【2024年版】ATOTOのAndroid OSで動くディスプレイオーディオの各モデルの違いとおすすめモデル

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

ここ数年で自動車メーカーによる純正化が進んだお陰で、一気に知名度が上昇しているディスプレイオーディオと言うカテゴリーですが、中華ディスプレイオーディオメーカーとして、日本でのシェアが最も高そうに見えるのが、これらの製品を2016年以前からamazonで展開していた「ATOTO」です。

この数年間のCarPlay・Android Autoの普及により、同社の扱う製品カテゴリーも微妙に形を変えながら、相変わらず高いシェアを維持しているように見受けられますが、この記事では2024年4月時点での同社のAndroid OSで動くディスプレイオーディオの各モデルの違いと、おすすめモデルについて解説します。

ディスプレイオーディオの2つのカテゴリー

まず初めに、今までディスプレイオーディオを使用した事がない方向けに、大きな違いがあるディスプレイオーディオの2つのカテゴリーについて解説します。

・Android OSで動くディスプレイオーディオ
・Linux OSで動くディスプレイオーディオ

Android OSで動くディスプレイオーディオ

こちらは、Androidスマホやタブレットと同様に、Android OSで動く製品群です。

基本動作はAndroidタブレットと共通しており、タブレットをナビパネル内に収まるようにインダッシュ化して、オーディオ機能を持たせたような構成となっています。

機能面での特徴は以下の通りです。

・Androidタブレットと同様に、動画アプリも含めた多様なアプリを使用出来る
・ハードウェア性能が低いと動作が重くなり、快適に使えない
・CarPlay・Android Autoをサポートする機種も多い

最近ではCarPlay・Android Autoをサポートする機種も増えている事から、次のLinux OSで動く製品の上位互換機とも言える特性ですが、負荷が大きいAndroid OSで複雑な処理をさせている為に動作が不安定になるリスクがあります。

Linux OSで動くディスプレイオーディオ

こちらは動作が軽いLinux OSにて、一般的な車載オーディオに加えて、スマホに動作の負荷を負担させるCarPlay・Android Autoをサポートする製品群です。

機能面での特徴は以下の通りです。

・使用出来るアプリは、CarPlay・Android Autoでサポートされたものだけで、動画アプリは使用出来ない
・アプリの動作はスマホのマシンパワーを使う為、動作が安定する傾向が強い

ATOTOが展開するAndroid OSで動くディスプレイオーディオ

ATOTOは2016年頃から、動画アプリが使用できるAndroid OSを搭載している製品を主力で展開して来ましたが、2024年時点での同社のAndroid OSで動くディスプレイオーディオは、以下の2シリーズとなります。

A6シリーズ:2016年当初から展開されているエントリ~スタンダードグレード
S8シリーズ:ここ2~3年で追加されたハイエンドグレード

A6シリーズ

S8シリーズと比べると、CPUなどのハードウェア構成が控え目ですが、2万円台後半からと価格面でメリットがあるのがA6シリーズです。

価格は安いものの、CarPlay・Android Autoなど、一通りの機能はカバーしており、7型/9型の2種類のディスプレイサイズでの展開となっています。

・CPU:8コア
・メモリ:2GB/4GB
・ストレージ:32GB/64GB
・ディスプレイサイズ:7型/9型

9型は2GB/32GBのローエンド構成のモデルしかありませんので、性能重視ならS8シリーズを選びましょう。

S8シリーズ

A6シリーズの上位に当たるのが、ハイエンドグレードのS8シリーズです。

こちらはA6シリーズと比べると全体的にハードウェアの性能が向上しており、型番も多いのが特徴となっています。

・CPU:8コア
・メモリ:3GB/4GB
・ストレージ:32GB/64GB
・ディスプレイサイズ:7型/9型/10型
・4GLTEモデム内蔵

性能重視ならS8シリーズを選びましょう。

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