※2018年5月21日~「ATOTO A6」のミュート機能について追記しました。

GoogleのAndroid AutoやAppleのCarplayなど、スマホのアプリを使用できるカーナビやカーオーディオが普及し始めてから数年が経過していますが、日本の特殊な道路事情の問題や、これらの機能を搭載するカーナビやオーディオがそれぞれのカテゴリーでスーパーハイエンドの位置づけとなっているなどの理由で、日本国内ではその話題性の割にほとんど普及していないと思われます。

Android AutoとCarplay搭載モデルは高すぎる

紋切型に決めつけるのはどうかと思うのですが、そもそもスマホをヘビーに使いこなすユーザー層と従来型のカーナビに慣れ親しんできたユーザー層とでは、カーナビに求める機能に大きなズレが生じていると考えられます。

私自身はどちらもそこそこに使っていますが、スマホの操作感やネットの利便性になれてしまうと、カーナビのモッサリした動きとネットを閲覧できない制約には物足りなさを感じますし、その一方で無料カーナビの案内能力は渋滞回避のオートリルート、交差点での親切な案内、測位の精度などの面で従来のカーナビには劣っていると感じるのも確かです。

比較的使い易いYahoo!カーナビでも、目的地を入り組んだ路地などに設定すると並行する別の道路に案内されてしまう事があります。

そう言った部分を考えるとスマホのアプリを操作可能なAndroid AutoやCarplayを搭載したカーナビの有用性は確かにあるとは思います。

ただし、スマホのヘビーユーザー層からすると従来型のカーナビは価格が高いくせに不便で操作にストレスが溜まり、Android AutoやCarplayの搭載モデルとなると「あり得ないくらい高額」と感じるのではないでしょうか。

また、対応するアプリはスマホで使用できるものが全てではなく、非常に限られているのもマイナスポイントとなっています。

2018年現在ではパナソニックとケンウッドの最上位モデルでAndroid AutoやCarplayに対応したカーナビが展開されています。

■ パナソニック ストラーダ 美優ナビ

■ ケンウッド彩速ナビ

また、一部のカーナビレスのオーディオユニットの中にもこれらの機能を搭載したモデルが販売されています。

■ 2DINオーディオ14モデルの比較

 

また、家庭でのテレビの視聴率は下がり続けており、特に若い世代では音楽は配信アプリを利用したり、動画もYoutubeなどで視聴する比率が高くなっていますので、従来型のCDやDVD地デジなどの機能は不要であると考えている人が増え続けていると思われます。

一方で日本のカーナビメーカーのこれらのニーズに対する動きは極めて鈍く、相変わらずCD・DVD・地デジの有無などでグレードの差別化を行っており、スマホユーザーからすると不要な機能が多く価格が高いだけのものとなってしまっています。

CD・DVD・地デジなどのメディア機能はカットして、カーナビとAndroid AutoやCarplayと、USB・SD・Bluetooth・テザリング機能だけを搭載し、価格を4~5万円台まで下げればかなり普及するのではないかと考えています。

現状のカーナビメーカーの動きは全く逆で、Android AutoやCarplayは最上位モデルの付加機能となっていますが、Android AutoやCarplayをエントリー機能としたモデル構成として、上位はCD・DVD・地デジなどの機能をプラスする形にした方が良いのではないでしょうか?

ただ、ナビゲーション機能の開発に特化したカーナビメーカーが率先してAndroidやiOSで動かせるナビアプリの開発をしていかないと、今後のカーナビ市場は更にアプリの開発を行うIT系の企業に喰われて行くのではないかと思われます。

Android Autoではなく、Android OSそのものを搭載したオーディオ端末

昨年カーナビレスのコペンを購入した事で、従来型のカーナビではなくタブレットなどを使用したナビアプリの活用方法などについて模索してきました。

■ タブレット車載ホルダー おすすめ8選

■ カーナビアプリはどこまで便利に使えるのか?

■ Yahooカーナビは圏外でオフラインになるとどうなる?

■ 車のWiFiの使い方 そもそも車載Wi-Fiは必要なのか?

