※2021年1月11日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!Omiです。
アフターパーツのカーナビはスマホやタブレットのカーナビアプリや、車両と一体化してカーナビレスの選択肢がないメーカー純正ナビにシェアを喰われまくって年々市場規模が縮小しています。
このような要因によってカーナビ市場が衰退期に入ってから久しいですが、ポストカーナビの流れとしてユーザー目線で最も期待しているのがパイオニアの「DMH-SF700」や、アルパインの「BIG DA」を含む「ディスプレイオーディオ」と言うカテゴリーです。
因みに「ディスプレイオーディオ」はユーザー目線では大いに期待したいカテゴリーではあるものの、カーナビメーカーから見ると儲かりにい薄利多売で稼ぐしかない苦肉の策から生まれたものかも知れません。(笑)
最近はカーナビ、オーディオ関連であまり興味を引くようなアイテムがなかったのですが、2020年にはパイオニアに続いてアルパインも市場に参入していますし、今後は「ディスプレイオーディオ」のカテゴリーが伸びてくる可能性がありますので、その特徴を見て行きつつ、おすすめモデルをご紹介します。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
ディスプレイオーディオの定義と歴史
ここで言うところの「ディスプレイオーディオ」とは、車載カーナビからカーナビソフトの部分を切り捨てたディスプレイ付きのマルチメディアプレイヤーを指し、この狭義の「ディスプレイオーディオ」としては2013年10月に発売されたスマホとのミラーリンク機能付きのパイオニア「SPH-DA99」が初物ではないかと思います。
8年前にこう言った製品にチャレンジするパイオニアの「冒険心」はなかなか素晴らしいものがあると感じますが、2年に一度くらいの頻度でモデルチェンジを繰り返しつつ、「SPH-DA99」の基本コンセプトは2020年5月に発表されている「DMH-SF700」や「FH-7600SC」に受け継がれています。
パイオニアは世の中のマスになる前の新しい発想の製品を仕掛けてくる傾向が強く、その中には不発に終わって黒歴史化するものもあるようですが、「SPH-DA99」は発売時期が早過ぎた為に大部分のユーザーがついて来れなかったようで、2017年くらいまではこの手の「ディスプレイオーディオ」はほとんど売れていなかったようです。
因みに2017年以降は「ディスプレイオーディオ」がそんなに売れてるのか?と言われると…、ケンウッドがその時期から市場に参入して2020年時点で一度撤退している事から、あまり売れていないのだろうと推察されます。
売れなかった最大の理由は、スマホユーザーにとっては5~6万円台と言う価格帯が高すぎたから…だと思います。
ここ3年くらいでカーナビ各社のエントリーモデルは上位モデルからの機能の落とし込みが進み、必要十分な機能を搭載した上で4万円台で推移していましたので、カーナビ機能を外したにも関わらずカーナビよりも高い「ディスプレイオーディオ」はいらない!と言う評価をするユーザーが多かったと言う事でしょう。
一方で2018~2019年の掛けてのパイオニア「FH-9400DVS」シリーズ(2020年に廃盤)に限っては4万円前後の価格帯で売られていましたので、そこそこ調子が良かったのか、2019年にはグレードが増えて「FH-8500DVS」と合わせて2グレードでの展開となりました。
さらに2020年にはこれらが3系統に分化して、①ポン付けタブレット型の「SDA-700TAB」+「FH-7600SC」、②9型100万画素のフローティング1DINモデルの「DMH-SF700」、③6.8型インダッシュ2DINモデルの「DMH-SZ700」の展開に至ります。
また、アルパインも2020年モデルでのディスプレイオーディオデビューに続いて、2021年モデルでは4型番に展開モデルを拡大していますし、ケンウッドも2020年後半には従来よりも低価格ゾーンでディスプレイオーディオに再チャレンジしています。
ディスプレイオーディオには2つのカテゴリーがある
2021年時点では日本国内で流通してうるディスプレイオーディオはこちらの2種類に大別されます。
①LinuxやWindowsなどの従来からカーナビで使われていたOSで動く、CarPlayやAndroid Autoに対応した製品群、アプリ動作はスマホが担当するので動作は押し並べて軽い
