンシス製の小型オービスSSSでの受信テストを行いました。

受信感度設定はこちらの通りです。

結果は3回の測定で200m/200m/140mと言う結果でした。

 

因みに2022年モデルのLS1000では200m程度手前から警報が出ていましたので、ひょっとするとSSSでも日々周波数の調整が行われている可能性はありますね。

対レーダー・レーザーの誤報の状況について

・コンテンツ準備中

ユピテルの2024年モデルレーダー探知機の総評

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コメント

  1. レーダー探知機初心者 より:

    いつも管理人様のサイトを拝見させていただき、
    いろいろとお勉強させて頂いております。
    レーダ探知機初心者です。
    現在こちらで検証なさっているユピテルのA1200Lと
    ブリッツのTL-313SもしくはTL-313Rのどちらを購入したらよいのか
    悩んでおります。
    以前管理人様の押しはブリッツだったかと思いますが、
    今回の新型ユピテルの評価はいかがでしたでしょうか?
    比べてどちらが管理人様ならおすすめかお教えいただけると幸いです。
    お時間おありの時にお教えください。よろしくお願いします。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      A1200LはMSSSの調整周波数の探知距離が伸びた製品ですが、それは私には検証出来ません。
      こちらで今後検証出来るのは、誤報の多さのみです。

      個人的にはユピテルのレーダー探知機は誤報が多すぎるので、このような使い方をするのでなければ、ブリッツがおすすめです。
      https://car-accessory-news.com/blitz-yupiteru/

      • レーダー探知機初心者 より:

        リプライありがとうございました。リンク先も大変勉強になりました。tl313sの方が後出し発売のためより進化して良いのかなと思ったのですが、誤報切り分けが実装されていないという事は、tl311と同様ですね。tl311sとrの誤報チェックビデオで見ると、一体型の方が良い様に思えます。今回はtl313rを購入しようかと思います。この度は相談に乗って頂きましてありがとうございました。

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