現状では8インチのタブレットとモバイルルーターを使用してYahoo!カーナビを利用しています。

以前はタブレットを車に置きっ放しにしていましたが、最近では電子書籍を読んだりする為に家で保管する事が多くなり、車に乗る際に毎回セットし直すのがやや億劫になりつつあります。

また、タブレットのみでは音楽などが車のスピーカーから再生できない為、もともとついていた1DINのケンウッドのオーディオと併用しているのですが、タブレットを設置するとオーディオの操作パネル、もしくはエアコンの吹き出し口、エアコンの操作パネルが隠れてしまいます。

コペン自体が快適さとは激しくかけ離れたコンセプトの車である事から、この程度は許容範囲であると考えてはいますが、出来れば市販のタブレットがポン付け出来るオーディオユニットが欲しい…と感じていました。(そんなものはないですよ)

Android OSを搭載したオーディオユニットはぼちぼち出始めている

Amazonなどを眺めていると、この数ヶ月でAndroid OSを搭載した中国メーカーのオーディオユニットが安価で出回り始めています。

 

中国メーカーのオーディオユニットは、取り付けに若干の工夫が必要であったり不具合の発生も多いようなので、車の電装部品の取り付けにある程度の心得がなければリスクが大きいと感じており、今まで敢えて積極的に紹介はしてきませんでしたが、これらの製品は品質に問題はありそうなものの、機能面では日本のメーカーが敢えて攻めない部分を搭載している為、一考の価値はあるのではないかと感じています。

Android Autoとは何が違うのか?

Android Autoとこれらのオーディオユニットとの違いは、Android AutoがスマホやタブレットのAndroid OSを利用しつつ、操作系などでの連動を行っているのに対して、これらのオーディオユニットは端末自体がAndroid OSで駆動します。

つまり、オーディオユニットにタブレット端末がボルトオンされた状態であると言えます。

Android AutoやCarPlayは対応するアプリが少ない点がマイナスポイントですが、Android OSを搭載したこれらのオーディオユニットは、OSのバージョンなどの制約はあるものの、基本的には全てのAndroid OSが使用可能であると思われます。(現物を手配していますので後日検証しますが)

一方でラジオの受信は可能ではあるものの、CDやDVD、地デジの再生機能などは上のグレードにしか付帯せず、メディア対応についてはSD・USB・Bluetoothなどが最低ラインとなっています。

まあ、スマホユーザーのニーズを考えるとあるべき姿だと思いますね…激しく。

通信機能の面については、端末そのものにはネットと接続する機能はないWiFiモデルとなりますが、スマホのテザリングやモバイルルーターなどを使用する事でネットと接続する事が可能です。(USBテザリングとWiFiテザリングのモデルがある模様)

※未確認ですが、USBポートにドングルを使用してスマホと接続すると、Android AutoやCarPlayの機能やアプリも使用が可能になるようです。(日本だとボッタ値なので、海外から個人輸入した方が良い気がします)

 

肝心のカーナビアプリについては、確かにカーナビメーカーのナビ機能と比べると案内精度や案内の分かり易さの面で劣りますが、普段からスマホの小さい画面でナビを使用しているようなユーザーにとっては乗り換えの価値はあるのではないかと思いますね。

ただし、オーディオの音質はかなり微妙なものもあるようですので、手放しでおすすめ出来るという訳でもありません。

モデルごとの機能と接続方法

ここではAndroid OSを搭載したオーディオユニットについて、サイズ・機能・取り付け方法などの違いを説明します。

CD・DVD・地デジなしモデル

今回手配してみたのは以下の製品になります。

 

今のところ、Amazonでは2DINモデルとワイドモデルで5つのタイプが出品されています。

サイズに関しては2DINとワイドになっていますが、車種によっては若干の干渉や隙間が発生する可能性はあります。(日本のメーカーのモデルでも車種によっては化粧パネルをつけないと隙間が空くものはある)

  • ワイドモデル~20.5cm(幅)×10.4cm(高さ)
  • 2DINモデル~17.3cm(幅)×10.4cm(高さ)