②Android OSを搭載して各種アプリを直接インストール&動作させる事が可能な製品群、直接アプリを動かす為にハードウェアスペックが低いと動作が重くなる
従来型のOSでCarPlay・Android Auto対応品
LinuxやWindowsなどの従来型のOSの製品は、AppleやGoogleが開発したCarPlayやAndroid Autoを介する事でスマホのカーナビアプリと音楽配信、メッセージアプリをオーディオ側から操作・制御する事が可能ですが、CarPlayやAndroid Autoの基本コンセプトである安全面への配慮から、原則としては動画アプリは再生出来ません。(CarPlayやAndroid Autoとは別に、動画が再生可能なブラウザを搭載する機種もあるが)
アプリを直接走らせる訳ではないので動作は軽いのですが、これらの製品でAmazon Videoなどの有料動画配信アプリを使用するには、スマホのミラーリングやFire TV・ChromeCast、Apple TVなどを使用する必要があります。
超コスパのATOTO「SA102」
CarPlay・Android Auto対応品はパイオニア、アルパイン、ケンウッドなどからも発売されていますが、最低クラスの製品でも価格は3万円台半ばです。
そんな中で価格面で日本メーカーを圧倒しているのが、1万円台の低価格を売りにしているATOTOの「SA102」です。
本製品はこちらでもレビューを行っていますが、いくつか気になる部分はあるもののオーディオに特に高音質を求めない限りは普通に使えるコスパの高いCarPlay・Android Auto対応品と言う印象です。
中華メーカーなので故障率は気になるものの、とりあえずCarPlay・Android Autoがどんなもんか試してみたい方にはこの製品がおすすめです。
なお、本製品のメディア対応は必要最低限となっており、CD・DVDドライブドライブは搭載しません。
対応メディア構成はこちらの通り
・Bluetooth
・USB
・AV IN
・バックカメラIN
・EasyConnectionミラーリング
・CatPlay/Android Auto

機能面で熟成されたパイオニアの「DMH-SF700」「DMH-SZ700」
「DMH-SF700」「DMH-SZ700」は過去数年に渡り、コツコツと国内でCarPlay・Android Auto対応品を展開してきたパイオニアの2020年発売最新モデルです。
「DMH-SZ700」はスタンダードな2DIN筐体の6.8型40万画素液晶、「DMH-SF700」は1DIN筐体と9型100万画素のフローティング液晶を組み合わせた上位モデルですが、機能面では同等品となっています。
対応メディア構成はこちらの通り
・USB
・ハイレゾ:USB/Bluetooth(LDAC)
・WiFi
・WEBブラウザ
・HDMI IN
・AV IN
・バックカメラIN
・CatPlay/Android Auto/Alexa
ATOTOの「SA102」と比べると地図アプリと音楽アプリの音量が個別に調整可能であったり、WiFi接続とWEBブラウザからの動画の再生に対応していたり、HDMI INポートを搭載している事からFire TV、ChromeCast、Apple TVなどのネット動画再生ガジェットをポン付け出来ると言うメリットがあります。
実際に使用してみたところ、過去数年に渡ってこのカテゴリーの製品を展開しているだけあって流石に完成度が高いと感じました。

アルパインの直販ディスプレイオーディオ
アルパインは2020年モデルのBIG DAから、直販形態に限りCatPlay対応のディスプレイオーディオ市場に参入していますが、現状の最新機種は2021年モデルの「DA7」「DAF9」「DAF9V」「DAF11V」の4機種です。
これら4機種の機能面での組み合わせはこちらの通りです。
DAF11V | DAF9V | DAF9 | DA7 | |
---|---|---|---|---|
液晶 | 11型F/1DIN | 9型F/1DIN | 9型F/1DIN | 7型/2DIN |
HDMI IN/OUT | ◯ | ◯ | - | - |
AUX IN | ◯ | ◯ | - | ◯ |
