※2019年7月14日更新~実機レビューを追記しました。

5月末に第一報が入った、コムテックのレーザー式の取締りに対応した「ZERO 807LV」と言うレーダー探知機の発売日が6月21日に決まったようです。

合わせて公式のプロダクトページも公開されています。

「ZERO 807LV」の概要

ベースとなる機能は2019年モデルの「ZERO 806V」のものを踏襲している筈だと予測していましたが、全くその通りでした。(なにやら「ZERO 806V」は既に廃盤っぽい?)

ZERO 807LV
19.0?発売
4.0型
リモコン
静電式タッチパネル
連動ドライブレコーダー
相互通信ケーブル ZR-13
GPSで小型オービスの種類の識別
可搬式・半可搬式識別探知
レーザー光線照射探知
WiFi自動更新・取締データ共有(OP)
取締手動登録ポイントのユーザー間共有
WSD16G-807LV
フルマップレーダースキャンなし
GPS17.6万/取締6.0万

レーザー探知機のセンサー部分は以下のようなシングルタイプとなります。

 

ユピテルはレーザー探知のレシーバーに2つのセンサーを使用して誤報をカットしているとの事ですが、コムテックは見た感じではセンサーが一つの様に思われますので、やはり誤報は多そうな予感がします。

2019年モデルの各社誤報の傾向

現時点までにユピテルのレーザー探知モデル「A350α」、コムテックのドラレコ一体型モデル「CB-R02」をテスト済みなのですが、いずれも同社の従来モデルと比較すると誤報の傾向が異なっています。

①ユピテル「A350α」:2016年モデルとの比較では、従来の取り締まり周波数帯である「Xバンド」の誤報が大幅に増えている。体感的にはコムテックの2017~2019年モデルと同程度。レーザーと「Kバンド」の誤報は滅諦にお目に掛かれないレベル

②コムテック「CB-R02」:従来の「Xバンド」の誤報は旧モデルと比較すると同程度だが、ステルス誤報が多く、誤報ポイントは旧モデルとは異なる事が多い。「Kバンド」の誤報は感度HIGHだと使いものにならないくらいに多く、感度「LOW」だと全くお目に掛かれない。

ユピテル「A350α」もコムテックのモデルと同じくらい「Xバンド」の誤報が増えているので、一概にユピテルの方が誤報が少ないとも言い切れない状況になって来ました。(測位の精度やGPS警報のアルゴリズムなどではユピテルの方がアドバンテージはありますが)

「ZERO 807LV」も個人的には食指が動きそうな魅力はある

コムテックのレーダー探知機は2013年→2016年→2017年モデルと使い続けていますが、過去のコムテックのレーダー探知機のユピテルとの差は以下のポイントであると感じています。

①誤報が多い

②測位の精度、警報のアルゴリズムで劣る

③操作性が悪い

④地味で面白くない

このうち、誤報の多さはユピテルの方がコムテック並みに増えてきたので同等、操作性についても4.0型液晶の静電式タッチパネルで改善されている事でしょう。

コムテックは現行モデルでフルマップレーダースキャンに対応しているモデルがなく、知らない道を走っていると、警報がその道路上に存在しているものなのかどうかが分かりにくいですし、面白味も少ないのは確かです。

ただまぁ、レーダー探知機の実用性だけを考えるならユピテルとあまり変わらなくなりつつあるのかな?とも感じますね。

あとは新規に追加されたレーザー探知の誤報の多さは気になるところですが。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ レーダー探知機のメニュー入口

「ZERO 807LV」のセット内容とデザイン

予想に反して現物が思いの外、早く手に入ったのでサクッとテストしてみました。

セット内容については以下の通りです。

①レーダー探知機本体

②リモコン

③マウント

④シガー電源ケーブル

⑤取付用品

⑥取扱説明書

私は過去にコムテックの2016年型4インチモデル「ZERO 802V」を使用していましたが、「ZERO 807LV」は静電式タッチパネル化した事で余分なボタン類がなくなり、スッキリしたデザインとばっています。

【ZERO 802V】

【ZERO 807LV】

3.2型の2017年モデル「ZERO 704V」と比べるとやや大き目ですが、そこまで邪魔に感じるほどでもありません。

因みにユピテルの3.6型最新モデル「A350α」と比較するとこんな感じです。

コムテックの4.0型静電式タッチパネルモデルは2018年の「ZERO 805V」からスタートしていますが、過去のコムテックの野暮ったい?イメージが払拭されていますね…と私は感じます。

背面には照度センサーとレーザーセンサーが装備されています。

因みにユピテルレーザーセンサーはこのようにカバーで覆われているっぽいのですが、何か仕組みが異なるのでしょうか?