スペックの差については、内部メモリが1G/2G、ストレージが16GB/32GBとなっています。

メモリは重いアプリを使用した時の操作が遅くなる限界値の高さ、ストレージはインストール可能なアプリの数などに影響します。

※microSDスロットにアプリをインストールする事は出来ないようですが、Amazon プライムビデオなどのコンテンツデータをmicroSDにダウンロードする事は可能でした。

その他、物理ボタンの有無などの違いもありますが、今回はタブレットっぽいデザインのボタンなしの17.3cm/2G/32Gのモデルを選択しました。

付属品は分岐ハーネス、USBケーブル×2、GPSアンテナ、WiFiアンテナ、外部マイク、ブラケットなどになります。

なお、車両との接続の際には車両から出ているカプラーと接続するためのメーカー別のハーネスカプラーキットが必要になります。(製品には日産用のハーネスが付属するとのレビューがあり)

 

 

※OEM車種になどは別のメーカーの物が必要な事もある。(日産モコ→スズキMRワゴンのOEMなど)

接続については本体付属のハーネスにはキボシ処理がされていませんので、電工ペンチでキボシ処理が必要になります。

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こちらのモデルの使用感については後日報告します。

DVD・地デジありモデル

こちらのモデルはCDは非搭載、DVDとフルセグ地デジに対応しています。

 

CD・DVD・地デジありモデル

以下のモデルはAndroid OS搭載の上、CD・DVD・フルセグ地デジなどのメディアにも対応しています。

 

価格もそこまで高くないですし、コスパは高そうですね。(デザインがやぼったいのが気になりますが)

ただし、車両との接続端子がRCAとなっている為、ケーブルを切断してキボシ処理する必要がありそうです。

大画面モデル

こちらは10.1インチの大画面モデルです。日本のカーナビ市場は廉価モデルと大画面モデルの二極化が進んでいますが、7インチとの価格差はそれほどありませんね。

 

 

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1DINモデル

こちらはある意味希少な1DINモデルです。

CD/DVD/地デジなどのメディアには対応していません。

 

 

こちらはDVDメディアに対応し、バックカメラも付属しているようです。(詳細説明なし)

Android OS搭載のカーナビとオーディオのまとめ

以上、Android OS搭載のカーナビ、オーディオについて紹介しました。

おそらく、生産地の背景や価格の面なのを考えると日本のカーナビメーカーは今後も手を付けないゾーンかと思います。

現状の選択肢は良く分からない中国メーカーの物しかありませんので、品質面での安定性は疑問符が付きますが価格がかなり安いので自分で取り付けが出来る方には安い買い物になる可能性はありますね。

取り付けに関してはハーネスなどを用意すれば店舗などに依頼する事も可能なケースはあるかと思います。

ただし、これらのユニットは今のところ取り付け店舗にとってはやや特殊なパターンかと思いますので、事前に内容をよく確認した方が良いでしょう。

また、品質面での安定性は怪しい部分がある為、不良品を引く可能性があります。

その際の取り付け・取り外し工賃は自腹になる事は覚悟しておいた方が良いでしょう。

■ 工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

■ カーナビの取り付けは意外と簡単

自分で取り付け出来る方にはなかなか良さそうです。

ATOTO A6のレビュー

早速「ATOTO A6」が届きましたので実機レビューを追記します。

 

 

まだほとんど使い込んでいませんので使用感についてはに後日追記する事にして、取り付け手順にを中心に記載します。

地デジアンテナがないので普通のカーナビに比べると技術的には楽だが

「ATOTO A6」は地デジ非対応のモデルなのでピラーを外さなくても取り付けが可能な分、普通のカーナビよりは取り付けが楽でした。(GPSアンテナの置き場所によってはピラーを外す方が綺麗に仕上がるが)

ただ、その一方でハーネスが一切キボシ処理されていない為、これらの処理に時間が掛かりました。

手順としては以下の通りとなります。

既存のオーディオを抜き取る

もともとこう言った形でケンウッドの5年位前の1DINオーディオがはまっており、下段にタブレットホルダーを設置していました。

L880Kコペンの場合はカーナビの脱着はかなり楽な部類に入ります。(なんせパネルを1枚剥がすだけなので)