概ねパイオニアの製品と同じような構成となっていますが、上位の2機種ではHDMI INのほか、HDMIにも対応していますので、スマホのHDMIなどのミラーリング映像やFire TV、ChromeCast、Apple TVなどのネット動画再生ガジェットを後席モニターで視聴する事が可能になっています。
機能面だけで考えるとHDMI HDMIがある分、アルパイン製品の方が多機能ですが、逆にパイオニア製品劣る点は以下の通りとなります。
・YouTubeブラウザがないのでスマホの動画メディア再生にはHDMI接続が必須
・ハイレゾの再生は有線接続のみでBluetoothには非対応
まあ、これはHDMI接続をする方にとっては大した問題ではないような気もしますね。
最上位モデルの対応メディア構成はこちらの通り
・USB
・ハイレゾ:USBのみ
・HDMI IN
・HDMI OUT
・AV IN
・バックカメラIN
・CatPlay/Android Auto

出直しのケンウッド「DDX5020S」
ケンウッドは2018年に地デジやDVDドライブなど、ほとんどフル装備のCarPlay対応ディスプレイオーディオ「DPV-7000」を販売していますが、価格がユーザーのニーズに合わなかったらしく、短期間で販売停止となりました。
その後、パイオニアが主導して盛り上げたCarPlay・Android Auto対応のディスプレイオーディオ市場の情勢を見て2020年には「DPV-7000」の機能を絞って価格を下げた廉価モデルの6.8型液晶モデル「DDX5020S」を発売しています。
機能構成的にはエントリーカーナビからカーナビソフトと地デジを外したようなもので、こちらの通りとなります。
・USB
・ハイレゾ(USB)
・CD/DVD
・AV IN
・バックカメラIN
・Androidスマホのミラーリング
・CatPlay/Android Auto
HDMIポート非搭載ですのでネット動画メディアとは相性が悪いですが、CDは必須と考えている方向けの製品です。

Android OSを搭載した製品
一方でAndroid OSで動くディスプレイオーディオは、タブレットと同様に直接スマホのアプリをインストール&使用可能ですので、動画配信アプリやその他のアプリも全般的に使用できるのがメリットです。
従って有料動画配信アプリに関してもFire TV・ChromeCast、Apple TVなどを使用する事無く、直接視聴が可能です。
ただし、直接アプリを動かす為にハードウェアスペックが低いと動作が重くなると言うデメリットがあります。
パイオニア「FH-7600SC」+「SDA-700TAB」
パイオニアの「FH-7600SC」は2DINの液晶なしオーディオですが、こちらに脱着可能な8型Androidタブレット「SDA-700TAB」を装着する事でAndroidオーディオとして使用が可能になります。
日本の大手メーカーとしては初の試みですので期待値は高いものがありましたが、amazonのレビューを見ているとハードウェアのスペックが低い為か動きが遅くて使えないと言う意見が目立つので残念ですが次期モデルに期待と言ったところです。

ATOTO A6シリーズ
ATOTOのA6シリーズはいずれも7インチ液晶を搭載した2DIN(180mm)とワイド(200mm)の2サイズ構成で、計6モデルでの展開を行っている業界での実績No.1の製品です。
なお、3年くらい前から販売されていますが、後で10インチも追加されています。
A6 | スタンダード | Pro | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 7型 | 7型ワイド | 7型 | 7型ワイド | 10型 | |
画素数 | 60万画素 | |||||
筐体サイズ | 2DIN | |||||
物理キー | ◯ | - | ◯ | - | ◯ | |
CPU | Cortex-A7/4コア | |||||
メモリ | 1G | 2G | ||||
ストレージ | 16G | 32G | ||||
Bluetooth | 再生・通話/テザリング | |||||
WiFi | サポート |
amazonでは既に3年くらい前には販売が開始されており、私も2018年の春にこの製品を購入しています。

売れているモデルではありますが、私が使用していた個体は半年でお亡くなりになりましたのでそこそこ故障率は高いかも知れません。(取り付けが自分で出来ない方にはリスクがそこそこ高そうな?)