インターフェイスについて

インターフェイスについては、2017年モデルから大幅な変更が加えられていますが、コムテックのレーダー探知機は感圧式タッチパネル+リモコン操作を前提としたインターフェイスの作りになっています。

「ZERO 807LV」も静電式タッチパネルとはなっているものの、一部を除いては他のモデルと共通したメニュー項目となっている為、リモコンモデルを切り捨てたユピテルの様にタッチパネル操作に最適化はされていませんが、慣れるとそれなりに使い易く感じます。

基本操作は通常画面から画面の短押しで表示項目の選択画面

左右にフリックで表示テンプレートの切り替え

画面長押しでメインメニュー呼び出し

下から上へのフリックでサブメニュー呼び出しとなります。

タッチパネル操作に慣れてしまえばリモコンは使わなくなりますね。(リモコンは箱に戻しました)

社外品の無線LANカードの使用

社外品のSDカードについては手元にあった第三世代のFlashAirを用いて問題なく可能でした。最新は第4世代ですが、そちらでも問題ないかと思われます。

パソコンで以下のソフトを用いて「WSD16G-807LV」を選択し、カードを作成します。

■ 「Radar SD Creator」

測位の精度と警報のタイミングのアルゴリズム

測位の精度と警報のタイミングのアルゴリズムに関しては、2017年モデルの「ZERO 704V」と全く同様でしたので、基本機能は従来のコムテックのレーダー探知機と同じと見て良いでしょう。

コムテックのレーダー探知機はフルマップレーダースキャン機能がありませんので、警報対象が走行中の道路の前方にあるのかどうなのかが分かりにくいのは相変わらずです。

また、警報対象が前方の右左折した道路上にある場合、比較的距離が近いにも関わらず警報されない事があります。

レーダー探知の感度と誤報について

レーダー探知の感度調整は、従来の取締りの帯域の「Xバンド」、小型オービスの「Kバンド」の個別に行う事が可能で、警報音も別々になります。

この辺りは他の2019年モデル「ZERO 706V」などと同様ですね。

その他の機能も全く同じかと思いきや、多少の改善点もある模様です。

レーザーの探知能力以外の面での他の2019年モデルとの違いとしては、警報対象によってアラームの種類を変更出来る点が挙げられます。

「ZERO 706V」の場合には一括して「アラーム設定」であったものが、「ZERO 807LV」では以下の4種類となっています。

①オービス

②Xバンド

③Kバンド

④レーザー

警報の切り分けは、「捕まらない目的」での実用性の面ではどっちでも良い様な気もしますが、面白い機能ではあります。

レーダー探知の誤報に関しては、「ZERO 704V」と比較を行いましたが、旧モデルと比べると誤報は明らかに減っています。

いずれも全ての感度MAXで往復40kmの行程でテストを行いましたが、誤報の回数は「ZERO 704V」が7回に対して「ZERO 807LV」はたったの1回です。

これはかなり良い感じに誤報対策が行われているのではないでしょうか。

レーザーの探知の感度と誤報について

レーザーの探知能力に関しては取締りに遭遇していない為、全く未知数ですが今のところ誤報は全くありませんので、ユピテルのレーザー探知モデルよりも誤報が少ない印象ですね。

固定式小型オービスでの警報の出方

固定式小型オービスでの警報は、通常の固定オービス扱いでカウントダウンが入り、レーダー波探知の警報は鳴りませんでした。

なお、今回は「ZERO 704V」と並べて北本市の小型オービスでの警報テストを行ったのですが、「ZERO 704V」が次の二つの問題行動を起こしました。

①あろうことか、途中で勝手に小型オービスを警報対象から外した

②更に探知しているレーダー波を勝手にキャンセル対象にした

コムテックはやはり警報のアルゴリズムがおかしな事になる事がありますね。

「ZERO 807LV」の総評

ユピテルのレーザー探知モデルとの比較については後日別途記事を作成しますが、コムテックの旧モデルと比較すると正常に進化していると言う印象を受けました。

個人的に苦手だった操作性も静電式タッチパネルの採用により改善されてますし、誤報も減っていますので、バランス的には随分良くなったと感じますね。

ユピテルと比べると、相変わらず以下の点では劣っています。

①一般道・高速道路の特定精度が甘い

②フルマップレーダースキャンがないので、警報対象の位置が分かりにくい

③進行方向を右左折してすぐの警報対象をスルーする事がある

実は既に大阪まで往復して、「A350α」と「ZERO 807LV」のレーザー探知と誤報のテストを行ってきたのですが、「個人的に好きなのをどっちか一台選べ」と言われたら、以前は「ユピテル!」と即答出来たんですがこれは迷いますね…。

これは難しい!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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