フロントパネルを外してからオーディオを固定している4本のネジを外します。

ネジを外したら背面のケーブルを全て抜きます。(今回はラジオのアンテナとカプラー1個、ボディアースだけでした)

なお、既存のカプラーがどのようなものか確認していなかった為、再使用出来ないようであれば以下のようなものを買いに走ろうと思っていましたが、幸いながら再使用が可能でした。(少し配列が違いましたがどうにかなるレベル)

 

 

因みに上のハーネスキットは10P+6Pなのですが、6Pの方はリアスピーカーの配線のみとなりますので、リアスピーカーのないコペンには不要です。

なお、付属品として以下のようなハーネスキットが入っていましたが(日産車用?)、コペンには使用出来ません。

取り付けステーは純正の物が問題なく使用できた

取り付けステーは以下のようなものが同梱されていますが、おそらく国産車でこの形状が合うものはほとんどないのではないかと思います。

幸いにして純正のステーがバッチリはまりましたので、不揃いになっていたネジだけ付属の物を使用しました。

各ケーブルの接続を行う

なお、「ATOTO A6」の裏から生えているケーブルは以下の18本になりますが、使用しないものもあります。

①オレンジ線…ラジオアンテナコントロール、アンテナブースターの電源の出力~キボシ処理を行い、カプラーに接続

②紫線…バック信号の入力~カプラーには含まれていなかったのでエレタップで割り込み

③茶色線…追加アンプ電源の出力~追加アンプはないので使用せず

④赤線…ACC電源入力~キボシ処理を行い、カプラーに接続

⑤白/オレンジ線…ステアリングリモコン-線~リモコンは使わないので使用せず

⑥赤/黒線……ステアリングリモコン+線~リモコンは使わないので使用せず

⑦黒線…アース、途中で2又に分かれていた為(1本はステアリングリモコン用の模様)、2本ともクワ型キボシ端子処理を行い、固定用のステーと車体のボルトに固定

⑧ピンク線…通常のカーナビの場合にはパーキング信号線につなげて停車中である事を認識させますが(マイナスコントロール)、説明書には接続しなくてもカーナビが操作できなくなる事はない旨の記載があった為、使用せず

⑨青/黒線…リア右側スピーカー-線…リアスピーカーがないので使用せず

⑩青/白線…イルミネーション信号を入力し、ライト点灯の時は画面の明るさを落とす~キボシ処理を行い、カプラーに接続

⑪緑/黒線…リア左側スピーカー-線…リアスピーカーがないので使用せず

⑫灰/黒線…フロント右側スピーカー-線~キボシ処理を行い、カプラーに接続

⑬白/黒線…フロント左側スピーカー-線~キボシ処理を行い、カプラーに接続

⑭青線…リア右側スピーカー+線…リアスピーカーがないので使用せず

⑮黄色線…スリープ状態保持の為の常時電源の入力~キボシ処理を行い、カプラーに接続

⑯緑線…リア左側スピーカー+線…リアスピーカーがないので使用せず

⑰白線…フロント左側スピーカー+線~キボシ処理を行い、カプラーに接続

⑱灰線…フロント→右側スピーカー+線~キボシ処理を行い、カプラーに接続

結局使用したのは、ACC・常時・イルミ・アース・バック信号・アンテナコントロール・スピーカー類のみで、車速パルス信号線などはもともと生えていませんでした。

キボシ処理をするのも面倒でしたが、使わない線の絶縁も数が多いので時間が掛かりました。

裏面は結構スッキリしており、刻印で何を指す場所なのかは見れば分かるようになっています。

因みにUSB-Aポートは3個ありますがケーブルが2本でそのうちの片方が二又に分かれています。

※二又のうちの片方は短いですがこれは専用のドラレコ接続ケーブルです。(今回は使用せず)

