こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
車内での一部の5GHz帯の電波の利用解禁を含む電波法改正により、2023年の初頭には日本国内でもワイヤレスAndroid Autoが解禁されていますが、それに伴い2024年以降は無線CarPlay・無線Android Autoに対応するディスプレイオーディオがアフターパーツ市場でも増えつつあります。
因みにCarPlay・Android Autoのワイヤレス化は、車内でのワイヤレス充電と組み合わせる事で便利でスマートな車内インテリアを実現しますが、発熱によるスマホの動作速度低下や、スマホの寿命に影響を及ぼす恐れもありますので、全てのユーザーに手放しでおすすめ出来るものではないと思います。
とは言え、最近はコンビニや飲食店などでもスマホ決済が当たり前になっている為、ドライブやツーリング時に少しでも車を離れる際には、スマホのケーブルを抜き差しする必要が出て来ますので私はワイヤレス派です。
このように駐車の度にスマホのケーブルを抜き差しするのは面倒だ、と感じる方も一定数いらっしゃると思いますので、この記事ではワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoに対応したディスプレイオーディオとカーナビとをご紹介します。
ワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoに対応したディスプレイオーディオ
ワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoのいずれにも対応したディスプレイオーディオは、2025年4月時点ではパイオニアとケンウッド2メーカーから販売されています。
パイオニア
パイオニアは日本メーカーの中で、最も早い時期からCarPlay・Android Auto対応のディスプレイオーディオを展開していますが、ワイヤレス化は最新10型モデルの「DMH-SF900」で初めで実装されました。
発売からそれほど日が経っていない為か、価格はディスプレイオーディオとしてはかなりアッパーです。
正直なところ、ディスプレイオーディオは機能面での差別化が難しいと思いますが、このモデルの機能構成は以下の通りです。
※光学ドライブ無し

ケンウッド
ケンウッドは最新インダッシュモデルの「DMX5523S」でのみ、ワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoに対応しています。
HDMI入力には対応しない、必要最低限の機能構成ですが、ディスプレイオーディオにはそれほど多くの機能を求めない方も多いと思いますし、価格が安いのが最大のメリットですね。
ディスプレイサイズが7型と小さめなのがデメリットです。
ワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoに対応したカーナビ
ワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoのいずれにも対応したカーナビは、2025年4月時点ではケンウッドの彩速ナビの最上位グレードの以下2モデルのみとなっています。
機能構成はいわゆる全部アリにCarPlay/Androido Auto(いずれもワイヤレス)を追加した以下構成となります。
・Androido Auto(ワイヤレス)
・CD/DVD
・フルセグ
・ハイレゾ
・Bluetooth/USB/SD
・LDAC(ハイレゾのBluetooth再生で音質を劣化させない)
・VICS WIDE
・HDMI入力
・地図更新1年無料
まとめ
以上、ワイヤレスCarPlayとワイヤレスAndroid Autoに対応したカーナビとディスプレイオーディオについてご紹介しました。
現時点ではアルパインはAndroid Autoには対応しておらず、カープレイのみのワイヤレス対応となっていますが、今後のモデルチェンジでアルパインもワイヤレスAndroid Autoに対応した製品を発売するかも知れませんね。
コメント
初めまして!
スマホの負荷に関してはスマホホルダー等に乗せている方が蓄熱しやすいと考えております。エアコンの吹出口等に搭載される方が多いと思うのですが、長時間走行すると直射日光によって本体が蓄熱し、処理落ちすることが多いと思います…
android autoやCarplayだとその点どこにおいていてもOKなので、影になっている足元やセンターコンソール等に置けるので、結果的にはスマホの寿命を伸ばせるかなと…
ワイヤレスだと、機種によってはスマホがかなり熱を持つことがあるので、現時点では有線式の方が安心して使えますね。
ディスプレイ側の機種によって、使用する周波数帯が微妙に変わる事があるらしく、その影響もあるのかも知れません。