実機レビューと評価 「W103Pro」10.3インチ Carpurideポータブルナビ

こんにちは! 元エンジン要素研究員で、自称エンジニア上がりモータージャーナリストの大林寿行です。

先月、Carpurideの9インチモデル W901 Proをご紹介させて頂きましたが、8月時点で、私が投稿させて頂いた記事の中で、最もPV数が多く、興味を持たれている方が多い事が分かりました。

それに伴い、W901 Proに引き続き、最も人気のある10.3インチモデルのW103 Proのレビューの機会を頂きました。

今回のレビューの観点は、android auto、CarPlay、AIBOXを接続して使った場合の利便性と拡張性についてのレビューと評価をご紹介致します。

android autoを接続した場合

私自身は、iPhoneユーザーですので、これまでandroid autoをレビューする機会がありませんでした。

そこで今回から4輪問わず2輪車の評価機も増えていく予定から、android autoも評価出来るように、「UMIDIGI G3 Plus」という格安のandroidスマホを購入し、Carpurideに繋げて確認を致しました。

繋がり方は非常にスムーズで、Bluetoothのデバイス選択より「W113-001a4f」のデバイスを一度ペア設定をすれば、エンジンON/OFFでスマホを取り出す事なく、自動的に繋がってくれます。

その際、WiFiの接続設定も「W113-001a4f」となっており、使用状況によってandroid autoを切りたい場合は、スマホのWiFiまたはBluetoothをOFFにする事で解除されます。

再度、接続したい場合には、CarpurideのA-Autoをタップすれば、自動的に繋がってくれる利便性の良さがあります。

android autoは、YouTubeが見れる

更に、android autoは、あるアプリをダウンロードする事によって、YouTubeを視聴する事が可能です。

なぜなら、android autoのアプリのダウンロードは、Googleが管理しているplayストアのみではなく、管理外のAPKPure等からもダウンロードが出来るためです。

APKPureからダウンロード出来るあるアプリとは、Fermata autoという物で、これをスマホにダウンロードする事によって、Android autoにそのアプリが表示され、YouTube動画が見れるようになります。

更に、ブラウザーを展開する事が出来、Googleを使う事が出来るので、LaBoon!!ブログ等の閲覧も可能です。

しかし、いい事ばかりではなくて、今の所、動画はYouTubeのみに対応しているアプリになっていそうですので、トヨタのT-CONNECTと同じように、あくまでもブラウザーで展開出来る物が対象のようです。

CarPlayを接続した場合

CarPlayもandroid autoと同様で、繋がり方は非常にスムーズで、Bluetoothのデバイス選択より「W113-001a4f」のデバイスを一度ペア設定をします。

次にWiFiの接続設定も「W113-001a4f」を選択します。

ここまでは、android autoと全く同じ設定ですが、更にCarPlayの場合は、Bluetooth 接続の隣にiマークがありますが、そこをタップしてCarPlayのON/OFF設定をする必要があります。

設定後は、エンジンON/OFFでスマホを取り出す事なく、自動的に繋がってくれます。

AirPlayの接続

CarPlayは、android autoと違って、アプリがAppleに独占的に管理されており、一般的にはApp Storeからダウンロードするしかありません。

従って、android autoのようにYouTube動画を視聴出来る機能がインストール出来ませんが、Carpurideのようなポータブルナビの機能をフルに使えるようにするためには、AirPlayが非常に有効的です。

設定は非常に簡単で、スマホのCarPlay ON/OFFスイッチをOFFにして、コントロールセンターの画面ミラーリングをタップするだけで、CarPlayの画面から即座に切り替える事が出来ます。

AIBOXを接続した場合

ほとんどのポータブルオーディオは、USBポートが付いていますが、このUSB ポートは、USBメモリー内のファイルを動画再生アプリを使って視聴する物であったり、スマホの充電ポートとして使われているケースがほとんどです。

しかし、CarpurideのUSBポートは、拡張ポートとなっており、スマホを充電したり、ファイルのインポート及びエクスポートだけでなく、車載用アンドロイド端末として必要不可欠となっているAIBOXにも対応しています。

接続方法は至って簡単で、USBポートに差し込むだけで、Carpurideが即座にandroid端末搭載のタブレット化します。

ottocast を皮切りに、最近では多くのAIBOXがリリースされており、motormanonlineチャンネルでもレビュー兼車両の適合検証化していますが(笑) 車種に搭載されるディスプレイオーディオによっては、使えない場合もあります。

しかし、Carpurideの場合は、私がこれまで使用して来た範囲では、繋がらなかった事例はなく、AIBOXとの適合範囲も広くなっている事が特徴として挙げられます。

適合性は、当たり前の機能として成立していなければ、使い物になりませんので、使用する以前の話になってしまいますが、AIBOXが使える事によって、Carpurideがandroidタブレット化を果たし、android autoやCarPlayとは比較にならない拡張性を備えている事もお伝えしておきたいと思います。

総評

今回のCarpuride W103 Proでは、主にandroid auto及びCarPlayそしてAIBOXの接続した場合の観点で、利便性及び拡張性についてレビューを致しました。

今年だけで9機種のポータブルナビをレビューさせて頂いておりますのが、接続による利便性は圧倒的に高い事が分かりました。

接続の手順さえしっかりと押さえていれば、誰でも簡単に接続が出来ますし、車載ガジェットなので、即座に接続及び解除が出来なければ実用性が伴いません。

また、W901Proのブログでご紹介したDual Bluetooth内蔵型として進化したモデルとなっているので、「FM トランスミッター飛ばし」や「有線によるAUX」からの音声出力から解放されます。

音質に拘る事が出来るポータブルナビに進化した事は、この製品を購入する見逃せない注目ポイントとなっていますので、文句無しにおすすめ出来る一台である事をお伝えしたいと思います。

現在、W103 Proは、Carpurideの公式ECサイトでしか購入が出来ない状況ですので、購入を検討の方は、是非以下よりご確認下さい。割引クーポンコードも貼っておきますので、使って下さい。

■Carpuride 公式 https://carpuride.com/?ref=3hjlf72j (15%OFF クーポンコード 69 )