また、ハードウェア的にはCPUにARMの「Cortex-A7 4コア」が使用されるなど、最新の製品と比べるとスペックが厳しくなっている感があります。
①ARM省電力型CPU:Cortex-A35(1世代前がA5/A7)
②ARMバランス型CPU:Cortex-A53(1世代前がA9)
③ARMパフォーマンス型CPU:Cortex-A57/72(1世代前がA15/A17)
「Cortex-A7」はARMの1世代前の省電力型のCPU上位クラスで、パフォーマンス的にはそれほど高いものではありません。
2021年現在では「Android オーディオ」の主力CPUは「Cortex-A53/A72」 などに移行しており、下位の「Cortex-A53」ですら、「A7」の1.8倍程度の処理能力とされています。
更に最新・最上位の「Cortex-A72」は「Cortex-A53」の1.8倍の性能なので、「A7」と比べると3倍以上の性能となります。
従って「少しでも高性能のものを!」と考えているなら、ATOTOの最新機種「S8」、または「XTRONS」の製品をおすすめします。
ATOTO S8シリーズ
大人気だったATOTO「A6」シリーズの後継機が「S8」です。
こちらはハードウェア構成をリニューアルした上位後継機のような位置付けですが、価格帯が「A6」の1.8~3.7万円に対して、「S8」では3.7万円~6.0万円と価格帯も完全に上位となっています。
S8 | Premium | Pro | Ultira | ||
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 7型 | 7型 | 7型ワイド | 7型 | 10型 |
画素数 | 60万画素 | ||||
筐体サイズ | 2DIN | ||||
CPU | SC9853i/8コア | ||||
メモリ | 2G | 4G | |||
ストレージ | 32G | 64G | |||
Bluetooth | 再生・通話/テザリング | ||||
WiFi | サポート | ||||
4G LTE | - | サポート | |||
CarPlay/Android Auto | 有線 | 有線・無線 | |||
仮想アラウンドビュー | サポート |
同じ7型モデルでは旧製品の最上位のProが2G/32Gのスペックで3.7万円、新製品の日本では最下位に当たるPremiumが2G/32Gのスペックで3.7万円ですが、CPUが「Cortex-A7」ベースのものから「SC9853i」 に置き換わっています。
こちらのサイトに「SC9853i」と「MTK6750」(Cortex A53 8コア)とのベンチマーク結果が出ていますが、これを見る限りではA53の1.5倍程度の性能なのでA53とA57の中間くらいの性能と考えられます。
■ LEAGOO T5c Smartphone Features Spreadtrum SC9853i Octa-core Intel Airmont SoC
「A6」の「Cortex-A7」と比べると3倍程度の処理能力かと思われます。
その他、「S8」ではCarPlay・Android Autoをサポートするほか、仮想アラウンドビューや上位機種ではLTE接続にも対応しています。

ハイエンドな7型モデルXTRONS「TQ709」
「XTRONS」はATOTOと同じくAndroidディスプレイオーディオを専門的に販売する香港のメーカーですが、日本に支社を置くような形態をとっている事からナビソフトや地デジチューナーを追加できたり、CD/DVDドライブを搭載しているモデルを選択可能な点が最大の特徴です。
主力モデルは「Cortex-A72×2コア」+「Cortex-A53×4コア」の6コア構成のチップを採用した、ATOTO「A8」と同等程度のハードウェア性能となっています。
「XTRONS」の「TQ709」はATOTOの「S8」のUltraと同等に近いスペックの製品で、地図ソフトや地デジのOPに対応しています。
TQ709 | TQ709IPL | TQ709SIPL |
---|---|---|
7型/1024*600 | ||