これらのケーブルとWiFi・GPS・マイク(使わなくても本体前面にマイクはあるが)などを接続して起動チェックを行いました。

因みにバックカメラはAUTO・VOXのドラレコに映像を出力するタイプのものが付いていましたが、端子の形状が合わない為、変換コネクタを手配中です。

動作のチェック項目

バックカメラ以外の接続が終わった後は以下の動作の確認を行いました。

①FM・AMラジオの受信状況

②WiFiの接続状況(とりあえず今のところモバイルルーターしか使用しておらず)

③Google mapでのGPSの測位状況

④バックギアに入れた際の画面の切り替わり(バックカメラを接続していないので画面は切り替わったが、警告メッセージが出た)

⑤マイクの音声認識状況

一通り動作の確認が出来た為、仮留めです。

周囲に若干隙間が出来るのですが、化粧パネルを被せると割と綺麗に見えます。

ただ、このパネル用の両面テープなどが付属していませんでしたので後で切り貼りするようですね。(笑)

起動時間は2秒なのだが、待機電流が気になる

通常のAndroid端末は完全に電源オフの状態から起動させるとそこそこ時間が掛かりますが、どうやらこのモデルはエンジンオフ(ACCオフ)でACCからの給電が途切れるとスリープモードに入り、常時電源からの給電でスリープ状態を保持するようです。

この状態からエンジンをオンにすると2秒で起動が可能なのですが、通常のスマホやタブレットの画面をオフにした状態と同じような状態なので、そこそこ待機電力を消費している可能性が懸念されました。

確かコペンのバッテリーは32Ahだったと記憶しており、1ヶ月程度車に乗らなかった時に一度バッテリー上がりに見舞われた事があります。

■ 車のエンジンが掛からない時に疑わしい原因と対策

今回、デフォルトの状態での暗電流と「ATOTO A6」をスリープさせた状態での暗電流を計測してみました。

 

デフォルト状態での暗電流は40~50mA、をスリープさせた状態での暗電流は60~70mAでした。

概ね「ATOTO A6」をスリープさせた時には12V/20mAの電流が流れている事になりますね。

 

週に何日か必ず乗る車なら問題ない範囲かと思うのですが、「ATOTO A6」を取り付けたコペンの場合には仮に満充電の状態からであっても、32000mAh/70mAhで457時間=19日でバッテリーが空になります。

空になる前にセルが回らなくなると思いますので、2週間放置すると結構ヤバい感じになるかも知れません。(まぁ、「ATOTO A6」スリープさせなくても3週間くらいでヤバくなりそうですが…)

 

対策としては2つの方法があり、1つ目は「ATOTO A6」の黄色線を常時電源ではなくACC系統に接続する方法、2つ目は黄色線とアース線の一つを外部バッテリーに接続する方法となります。

黄色線を常時電源ではなくACC系統に接続した場合

この場合にはACCをオフにすると「ATOTO A6」がシャットダウンされ、オンで一から起動を開始します。

起動には50秒ほど掛かります。

12V外部電源を使用した場合

今回はドライブレコーダーの駐車監視用バッテリー「UPS300」を使用してのテストを行いました。

 

 

「UPS300」に「ATOTO A6」の黄色線、アース線を接続する為には以下のようなプラグが必要です。

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接続手順は非常に簡単で、上記のプラグの+線に「ATOTO A6」の黄色線を接続、-線に「ATOTO A6」の二又に分かれたステアリングリモコン用の黒アース線を接続します。(アース線を分岐させても良いと思います)

後はエーモンのプラグを「UPS300」のバックアップソケットに挿し込み、背面のバックアップ出力のスイッチをオンにするだけです。

この方法でACCオフ時のスリープ用電力を「UPS300」から供給する事が可能でした。

まあ、「UPS300」は3.7V/7800mAhなので12V換算では2405mAh程度となります。

20mAhのスリープ状態を継続すると120時間でバッテリーが空になりますので、5日間程度しか維持できないと思いますが、初回の起動は時間が掛かったとしてもコペンでナビを使う時はそこそこ距離を走りますので、駐車→発車時の復帰に関してはクイック起動が維持できるかと思います。

