※2019年7月15日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

ドライブレコーダーの4K表記は、ユーザーの知識の少なさに付け込んだ悪意のあるインチキ表記、販売業者の悪意のない素人思考、または大陸の言ったもん勝ち文化により、4Kではないもの、または4Kとしての実力が発揮できない製品が「4Kで高精細」と謳われ続けてきました。

然るに4Kドラレコ=インチキ4Kと言う構図が成り立って来たのですが、このような状況を打破すべく、最近ではごく一部のメーカーから本物の4Kモデルも発売され始めています。

偽物の4Kと本物の4Kの違い

4Kを簡単に説明すると、「3840×2160=829万画素」のドットの数の規格です。

モニター側で4Kと謳われている製品でれば、これ以上のドット数がある事になりますし、カメラ側の場合には出力されるファイルのドット数が「3840×2160=829万個」以上である必要があります。

3,840個=概ね4000個=4キロ個=4Kです。

今回はカメラ側であるドラレコの話なので、出力ファイルのドット数が「3840×2160=829万個」以上である事が第一の条件です。

 

では出力ファイルさえ「3840×2160」の基準を満たしていれば良いのか?と言えば実はそうではありません。

ドライブレコーダーを含めたカメラ類は、「イメージセンサー」と言う人間の目で言うところの網膜に映像を焼き付けて、それを圧縮データとしてカードメディアに保存しています。(一眼レフなどの静止画は圧縮しない場合もあり)

人間の目の網膜細胞は1億2千万個ありますので、画素数で言うと1.2億画素になり、この信号を視神経を通じて脳に出力しています。

ところがドライブレコーダーの場合には、4K(829万画素)のファイルを出力していたとしても、それに見合ったイメージセンサーの画素数が確保されていない事があります。

例えば400万画素のイメージセンサーで撮影した粗い映像を出力ファイルの解像度だけを上げて4K解像度で出力し、4Kと謳っているという事です。

従って本物の4Kは、以下の2つの条件を満たしている必要があります。

①出力ファイルは「3840×2160」以上である

②イメージセンサーは800万画素以上である

偽物の4Kの事例

偽物の4K製品としては以下のJAPAN AVEの「GT65」が代表例になります。

高精細4K対応と謳われているにも関わらず、イメージセンサーは400万画素、最高出力解像度は「2880×2160」と、どこからどう見ても4Kではありません。

こう言ったものを4Kと勘違いして選ばないように注意しましょう。

本物の4Kドライブレコーダー

ここからは800万画素のイメージセンサーと「3840×2160」の出力解像度を備えた本物の4Kドライブレコーダーについてご紹介します。

BlackVue「DR900S」

BlackVueは韓国のドラレコメーカーでは、韓国内での知名度は低いものの、ニッチなゾーンを狙って少し変わったドラレコをグローバルに展開しているメーカーです。

■ BLACKVUE公式サイト

同社の「DR900S」は800万画素の「3840×2160」/30fpsの正真正銘の4K録画に対応した円筒型のWiFi対応の液晶なしモデルです。

リアカメラの接続にも対応した2カメラのセット仕様のモデルも存在しており、下位モデルの「DR750S」と同様にドラレコ映像を遠隔で確認出来るクラウド機能も搭載した全てがハイエンドな仕様となっています。

機能的には死角はありませんが、価格がべらぼうに高く簡単におすすめ出来る代物ではありません。

世界一高性能なドライブレコーダーBLACKVUE「DR900S」

VANTRUE「X4」

VANTUREはAUTO VOXと並んで中華メーカーの中では最も安定性・信頼性が高いメーカーですが、比較的リーズナブルな価格で800万画素のSONYのイメージセンサーを搭載した4Kモデルを販売しています。

本機に関しては実機テストを行い、コムテック・ユピテル・ケンウッドの2.5Kモデル(2560×1440)のモデルと画質の比較を行っており、やはりナンバーの認識精度は他のモデルとは一線を画すレベルの高さでした。

価格的にもそれほど高くはありませんし、駐車監視の利便性も低くはありませんので、ナンバーの認識精度を最優先で考えているユーザーは候補に入れてみるべきモデルかと思います。

ナンバー読み取り能力抜群!VANTRUE リアル4Kドライブレコーダー「X4」のレビュー、評価

MAXWIN「DVR-D019」

MAXWINの「DVR-D019」は800万画素、4Kのフロントカメラに、200万画素のフルハイビジョンのリアカメラを追加した、バックカメラ兼用タイプの2カメラドライブレコーダーです。

4Kならではのナンバー読み取り精度もさる事ながら、本機はフロントカメラの録画視野角が超広角の水平128°となっており、ドライブレコーダーとしての実用性も非常に高いのが特徴です。

4K超広角の2カメラバックカメラ兼用ドラレコ MAXWIN「DVR-D019」発売!

まとめ

以上、偽物の4Kの特徴と本物の4Kのドラレコについて3機種をご紹介しました。

VANTRUEの「X4」がある程度売れているようでしたら、おそらく他のメーカーもこのカテゴリーを狙ってくるかと思いますので、価格も崩れて来るかも知れません。

新しい物が出て来るようでしたら随時内容を見直します。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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