2DINサイズ | ||
Android 9.0 | ||
Coretex-A72×2コア+Coretex-A53×4コア | ||
メモリ4GB | ||
ストレージ64GB | ||
Bluetooth/microSD/USB/HDMI OUT/WiFi/ラジオ | ||
- | 地図ソフト | |
- | 地デジ |
価格的には3.2万円と、ATOTOの「S8」Ultraの5万円と比べるとかなり安めとなっています。
「S8」UltraはアラウンドビューやCarPlay・Android Auto、LTE通信にも対応していますが、日本ではWiFiやテザリング用途が大半ですし、AndroidオーディオにはCarPlay・Android Autoは不要だと考えられますので、「XTRONS」の方がハードウェアの性能を高めつつ、上手く価格を抑えられていると感じます。
ハイエンドな10型モデルXTRONS「TQ100」
最近3~4年では9型以上の大画面ナビが人気となっていますが、XTRONSについてもATOTOと同様に大画面モデルが用意されています。
現行品として最も高性能なハードウェアを使用しているのが「XTRONS」の「TQ100系」で、「TQ709」と同様にCPUは「Cortex-A72×2コア」+「Cortex-A53×4コア」の6コア構成で、メモリ4GB/ストレージ64GB搭載と高いパフォーマンスが期待出来そうなスペックです。
TQ100P | TQ100SIP |
---|---|
10型フローティング/1024*600 | |
2DINサイズ | |
Android 9.0 | |
Coretex-A72×2コア+Coretex-A53×4コア | |
メモリ4GB | |
ストレージ64GB | |
Bluetooth/microSD/USB/CD/DVD/HDMI OUT/WiFi/ラジオ | |
- | 地デジチューナー |
メディア対応はBluetooth/USB/microSD/ラジオに加えてCD/DVDの再生にも対応しており、HDMI出力ポートを搭載してますのでリアモニターとの相性も良さそうです。
なお、「XTRONS」の製品はこれ以外にも下位グレードや1DINモデルもありますので、興味のある方はこちらの記事をご参照ください。

まとめ
以上、2021年向けにおすすめのディスプレイオーディオについてご紹介しました。
動画アプリを使用したい上に動作の安定性を求めるなら、やはりパイオニアかアルパインのCarPlay・Android Auto対応品にFire TV・ChromeCast、Apple TVを組み合わせる方法がおすすめです。
コスパ重視なら中華Androidオーディオがおすすめですが、取り付けが自分で出来るようでないと故障時のダメージがでかいと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
パイオニアからとうとうAlexaが搭載されたDMH-SF700が出ますね。
これまでKenwoodからもAlexaのcompanionアプリが連携したものが出ていましたが、今度パイオニアさんから出る製品はBuilt-in(スマホ不要)なので期待しています。
詳細が気になるので引き続きレポお願いします
naviko様
個人的には滅茶苦茶気になってる商品です。
今までスマホアプリのAlexa対応をBuilt-inと呼んじゃったりしてる製品もあったので。
後は時間的な問題と踏ん切りですね。
今ランエボ号に積んでいる2015彩速ナビも結構気にってたりもするので。
YouTubeが見れて、画面がカーナビとYouTubeなど2画面に設定することが出来て、Amazonプライムなど見れる、プラスアルファで出来ればDVD、テレビ視聴できるものを探して、このサイトにたどり着きました。この機能を満たして、できるだけお安いとなると、やはり、パイオニア製品でしょうか?やはり中華系は故障率が高いのでしょうか?中華系では 2din XTRONS Android 10.0でしょうか?
あと、カクついたりしないでしょうか?しないためにはCPUなどはどの程度のものが必要でしょうか?