※予想通り5日間くらい電源が持ちました。

AV機能についてはそこまで悪くはない印象

アマゾンのレビューを見ているとBluetooth経由の音質が酷いとの評価がありますが、私の場合イコライザー設定を変更すればそこまで酷いとは感じませんでした。

そもそも私のコペン自体がスピーカーがかなりショボいようで(純正なのか社外品なのかは不明)、ツイーターに至っては音量を上げると音割れするような状態なのでもともと音質はショボいのですが、くぐもったような「酷い!」と言う感じではないと思います。(音の聞こえ方は車のスピーカーにもよりますし、年齢で大きく異なり、個人差も大きいので参考までに)

コペンの場合にはどちらかと言うとスピーカーの方がボトルネックになっていると感じます。

CDとDVDドライブはありませんが、音楽に関してはモバイルルーター・スマホ経由で通信を行い、以下のような音楽配信アプリを使用すれば良いと思います。

■ Amazon Prime Music

■ Amazon Music Unlimited

■ レコチョク

■ SMART USEN

動画に関しては通常のスマホやタブレットと同様にAmazonプライムビデオなどの視聴が可能ですが、動画のダウンロードは自宅のWiFiルーターなどを使用したいところですね。

■ Amazonプライムビデオ

因みにプライムビデオについては規約上複製不可となっていますし、他のタブレットでプライムビデオのアプリを使用してmicroSDカードにダウンロードした動画を「ATOTO A6」で再生する事は出来ませんでした。

従ってダウンロード自体を「ATOTO A6」で行う必要があります。

なお、パソコンなどで動画をキャプチャーしてmicroSDやUSBに保存したファイルを再生する事は可能かと思いますが、プライムビデオに関してはこの方法は違法ではないものと思われるものの、規約違反に当たります。

従って自宅駐車場で「ATOTO A6」で直接ダウンロードするか、規約上複製可能なダウンロードコンテンツをメディアに落として再生するしかないですね。

※未確認ですがAndroidAutoやCarPlayなどを使用可能になるドングルなども販売されていますので、こう言ったものを使用すればスマホなどに保存した動画なども再生が可能になるのではないかと考えられます。

操作性については若干難アリ

操作性に関してはタッチパネルの感度の面はさほど問題があるようには感じられませんが、液晶の解像度の問題でアプリなどの文字が小さく表示されたり、タップしたいリンクなどをうまく押せない場合があります。

また、正面から端末を見る訳では無いのでコントラストの弱い文字などはかなり近づいて見ないと認識が困難です。

文字の大きさを変更してもアプリには反映されていない感じです。(アプリ個別に設定がある場合も?)

まあ、この辺りは「ATOTO A6」と言うよりもAndroid OSの仕様かと思いますので今のところ改善は難しいのかも知れませんね。

そう言った部分を勘案すると、インターフェイスなどの部分でAndroidAutoやCarPlayなどの車載専用システムも見るべき部分はあるのかも知れません。

その他もろもろの気になるポイント

アマゾンの評価でマイナスポイントとして指摘されている項目がいくつかあるのですが、そのうち確認が出来たものについての状況を報告します。

WiFiのつながりが悪い

WiFiのつながりが悪いと言う指摘がありますが、こちらでテストした限りでは2種類のモバイルルーター、iPhone 7でのテザリングのいずれのケースでも通常のWiFi接続と同様に数秒でつながっています。

ただし、iPhone 7でのテザリングの際については初回時のみ接続やたらと時間が掛かりました。

なお、そのようなケースでは以下のような処理が推奨されています。

A6が携帯電話のホストに接続できない場合は、ツールのようなピンを使ってフロントパネルのリセット穴からATOTOヘッドユニットをリセットしてください。その後、システムが再起動し、Wi-Fi接続がインターネットにアクセスできるかどうかを確認します。

起動の際に毎回ラジオが立ち上がる

ラジオを停止し、何れのアプリを起動していた状態でも再起動の後には必ずラジオが立ち上がります。

アプリごとの音量が大きく異なり、特にラジオの音量が大きい為、そのままでは再起動の度にラジオが大音量で流れるという事になります。

アマゾンのレビューでAUXアプリを立ち上げておくとラジオの音声が流れないとの記載がありましたので試してみたところ、AUXアプリを立ち上げた状態ではラジオが起動しない事が確認出来ました。(AUXアプリがバックグラウンドで起動していても同様)

