CarPlay Andriod Auto対応のAndroidディスプレイオーディオ ATOTO「S8」シリーズ

※2022年3月26日更新:S8シリーズが第二世代に更新されたので内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ここ2年くらいの間に日本の大手カーナビメーカーがCarPlay・Andriod Autoに対応したディスプレイオーディオの展開を本格化させており、トヨタも純正ディスプレイオーディオを標準装備するなど、日本国内でのディスプレイオーディオのシェアが急上昇しているように見受けられます。

CarPlay・Andriod Autoは、ようやく日本国内での認知度、普及率が高まりつつある状況です。

一方で、実はこれらの機能を搭載した製品よりも便利な機能を持つディスプレイオーディオが、以前から販売されています。

それがこれからご紹介するAndroid OSを搭載するディスプレイオーディオです。

CarPlay・Andriod AutoとAndroid OS対応品のメリットデメリット

私自身、これまでにCarPlay・Andriod Auto対応の製品と、Android OSを搭載した製品をそれぞれ2機種ずつ使用してきましたが、スマホの機能の一部を使えるだけのCarPlay・Andriod Autoよりも、ほとんど全てを使う事が出来るAndroid OS搭載品の方が多機能です。

それぞれのメリット・デメリットはこちらの通りとなります。

◆CarPlay/Andriod Auto
・起動時間や動作が速く価格が安い
・インターフェイスが車載使用に最適化されており、視認性・操作性に優れる
・動画アプリなどは原則として使えない
◆Android OS
・起動時間が遅く価格がやや高め
・アプリの表示などは車載に特化していない為、やや見にくい
・動画やその他アプリも使用可能
・動作の速度はハードウェアスペックに依存

車載での扱いやすさは、車載専用に作られたCarPlay/Andriod Autoに分があるものの、これらは安全面への配慮から動画配信アプリには非対応ですので、動画を再生したい場合にはAndroid OSを搭載した製品の方が向いています。

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ATOTO「S8」シリーズの特徴

ATOTOは、おそらく日本国内のAndroid OSを搭載したディスプレイオーディオのトップシェアのメーカーかと思われ、私も3年前に同社の「A6」シリーズを購入しました。

Android OS搭載のオーディオユニット ATOTO「A6」の実機レビュー
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最新の「S8シリーズ」は2022年現在では第二代に入り、CPUが更に新しいものにアップデートされていますので、主にAnodroidオーディオのネックになり易い動作の快適性の面が、従来品から改善されているものと考えられます。

日本で販売されている「S8」シリーズの主要機種は、こちらの4製品になります。

S8標準PremiumUltraUltra Plus
ディスプレイ7型/7型ワイド
7型10型
画素数60万画素IPS60万画素QLED
筐体サイズ2DIN
CPUARM Cortex/8コア
メモリ3G3G4G6G
ストレージ32G32G64G128GB
WiFiサポート
Bluetooth再生・通話/テザリング
USBテザリング
4G LTE-サポート
CarPlay有線/無線
Android Auto有線
仮想アラウンドビューサポート

ATOTOはこの手のAndroidオーディオのメーカーの中では、モデルチェンジのサイクルが長く、同じ製品を売り続ける傾向が強いので、スペック的には他社に劣り気味な時期がありましたが、現行のS8第二世代では主にCPUの8コア化とメモリの増設が実施されています。

特に最上位の10型モデル「Ultra Plus」では、6Gメモリ+128GBストレージを搭載しており、性能面では充分過ぎると予測されます。

その他、「S8」が「A6」と異なる点は、CarPlay・Andriod Autoに対応している点、バックカメラの仮想アラウンドビューに対応している点、4G LTE接続に対応している点、の3つになります。

※4G LTEはUltraのみ

価格帯がそこそこ高めなので…

「A6」シリーズは1万円台~という価格設定が魅力でしたが、性能・機能面ではアップデートされてはいるものの「S8シリーズ」は価格が高めです。

「A6」シリーズでもメモリ2G以上の製品であれば動作面でのストレスはほとんど感じませんでしたので、敢えて価格の高い「S8」シリーズを選ぶかどうかはユーザーの好みや考え方次第です。

ガジェット好きであれば新しいものを試してみたくはなりますが、コスパ優先なら「A6」シリーズがおすすめです。

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