カーナビはテザリングを使用しようと考えています。
知識がなく、たくさん質問すみません。もしお時間あればお返事頂きたいです。
まい様
条件をまとめると
・画面がカーナビとYouTubeなど2画面に設定する:これはYouTubeをHDMI経由で視聴・アプリではなくカーナビメーカーの地図を使う方法しかないです。ここで紹介しているディスプレイオーディオでは不可ですね。
・Amazonプライムなど見れる:これはAndroid OS搭載のディスプレイオーディオならそのまま可能。その他にHDMI入力端子がある製品ならカーナビ・ディスプレイオーディオを問わずFireTV、ChromeCastと合わせて使う、またはiPhoneの有線ミラーリングなどで可能です。
・プラスアルファで出来ればDVD、テレビ視聴:こちらは従来のカーナビ寄りの機能で、ディスプレイオーディオでは外付けチューナーなどが必要になります。
・中華系は故障率が高いのでしょうか?:高いと思います。私のも壊れて修理しています。(部品が送られてきて自分で交換しました)
ATOTOやXTRONSの製品は、今の所DIY好きのマニア向けと言った特性ですので、取り付けや簡単な修理が自分で出来ない場合には故障で安物買いの銭失いになる可能性もありますので、やはり日本メーカーの製品にした方が良いと思います。
候補としては
①パイオニア「DMH-SF700」「DMH-SZ700」:YouTubeの2分割は不可、カーナビはスマホアプリ、AmazonプライムはFireTV。Chromecastなどが必要(iPhoneなら有線ミラーリング可)、地デジ、DVDなし
https://car-accessory-news.com/dmh-sf700/
②アルパイン「DA9V」「DAF11V」:YouTubeの2分割は不可、カーナビはスマホアプリ、YouTube、AmazonプライムはFireTV。Chromecastなどが必要(iPhoneなら有線ミラーリング可)、地デジ、DVDなし
https://car-accessory-news.com/daf11v/
ここまでは日本メーカーのディスプレイオーディオですが、諸々の条件を考えるとディスプレイオーディオではなくHDMI入力に対応した従来式のカーナビを選ぶ方法もあります。
③楽ナビ「AVIC-RZ511/RW511/RL511」:YouTubeやAmazonプライムは、HDMIからの入力であれば地図画面との分割は可能。地デジはあるがDVDはなし。YouTube、AmazonプライムはFireTV。Chromecastなどが必要(iPhoneなら有線ミラーリング可)
https://car-accessory-news.com/carnavi-rakunavi/
④楽ナビ「AVIC-RZ711/RW711/RL711/RZ911/RW911/RL*911/RQ911」:これは上の3機種に地デジがついたものです。
⑤サイバーナビ:楽ナビ最上位機種にYouTubeのブラウザ、WiFiアクセスポイントが付いたものです。
https://car-accessory-news.com/carnavi-cyber/
全部アリにしてしまうと高くなってしまうので、何を諦めるかによりますね。ディスプレイオーディオの類はCarPlay、Android Autoでナビアプリを使うので安全基準が厳しく、地図と動画視聴が同時に出来ないようになっています。
アルパイン「DA9V」「DAF11V」であればHDMI OUT端子もあるので、地図を見ながら別モニターに動画を出力することは可能です。
こんなに詳しくご回答ありがとうございます!考えたのですが、やはりカーナビ画面は小さいので、カーナビの機能として、
Androidで、地図アプリを使用できる
テザリングを使用できる
バックモニターに接続できる
のみにして、あとはタブレット端末を別で取り付けようかなと考え始めました。
この条件を満たす1番安いカーナビを教えていただけないでしょうか、、沢山聞いてしまって申し訳ありません。
あと、その中に音楽アプリを入れたらもちろんですが車のスピーカーから音楽は流れますよね、、?
お返事いただければ幸いです
まい様
条件としては
・Androidで、地図アプリを使用できる
・テザリングを使用できる
・バックモニターに接続できる
という事ですが
①動画アプリは別のタブレットで再生し、音声だけオーディオから出力という事でしょうか?
②因みに「バックモニターに接続して」何の映像をリアモニターに出力しますか?動画アプリは別途タブレットで再生の条件ですよね?