ただし、バックアップ用の電源を繋いでいないと、毎回最初から再起動を始めますので、起動に時間が掛かる上に大音量でラジオの音声が流れます。(笑)

GPS測位の精度とカーナビとしての使用感について

5月に入ってボチボチ本格的にテストを行っています。

カーナビアプリの問題もあるかと思いますが、巷で言われているようなGPSの測位の精度の低さは感じられず、そこそこ便利に使えていると言う印象です。

Yahoo!カーナビ自体が渋滞情報を考慮してルート提示を行いますが、おそらく渋滞方法の変化に対してオートリルートは行わないので市販のスタンダードクラス以上のカーナビと比べると案内精度は落ちるかと思いますが、そこまでシビアに所要時間を考えないのであれば、ほとんど問題ないレベルかとは思います。

測位の精度と言うより、案内が不親切と言うか、目的地のお店の裏側に案内されたり…という事は時々ありますね。

これは案内のアルゴリズムの問題かと思います。

諸々の精度や使い勝手を上げるなら有料のカーナビアプリを使用する方法が手っ取り早そうです。(後日テストします)

 

マイクに関してはフロントの剥き出しの物を使っていますが、音声認識精度はそこまで悪くなく、ケンウッドの音声認識アプリ「VOIPUT」なんかよりは全然良いと思います。(「VOIPUT」自体が微妙ではあるのですが)

カーナビアプリ案内時のミュート機能について

ミュート機能に関しては、基本的にOS上で複数のアプリを動かした際の挙動の組み合わせの問題になるかと思います。

今のところ…

①ラジオ起動時+「Yahoo!カーナビ」・「Google map」の起動時には案内音声が流れる際にラジオの音声が絞られます。

②iPhoneの「Bluetooth音楽再生」+「Yahoo!カーナビ」・「Google map」の起動時には、Bluetoothの音声が絞られます。

③Androidアプリの「レコチョクBestライトプラン」の音楽再生+「Yahoo!カーナビ」・「Google map」の起動時には、「レコチョクBestライトプラン」の音声が完全に0になります。

④Androidアプリの「パイオニアMCC2」の音楽再生+「Yahoo!カーナビ」・「Google map」の起動時には、「パイオニアMCC2」の音声に変化はありません。

音声が消える、絞られる、変化なしの3つのパターンが存在しますので、一概には言えないところですし、今後のファームアップやアプリの仕様変更でも変わって来るところでしょうか。

Android OS搭載のカーナビとオーディオのまとめ

このカテゴリー自体が今までなかったものなので、私にとっては非常に斬新で面白いガジェットであり、価格もカーナビと比べると非常に安いのが魅力です。

ただし、Android OSで動かしている為、バックアップ電源を接続していない状態からの起動は通常のタブレット並みに時間が掛かりますし、バックアップ電源電源を接続する場合には週に2~3回程度乗らない車の場合にはバッテリーの消耗度が気になるところではあります。

また、タブレットやスマホを使用した事がないユーザーにはほとんどおすすめ出来ない部分もありますね。

 

逆にスマホやタブレットを使い慣れているユーザーで、取り付けも自分で出来てしまうような方にはコスパが圧倒的ですし、なかなか面白いアイテムだと感じるのではないでしょうか?

普段、あまり乗らない車に取り付けるなら、バックアップ用に外部電源を積んでおくか、スイッチでバックアップの系統をオンオフ出来るようにするなどの工夫が必要かと思います。

例えば、以下のようなスイッチを使用して、出かける時だけオンにしておけば、その日の1回目の起動は時間がかかりますが、2回目以降はクイック起動になります。

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家に付いた時にオフにしておく事で無駄なバッテリー消費を押さえる事も可能です。

※スイッチを使用したケースでは起動が不安定になりましたので、現状では「UPS300」で運用しています。(5~6日で「UPS300」のバッテリーが切れるので、車を使う日だけバックアップをオンにしています)

(編集長 Omi)

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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