アルパインのDA9V、DAF11Vなら、
・スマホとUSB接続しながらAndroid AutoのGoogle Mapが使える。(Android Autoはテザリングではなく、スマホのアプリを制御・出力するもので、LTE通信はスマホ内だけで完結しています)
・AndroidタブレットとFire TV、Chromecastを使えば動画アプリをHDMI再生出来る(HDMI再生中にはカーナビ画面はバックグラウンドに回る)
・ただし、その状態でもリアモニターにFire TV、Chromecastの動画を独立して出力
と言った事が可能になります。
Fire TV、Chromecastはスマホのテザリングで動きますが、1時間の動画の視聴で2GB程度の容量を食いますし、常時4Mbps程度以上の通信速度が欲しいところです。
出来ない事は
・フロント筐体でナビ画面とHDMI入力画面(Fire TV、Chromecast)を同時に表示
くらいですかね。
https://car-accessory-news.com/daf11v/
因みにDAF9Vは単品で69,800円ですので、結構高いですね。
リアモニターに独立出力という条件がつくとカーナビ・ディスプレイオーディオでも価格が跳ね上がりますし、この価格帯だと楽ナビのAVIC-RZ511/RW511/RL511が変えます。
こちらもHDMI IN/HDMI OUTポートがあるので、リアモニターへの独立再生が可能です。
また、スマホアプリは使えませんが、ナビソフトを積んでいますし、別途タブレットを用意しなくてもFire TV、Chromecastの映像をカーナビ筐体に出力・分割表示が可能です。
https://car-accessory-news.com/carnavi-rakunavi/#CDDVD
なお、スマホがiPhoneであればFire TV、Chromecastを使用しなくてもミラーリング再生出来る動画アプリもありますが、Androidの場合には機種に制約があります。
https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/carnavi/popup/hdmi/#rakunavi
また、OSのバージョンやアプリに種類によっては著作権の保護の関係でミラーリング出来ないケースもありますので、汎用性では圧倒的にFire TV、Chromecastなどの専用ガジェットを使用した方が有利です。
お返事ありがとうございます。説明不足で分かりにくい質問で申し訳ありません。
安いタブレットを別でつけて、そこからYouTubeなど流し、その音声はそのタブレットから直接で構わないです。
カーナビに求めるものとして、地図アプリが入ること、音楽アプリが入るとこ、テザリングが使えることです。
そして、バックモニターは、今、バックして駐車する際、カメラに切り替わるようになっていまして、その機能は維持したいと考えています。
音声が車から流れて欲しいというのは、カーナビに入れた音楽アプリの再生時に、その音声が、車から流れて欲しいのですが、それはもちろん大丈夫ですよね?今はその接続が上手くいかず、流れてないもので一応確認させて頂きました。
知識不足で当たり前のような質問ばかりすみません
何度もすみません。出来たら1万円代から二万円のものを探しているのですが、この機能のみでも難しいでしょうか?
まい様
こちらの2つのカテゴリーの製品は似てますが、仕組みはまったく違います。
①地図アプリがインストール出来るAndroid OS搭載のオーディオ~タブレットと同じ仕組み=テザリングが必要
②Android Autoでスマホのナビアプリの制御と画面表示が出来るオーディオ=テザリングは不要、何故ならスマホが通信して動かしているアプリをUSB接続で吸い出して表示しているだけだからです。
テザリングが必要な①のオーディオは、ガジェットに詳しく自分で取り付けまでが出来る方向けの製品なので除外した方が良いです。パイオニアからも出ていますが高い割に動作が遅く評判悪いです。
Android Autoが使える②のオーディオはATOTOなどの中華メーカーから1万円台から出ていますが、こちらもガジェットに詳しく自分で取り付けまでが出来る方向けの製品なので除外した方が良いです。(故障率が高いと思いますし、壊れた時は部品が送られてきて自分で交換する事になります)
慣れない方が安心して使える製品という事であれば、パイオニアのDMH-SZ700、
https://amzn.to/3pQz3jc
アルパインのDA7辺りが最安値ですね。
https://car-accessory-news.com/daf11v/
Bluetoothによる音楽再生はどちらでも可能です。